小玉智子のお買い物ブログ

小玉智子のお買い物ブログ

2011年01月06日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします!

 洋画に続き、2010年に劇場公開された映画の中から選んだ邦画ベスト10をご紹介します。
 2010年の邦画興業成績では『海猿』『踊る大捜査線』『SP』『のだめカンタービレ』などフジテレビ製作×東宝配給作品が上位を占めました。TBSは『ハナミズキ』『SPACE BATTLE SHIP ヤマト』やアスミック(角川)と組んだ『大奥』など独自企画で勝負。そんな中、低予算の『告白』が大ヒットし、名作時代劇をリメイクした『十三人の刺客』も話題となり、莫大な宣伝費をかけなくても“優れた脚本”“面白い娯楽映画”を作ればヒットするという好例となりました。

 まずは邦画ベスト5まで。
1位『ノルウェイの森』(公開:2010年12月~)
これを邦画に分類するなら文句なしの1位。親友キズキ(高良健吾)が自殺し、深い喪失感を抱えた大学生ワタナベ(松山ケンイチ)の青春と再生を描く文芸ドラマ。ヴェトナム出身でパリ在住のトラン・アン・ユン監督が脚色も手掛け、村上春樹の大ベストセラー小説を遂に映画化。アジア人が持つ本来の美しさを濡れる髪や肌、表情やしぐさから官能的に表現してきたトラン・アン・ユン監督。本作ではワタナベと直子(菊地凛子)の心情をブルートーンの森の中に表現するなど、日本の自然や四季折々の風景と共に監督がイメージする日本人らしさが描かれ、監督の新境地を観る事が出来ます。死=直子と生=緑(水原希子)の対比も鮮やか。原作の世界観をここまで素晴らしい映像でみせてくれたトラン・アン・ユン監督に感謝したいです。

2位『 告白 』(公開:2010年6月~)
2009年本屋大賞を受賞した湊かなえ原作のベストセラー小説を『嫌われ松子の一生』(2006年)の中島哲也監督が映画化。娘を殺されたシングルマザーの教師が、担任クラスの生徒である犯人AとBに対し自ら制裁を下したと告白。犯人AとBの告白により事件の真相が明らかになっていきます。学級崩壊、少年犯罪、女教師の復讐劇…と、ショッキングな題材を扱った、決して絵空事ではすまされない問題作です。中島監督は、全編をハイテンションな演出スタイルで圧倒しながらも、各章毎にサスペンス、ホラー、ファンタジーと変化を持たせ、さらに役者の見せ場を用意するなど、力技と緻密な計算を織り交ぜた絶妙の“中島ワールド”を展開。松たか子ほか役者陣の熱演は勿論、謎解きサスペンスの面白さ、イマジネーションに溢れた映像など見所満載の必見作です。

3位『 ボーイズ・オン・ザ・ラン 』(公開:2010年1月~)
花沢健吾の原作コミックを、劇団ポツドールを主宰する三浦大輔が長編初監督し映画化した青春ドラマ。銀杏BOYSの峯田和伸が演じる主人公・田西のヘタレっぷりには大いに笑わせて貰いました。コミカルでテンポある演出が小気味よく、『タクシードライバー』から『ロッキー』まで、70年代アメリカン・ニューシネマへのリスペクトに共感。40~50代のニューシネマ世代に観て欲しい隠れた名作です。

4位『 君に届け 』(公開:2010年9月~)
多部未華子&三浦春馬主演。椎名軽穂・原作の少女コミックを『おと・な・り』(2009年)の熊澤尚人が監督し映画化。箱入り娘で純真な爽子を演じるキュートな多部未華子と、絵に描いたような爽やかな笑顔を見せる翔太を演じる三浦春馬に胸キュンしまくりの純愛ドラマです。熊澤監督は、上野樹里&市原隼人主演の『虹の女神 Rainbow Song』(2006年)などせつない恋愛ストーリーに定評があります。『虹の女神』には号泣させられましたが、今回は多部ちゃんのぽーっとしたキャラに笑いつつ、ホノボノとした味わいが楽しめます。攻め芝居の多部ちゃんと、それをキメ笑顔で受けまくる春馬君の男っぷりが好バランス。体育教師を演じるARATAも良い感じ。全編ゆったりテンポでやや緩急に欠けるのが勿体ない感じがします。

5位『十三人の刺客』(公開:2010年9月~)
オールスター総出演、工藤栄一監督による1963年の傑作時代劇を、三池崇史監督らしい遊び心を加えて現代に蘇らせた大型娯楽時代劇。オリジナルファンは、このいじり方に怒り心頭。でも、私の身近にいる若者たちはこぞって面白いと称賛。オリジナルの素晴らしさがあってこその本作ですが、鑑賞後に夫婦で2時間も3時間もオリジナルとリメイクを比べて語り合いました。それだけ会話が盛り上がった作品は2010年に観た劇場映画240本の中でこれ1本のみ。それこそが三池監督の狙い通りで、作家性がもろに出た作品と言えるかもしれません。“武士の一分”を描くオリジナルと、殿の残虐行為を強調し暗殺の正当性を主張するリメイク。現代にはその方が判り易く、共感出来るのだと思います。ぜひ、オリジナルと見比べて語り合って欲しい作品です。

 次回は6位~10位をご紹介します。(6位~10位の紹介ページは こちら





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011年03月18日 23時45分28秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: