仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2013.11.01
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カテゴリ: 宮城
(1)東北放送 1976年(昭和51)10月2日

仙台市の建設業者の信三実業がかなりひどい手抜き工事を行っていたというニュースを放送しようとしたところ、これを知った営業担当常務が直接報道デスクにきて、信三実業はスポットの引き合いもあるとして、放送中止の圧力をかけた。その後、報道制作局長から業務命令的に放送中止の指示が行われた。

(2)東日本放送 1978年(昭和53)2月

東北電力の持ち込み企画「どうなる女川原発」の制作をテレビ朝日映像に依頼した。ところが、その内容があまりにも一方的な原発推進PRだったため、担当したテレビ朝日映像のディレクターが代案の企画を出したところ、同ディレクターは担当を外されて配置転換されるという事件に発展。結局、東北電力の原発PRのねらいが逆効果になることを懸念した東日本放送は、番組の制作中止を決定した。

■メディア総合研究所編『放送中止事件50年 テレビは何を伝えることを拒んだか』花伝社(メディア総研ブックレット10)、2005年 による。

■関連する過去の記事
原理運動の放送を中止した山形放送 (2013年10月31日)
みちのく銀融資問題を放送しなかった青森放送 (2013年10月30日)
系列で唯一自衛隊番組を放送した青森テレビ (2013年10月30日)
昭和47年秋田放送の人気番組打ち切り事件 (2013年10月29日)





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最終更新日  2013.11.02 16:33:01
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