仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2008.09.18
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カテゴリ: 仙台
『杜の都の名木・古木』(仙台市建設局緑政部緑政課、1996年)を眺めているが、青空を背景に様々な表情を見せてくれる古木たち。何とも心が和む。

これらは、仙台市の杜の都の環境をつくる条例に基づいて保存樹木として指定されているものだ。指定の基準としては、健全で樹容が美観上特に優れていること、高さが12メートル以上、などの基準がある。仙台市以外の市町村でも、古木や名木を保存する動きはあるようだ( 宮城県資料 )。

この本はちょっと古くて、現在は181本ある保存樹木を紹介する新しい冊子が、1000円で市役所の1階などで買えるそうだ(仙台市HPの 説明 )。できれば、サイトできれいな画像を閲覧できると良いのに、などと願望をいだきながらも、とりあえずこの平成8年の冊子のきれいな写真を眺めている。

ところで、推定樹齢の最も古いものは、という観点でみてみると、

柳生のかや(指定番号130)

樹種 カヤ(イチイ科)
所在地 太白区柳生二丁目
所有者 阿部さん他
樹高 13.0m  幹周 4.0m  推定樹齢 1300年


1200年だと「銀杏町のいちょう」などもあるが、1300年とは古い。解説には、
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阿部家は江戸時代以来からこの地に住む旧家で地元では関根と呼ばれる。昔このカヤの根本から薬師如来が発見され、阿部家を中心とした隣組「関根組」がお堂を建てて祀ったことから。里の人はカヤから生まれた仏様と称している。源頼朝が平泉攻めの際に陣を構え、馬をこの木につないだとも伝えられている。
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由緒がありますね。

googleのストリートビューで見たら、マンションの敷地の一角、市道に面したところに、お堂といっしょに残されているようだった。

■関連する過去の記事
東北の巨樹・巨木 (07年11月19日)
宮城県の古木の樹齢 (06年11月23日)





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最終更新日  2008.09.18 00:31:31
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