inti-solのブログ

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2013.07.29
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先日、立山連峰に登ってきた話を記事に書きましたが、このときは、毎日新聞旅行の主催している「毎日アルペン号」という夜行バスを利用して室堂平まで行きました。

立山に登ったのは今回が初めてですが、富山を基点とする山登りは、ずっと昔に雲ノ平と三俣蓮華に登ったことがあります。1996年(丁度アトランタオリンピックの最中だった)のことでした。そのときは、急行「能登」という夜行列車で東京・上野から富山まで行き、路線バスで登山口の折立まで行きました。上野駅を出るときは超満員で、通路に座っていた遠い記憶があります。熊谷だったか高崎だったか、途中駅で乗客が降りて、やっと席に座れた。

その当時は、東京から富山までは、寝台特急「北陸」と急行「能登」という2本の夜行列車が走っていました。「北陸」は、名前のとおり全車寝台車、能登は全車座席車でした。2010年3月に両列車とも廃止となり、「能登」はその後しばらく臨時列車として時々運転されていましたが、それも現在は打ち切られています。

私が、山登りを始めたころは、南北アルプスや八ヶ岳に登るといえば、まずほとんど夜行列車を利用していました。
富山経由というのは例外的で、多くの登山口は中央線経由でした。20年前には新宿から中央線方面の夜行列車は2本走っていました。急行「アルプス」と上諏訪行の快速です。
北アルプスに行くときは急行「アルプス」を使い、八ヶ岳や南アルプスは無名の快速列車を使っていました。

ところが、20年くらい前に無名の夜行快速は廃止となり、その後は急行アルプスしかなくなってしまった。時にもよりますが、急行「アルプス」は、夏休みシーズンなどには非常に混雑することがあり、確か1998年だったか、甲斐駒ケ岳に登ったときは、新宿から甲府までデッキで立ちっぱなしだったことがありました。(最初床に座っていたんだけど、誰かがコップ酒を床にこぼして、床が酒まみれになり、座れなくなってしまった)当時30歳になったばかりでしたが、さすがに夜行列車に立ちっぱなしで、翌日の登山はちょっとばてた記憶があります。

しかし、それだけ混雑した急行アルプスもまた2001年には廃止になってしまい、その後は臨時の夜行快速「ムーンライト信州」が運転されています。これは、現在まで廃止されず運行継続しています。私もこの列車を何回か使っているのですが、急行「アルプス」の時代と違って全席指定で自由セキがない。現在でも結構人気のある列車で(そもそも混雑期にしか運転しないから)、予約を取ろうとしたら満席、ということが何回かありました。

結局、私が山登りに愛用していた夜行列車は、次々と姿を消してしまい、それに替わる手段としては、夜行バスあるいは東京を朝出発する、という手段になってしまいました。最近は、北アルプス方面に行くときは松本電鉄の「さわやか信州号」や、前述の毎日新聞旅行の「毎日アルペン号」など夜行バスをよく利用しますし、八ヶ岳に行くときは、仕方がないので朝東京を出ることが多くなりました。

山以外では、相棒と結婚する前(相棒は結婚するまで大阪に住んでいた)、大阪に言って東京に帰ってくるときに、夜行列車を使ったことが何回かありました。
一度は特急「サンライズ瀬戸/出雲」という寝台列車。これは、現在まで定期列車として残っています。もう1回は急行「銀河」。大阪発東京行の寝台急行です。この列車は2008年に廃止になっています。私は随分夜行列車に乗りましたが、寝台車は子どものとき、家族旅行で山口に行ったとき寝台特急「はやぶさ」(この列車も2009年に廃止になった)に乗ったのと、このときの急行「銀河」の2回だけです(前述の「サンライズ瀬戸/出雲」に乗ったときは、「のびのび座席」と称する座席車扱いの簡易寝台を使った)

それより前に、東海道線の大垣行夜行列車(快速)もフォルクローレの演奏関係で乗ったことがありますが、かつて学生の格安旅行の御用達だったこの列車も廃止され、現在は「ムーンライトながら」という臨時列車に変わっています。学生の休み期間だけに運転されているようです。

鉄道の夜行列車というのは、各鉄道会社にとって「邪魔な存在」になっているんでしょうね。利用も多くないのでしょう。ただ、「ムーンライト信州」がよく満席になることから考えても、一定の需要はあるはずですが。

現在、完全に毎日運行されている定期夜行列車は、JR全グループに、たった4本しかありません。上野-札幌間の特急「北斗星」、上野-青森間の特急「あけぼの」、前述の東京-高松市/出雲市間の特急「サンライズ瀬戸/出雲」、そして青森-札幌間の急行「はまなす」です。
週の半分以上運行される「半定期列車」が、大阪-札幌の「トワイライトエクスプレス」と、上野-札幌の「カシオペア」。あとは多客期のみ運転される、前述の「ムーンライト信州」(新宿-白馬)と「ムーンライトながら」(東京-大垣)、「ムーンライトえちご」(上野ー新潟)を含めても、9本しかない。(「ムーンライト信州」は下りのみで上りなし)

とりわけ、「急行列車」と名の付く列車は、昼間の列車は既になく、夜行急行「はまなす」ただ1本以外にない。特急は「特別急行列車」の略ですが、特別ではない「普通急行列車」は、もはやJR全グループにたった1本。絶滅寸前です。「普通」が姿を消して、全部「特別」ばかりになってしまったら、もはや特別でもなんでもないのであって、いっそのこと、特急は全部急行に名称変更したら?って思ってしまいます。まあ、そんな名前の格下げをJRが行うことは、絶対ないでしょうけどね。





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最終更新日  2016.11.19 09:56:09
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