inti-solのブログ

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2010.06.13
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カテゴリ: 音楽
私がフォルクローレを始めたのは1986年のことですが、当時私は図書館で借りてきたLPレコードでしかフォルクローレを知らず、そのため完全に周回遅れの情報しか知りませんでした。その頃近所の図書館に措いてあったフォルクローレのLPレコードは、第1次フォルクローレブームと呼ばれる1970年代中頃(サイモンとガーファンクルの「コンドルは飛んでいく」のヒットがきっかけ)に発売されたものが大部分だったからです。
その頃(1970年代中頃)にケーナ奏者として有名だった人が3人いました。

筆頭は、なんと言ってもウニャ・ラモス。
http://www.youtube.com/watch?v=uKWtw7RjNlI
この「灰色の瞳」という曲は、加藤登紀子と長谷川きよしがカバーして、日本語の歌詞を付けて歌っています。最近は、長谷川きよしと椎名林檎がデュオで歌っているようです。今は70歳をとうに超えているはずですが、少なくとも数年前までは新作のCDなども発表していました。

もう一人、アントニオ・パントーハ。
http://www.youtube.com/watch?v=YJaVeAn4tW0 (ケーナは0:40から)
この人は3オクターブを吹かないケーナ奏者だったのです。吹けなかったはずはありませんが、ステージや録音では3オクターブを使わなかった。すでに故人です。中学の時の音楽の教科書にケーナ奏者の写真が載っていたのですが、後で考えると、その写真がこの人でした。

最後の一人がアルゼンチン、ロス・アンダリエゴスのケーナ奏者ラウル・メルカード
http://www.youtube.com/watch?v=cx9F4lmkoRM (ケーナは1:00から)

当時、日本に紹介されたフォルクローレのほとんどはアルゼンチン経由だったので、日本に紹介されたケーナ奏者もアルゼンチンの人が中心でした。(パントーハはペルー人ですがアルゼンチン在住)また、サンポーニャはまだあまり取り上げられていませんでした。
本当にすごいケーナ奏者は、しかしボリビアに大勢いたのです。

筆頭にあげるのは、「ロス・ハイラス」のヒルベルト・ファブレ。
http://www.youtube.com/watch?v=HXaLOepBVS4
1960年代末から70年代にかけてヨーロッパで活躍し、ボリビアのフォルクローレに革命を起こしたグループであり、革命を起こしたケーナ奏者です。この人、実はスイス人です。だから、本当は名前もフランス語でジルベルト・ファーブルと読むんじゃないかと思います。

ルーチョ・カブール
http://www.youtube.com/watch?v=P8d9WOfAP38
ロス・ハイラスのチャランゴ奏者エルネスト・カブールがボリビアに帰国して作ったグループ「グルーポ・ナイラ」のケーナ奏者で、エルネストの弟です。私のやっているグループ「キラ・ウィルカ」のケーナ奏者いとうさんはルーチョの影響をもろに受けています。使っているケーナ自体もそうです。とてつもなく太くて肉厚があり、私には吹けません。今も健在ですが、音楽活動からは足を洗ってしまったようです。

ここまではケーナ奏者(サンポーニャはまったく、あるいはあまり吹かない)ですが、現在のケーナ奏者はほとんどケーナとサンポーニャの掛け持ちです。それに、どちらかというと、現在のボリビア音楽ではケーナよりサンポーニャの方がよく使われているような気がします。

エディ・リマ
http://www.youtube.com/watch?v=Q0GqN2iPlcc
あちこちのグループを渡り歩いているケーナ奏者です。ラパス市内に楽器店を経営していました。私が現在使っているサンポーニャはその店で購入したものです。エディ・リマ本人は店にいませんでしたけど。良いサンポーニャで、9年経った今も愛用していますが、エディ・リマのシールは邪魔なんで剥がしてしまいました。(本人が作ったわけじゃないだろうし)

マルセロ・ペーニャ
http://www.youtube.com/watch?v=uUE0-Aa11NA
かつてホセ・ホセロ・マルセロ、現在はルス・デル・アンデのケーナ奏者です。左から2番目がマルセロ・ペーニャ。左端でケーナ副旋律を吹いているのは、フェルナンド・ヒメネス。サンポーニャ奏者として知られている人です。

ロランド・エンシーナス
http://www.youtube.com/watch?v=Sb8qJIgUDeU
何人ものケーナ奏者を挙げてきましたが、多分今現在 ボリビアでナンバーワンのケーナ奏者はこの人 だろうと思いすます。アカパナ、ムシカ・デ・マエストロスのケーナ奏者ですが、もちろんサンポーニャも吹くし、 コンセルティーナ (アコーディオンの一種)も弾く。実はバイオリンだって弾くのです。近年学校公演を中心に毎年のように来日公演を行っているので、日本でいちばん見る機会の多いケーナ奏者でもあります。左から2人目がロランド・エンシーナスです。左端でサンポーニャを吹いているのは菱本幸二さん。この人ももちろんケーナも吹きます。

長くなるので、あとはささっと紹介。
ボリビア、「カルカス」のガストン・グアルディア(右から3人目)
http://www.youtube.com/watch?v=XMTtHfQ0CDI
アルゼンチンのホルヘ・クンボ
http://www.youtube.com/watch?v=u3_aQP8CLm4
同じくアルゼンチンのラウル・オラルテ
http://www.youtube.com/watch?v=FH3DN1j9L6Q
ボリビアのアドリアン・ビジャヌエバ
・・・・・・残念ながら、この人はYouTubeに動画を発見できませんでした。

日本のケーナ奏者は、また別の機会に紹介することにしましょう。





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最終更新日  2010.06.14 00:36:12
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