忘れていた家族で笑うと言う事を思い出させてくれたルカの存在。
それに救われたと感謝する敦子。

自分はこの家には何も関係ない者。
だがどうやら新條はそれを知っていたよう。

「知っていたよ、ルカ君は天使だったんだろ？
うちへ来てくれてありがとう」

そう言って彼を逃がそうと協力してくれる新條たち。

だが店は近所の人たちに囲まれ一触即発状態！！

恐怖にとらわれ、暴徒となった人々の方がよほど化け物なのではないのか？
ルカが一体彼らに何をしたというのか･･･。

では何故ここまで急激にルカのバッシングが広まったのか？

これには邪悪なパワーを感じると言う松山。

半田はこれに打ち勝つには「黒宮を信じる事だ」と、自分たちだけはルカの友人であろうとするのだった･･･。

そして生徒たちからルカの事を問い詰められる真琴。
追いつめられた彼女の前に現れた･･･ルカ。

「俺はヴァンパイアだ」

大人になれない人間だった人。
真琴の恋人----------。

最初は血を吸うための場所。

かかわるつもりもなかった人間界だったが･･･楽しかった高校生活をとりもどさせてくれたクラスメイトたち。

「ありがとう」と感謝を告げ、皆の前から姿を消すルカ。

どうやらこのバッシングの元凶はカイトだったよう。
ルカに血を吸わせるための波紋だったよう。

でも、どれだけふらふらになっても真琴の血だけは吸わないというルカ。

決意を見てとったカイトは、また新しいパートナーを探すため、新たな旅に出る事に-----------。

・・・で、彼もまたルカのように最初は抵抗した人間だったけど、結局血を吸ってｳﾞｧﾝﾊﾟｲｱになったよう。

ルカにはパートナーになってもらいたかったのかもしれないけれど、自分には出来なかった血の抗い。

真琴への愛を貫いてもらいたかったのかもしれないね。

でも最後まで結構中途半端な役だったって感じたのは私だけかしら？

なりふり構わないでやってくれるのかと思ったけど･･･こんなもんか。

そして最期の時。
ルカとの出会いのきっかけとなったあの赤い傘を見つけた真琴はルカに自分の血を吸って仲間にしてほしいという。

だがルカはそれを許さない。

「今の真琴のまま、生きて欲しいんだ。
喜んで、悲しんで、苦しんでも、真琴の命を精一杯生きて欲しい」

彼女を抱きしめるルカ。

「二度もお別れなんて」

「違うよ、二度も出会えたんだ」

これはベタだけど、いいセリフでしたね。

「真琴、ありがとう-----------」

そう言って真琴にキスを送るルカ。

「笑って。真琴」

真琴には笑っていてもらいたいから。
笑顔が好きだったというルカ。

そして彼は笑みを浮かべ、塵となって消えてしまうのだった----------。

やっぱり最後はそれしかなかったか。

『人間として』
それがルカの願い。

そして日常が戻る。

ルカの事をみんな忘れているよう。
たったひとり、真琴だけを除いて･･･。

それでも彼女に残されたたくさんの想い出たち。

ルカの大切な人たちと、これからも精一杯生きていく-----------！！

トンネルの中、フードを取り、笑うルカ。
そして彼は真琴目指して、トンネルの向こうの光へ向かい、走り出すのだった------。

･･･ってこれはまだ生きてるフラグ？
生まれ変わり？

色々考えさせられるようなラストでしたね。

最後はまた藤井がモーションかけてきたりしてましたけど、あれはもう無理かなぁ。

でも愛ゆえの行動だったわけだし、また今後があるかもしれないか。
どうかなぁ。

本性見ちゃったしね（＾＾；）

ってことで、序盤の話の進まなさが響いたと思われるこのドラマ。
テンポ悪くてつまんない回も多かったのが勿体なかったね。

後半はまたゲストも登場したりしてテコも入ってましたし、持ち返したかなぁって感じですね。

伊藤さんの熱演も最後に決まってました。

香織がもう少し絡んでくるかと思いましたが、なんだか嫌な子って印象が残ったのが勿体なかったなぁって感じ。

半田たちはナイスでした。

でもやっぱローサちゃんの生徒役、そして教師役はちょっと･･･だったなぁってのが最初から思ってましたわ（＾＾；）

惜しいドラマかなぁ。
やりようでもう少し面白くなったきあなぁって感じですわ。

でも優馬くんの『目力ボーイ』は印象に残ってます。

最後にキスシーンがあったのがまた驚きでしたねぇ。

このドラマ、この時間じゃなければ、もう少し数字取れたかもしれないですね。
せめて９時だな。

←よろしければポチっとお願いいたします♪