inti-solのブログ

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2010.09.07
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テーマ: ニュース(96531)
カテゴリ: 政治
私は民主党の政策にかなり愛想を尽かしていますけれど、だからといって民主党を非難攻撃しているネットウヨク連中の肩を持つ気もありません。民主党は嫌いだけど、自民党とネットウヨクはその百倍嫌いですから。

さて、最近のネットウヨクの攻撃対象は、もっぱら民主党の代表選に外国人が参加できることであるようです。
ネットウヨク御用達の産経新聞が こんな社説 を出しています。

【主張】代表選の欠陥 外国人関与なぜ放置する
事実上、日本の首相を選ぶ民主党代表選の仕組みはあまりにも杜撰(ずさん)である。問題なのは、投票システムのほか、投票資格を持つ党員・サポーターに在日外国人が含まれている点だ。
永住外国人に地方参政権を付与する法案の是非が議論となっているが、民主党代表選は国政そのものに外国人がかかわる点で、さらに深刻な問題をはらんでいる。特定の外国人勢力の意思が首相選出に影響を及ぼす恐れがあるためだ。長尾一紘中央大教授は、「憲法違反」だと断言している。
そもそも制度設計がおかしい。党員は年間6千円、サポーターは2千円を支払って投票に参加する。外国人の党費支払いに法的規制はないが、外国人による政党への寄付を禁じる政治資金規正法の趣旨に反しているといえる。
民主党の枝野幸男幹事長は8月9日の記者会見で、外国人の投票について、「将来に向かっては、議論が必要なことではないか」と述べている。党幹部もこの問題点に気づいているわけだ。
それにもかかわらず、なんの制度改正も図られないままに今回の代表選を迎えたことは、まったく理解に苦しむ。
また、小沢一郎前幹事長は5日、「党の問題でしょう。僕が決める話じゃない」と述べた。民主党代表に就任する可能性がある人物として、無責任としか言いようがない。
一方、党員・サポーターによる投票は、投票用紙が自宅に郵送され、これに候補者名を書き込んで返送する仕組みだ。これでは、本当に党員・サポーター本人が投票したものかは確認できない。代理投票や特定候補への投票の強要など、さまざまな不正行為も可能ではないか。
民主党秋田県連では、小沢氏を支持する衆院議員の事務所が、一部のサポーターに対して、白紙の投票用紙の提出を求めたという疑惑が浮上している。
当該衆院議員は「事実無根だ」と否定しており、そうした行為が実際にあったのかは不明だが、そもそもこういう不正が実行可能であるという点に、制度としての脆弱(ぜいじゃく)性がある。
投開票日は14日に迫っている。今からでは制度の改善は間に合わない。制度の欠陥を悪用しないことを民主党議員、党員、サポーターに求めたい。
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はっきり言ってバカバカしい主張です。そもそも私は外国人地方参政権付与に大賛成の立場ですが、そのことはひとまず措いて、いかに民主党が政権与党だとしても、その代表を選ぶ選挙は公職選挙法の制約を受けません。日本国の首相を選ぶのは、あくまでも国会議員の議決(最終的には衆議院の議決が優先)によるのであって、代表選というのは、極論すればその参考なのであって、何らかの法的根拠に基づくものではありません。実際、民主党は党員参加の代表選を行わずに代表を決めたことだってあります。(鳩山前首相も菅首相も代表選出時はそうでした)
民主党は与党だからと言っても、代表選に負けた側が党を割って自民党とくっつくようなことだってあり得ないことではありません。(そういう報道はさかんにされています。もっとも、私はその可能性はあまり高くないだろうと思っていますが)そうなれば、代表選に勝ったって日本国の首相にはなれません。

「代理投票や特定候補への投票の強要など、さまざまな不正行為も可能ではないか。」とありますが、はっきり言ってそれはあるでしょう。ただし、それは自民党も同じことです。
今回民主党代表選を巡って非難されていることのほとんどは、かつての自民党の総裁選、総裁予備選でも横行していたことです。民主党員やサポーターではない人のところに投票用紙が送られた、という報道がありましたが、かつて自民党の総裁予備選や総裁選でも、投票用紙がデタラメに送付されることは頻繁にありました。2001年に小泉が選出された総裁選でもそんなことがあったし、それ以前、1980年代には社会党の国会議員(元国会議員だったかも)の元にまで投票用紙が送られてきた、なんてことが報じられたこともありました。
どういうことかというと、各議員が党員をかき集めてくると、その中には本人の同意を得ないまま、名前を無断で借りて党費は議員が立て替えて払ってしまう幽霊党員が山ほど含まれているのです。参議院の比例代表区が拘束名簿式だった時代、集めてきた党員の数で名簿記載順位が決まりましたから、各議員はそんなことをやって党員数を水増ししていたわけです。だから、自民党の党員数は選挙や総裁選のあるときは大幅に増え、それが終わると大幅に減るというのが常態でした。
で、そうやって捏造した「党員」の元に投票用紙が送られればまだいいのですが、それを自陣営で回収してまとめて投票、ということを考える人も、当然いるわけです。今回の小沢陣営がやったと言われる行為と同じです。
会社ぐるみで社員に自民党に入党させておきながら、総裁予備選の投票用紙を会社が取り上げてまとめて投票しようとした、と言うような出来事も報じられたことがあります。
自民党は外国人を党員として認めてはいませんが、現実問題としてそれだけ幽霊党員を捏造していれば、当然相当数の外国人がその中に混入してくるでしょうし、投票した外国人だっているでしょう。住民票に基づいて名簿を作っているわけではないから、それは避けようがないはずです。

要するに、これらの点において、民主党は自民党と同レベルということです。外国人云々の話はともかく、党員ではない人に投票用紙を送ったり、代理投票や投票先の強要は、確かにほめられた話ではない。もしそれが公職選挙法に基づく選挙なら違法です。けれども、自民党の総裁選(かつての総裁予備選)を何も批判しなかった人間が、今になって民主党の代表選批判を始めるのは、はっきり言って片手落ちというか、ためにする議論としか言いようがありません。





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最終更新日  2010.09.08 01:02:17
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