小玉智子のお買い物ブログ

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2011年09月16日
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 80年代にスピルバーグ映画を観て育った方なら、この映画の予告編を観て、久々にワクワクしたはず。今回は、12/2にDVD&ブルーレイ発売が決定したSFファンタジー『SUPER 8/スーパーエイト』(2011年)をご紹介します。

 1979年夏、保安官の父(カイル・チャンドラー)と暮らす14歳の少年ジョー(ジョエル・コートニー)は、事故で母親を亡くし、心に傷を負っていた。ジョーは親友のチャールズ(ライリー・グリフィス)や友人たちと8mmカメラでゾンビ映画を撮ることに夢中だった。ある日の夜、親に内緒でアリス(エル・ファニング)が運転してきた車に乗り込み、線路沿いで撮影していた6人は、米軍の物資を積んだ列車と車が激突する瞬間を目撃してしまう。列車が脱線し大惨事となった現場で、彼らはただならぬ気配を感じ逃げ帰る。持ち帰った8mmカメラには、貨物コンテナから出ようとする何かが映っていた…。

 『クローバーフィールド』(2008年)を製作し、新生『 スター・トレック 』(2009年)を製作・監督したハリウッドの売れっ子プロデューサー、J・J・エイブラムスが、スティーヴン・スピルバーグ製作の下、監督したのが『SUPER 8/スーパーエイト』です。
 出来あがった作品は、まさにスピルバーグの『E.T.』(1982年)や『未知との遭遇』(1977年)と、J・Jの『クローバーフィールド』を合体させたようなSFファンタジーに仕上がっていました。

 スピルバーグ作品の醍醐味と言えば、これまでに観たことの無い映像体験、『JAWS/ジョーズ』(1975年)や『宇宙戦争』(2005年)のようにドキドキハラハラの恐怖、『E.T.』のように子供たちの友情や冒険、親子の愛情といった繊細な人間ドラマなどが挙げられます。そして、ラストでは、誰もが地球外生物とのコンタクトを信じて疑わないようになって、大きな感動と共に「映画を観た」という充実感に満たされます。

 では『SUPER 8/スーパーエイト』はどうでしょう。
 子供たちが体験する列車事故の恐怖は、『宇宙戦争』で観た宇宙人の襲撃シーンのようにリアルで、スピルバーグ映画のような演出が味わえるのです。
 また子供たち6人、ひとりひとりのキャラクター描写も秀逸で、中でもジョーとアリスの恋や、ジョーと父親との絆、アリスと父親との関係なども丁寧に描写されています。
 主人公のジョーは、『E.T.』のエリオット(ヘンリー・トーマス)を彷彿とさせる繊細そうな美少年だし、ダコタ・ファニングの妹エルが演じるアリスも、大人びた女の子としてキュートに描かれています。
 貨物に積まれているものの正体は何なのかを想像させるサスペンスフルな展開、情感に訴える物語など、スピルバーグ世代の方は、それだけでも満足出来る要素がたくさん詰め込まれています。

 評価が分かれるのは、謎の真相を描く後半部分です。
 突然の停電、街から犬が消え、9人が行方不明という不可解な事件が多発し、誰もが“何か”の存在を想像するのですが…。この“何か”は『トランスフォーマー』的であり、彼らの目的は『 第9地区 』(2009年)の展開と似通っていて、ことの真相はTVシリーズ『 FRINGE/フリンジ 』の1話程度にさらりと説明されて終わってしまいます。ラストはきれいにまとめているものの、大作を観たという感動や充実感を求めてしまうと、物足りなく感じてしまうかも。

 でも、ラストまで観てみると、そもそも『SUPER 8/スーパーエイト』は『E.T.』のような地球外生物との交流をテーマにしているのではなく、謎解きに至るまでのサスペンスや子供たちの活躍、父と子の和解の方がメインテーマであることがわかります。

 ですから、やはりスピルバーグ映画のオマージュ作品として、懐かしく観ていただくのがよいと思います。

 エンディングには、少年たちが夢中になって撮ったゾンビ映画の完成版が流れ、これが、ちょっとしたお楽しみになっています。

 余談ですが、先日、30代前半の若者3人がうちに遊びに来た時のことです。彼らはすでに70~80年代のスピルバーグ作品をリアルタイムに観ていない世代。もちろん、タイトルは知っているけれど、『E.T.』はTVで小さい頃に観たきりで、『未知との遭遇』は観ていないというのです。
 そこで、早速、80インチのスクリーンにブルーレイを投影し、『未知との遭遇』のラスト30分を鑑賞すると、「やっぱりスピルバーグはすごいですねー」「スピルバーグ作品は観るべきですねー」と興奮気味の反応がかえってきました。
 オマージュ作品もよいですが、やっぱり、この機会に『E.T.』や『未知との遭遇』も、あらためて観直していただきたいと思います。きっと、新しい発見があるはずです。

 12/2発売のDVD&ブルーレイは、『SUPER 8/スーパーエイト ブルーレイ&DVDセット』(Blu-ray1枚+DVD1枚)と、『SUPER 8/スーパーエイト』(DVD1枚)の2種。
 DVDには、特典として監督ほかによる音声解説と、映像特典「SUPER 8に懸けた夢」「訪問者の生命」「Easter Egg(2種)」(約29分)を収録予定。また、Blu-rayには、監督ほかによる音声解説の他、「列車事故の解剖」(約18分)、削除シーン(約12分)、映像特典(約97分)を収録予定です。

 次回は、9/28にDVD&ブルーレイが発売予定のアメコミ映画化『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011年)をご紹介します。





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最終更新日  2011年09月17日 00時38分46秒


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