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[作] 宮藤官九郎 [演出] いのうえひでのり 劇団☆新感線、 いのうえ歌舞伎・壊<Punk> 『蜉蝣峠』(2010年) をゲキシネとして、 映画館にて鑑賞。 (公式サイトはコチラ) 今回の作品は、 さびれた宿場町を舞台に、 渡世人任侠モノと 津山三十人殺し事件を 併せたような筋立てで、 過去のゲキシネ作品に較べ、 内容が非常にドメスティックでもあり、 これまでほどのスケールや、 けれんは今一つ感じられなかった。 演出面でも、 一昔前のゲームのムービーのような動画が、 いたる場面で多用されている為に、 (映像化を意識してのあえての演出なのか?) 手抜きとまでは言わないが、 演劇的な手間暇を省いているようにも、 思えてしまった。 しかし、 さすがは劇団☆新感線の舞台、 血しぶきが舞いに舞い、 盛大に返り血を浴びまくる映像は、 白地の衣装に映え、 役者の真剣な表情に映えと、 美しかった。 それと、 現在の映像倫理規定では 絶対にお茶の間では 流れることが無いであろう 公序良俗に反するネタや、 放送禁止用語の数々も、 刺激的であった。 (前半モザイクがかけてあった箇所が、 途中からモザイクなしになったのは、 勃○状態は映していけないとかってこと? モザイクが消えて以降、 ずーっとブラブラ、ブラブラしていたし) というわけで、 なんやかんやとは言いながらも、 トータルとしては今回も 時間一杯楽しませてもらった。 今秋公開予定と、 劇場で予告が流れていた ゲキシネ『蛮幽鬼』も 今から公開が待ち遠しい。 (昨年冬の本公演のチケットも 残念ながら取れなかったので……) 最後に内容と役者について。 今回のヒロイン・高岡早紀は、 これまでのアクティブな ゲキシネのヒロイン達に較べると、 「待つ女」という役どころもあって、 印象的に地味な感が否めず、 ちょっと残念ではあった。 むしろ高田聖子の役の方が、 物語的には美味しいか。
2010年02月18日
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ニューヨーク、 メトロポリタン歌劇場(MET)でかけられた 最新のオペラ公演を 映画館で体験できる、 「METライブビューイング 2009-2010」 『カルメン』(2010年1月16日13:00公演) を本日鑑賞。 (公式サイトはコチラ) オペラ本編もさることながら、 インターミッションの間に、 舞台裏の様子が流されており、 あの大道具や小道具は、 舞台上でこういう風に使われるのか、 といった見方もできて、 生の舞台とは違った、 一風変わった楽しみ方もでき、 なかなか興味深かった。
2010年02月09日
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[1] 映画館で劇を観る。 演劇×映像の新感覚エンターテインメント《ゲキ×シネ》、 春の陣、 作◎中島かずき 演出◎いのうえひでのり 劇団☆新感線 “新感線流ROCK活劇”、 「五右衛門ロック」(2009年,日本) を鑑賞。 詳しくは、コチラ(公式サイト)。 友人が観に行く可能性があるので、 無用な先入観を与えるのと、 ネタばれを避けるために、 詳しくは書かない。 以下、 具体的な内容には触れず、 差し障りのない程度に、 掻い摘んで感想など。 北大路欣也の貫禄が違った。 松雪泰子が綺麗だった。 森山未來の芸達者ぶりが光っていた。 高田聖子の歌が相変わらず上手かった。 冠徹弥のシャウトが良かった。 楽曲や雰囲気は、 これまでの作品よりもポップだった。 最近の映画館で主に流れる、 テレビ局主導のしょーもない邦画やら、 芸大生の自主映画に毛の生えた程度の邦画やら、 ワンパターンでCGに明かしたハリウッド映画よりも、 よっぽど映画館に足を運んで楽しい。 面白かった。
2009年05月20日
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[3] 観劇記 本日、 兵庫県立芸術文化センターにて、 作・演出:宮藤官九郎、 ウーマンリブ vol.11 「七人は僕の恋人」 を観劇。 精子たちの会話劇に、 牧歌的とはかけ離れた田舎の分校の物語、 主演映画「ブラックレイン2008」の告知のために朝の情報番組に出演する役者に、 歌舞伎町で夜の商売をする母親の子供たちを預かる保育施設の保母さん等々、 「生きる」、「バトルロワイヤル」、「ブラックレイン」、 「サウンドオブミュージック」など8つの有名映画のタイトルがつけられた、 七人の女優が活躍する、オムニバス形式の舞台。 下ネタや、取り扱いの危険な際どいネタも多く、 テレビでは決して放送できないような、 分別のある大人の為の娯楽作品。 理屈抜きで楽しめるエンターテイメントで、 最初から最後まで、笑わさた。 ちなみに、劇の内容とは一切関係ないが、 芸術文化センター前のイルミネーションも綺麗だった。 特にクリスマスツリーは、 最近何処でも見る円錐型のツリーではなく、 昔ながらの木を飾りつけたようなツリーで、和んだ。
2008年12月14日
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[1] 映画館で劇を観る。 先々週の「メタルマクベス」から始まって、 「髑髏城の七人~アカドクロ」、「同~アオドクロ」、「SHIROH」 と観続けて来た、 演劇×映像の新感覚エンターテインメント《ゲキ×シネ》の第5弾、 作◎中島かずき 演出◎いのうえひでのり 「劇団☆新感線」の、いわゆる「いのうえ歌舞伎」、 主演◎市川染五郎 から別名「新感“染”」、 「朧の森に棲む鬼」(2007年,日本) を鑑賞。 詳しくは、コチラ(公式サイト)。 予告編(YouTube映像)。 腕っ節も無く、舌先だけで世の中を渡る、落ち武者狩りの男(市川染五郎)が、 森の魔物と契約し、嘘と裏切りを重ね連ねて、王へと成り上がり、そして破滅する ピカレスクロマン。 見せ場が見せ場として、キッチリと決まっており、観ていてドキドキした。 面白かった。 ド迫力の音響と光、豪華な舞台セットと煌びやかな衣装etc、 映像としての魅せ方も洗練され、 一個のエンターテインメントとして、 ここにゲキ×シネ極まりという感じ。 最近のお楽しみだっただけに、これで見尽くしてしまったのは残念。 来春公開予定の「五右衛門ロック」が待ち遠しい。
2008年10月15日
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[1] 映画館で劇を観る。 演劇×映像の新感覚エンターテインメント《ゲキ×シネ》、 作◎中島かずき 演出◎いのうえひでのり 「島原の乱」を題材にとった本格ミュージカル、 「SHIROH」(2005年,日本) を鑑賞。 詳しくは、コチラ(公式サイト)。 良くも、悪くも、熱かった……。
2008年10月14日
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[1] 映画館で劇を観る。 昨日の「髑髏城の七人~アカドクロ」に続いて、 演劇×映像の新感覚エンターテインメント《ゲキ×シネ》、 作◎中島かずき 演出◎いのうえひでのり いわゆる「いのうえ歌舞伎」、 「髑髏城の七人~アオドクロ」(2005年,日本) を鑑賞。 詳しくは、公式サイト。 予告編。 一部内容(YouTube映像)。 04年に春秋で、主演の古田新太(「アカドクロ」)を市川染五郎に、 脇を固める出演者たちも、佐藤仁美の役どころを鈴木杏に、 水野美紀を池内博之へと、キャストをガラリと変え、 同タイトル、同作家、同演出家で公演された「アカドクロ」と「アオドクロ」。 主だった筋立ては同じながら、大きく違った点は、 視覚的に、より派手に、より豪華になった舞台セット、 聴覚的に、要所要所で、物語を音楽に載せて進行させるミュージカル仕立て、 物理的に、160分から200分になった公開時間など。 個人的に、コチラが好きかも。 とにかく、主演の市川染五郎の所作が綺麗。 一人二役(玉ころがしの捨之介と、天魔王の二役)の役どころだったので、 捨之介と、天魔王が同時に舞台に立つ場面では代役が仮面をつけて天魔王を演ずるの だけど、染五郎が天魔王を演じた時とでは、胸の反らし方や、肩の動かし方の違いな のだろうが、魔王の風格がまるで違って見えた。 立ち回りや、スローモーションの演技の部分も、ひとり際立っていた。 ヒロインも、 佐藤仁美よりも、鈴木杏の方が溌剌としていて、可愛らしかった。
2008年10月10日
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[1] 映画館で劇を観る。 先週の「メタルマクベス」に続いて、 演劇×映像の新感覚エンターテインメント《ゲキ×シネ》、 作◎中島かずき 演出◎いのうえひでのり いわゆる「いのうえ歌舞伎」、 「髑髏城の七人~アカドクロ」(2004年,日本) を鑑賞。 詳しくはコチラ(公式サイト)。 ある年代以下の世代(自分たちの世代は完全に含まれる)――、 音楽的な洗礼を受けた時分には、付随するイデオロギーが完全に削ぎ落とされて、 ポップやファッションの一部として、またはただのカタログ的に音楽の一ジャンル として、「ロック」というものを受け止めている世代だったり、 漫画やアニメ、特撮は生まれたときから溢れんばかりに存在し、当たり前のように 小説も漫画も「本」として同列に読み、アニメや特撮をドラマやバラエティー番組 同様「テレビ番組」として同列に観ているような世代、 つまり、 メインストリームにあるとされてきた文化と、いわゆるサブカルチャーとの間に、 分け隔てが無い世代、もっと言うなら、メインストリームにあった文化とサブカル チャーが完全に逆転しているような世代に対して、 とにかく求心力のある物語であり、演出であり、衣装だったり、小道具で、音楽で、 殺陣etcだった。 市川染五郎が「現代の歌舞伎の誕生」と絶賛していたらしいが、全くその通りだと 思う。 引き続き、「髑髏城の七人~アオドクロ」も観に行く予定。
2008年10月09日
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[1] 映画館で劇を観る。 <No Lespaul, No Life> <No Body Kills Me> <Death for Random-Star> 演劇×映像の新感覚エンターテインメント、 《ゲキ×シネ》、 「メタルマクベス」(2007年,日本) を鑑賞。 詳しくはコチラ(公式サイト)。 めちゃめちゃ良かった! 舞台中継とは全く別物。 生の舞台や、映画とは、全然違う良さがある。 例えば、生の舞台と違ってフレームがある分、視界の不自由さはあれど、舞台あるいは 舞台中継では観れないような、役者の顔や、小道具の、どアップが観ることができたり。 続いて公開される作品も、全て観にいきたい。
2008年10月03日
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[1] 観劇記 本日、 大阪・シアターBRAVA!で公演された、 蜷川幸雄演出の音楽劇、 「ガラスの仮面」 を観劇。 (上の写真は、現在のコミック最新刊。最新刊とはいえ、出たのは何年前だろう……) 黒澤明監督の映画「羅生門」のような雨が、舞台上に降り注ぐ。 演出というより、主演の大和田美帆の持ち味だったのだと思うが、 原作の何十倍もネアカな北島マヤ(主人公の名前)だった。 姫川亜弓役の奥村佳恵(これが舞台初出演とか)も可愛らしかったです。 一々の内容も、 全体のまとめ方も、 キャスティングも、 原作ファンでも満足できる内容だったと思う。 面白かった。
2008年08月29日
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[1] 観劇記 本日、 劇団四季の 「オペラ座の怪人」 を観劇。 まぁ、こんなものかという感じ。 あまりに期待感を膨らませすぎていなければ、楽しめる。
2008年08月21日
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