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八軒実家へ帰る---------!!
後半はなんだかすっごく現実的で、暗くシビアな展開になってきましたが、これも『夢』『将来』を考える転機となる高校生ならではのリアルさがあったなぁと。
札幌駅。
待ち合わせの時間より早く着いてしまったという事で、アキの参考書を探しに書店へ寄った八軒。
するとそこに中学の同級生が!!
最初は声をかけるかどうか迷っていた彼ら。
でも、八軒に気づかれてしまい、仕方なしに声をかける事に。
すると、エゾノーはどんな感じなのかと聞いてくる彼らに事実を告げると・・・なんとその話に食いついてきたのだ!!
興味津々の彼らは、豚を育てて自分でベーコン作ったり、ピザ焼いたり、その上馬にも乗れて・・・と八軒のスペックの高さに驚いたよう。
ま、エゾノーの生徒に言わせれば、勉強ができる方が羨ましいって話なのだが。
お互いないものねだりって事で。
でも、この再会の少しの会話が盛り上がり、連絡先の交換までできた八軒。
それはでも大きな成長。
「普通に話せた」
それが何よりうれしい八軒。
同級生たちもまた八軒が変わったという事を実感したようで(^^)
そういうのって、なんか見てる方も嬉しくなるね。
そして・・・恐る恐る帰った実家。
だが、なぜか誰もいないのだ。
拍子抜けした八軒ですが、逆にこれで目的を果たすにはいいって事で。
すぐに虎の巻を捜し出し、置手紙だけして帰ろうとしたその時------父登場!!
でも、やっぱ会話らしい会話ないし。
母が作ってくれた食事を3人で取る事に。
味噌汁を飲んで、思わず出てしまった「美味い」という言葉。
それに驚きながらも嬉しそうな母。
父はやっぱりそういうのも「問題ない」とか、ちょっとずれた感想しか言わないようで(^^;)
そりゃ作り甲斐もないよねぇ。
そこで八軒は思い切って両親に進路の話をすることに。
大学へ行きたいと言ったらどうするか?
すると、父は学費はあると、金の心配などせず勉学に集中しろと言うのだ。
父を理解しようという努力をしようと、何度も深呼吸して落ち着かせようとする八軒。
父の言葉は一理あると言い聞かせ。
友人が将来の夢が変更になり大学へ行く事になった。
馬の仕事をするために必要なのが勉強なのだ。
「夢だけはあっても、それってなんつーか、片輪しかない車みたいなもんでさ、もう片輪ないと前進できないんだよ。
夢と対になるその片輪が「適正」か「金」か、色々あるけど・・・」
だが、父に言わせれば、
「勉強に脱落した人間が人に勉強を教えるというのか?」
父の言葉が八軒に突き刺さる。
だが、今までの八軒ならここで逃げて終わりだったろう。
なのに、父に食って掛かったのだ!!
「一度失敗した人間は、何もしちゃいけないのか?」
それでは経済動物と同じ。
だが、彼らにだってチャンスはあるのだ。
では八軒は経済動物以下なのか?
どうしても理解し合えない。
帰ると立ち上がった八軒。
それでも律儀に食べた食器を流しまで持って行き、ごちそうさまと伝えて家を出て行ってしまうのだった・・・。
あらら、残念。
みんなからもらったお土産全部置いてきてしまったようで。
帰りの電車の中で泣く八軒。
母はメモ入りのその差し入れを見て、改めて息子がどんな事をしているのか知らない事に気づく。
友人関係も含め、色々思う所はありそうで。
さて、なんだかんだと言いながらも勉強は進むのだが・・・アキの成績が伸び悩んでいるよう。
自分の教え方が悪いのだと、兄の虎の巻を何度も読み直すのだが・・・その度に浮かぶ父の仏頂面。
怒りが沸き、見返してやろうと思うのだが・・・どうやらそれが空回りしてるよう。
話を聞いてくれた常盤や相川は父がおっかない奴だと同情してくれるも・・・多摩子の意見は少し違うよう。
確かに父の言い分は酷いかもしれない。
だが、 最初の失敗----受験から逃げたのは八軒自身ではないのか。
そして、それを次はアキに託そうとしている。
自分のプライドのためにアキに負担をかけるなと忠告されちゃった。
そりゃ八軒は痛い所を突かれたわけで。
分かっていたつもりだった。
そう。
今度飛ぶのは八軒ではなくアキなのだから。
で、容赦なく八軒を殴る多摩子かっけえっす♪
ま、おかげで目が覚めた八軒は、すぐさまアキに謝罪へ行くことに。
すると・・・今度はマロン号に足蹴りされてるし(><)
・・・それ、怪我しますからっ!!
だが、なんと心配そうに駆け寄ってきたのは・・・母だったのだ!!
何故母がここに?
どうやら八軒がここでどんな高校生活を送っているか、何も知らなかったので、見に来たよう。
友達もたくさんいて安心したという母。
母のお気に入りの差し入れはどうやらあのペットボトルヨーグルトだったようですが・・・。
あぁぁぁ。
男風呂の中で揉まれたあのペットボトル!!
いろんな意味でごめんなさいとしか言えない八軒でした(^^)
そんな息子が馬の世話を甲斐甲斐しくやっている姿を見てほっとし、馬はおとなしいのねと思う母。
でも、中島先生曰く、それは八軒が真面目に世話をしてきたからこそだとフォロー。
そして、帰り道でばったり西川や稲田と遭遇し、そこに売られている新鮮野菜を見て驚く母。
この量でこの金額!!
でも、札幌まで持って帰るのは荷物になると言う話を聞いた皆は、すぐさま連絡を取り合い、ならここで食べて行けばいいと言い出したのだ!!
あはは!!
このノリだよね。
あっという間にパーティ開幕!!
獲れたて野菜やベーコンにチーズ。
・・・中島先生の顔!
それをその場で焼いて食べる。
匂いにつられてどんどん生徒や先生たちも集まって、賑やかになる。
本当食テロだよ(><)
これはマジで食べたくなるからぁぁぁ!!
そりゃ「美味しい」って言ってしまうよね。
ひと段落した所、アキに勉強を教える中に、父への対抗心もあった事を謝罪する八軒。
「そんなこと?」
むしろアキ的には覚えの悪い自分に教えるのが嫌になって嫌われたのではないかと心配していたようで・・・。
嫌うなんて絶対ない!!
そう断言する八軒。
そんな青春まっただ中な二人を見て、友人たちが黙っているはずがない!!
リア充な八軒をからかうため、タバスコとわさびたっぷり乗せてチーズを無理やり口に突っ込んだ皆。
そんな息子の姿を見て、見に来てよかったと校長先生に呟く母。
今まで息子の事を知ろうとしなかった。
そういう母に、校長先生もあえてよかったというのだ。
生徒と繋がっている事を感じられるからだという教師陣。
父に対し、意見を言った息子に驚いた母。
言い返したのは友人たちの事もバカにされた気がしたからだと答える八軒。
そいつらの真剣な思いも駄目の一言で済まされた気がして、怒りが沸いたよう。
そんな息子を見て、母は父が美味しかったと言ったと嘘のメールを送った事を詫びる。
真剣だからこそ嘘はつかないでほしかったよねと謝罪。
だが、八軒にだって母の想いは分かる。
自分が言ってほしい事を言っただけなのだと。
でも、もう嘘はつかないで欲しいと言う八軒。
「前のオレと違うから」
頼もしい言葉。
成長した姿を見られた母は、わかったわとタクシーに乗って帰って行くのだった・・・。
寮へ戻る道。
皆と合流した八軒。
2年になったら相川は寮を出て塾に通うのだそう。
アキは寮へ残る事に。
他はほとんど下宿することになるようで。
皆夢のために進路も、これから勉強することも考える事に。
夢は広がる。
それぞれの想いを乗せて。
外は雪が降り始めたよう。
積もった雪の中、今日も馬術部で練習をこなす八軒。
でもやっぱり障害を落としてしまったよう。
だが、何度でも挑戦したらいいのだ。
もう一度チャレンジしたいと言い出す八軒に皆が先を譲ってくれる。
「八軒、入ります------!!」
伝えたい事がストレートに伝わる作品だったね。
最後はオリジナル?
こういうシーンがあるの?
原作もこれで読めそうだし、この続きは原作で補完したいと思います。
丁寧な描写とギャグは思い切り。
安定した作りで見せてくれたかと。
でも何がって食テロが一番強烈だったよなぁ。
本当卵がけご飯も、ピザもヤバかったもん。
酪農に対するトリビアもたくさんあり、へぇと思わされることも多々ありました。
勿論感動シーンもね。
本当素晴らしい作品。
また続きがあれば・・・と思います。
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