小玉智子のお買い物ブログ

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2011年09月03日
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 アカデミー賞の主要12部門にノミネートされ、作品、監督、主演男優、脚本賞に輝いた今年の大本命作品と言えば…。今回は、9/2にDVD&ブルーレイが発売された『英国王のスピーチ』(2010年)をご紹介します。

 英国王ジョージ5世(マイケル・ガンボン)の次男、アルバート王子(コリン・ファース)は幼い頃から吃音症の悩みを抱え、人前に出るのが苦手だった。これまで何人もの言語聴覚士の治療を受けるが治らなかった。妻のエリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)は、夫のためにスピーチ・テラピストのライオネル・ローグ(ジェフリー・ラッシュ)に依頼。破天荒なライオネルのやり方に、始めは難色を示すアルバート王子だったが、次第に二人は心を通わせていく。1936年1月、ジョージ5世が崩御し、兄のデイヴィッド王子(ガイ・ピアーズ)が「エドワード8世」として国王に即位。しかし1年もたたずにスキャンダルが原因で退位し、遂にアルバート王子が「ジョージ6世」として即位する…。

 エリザベス女王の父で、国民に愛された国王ジョージ6世が吃音症を克服し、第二次大戦開戦の重要な場でスピーチに臨むまでを描く感動の伝記ドラマ。アカデミー賞主要4部門を受賞した、老若男女が安心して楽しめる良質のエンタテインメント作品です。

 吃音症の克服には、当時には珍しかったスピーチ・テラピスト、ライオネルのサポートがありました。ライオネルは、これまでの経験から吃音症が外的な要因だけでなく、幼少期のトラウマにあることを見抜き、独自の治療法でアルバート王子の心を解きほぐしていきます。そして、いつしか二人は身分を超えた友情で結ばれていくのです。

 本作では、そんなライオネルの変わった治療法が笑いを交えながら描かれ、アルバート王子が国王になるために、様々なプレッシャーや悩みを抱えながらも王位を継ぎ、自信を取り戻していく姿が痛快に語られています。

 アルバート王子=ジョージ6世を演じるのは、本作でアカデミー賞主演男優賞を受賞したコリン・ファース。1960年、イギリス・ハンプシャー生まれの彼は、舞台劇「アナザー・カントリー」出演がきっかけで映画版『アナザー・カントリー』(1983年)にも大抜擢。その後、TVドラマ『高慢と偏見』(1995年)が英国アカデミー賞にノミネートされ、2001年には『ブリジット・ジョーンズの日記』が、2003年には『ラブ・アクチュアリー』が大ヒットし、世界にその名が知られるようになりました。
 落ち着いた品のある物腰は王族を演じるのにぴったり。ジョージ6世がどんな人物だったのか、日本人の私たちにはあまり知られていませんが、コリンが演じたジョージ6世は、真面目で頑固でユーモアもあり、とても温かみのある人物に思えます。全編のほとんどの台詞を吃音症で話し、ラストの感動的な演説も鮮やか。吃音症が治っていく様子を演じ分けるという、オスカー受賞も納得の熱演をみせています。

 ライオネルを演じるジェフリー・ラッシュは1951年、オーストラリア生まれ。自国オーストラリアで70本以上の舞台に出演。実在のピアニストを演じた『シャイン』(1995年)でアカデミー賞主演男優賞を受賞し、『恋におちたシェイクスピア』(1998年)でアカデミー賞助演男優賞にノミネート。最近では『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのキャプテン・バルボッサ役が記憶に新しいところ。
 ライオネルは、患者がアルバート王子と知り驚きますが、決して特別扱いはせず、他の患者と同じ、一人の人間として実直に接していきます。ジェフリー・ラッシュは、あくまでも助演に徹しながらも、コリン・ファースと見事なアンサンブルをみせています。

 また、ジョージ6世の妻エリザベスを演じるのは、私生活でティム・バートン夫人であるヘレナ・ボナム=カーター。本作のヘレナは、『ハリー・ポッター』シリーズの魔女ベラトリックスとは正反対の、夫のためにつくす愛情に溢れた女性を好演しています。
 兄のエドワード8世を演じるガイ・ピアーズは、“王冠を賭けた恋”のために王位を捨てるという情熱的な兄を演じています。

 そして、本作で作品賞、監督賞を受賞したのは、1972年、イギリス・ロンドン生まれのトム・フーパー。オックスフォード大学卒業後、TVドラマの監督として活躍。2003年、ヘレン・ミレン主演のTVサスペンス『第一容疑者 姿なき犯人』がエミー賞、英国アカデミー賞にノミネートされ、映画監督としてもデビュー。ヘレン・ミレン&ジェレミー・アイアンズ主演のTV映画『エリザベス1世 ~愛と陰謀の王宮~』(2005年)がエミー賞ミニシリーズ・TV映画作品賞他9部門受賞、ゴールデングローブ賞ミニシリーズ・TV映画作品賞を受賞。
 TVシリーズを観ている方はご存じと思いますが、トム・フーパーの手掛けたTVドラマは完成度が高く、『第一容疑者』はTVならではの登場人物の掘り下げや、凝った脚本、社会派のテーマなど、かなり高水準のドラマとなっています。

 『英国王のスピーチ』では、ガッチリと組まれた王道のストーリーに、コミカルな要素を盛り込み、撮影方法にも工夫を凝らして、全編を飽きさせずに楽しませてくれます。観終わった後には、誰もがジョージ6世のファンとなってしまうはずです。
 ぜひ、ご家族でご覧ください。

 9/2に発売されたDVD&ブルーレイは全2種。
「『英国王のスピーチ』ブルーレイ コレクターズ・エディション(1枚組)」と「『英国王のスピーチ』DVD コレクターズ・エディション(2枚組)」。どちらも、初回限定アウターケース+ブックレット付。監督のオーディオコメンタリーの他、メイキングやインタビューなど充実の特典映像が収録されています。

 次回は、9/16にDVD-BOXが、10/7にBlu-ray BOXが発売予定のTVドラマ『JIN-仁ー 完結編』をご紹介します。





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最終更新日  2011年09月03日 13時55分29秒


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