仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2010.09.29
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カテゴリ: 東北
非常に雑駁なテーマで申し訳ない。思い出したことがあるので、記している。

小学校の頃、先生に教えられた。岩手県の郡と市は、だいたいペアになっている。白地図を塗りながら、覚えたものだ。たぶん、その先生のオリジナルな教え方の側面が強いのだが、次のような関係だったと思う。

盛岡市-岩手郡
花巻市-稗貫郡
北上市-和賀郡
水沢市-胆沢郡
江刺市(=旧江刺郡)
一関市-西磐井郡
二戸市-二戸郡
久慈市-九戸郡
宮古市-下閉伊郡
遠野市・釜石市-上閉伊郡
遠野市-
大船渡市・陸前高田市-気仙郡

気仙郡だけが市が2つあるが、陸前高田が例外的だというイメージで教わった気がする。いま考えれば、遠野と釜石も上閉伊郡から由来するはずだが、そこは強調されなかったように思う。また、紫波郡、東磐井郡はペアになる市がない(当時)が、それよりも、市と郡が対になっているという「法則性」を強く記憶している。

さて、その後宮城県に移り住んで、やや驚いたことがあった。郡名に「東西南北」や「上下」を冠する地が全くないのだ。ついでに言えば、純情なる岩手県民が信じていた市と郡のペア法則も、通用しない。県北部は郡だらけだし(登米郡、栗原郡、遠田郡、などなど)、仙台周辺は市だらけ。

ということは、古来の郡がそのまま残っていたということか。つまり、岩手県のような貧しい地域では、設置された郡が山間地を含むために広大すぎて、歴史の中で東西や上下に分割されたが、宮城県の場合はいずれの郡も豊かで郡域も広大に過ぎることはなかった、ということか。何と素晴らしい宮城よ。

他県をみれば、例えば青森県。上北に下北。津軽郡は、東西南北に、中津軽郡の、何と5つに分かれている。山形も、田川、置賜、村山が分かれていた。福島は、会津が南北、また、西白河郡と東白川郡がある。秋田県も南北の秋田郡がある。

とすると、宮城以外の東北は、やっぱり田舎なのだろうか。

でも、東京や埼玉、神奈川にもあるにはある。ただ、西日本は確かに少ないようだ。

たいした話ではなかったが、いずれ機会があれば再論したい。





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最終更新日  2010.09.30 00:07:32
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