仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2007.10.08
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カテゴリ: 東北
昨日は10歳の娘が広瀬川の河原で、水泳のチームの芋煮会を楽しんだそうだ。たくさん食べた、と言っていた。

ところで報道では、芋煮会用の送迎バスが人気だという。飲酒運転根絶の風潮からだが、良いことなのだろう。そう言えば、娘を駅まで送り迎えするときにも、随分警察車両を見かけたような気がする。飲酒運転は絶対ダメです。

さて私も学生時代は広瀬川や名取川(秋保)で何度か芋煮会をやった。懐かしい。あの頃は酒は入らなかったですがね。今この年代になると、やっぱり飲みたくなる。爽やかな秋空でビール、そのうちぱたっと寝込んでしまいそう。

前書きが長くなったが、東北は秋田を代表に清酒の消費で有名だが、ビールはどうなのだろう。国税庁の酒のつまみ、ではなかった「 酒のしおり 」なるサイトを見た。代表的な3種類を取り上げた。合計には、焼酎、果実酒、みりん、ウイスキー類なども含まれている。
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    清酒 ビール 発泡酒 合計
青森  8.2  33.7  20.9 100.9
岩手  8.6  29.4  16.0 86.3
宮城  8.1  29.1  15.4 84.4
秋田  13.0  35.6  18.3 100.5
山形  10.8  33.0  15.2 88.3
福島  11.0  30.9  14.1 86.1 
全国平均 7.0 33.2  16.4 87.8
(平成17年度成人一人当たり販売(消費)数量等表。沖縄含まず。単位:L)
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全国順位を拾ってみると、清酒では新潟の18.3がダントツの1位。次いで秋田、石川(11.2)、福島、富山(11.0)。10L代が山形の他、島根、鳥取、長野。

ビールは、東京(53.1)がトップ。大阪(42.2)が2位で、経済活動と相関しそうだが、3位がなぜか高知(41.5)。以下、新潟(39.8)、京都(38.5)、石川(36.7)、愛知、富山(いずれも35.9)と続き、東北は秋田が9位になる。

合計では東京(118.2)が1位、高知(106.6)が2位、新潟(105.9)、大阪(103.1)と続き、5位に青森(100.9)、6位に秋田(100.5)が輝いて?いる。

特徴としては、東北は清酒の比重が高いこと。極端な例だが鹿児島は全体91.0Lのうち、清酒はわずか1.0Lで、焼酎が28.8L、ビールは25.1Lと、ビールはある程度飲むが酒より焼酎と決まっている構図だ。

青森は発泡酒の比重が高い。実は高知(25.5)もそうなのだが、ビールの代替として飲まれているのだろうか。記さなかったがリキュール類、スピリッツ類も青森は比重が高い。

全国データを見渡すと、ビールは大都市部で突出しているが全国的に基礎需要を形成。外ではビール、という形か。宮城は東北でも最低。富県宮城の実現のためにはビール消費が足りない!?
清酒は北日本・北陸で比重が高く、南九州はこれが焼酎に代わる。発泡酒はある程度所得に相関するかも、といったところ。

それでは酒量最低の県はどこか。

それは、奈良県の67.1L。清酒6.2Lは秋田の半分以下、ビール22.4Lはは秋田の3分の2以下、果実酒もウイスキーも発泡酒も、秋田や青森より随分低い。奈良が上回っているのは、みりんと焼酎乙類ぐらい。





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最終更新日  2007.10.08 08:09:00
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