inti-solのブログ

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2009.11.14
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カテゴリ: 環境問題
東京の奥多摩に、雲取山という山があります。標高2017m、東京都で一番高い山です。東京都で、と言っても、山頂は山梨県との県境にありますが。
東京は世界に冠たる大都市ですが、実は西の方には意外と高い山が多いのです。都道府県別の最高峰を並べると、47都道府県の中で東京は15位、かなり上位に来ます。特に、政令指定都市のある都道府県のなかで、東京より高い山があるのは新潟、埼玉、北海道だけです。
山頂付近には、亜高山帯針葉樹林が広がり、お花畑まであるらしい。らしい、というのは、私は冬しか登ったことがないので、実際に花を見たことがないのです。

私は、10年ほど前に初めて雲取山に登り、それ以来何回か登っています。冬季とは言え、積雪量はせいぜい数十センチ、急斜面も少ないので、アイゼンを持ってさえいれば、通常はあまり雪山の技術がなくても問題なく登れます。
この山のすごいところは、山頂からは東京(というより関東全域)が一望の下に見渡せることです。初めて登ったときは、ちょうど年末年始で、12月31日に雲取山荘という山小屋に泊まり、元旦の朝、雲取山の山頂に立ちました。

その1年後の2月頃、今度は雲取山の山頂にある避難小屋に泊まったのです。そのとき、私は日没とともに息をのみました。眼下の東京の夜景があまりに凄かったからです。(その前に泊まった雲取山荘は、森の中で、東京方面の視界は利かなかった)
とにかく光光光、光の洪水です。2月、寒くて湿気の少ない時期ですから、大気は澄み、視界が利きます。大通りを走る車のヘッドライトから、新宿(かどうか分かりませんが)の高層ビルの明かりから、みんな見える。東京のもっとも奥深くの山の中なのに、大都会のまっただ中にいるような錯覚に陥りそうでした。
百万ドルの夜景なんて言葉がありますが、あれは1千万ドル、いや1億ドルの夜景かも知れません。残念ながら写真は撮っていませんが、今まであちこちの山に登ってきた中でも、有数の心に残る景色でした。

が、同時に思ったのは、これはとてつもないエネルギーの消費だな、ということです。東京という街が、どれほど大量のエネルギーを消費しているか、それを実感した一夜でした。このままでいいのだろうか、やっぱり省エネは必要ではないかと思いました。
でも、そんなことを思いつつも、あの絶景がまた見たいと、そのあとも2回くらい雲取山に登っているのです。ところが、その次は夜になったら雲が出て、山頂はガスの中、視界ゼロ。うまくは行かないものです。ちなみに、山頂避難小屋に3回くらい泊まったうち、わたし以外の宿泊者がいたのは、その絶景に息をのんだとき1度だけでした。あとは宿泊者は私1人。冬ですから、気温はマイナス10度くらいになります(もっと下がっていると思いますが、たまたま私が温度計を見た限りでは)。携帯電話の液晶画面が凍ります。でも、この避難小屋は近くに水場がないので、冬でないと泊まりにくい。(雪があれば溶かして水が作れますから)

雲取山以外にも、奥多摩には天祖山、鷹巣山、七ツ石山、三頭山など、1500mを越える山がひしめいています。年によっては、北斜面では意外に積雪の多いことも(と言っても、せいぜい1mくらいですが)あります。東京の山も、捨てたものではありません。





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最終更新日  2009.11.15 01:56:15
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