仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2012.08.13
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カテゴリ: 東北
随分前の推理小説だが、斎藤栄『奥の細道殺人事件』を週末に読んだ。
(ワンツーマガジン社、2007年。初刊本は光文社、1970年10月。)

忍者だった芭蕉の東北行の謎をついに突き止めたという大胆な設定と、謎の自殺を遂げる芭蕉研究者の大学講師のアリバイくずしが同時進行で進むミステリーだ。1970年の時代背景さながら、化学工場の有毒排水による死亡事故に関する企業の責任や社会的公害問題がモチーフに扱われている。

ところで、1970年の時代から随所に出てくる列車名なども、今となっては懐かしい。

例えば、常磐線回りの寝台急行十和田7号。これには、佐原部長刑事、浜島刑事、大学講師の後輩で刑事等と一緒に芭蕉の謎解きに加わる国文科大学院生の若生、の3人が上野駅に午後11時15分に集合して乗り込む。仙台駅到着は7時5分だ。

また、天童温泉から新庄方面へ行く急行「もがみ」、仙山線で仙台から山寺に移動するために急行「仙山」も登場する。

私自身は、急行「十和田」に乗ったことは多分ないと思うが(一度上野駅から乗ったかも知れない)、何となく地域イメージの近い「八甲田」なら、東北本線の夜行列車で新幹線開業後も走っていたやつだと思うが、よく利用した。

また、子供の頃は小学校の窓から東北本線の特急はつかりを眺めていたし、夜行急行だと「いわて」に乗ったことも何度かある。

詳しい人なら、各特急、急行の起点終点、運行時期など正しく記憶されているだろう。私はもう曖昧だ。





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最終更新日  2012.08.14 01:24:06
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