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土佐の高知の はりまや橋で 坊さんかんざし 買うを見た よさこい よさこい ハーバーライナー(高速バス)に乗る前に、ちょっと寄ってみた『はりまや橋』よさこい節の坊さんとは、31番・竹林寺のお坊さんだったらしいですね。高知城下の町娘を好きになって、はりまや橋の近所でかんざしを買ったのが敗因でした。今ならネット通販とかがあるから、誰にも見られずにかんざしが買えたのに・・・。旅の反省会1.今回は荷物が四国までの私服と宿での部屋着、遍路着は毎日洗濯したので1通りだけ、遍路用品、洗面用具、行動食、飲物ペットボトル、デジカメ充電器くらいで今までで一番軽量だった。そのせいか足が痛くなることが全くなかったです。夏は荷物が少なくなるので、それだけは良いところ。2.ナイキのエア、ウォーキングシューズが最適だった。新しくお遍路用に新調して、1回だけスーパーに買物に履いていっただけの履き慣れない靴だったのに、私の足にフィットして、マメの一つも作らずにすんだ。先端が丸っこく、足の指が適度に遊べたのが楽でした。軽量だったし。3.体の変調とにかく2日目あたりからあせもが出ました。リュックの腰ベルトの辺り、靴下のゴムのあたる部分、帰宅してからも足の甲、膝小僧、肘、にまでどっさりあせもが広がって痒くてたまりませんでした。宿でお風呂上りにエアコンの風を当てて治療するも、翌日にはあせもが復活してきて辛かったです。登山用の厚手の靴下は夏は不向きみたい。隣室の女の子も同じ状況で、ゴムのサポート部分が特にやられてました。4.お四国ボケ帰ってきてからも、足が歩こうとする・・・。足が勝手に動きます。それに伴って体がゆらゆら揺れてるし、歩き酔いみたいになってました。これは何なんでしょう。ちょっと不気味です。【歩行距離・時間】 通算12日目 27.9k海風荘~28番・大日寺 9.5k:2時間30分28番 ~29番・国分寺 7.5k:2時間29番 ~30番・善楽寺 6.9k:2時間30番 ~もんじゅ通駅 4.0k:1時間
2007年08月26日
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へんろ石饅頭で鋭気を養い歩き出すと、巨峰園のレジャーセンターの横を過ぎました。ウォータースライダーが2基もあって、水着で滑り降りる子供たちの歓声が道路まで聞こえます。ぶどう棚には袋をかぶった巨峰がたくさんぶら下がっていて、ぶどう狩もできるという何とも面白い施設です。「巨峰食べた~い」と横目でチラ見しつつ先を急ぎます。13:00【29番・国分寺】到着。田園の中にたたずむ静かなお寺です。本堂の屋根は茅葺で、これが印象に残りました。↑大師堂↑納経所へはさらに奥が深い庭を進みます。ちっちゃいお寺かと思いましたが、意外と広いのでした。納経所の横に茶堂があり、お茶やお水が自由に飲める機械が設置してありました。喉を潤すことができました。山門の向うに田園風景、これから農道がへんろ道です。畦道を気分良く歩いてたら、道が車道への上りと更に農道の直進と分かれていました。車道に出るのかな~と地図を見ていたら、道路の高架下の日陰にいるおじさんが「まっすぐ、まっすぐ、間違ってないよ」と叫んでくれました。高架の下にたどりつくと、自身もお遍路経験があるというおじさんが色々と話をしてくれました。≪国分寺の近所に住むおじさん・談≫1.お大師さんに会った話6月の土用のころ、暑い時期に向うから黒装束(袈裟・衣)の人が歩いてくるのに出会った。(お大師さまはリュックなんか背負っとらせんよ。)笠と杖と数珠だけ持って、どこから見ても後光が射しとる。その人に、「2~3日うちに泊まって行きませんか」と言うとたいそう喜んで泊まりにきた。うちには腰の立たないばあさんがいたんだけど、その人は護摩焚きをしてくれて、これこれの治療法を試して下さい。と言って帰った。それから言われた通りにやってみると、なんと腰が治って歩けるようになった。そしてその人が「私は高野山のこういう者です、是非訪ねてきてください」と言っていたのを思い出して、高野山へ会いに行くとお寺の人が、「こういう人はうちにはおりません」と言ったらしい。「あれはお大師さんやったんや~」と・・・。2.幽霊を見た話それはおじさん自身が遍路をしていた時、40番代をまわっているときに、夏の夜に歩いていた。国道を歩いていると夜の12時過ぎだろうか、ずっと先に一人の老人が道路を横切って休憩所に座るのが見えた。こんな夜中に珍しいな、と思ったが自分もあそこで休憩しようとずーっとその座った老人を目標に近づいていった。目の前まで来たので「こんばんわ」と声をかけたとたん、その老人がふっと消えた!?瞬間、夏なのにぞわ~~~~っと寒気が全身に広がった。その辺りを改めて見回すと、最近死亡事故があったようで献花やお酒などが供えられていた。「成仏しとらんかったんやな、あれは幽霊や~」と・・・。他にも政治の話とか、最近の警察の不祥事とか色んな話をしてくださったのですが、だいぶ時間も過ぎたのできりの良いところで道を尋ねておいとましました。もっと時間があればたくさん話が聞けるのに・・・と思いつつ。その先で遍路道がよくわからず、まごまごしているとウォーキング中の男性がいらっしゃいました。道を尋ねると途中まで行くので案内しますよ、との事。なんでも糖尿病になって、薬と食事療法と運動の3つで改善している最中。毎日1時間ちょっとこの界隈を歩いていらっしゃるとか。長袖長ズボンに帽子と眼鏡、顔をタオルで覆って、眼鏡しか見えないけど、これなら顔が焼けなくていいなぁと思いました。遍路に出た理由など聞かれながら、処方箋薬局の前まで連れてきていただいた。次の休憩は蒲原遍路小屋にて。道路のわずかな三角形のスペースにうまく作ってあります。この上にある会社の有志の方々で運営されているようです。涼しげで気持ちよいです。いったん車道に出て緩やかな逢坂峠を越えたら、墓地公園が見えてきます。トイレもあるけど汲み取り式でした・・・。再び民家の中の遍路道に入って、【30番・善楽寺】ここで今回は区切り打ちとなります。「はぁ~もう炎天下を歩かなくていいんだ」という安堵感が押し寄せます。お参りを済ませPM4:30、ベンチでまったりと遍路地図を眺めていたら、作務衣を着たご婦人が「次はどこ行くの?31番は間に合わないよ」「今日で終わりなんです、高知からバスで帰ります」というと「もうすぐ家の人が車で迎えに来るんだけど、高知まで乗っていく?」とおっしゃる。「今日は体調も良いし、31番の近くまで歩いてから帰りたいので、すみません」そしたら、水筒の冷たいお茶を私のペットボトルに入れてくれたり、オリジナルの未記入の納札を一束くれたり、最後には自分の金のお札を頂きました。ご婦人は大先達で、本来は錦の札だそうですが「錦は(お札の値段が)高いから金にしてるのよ。」と笑ってらっしゃる。裏には226回と入っていました。30番の隣にある土佐一宮神社。神社の参道を南へくだり、サンピア高知の先からまた民家の中の遍路道を通り、ひょっこりと電車道に出てもんじゅ通の駅から路面電車に乗りました。路面電車なんて久しぶりで、ちょっとウキウキしてしまいました。ここからはりまや橋まで15分、バスの時間まであと20分にせまっていたので、ターミナルビルのトイレで大急ぎで私服に着替えてバス停へ!もうちょっと時間があれば、商店街をぶらぶらしたかったです。とにかく熱中症にもかからず、倒れることなく無事に歩けた4日間。逆に夏休みが4日間でよかった~、と密かにほっと胸をなでおろしていました。結論:やっぱり夏のお遍路は(特に歩きは)おすすめできません!!!
2007年08月17日
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最終日の朝は夜須からのスタート。今日も朝から太陽がいっぱい。AM7:00に国民宿舎を出て、教えられた急坂を下って港町に出ます。民家の間を通り抜けて国道沿いに進むと、道の駅やすとヤッシーパークです。早い時間で静かでした。神社から岸本の住宅街の中に道が入り、しばらくいくと洒落た遍路小屋がありました。見学がてら休憩させてもらいます。クーラーBOXに入っていたお茶を頂きながら、お遍路ノートを読んでいると地元のおじさんが自転車で登場。クーラーBOXの氷を入れ替えに来られたのでした。ここの小屋を後ろから見てごらん、凧の形や。土佐凧が最御崎寺(霊山寺だったかも?)に向いて上っていく姿や。と教えてくれました。小屋が出来たのは3年前、だんだんと小屋の管理をする人も減っていくとおっしゃってました。いくら近所だとはいえ、自分の仕事や生活があるので、遍路小屋の管理を専門には誰もできませんよね。ボランティアの精神だけで成り立っているんですね。へんろ道はやがて国道55号線に合流します。遍路地図に載っているかとり、黒潮ホテルも通り過ぎ、石段を上がったところに門前の遍路用品店が見えました。お店の前が【28番・大日寺】山門。なかなかすっきりとまとまったお寺でした。大日寺から30分ほどで物部川にかかる橋を渡りますが、橋の上から河原を覗くと釣りをしてる人とお遍路さんが腰をおろしてなにやら話しこんでいました。水面がキラキラして、川に足を浸したい気分でしたがそのまま通過してしまいました。その先はずっと畑や田んぼが広がる田園地帯。あぜ道で休憩している農家の方たちに「こんにちは」というと、「お茶飲んでいかんね?」冷たい麦茶をよばれました。そしてハチミツレモンのジュースも持っていきなさい、と頂く。この日感じたことは、炎天下でも農家の方は外で作業されているということ。晴れの日も雨の日も毎日毎日、米や野菜を育てるために外で働く。私は普段エアコンの効いた会社の中で事務仕事をしているので、外で働く人に気がつきませんでした。自分が歩いてみて解ることもあるものです。有り難いものだな~と改めて思いました。そのあたりにあった【松本大師堂】痛々しい感じで、つっかえ棒がしてありました。29番まで3.6Kというところに、また遍路接待小屋を発見。興味しんしんで覗いてみると、管理人のおじさんが一人いらっしゃいました。ここは会社の敷地に作った個人的な施設で、立派なプレハブにちゃんと小上がりがついています。「あの~・・・休憩してもいいでしょうか」と入り、色々お話しを伺います。ここも善意で作った小屋だけど、祭壇にあげられたお賽銭がいつもなくなるんだそうです。ある時、ここに宿泊したお遍路さんが無料と言うのも気が引けるので、いくらか管理費ということで徴収することにしましょう、とトイレの汲み取り代や電気代として「一律300円この箱に入れていってください」と書いて箱に貼ってくれたが、箱はいつも空っぽなんだそうです。淋しいお話でした。小休憩を終えて、町中に入ってきました。PM12:30頃、【へんろ石饅頭】屋さんの看板がありました。「中で食べてもいいですか?」と聞くとおばあちゃんがお茶を持ってきてくれました。↑へんろ石饅頭、炭酸饅頭系の皮に粒餡がぎっしり。1個74円。私の昼ご飯になりました。今日は休憩所が盛りだくさんで、なかなか前に進めません。
2007年08月17日
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26番~27番までは27.5Kでしたが、これからの27番~28番はもっと距離が伸びて37.5Kあります。あまり意識していなかったものの、一日では歩けるかどうかの長い距離です。あいも変わらず、道は焼けたアスファルトの国道沿い。でも道の先には宿を先に出発したSさんの後ろ姿がありました。とりあえず、ソレを目標にペースを保とう・・・。大山岬を過ぎたトイレ付きの休憩所で、磯遊びをして楽しむ家族連れを眺めます。AM10:50道の駅・大山に到着。Sさんも休憩していました。私は売店でアイスクリームを物色。碁石茶アイス?柚子アイス、色々あるけど今日は土佐弁シリーズの異色のコレ。↑こじゃんと、焼なすアイス!中は見た目、黒ゴマアイスに似ていますがやはり焼きなす味でした。まずくはないけど、すごく美味しくもなく、珍しいというのが感想です。関西のスーパーで「海洋深層水で育てた高知のナス」を買ったことがありますが、みずみずしくて水ナスのように柔らかく美味しかったことを思い出しました。ま、旬の野菜ということで焼きなすアイス、なかなかの体験でした。Sさんもかき氷を食べながら、昨日は最御崎寺の宿坊に泊まって安田町まで来たとのこと。35Kは歩いている計算です。でもその前の野根~佐喜浜までに食料品店がなくて飲料だけで歩くはめになったのが一番きつかったそうです。Sさんが出発し、時間をおいて私も腰をあげました。次の目標の休憩ポイントは、伊尾木のコンビニです。正午ころにコンビニに着いたので、こんな格好ではありますが入店しておにぎりと野菜ジュースを買いました。旅に出るとどうしても野菜不足になるため、コンビニでは野菜ジュースは必須です。食欲もないので、梅干おにぎりを1個だけ外の日陰で食べました。落ち着いたところで、住吉荘に予約の電話を入れてみると・・・今日は貸切で満室ですって。初めて宿を断られ、ぼー然。実は次の28番さんの近くの宿を予約していたのですが、この暑さで予定が狂い、とてもそこまでは行けそうにないと宿をキャンセルしていたのでした。宿の人には、ここまでは交通機関もあるから、時間がなければバスに乗ったらいいよと言われましたが、やっぱり歩きにこだわる私としてはそれはNG。部屋はまだ空いてるから、どっちでも良いですよと言われ申し訳ない気持ちでいっぱい。宿のことは後でまた考えよう、とぼとぼまた炎天下を歩き出しました。安芸の町を過ぎ、球場前の地点にきれいな公園の休憩所発見。東屋でまた一足先に休憩のSさんに追いつきました。「住吉荘、貸切で空いてなかったです」と告げる。こうなればアクセスがツライという国民宿舎しかないのかも、へんろ地図の電話番号を教えてもらいます。電話をしたら係の男性が「部屋は空いています、お車ですか?」と尋ねます。「いえ、歩きです」と答えると暫し沈黙。「今は球場前あたりです、チェックインが遅くなるのはダメですか?」「チェックインは16時以降なんですが、そこからだとまだだいぶありますよ」と心配そう。「すごく遅くなりそうであれば、バスか電車を使って行きますので」と言っておきました。国民宿舎までまだ13Kはあるけれど。(PM13:30)Sさんが先に出発し、宿が決まった私はちょっと安心して荷物を背負う。そこからは漁港の中をへんろ道が通っていて、見通しもよくずっと先にSさんが歩いているのも見える。サイクリングロードに入り、ひたすら舗装された平坦な道。やはり先をもくもくと歩くSさんの後ろ姿。堂々と歩く姿は、修行者のようで格好いい。私はどうなのかな、自分の歩く姿は後ろから眺められないから姿勢がいいのか悪いのか。そういえば初めて遍路をした時に、一緒に歩いてくれた大学生の女の子が後ろから観察して言ってくれた。「ちょっと体が前傾になってて、でも歩くのにリズムがある」雨の中の歩きだったけど、あの時は彼女のおかげで楽しかった・・・。また東屋があって、Sさんがアイスクリンを食べながら休憩していました。私も貴重な日陰休憩です。室戸から高知までの国道沿いにはアイスクリンの屋台がぽつぽつ出ているのですが、だいたい100円~150円と看板が出ていました。ところがSさんが買ったそこの店は250円だったらしいです。値段を出してない店はイカンです。そういえばこの時刻、昨日は歩くのが嫌になった時間帯です。またあんな気分になったらどうしよう、国民宿舎にさえたどり着けるのか・・・トラウマになってしまいます。ところがここから一緒に行きますか、と言われ並んで歩く事になりました。Sさんも基本は一人歩きなのであまり人と連れだったりしないそうですが、休憩の度に私が追いつくし夕方になっていくので気を遣ってくれたのかも。話しながら歩いていたので八流山極楽寺も通りすぎて、「お接待所じゃぁ」と着いたのが赤野遍路小屋。↑これが有名な英子さんの小屋です。是非お会いしたくて、奥に声をかけたのですが今日はお留守のようでした。冷蔵庫もあって、中には特製のゆず絞りハチミツドリンクやお茶が入っていました。特製ドリンクを頂く、甘くて濃厚で美味しい。ご馳走さまでした!ここでSさんも国民宿舎に予約をしました。よかった、宿まで道連れができました。その先は松林があったり割と感じの良いへんろ道になっていて、話しながら歩いたせいか順調に足が進みました。ただやっぱり国道から国民宿舎までの1.2Kは、半端でなく辛かったです。これなら平地を1.2K進んだ先の宿のほうがマシだったかもねーと言いながら、我慢して歩きました。PM6:00前、やっと丘の上の【国民宿舎・海風荘】にたどり着きました。フロントで前金を支払い、翌朝のために徒歩の下り道を教えてもらいます。眼下には跳ね上がる橋や漁村が広がり、夕暮れが迫っています。部屋からの眺め。↓部屋は4階、エレベーターなし。こうなったら効率よく動くしかないです。風呂の用意をして部屋着に着替え、洗濯物を袋に詰めて、デジカメを持ち1階に下りる。洗濯物を洗濯機に放り込んで作動させて、大浴場で汗を流す。さっと風呂から上がって19時からの夕食。食堂では夏休みの家族連れや夫婦連れが、賑やかに夕食を楽しんでいます。一人の客なんて他には見当たりません。夕食のメニューはこんなのです。伊勢海老は付いてませんでしたが、鰹のたたきはありました。高知県に入ったら、食事が鰹ばっかりだよと聞いていたのですが、季節的なものか私はそんな目にあいませんでした。初めての鰹、美味しかったです。一足遅れで、Sさんが隣の席につきます。私が先に洗濯機を使ってしまったので、食べながら待ってもらいます。明朝は距離を稼ぐために、朝食は無しで4時~5時に出発する予定だそうです。「私は朝食も食べて7時に出ます、明日は30番まで行けたらいいので。夕方のバスで帰ります。」というと、Sさんは33番の雪渓寺まで打ってあさっての朝、帰る予定だそうです。食事の途中で、洗濯機を見に行って洗濯物交代。(すごく効率的に動いてる)私は夕食後、再度風呂に入りなおしました。大浴場にジェットバスも付いていたので、足の裏やふくらはぎもマッサージ。風呂から上がって、フロントの前にあるインターネットをいじったり、無料のポストカードブックをもらったりして部屋に戻ります。翌日の納札を記入して就寝。今までPM6:00まで歩いたことはなかったのだけど、Sさんのおかげでここまで辿りつけた気がして感謝しています。また会社の休暇を利用して、33番からの続きを歩いてくださいね。【歩行距離・時間】 通算11日目 32.8K浜吉屋~27番・神峰寺(往復) 7.0K:3時間浜吉屋~球場前手前休憩所 11.6K:4時間 球場手前~赤野遍路小屋 6.0K:1時間40分赤野遍路小屋~海風荘 8.2K:3時間 (全て休憩時間を含む)
2007年08月16日
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【27番:神峰寺】は通称真っ縦と呼ばれる急坂道があるらしい。でも、打ち戻りなので宿に荷物を預けて行けるというサービスポイントがあります。宿のおばあちゃんに聞けば、往復とお参りで3時間が目安だそうです。AM6:00から朝食を食べていると、チリン・チリンと杖の鈴の音が聞こえました。目の前の窓の外を通り過ぎる二人連れ、昨日お会いしたご夫婦でした。ドライブイン27に泊まると言っていたけど、もう出発されたのね。ここの宿でも早朝に27番さんをお参りして、帰ってから朝食にする人もいるみたいです。私はご飯を食べてからでないと、歩けないなぁ。精算をしてもらい、リュックを預けて、宿の井戸水を500mlのペットボトルに汲んで、AM6:30に出発しました。ビニールハウスの中のアスファルト道を進むと、やがて上り坂になりました。舗装された車道を延々と登ります。道しるべがあり、遍路道の入口のようです。(AM7:15)そこからは、くねくねとした車道とショートカットで急な山道の繰り返し。水を飲み飲みゆくと、眺望の良い東屋がありました。東屋の少し上には、ちょろちょろ流れる水場もあり、水を補給できました。さらに車道を登ると、駐車場に出ます。売店やトイレもあり、休憩するにはよい場所です。車もここまで、あとは皆歩いて上がります。やっと山門です。さらに石段が見えます。お寺(納経所)も見えてきました。やった~という感じ。しかし本堂は更に石段を上がった上にありました・・・。↑神峰寺・本堂にて。『四国八十八箇所を世界遺産にする会』のパンフレットを、配りながら参拝している地元の方に撮っていただきました。「今から28番の大日寺までいくよ。軽トラだけど良ければ乗っていきますか?」と親切に言って頂きましたが、歩きにこだわる私はまたしてもお断りしてしまいました。せっかくの好意を、ごめんなさい・・・・・。この本堂前で昨日のご夫婦に追いつきました。「昨日のうちには間に合いませんでしたよ」「そうそう、途中で諦めてゆっくり宿まで歩きました」昨日、私が途中でいなくなったというので「峠を行かずに岬周りの車道を歩きました」というと納得。ご夫婦は峠越えのコースで時間がかかった、道の駅でかき氷食べたりして寄り道してた、そうです。この険しい山寺へ参拝した人には、嬉しいご褒美があります。納経所の前あたりに『土佐の名水・神峰の水』が滝になって流れ落ちています。たくさん飲んで、またペットボトルにも頂きました。帰りに山門のところで、隣室だった若い女の子とすれ違いました。朝食ゆっくり摂ってたけど、「もうここまで登ってきたのね、早い!」と声をかけました。「きつかったぁ~」と言ってましたが、まだまだ元気な様子でした。下りはもと来た道を下りるだけ。ご夫婦に追いついて、「朝ご飯を食べてる最中に、お二人が目の前を通りすぎたんですよ」と言うと、「私たちは朝食前に登ってきたから、山をおりてこれからご飯です」そしてごめん・なはり線で高知へ向かうとのこと。だったらもう一緒になることはないですね、ありがとうございましたとお礼を述べて追い越させてもらいました。次回はこの安田町から続きですね、お元気で!!!下りはダダっと勢いがついて、30分もかからず宿に戻ってきました。2階の廊下でおばあちゃんと男性一人がおしゃべりしているのが見えたので、「只今帰りました~!」と叫びながら玄関に入ります。おばあちゃんがまたウエルカムドリンク(氷入りお茶)を持ってきてくださる。一息ついて、預けていた荷物を整理していると、2階から大きなリュックの男性の歩き遍路さんが下りてきました。AM5:00に出発してお参りして、帰ってきて朝食を食べたそうで、今日はどこまで行けるかの話になりました。宿のおばあちゃんは「もう10時近いし、今からだと夜須くらいかな。手前の安芸はここから10Kくらいだから近すぎるでしょう?」安芸なら昼過ぎに着いてしまうから、もっと先へ進みたいと言うと、住吉荘をおすすめしてくれました。部屋数の多い国民宿舎もあるけど、そこへ行くまでの1.2Kがきついらしいよ。その男性(Sさん)は広島弁で話すので、こないだ『はだしのゲン』のドラマを見ていた私は、すぐ広島の人とわかりました。「わしゃ、野宿も厭わんけぇ」と言ってSさんは出発。おばあちゃんとの楽しいお喋りも名残惜しく、10時前には出発。ところで真っ縦って何のこと?!私の想像する真っ縦は、ロッククライミングのような屏風岩が立ちはだかる場所だったのですが、そんなところはなかったし。あの険しい坂道のことだとしたら、荷物もないしそんなに大変だとは思わなかったです。それより昨日の歩きたくない日照りのアスファルト道のほうが、よっぽど辛かった、と考えながら真夏の遍路みちを再び歩き出したのでありました。
2007年08月16日
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日陰もない国道沿いのアスファルトを歩いていると、海で遊ぶ親子連れの楽しそうな歓声が聞こえてきたり、サーフボードを積んだ車が颯爽と駆け抜けて行ったり、ふと、私はどうしてこんなことをしているのだろう・・・と思ってしまうのでした。1台の軽トラのおじさんが「乗ってくかい?」と車を止めてくださるが、丁寧にお断り。車のお接待は初めてでしたが、くたびれた歩き方をしていたのかなぁ。何回かパトカーが国道を走ってるのも見かけたし、私がバテて倒れるのを見張られているのかも、など考えてしまう。どう計算しても、次のお寺まで間に合わないというのが気が弱くなった原因です。次の札所を明日にまわせばいいのだけれど、明日からの予定がずれこんでいくのです。気ままな通し打ちと違って、会社員区切り打ちは休みが限られるので予定通りに進まないと帰りの交通機関にも影響するし・・・。こんな切羽詰るお遍路なんて嫌だなぁ。今朝会ったご夫婦も見当たらないし・・・。PM2:00頃に奈半利の町へ入ってくると、『遍路の駅』という看板がありました。民家のような喫茶店の横のスペースに休憩所が設けられています。暑くてたまらないので休ませてもらおうと立ち寄りました。中のご婦人に「お茶を頂きます」と声をかけると、チョコレートを持って出てきてくださいました。その方は好きに休憩してね、と言ってすぐにお店に戻られたので、遠慮なくお茶のお変わりもして、お手洗いも借りてゆっくりできました。ちょっと元気が出ました。国道では「歩きたくない病」にかかってしまいました。あ~ヤダ、暑い、歩きたくない~、と思いながらも足だけは動かしています。空と海が青すぎて、私までブルーになっちゃうよ。「もう次のお寺はいいから、明日にするから、とりあえず宿まで頑張ろ!」と自分を励まします。ごめん・なはり線という電車が走ってるのが見えました。電車の通るエリアに入れたことがちょっと嬉しい。『二十三士温泉』の看板も見えました。温泉、入りたい~!でも遍路道からだいぶ離れてそうで断念。『道の駅・たの』の前を歩きながら、時間はもう限られてないのだから寄り道しようかなと思いましたが、あせもができてるようで体が気持ち悪いので宿へ直行。安田という集落に入ると民家に混じって『土佐鶴』の会社がありました。有名なお酒みたいですが、私はお酒を飲まないので解りません。それより今日はアイスクリームを食べそこなったゾ、と気がつきました。PM4:00本日の宿【浜吉屋】に到着。宿のおばあちゃんが笑顔で出迎えてくれました。「2階は男の人たちが入ってるから、女性は1階にしたよ」1階のお部屋、有り難いです。着いてすぐにウエルカムドリンク(氷を入れたお茶)を持ってきてくれたことも、気がきいています。お風呂もすぐ準備してくれて、ここはすごく心遣いのある宿だなぁと感心しました。お風呂に行こうと部屋を出ると、隣の部屋に若い女の子が一人入っていくのが見えました。良かった。部屋の中に紐が張ってあって、たくさん洗濯物が干せるのも遍路宿ならでは。早速洗濯物を万国旗のように干しまくる。エアコンが気持ちいい~、ささいなことがすごく幸せに感じるのでした。涼しい部屋で納札を書いたり、ゴロ寝をしたりしているとPM6:00前にはもう夕食の準備が出来たよと呼ばれました。増築して新しい食事処でご飯です。隣室の若い女の子の隣で一緒に食べながら話をしました。彼女は「体力がないので電車やバスを使ってまわってます」と言っていました。今朝は甲浦から出発してきたそうです。私の2日半を1日でまわれるなんて、やっぱり交通機関ってすごい。「でも明日は歩いて27番さんでしょ?荷物を預けられるから少しはマシかも、頑張ろうね。」そう激励をしました。【歩行距離・時間】通算10日目 25.2K宿 ~ 26番・金剛頂寺 1.2K:30分26番~ 奈半利 16.6K:6時間(昼食・休憩含)奈半利~浜吉屋 7.4K:2時間
2007年08月15日
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よく考えると、昨日はリュックの背負い方がいい加減だった。それが両肩を腫らしてしまった原因だと思います。ザックのストラップや靴紐など、きちんと調整することの大切さが解りました。AM6:30から朝食。しっかりとリュックのストラップを点検して、AM7:10出発。山道を登ること30分足らずで【26番:金剛頂寺】本堂までは、やはり石段が続きます。↑これが『一粒万倍の釜』弘法大師が少しのご飯を炊いたところ万倍にもなった、という伝説からお金も増えるかも・・・とお賽銭を投げ入れる人もいるらしいのです。でも現在は釜の底は抜けていて、お金が万倍になって返ってくることはないでしょう。人は少なく、ゆっくりお参りできました。今回は団体さんとかち合う事もなく、静かな雰囲気の中での巡拝です。納経所の外でご夫婦の歩き遍路の方に会いました。阿波福井駅から出発して、今日は5日目だそうですがこの暑さの中でも、しっかりした足取りで尊敬してしまいます。下りの山道をご一緒しました。途中の吉良川という町は、古い町並みが残るエリアでその中をへんろ道が通っていました。小江戸か小京都、という感じで風情のあるところ。↑町屋の展示館のような施設もあります。昔の郵便局の洋館も素敵でした。↑小さい庇がいくつもくっついた土佐漆喰の家。独特のスタイルで見物してみても楽しい一角です。強烈な日差しの中でも元気なハイビスカスの花に励まされ、吉良のトイレ付休憩所まで来ました。さきほどのご夫婦と一緒に休憩しながら、今日の行程を話しあいます。「今日のうちに次の札所まで打っておければ、明日からがまた楽になっていいですよね~。」でもまだここからは21Kもあります・・・。まだAM11:00過ぎではあるけれど、早めの昼食を『海洋深層水入り手打ちうどん・十兵衛』で。暑さのせいかあまり食欲はありません。おろしぶっかけうどんを注文しました。冷たいうどんは美味しいのですが、食欲が減退していたのでやっとのことで食べ終えて、お店の人にことわり飲み水を500mlペットボトルに補給させてもらいました。エネルギー補給したところで、また歩き出すと羽根岬にさしかかりました。空も海もひたすら青い!羽根ではへんろ道が峠の山道と、海沿いの国道の二通りあります。羽根岬は国道沿いの道で峠越えより1.2K遠回りになるようですが、平坦なので急ぐ私はこちらをチョイス。ご夫婦は峠越えを選ばれたのか、姿が見えません。↑次のチェックポイントは海沿いの『御霊跡』、しかしお堂は閉じられておりました。昨日は雨が降ったり止んだりで、打ち水効果で道路も涼しかったのですが、今日は一滴の雨もなくじりじりと焼けついたアスファルトを歩いています。民家のわずかな日陰を見つけては、そこを歩くという努力。考え事をする余裕もなく、頭の中はアツイ、アツイ・・・・・。
2007年08月15日
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ヘアピンカーブの車道を25分で歩いて上がると、やっと【24番:最御崎寺】です。久しぶりの札所にわくわく♪境内には『鐘石』という大きな石がありました。大きな石に乗っかっている小さい石でたたくと、鐘のようなキ~ン、コ~ンと音がしました。山門で記念撮影、バリ島での日焼けがまだ残っている顔の黒さ・・・。晴れ女らしく天気はどんどん快晴に向かっていきます。この天気の良さが、ちょっと不安です。納経所に入ってちょっとびっくり。納経係の方が、酸素チューブを鼻に入れたおじいさんだったからです。人手が足りないのか、交代要員がくるまでのつなぎなのか解りませんが、しっかりと筆で書き込んでくださったので大病人ではなさそうです。ほっとしました。お寺から出てまた車道を下っていると、体が空へ海へ吸い込まれていきそうな気になります。それがこの道。↓低い柵しかないので、スピードをあげて駆け下りるとそのまま空へジャンプできそうな勢い。車で突っ込んだらきっと海にまで届きそうな気がします。パノラマビュー。向かうは西の方角です。↑途中、25番直前のコンビニのベンチで休憩中に、この近所に住んでいらしゃる方に声をかけられました。四国をまわっていて、結局この地に移り住んだ、名前も捨ててしまった、とおっしゃる。スキンヘッド?の一見坊さん風のおじさまです。なんでも借地に家を建てて、悩み多きお遍路さんの相談役になったりして日々過ごしているのだそうで、私にもこの先歩いていくためのアドバイスや宿情報をいただきました。休憩が長くなりましたが、無事に【25番:津照寺】でも本堂はこの石段のもっと上!この石段の途中に洒落た鐘楼があって、鐘をつかせて頂きました。(↑写真に見えるのがその鐘楼、本堂はもっと上にあります)本堂からも港町が見晴らせて、とっても良い雰囲気です。本堂でのお参りを済ませて、大師堂は?というとまた石段を下りた一番下にあるのでした。横に納経所があり、お手洗いは靴を脱いでお寺の建物の中で借りられます。港町の真ん中のお寺さんでした。そこから40分で今日の宿【うらしま】に到着。ここはドライブインを兼ねていて、地元のお客さんも食堂に集っています。宿泊棟は割と新しめで、部屋が狭いぶん夏はエアコンが効いて、好都合です。お風呂、トイレは男女共同なので使いづらかったです。おまけに洗濯場は共同トイレを抜けたベランダに設置してあるので、人の気配を気にしつつ洗濯しました。ここのオーナーはかなりの愛煙家のようで、館内いたるところに灰皿が常備されています。風呂に入って、洗濯物を干して18時から夕食。歩きの泊り客が4名、私の他は逆打ちのおじさんと若い一人歩きの男の子2人です。夏の水分補給にはうすい塩水が良いということで、明日は塩水を作って持っていくことにします。そしてこれからはずっとお天気らしい、それもニュースでは猛暑の取材。我に返ると、肩が痛くて触ると盛り上がって腫れています。今までこんなことなかったし、今回は荷物も減らしてきたのに・・・・。明日はリュックの背負い方をチェックしなければと思いながら、バンテリンを塗って休みました。【歩行距離、時間】通算9日目 27.5K佐喜浜~24番最御崎寺 18.4K:6時間40分(休憩含む)24番~25番津照寺 6.5K:2時間 (休憩含む)25番~うらしま 2.6K:40分 (休憩含む)
2007年08月14日
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「夏はお遍路なんてできませんね~」と話していたのに、うっかりと夏休みに遍路に出てしまいました。土佐電鉄の室戸岬経由夜行便、これが夏休み・年末年始などの期間限定で運行しています。梅田23時発、土佐電鉄バスで古いのですが3列シートで広々としていてなかなか快適。今回は佐喜浜から続きを歩きます。早朝4:40に佐喜浜で下車、真っ暗な中準備をしていると夜が明けてきました。天気は曇っていて、4:50に遍路に出発です。港を過ぎたあたりで日の出が見えました。尾崎まで来るとAM6:00前なのにすでに海の中に人が・・・。尾崎ポイントは早朝からサーフィンを楽しむ人で賑わっていました。ロッジ尾崎の窓辺にも、ウエットなんかが干してあります。この日は晴れたり曇ったり、雨がぱらついたりのお天気。傘をさしたりたたんだり、リュックにビニールをかけたりはずしたり、忙しいのです。カーブにさしかかると、夫婦岩も近い。夫婦岩の休憩所にて朝食。車で訪れた人もいました。椎名というところまで来たので、シーナ&ロケッツの歌でも唄いながら歩くことにしました。遍路小屋も発見。順調に足を進めていきます。この室戸岬の東側には海洋深層水の関連施設が点在しています。バーディハウス室戸やディープシーワールド、私は途中【アクアファーム】に立ち寄りました。ちょうどこの日に何かのイベントがあっていましたが、小雨が降っていて準備中でした。水汲み場の受付の人に海洋深層水を飲んでみたいのですが、と尋ねると建物の中で飲めるし販売もしているとのことで雨宿りついでに入ってみました。中ではジオラマや展示物があり、海洋深層水は勿論のこと深層水を使った化粧品や菓子、調味料などが販売されていました。ここで『うみのバニラアイス』を食べてみます。ほんのり塩味がして、夏の歩きにはぴったりでした。お手洗いも借りて、休憩おわり。ほどなく有名な白亜の青年大師像が現れました。前を通りかかると、受付からおばさんが「ここは24番さんではありません、修行をされた洞穴はこの先、ココをみるのは300円必要です」と的確な説明をされます。その修行をされたという洞穴、【御蔵洞】です。2つも洞窟がありました。右の浅い洞窟。こちらが左の洞窟。中は暗くて、こうもりがキィキィ鳴いていて、ケモノの臭いがしました。こんなうっそうとした処とは・・・、ちょっと意外。御蔵洞の先の駐車場の先に山道の遍路道があるみたいなのですが、私は気付かずに車道を突き進んでしまいました。室戸岬を巡っていくと観光客がどっと増えます。あとで解ったことですが、この中岡慎太郎像は桂浜の坂本龍馬と向かい合っているそうです。
2007年08月14日
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まだお遍路を始める以前に、般若心経も知らない私が何故か「尼僧体験」をしようと思い立ちました。思い立ったが吉日、予約をして白足袋と腰紐持って、京都山科まではるばると出かけました。とはいえ気候の良い秋を選んでいたのも、ちゃっかりしていますが・・・。朝、指定の時間にお寺へ伺うとまずは待合に通されて、ここで着替えをします。持参の白足袋を履いて、お寺に用意して頂いた白着物を着ます。死装束のような真っ白な着物です。白い伊達締めをして、参加者は本堂へ案内されます。「おん さんまや さとばん」と唱えながら本堂へ入場し、「足香」というお香をまたいで清める儀式と「おかみそり」という髪の毛を剃る(マネ)儀式を行います。全員が済んだら、数珠を受け取り、法衣を着用します。この法衣は本物で、京都の有名な法衣店製でした。黒い法衣と墨染めの衣をまとい、白い頭巾もかぶります。数珠は白く長いもので、これも京都の一流の念珠店のものでした。数珠の取り扱いや法衣のマナー(法衣を着たままトイレに行かないなど)を教えられ、準備が整ったところで座禅に入ります。秋の澄んだ空気の中で静かな時間がゆっくりと流れてゆきました。小休憩のあと、法話の時間。始めにわけもわからないまま般若心経を唱えます。ここでは般若心経のおおまかな意味や、お釈迦様のお話など興味深い話が聞けました。ホワイトボードも使ってわかりやすく講義していただきます。法話のあとは、本坊へ戻り精進料理の昼食です。食事の前にも「五観文」を唱和します。一、功の多少を計り、彼の来処を量る。二、己が徳行の全欠をはかって供に応ず。三、心を防ぎ、過貪等を離るるを宗とす。四、正に良薬を事とするは、形枯を療ぜんが為なり。五、道業を成ぜんが為に、将にこの食をうくべし。食事五観文は似たような内容で、色々な宗派にあるようなので興味のある方は調べてみたら楽しいと思います。食事のあとはお昼休み、境内で写真を撮ったり自由に過ごします。午後は「写仏」からスタート。大日如来のお姿を半紙に写しとります。私は蓮華の台座を書き込み中に、紙がずれたのに気付かず途中でヘンになってきて、つじつまを合わせるのにごまかしの線を使ってしまいました。ひゃぁ~~~。完成したところで願いを書き入れ、お寺に渡します。それから境内の中にある八十八箇所の石仏を一列になってお参りします。指導係のお坊さんが鐘をチ~ンと鳴らすと、次の仏像へ移動。結構忙しくお参りを続けます。八十八体の仏様をお参り終えて、最後に本堂で護摩供養がありました。朝着替える前に護摩木に願い事など書いたものと、写仏が炎の中護摩祈祷されました。そして法名と修了証を頂き、本日使用した数珠も寄与されます。本堂前で参加者とご住職とで記念写真も!さて、本坊へ戻り着替えてから今日一日の感想文を提出し、お茶とお菓子を頂いて、全てのメニューが終了です。午後4時近く、山科の里にも秋の夕暮れが迫るころ山を下り帰路につきました。↑わらじ石とかかれていた健脚祈願用の仏足石。「南無大師遍照金剛」を13回唱えよ、とありました。まさかお遍路に出ようとは思ってもいませんでしたが、山登りのために健脚祈願はしっかりしてきました。このときに頂いた白い数珠が、私のお遍路専用数珠として、いま活躍しています。
2007年08月09日
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