maki5417さん

高速増殖炉と同じで、技術的には問題ないでしょう。いや、高速増殖炉よりよほど安全ですけど。
問題は社会的法的経済的な側面でしょうね。地熱発電は温泉地での反対、懸念があるし、小規模水力発電は水利権とのからみ、潮汐発電も、景観、船の航行との干渉性、太陽光や風力はその不安定性への対策、風力は特に景観や野鳥との衝突対策等が課題でしょう。
それから、既存のダムに関して、その最大容量は相当に余裕のあり(余裕がありすぎる)ものと言われます。つまり、本当はもっと貯められるのに貯めないようにしている、というわけです。もちろん、大量の降雨に備えての部分はありますが(利根川水系などは、台風の多い7-9月だけ最大容量を減らしている)、大量の降雨は天気予報で数日前に分かるわけで、その時に貯水量を減らせばよいように思います。それは、水力発電の電力量の増大にもつながるでしょう。
(2017.12.04 06:52:48)

inti-solのブログ

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2017.12.03
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カテゴリ: 環境問題
原発新設、議論着手へ=エネルギー計画見直しで―国民理解に課題・経産省
経済産業省は、原発の新設や建て替えの必要性に関する議論に近く着手する。
2030年までの国の政策方針を定めた「エネルギー基本計画」改定に際し、地球温暖化対策の枠組み「パリ協定」を踏まえた50年までの長期的視点を新たに盛り込む。温室効果ガスを8割削減する日本の目標に向け、二酸化炭素を出さない原発をどう維持するかが焦点となる。
3年ごとの基本計画の改定検討を担う経産省の会議で先月28日、分科会長である坂根正弘氏(コマツ相談役)が「原子力と地球温暖化問題の両面からアプローチしないと答えが出ない」と発言。「50年を考えながら30年の議論をしたい」とも語り、50年までの原発活用を議論する方針を示した。

ーーー

3.11で致命的な事故を起こしながら、結局は原発依存をやめるという選択すらできず、今後も新しい原発を作る、というのです。あの事故から何も学ばなかったのか、と思わざるをえません。
確かに、地球温暖化は重要な問題です。反原発派の一部にも反温暖化論者がいる(広瀬隆とか)のは、残念なことだと私は思います。
ただ、温暖化が危険だから原発事故の危険が許容できるのかといえば、許容できません。
前回の記事で、高速増殖炉もんじゅの廃炉の件を取り上げました。地震でもなんでもない時にナトリウム漏れによる火災を起こし、その後もトラブル続きでほとんど動かなかったもんじゅは、普通の軽水炉よりはるかに危険な存在であることは確かです。しかし、では軽水炉なら安全なのか。そうではないから福島の事故が起きました。高レベル廃棄物の最終処分場も決まっていない、中間貯蔵施設の容量も遠からず満杯になりそう、という現状で、原発をやめる方向ではなく新設までする方向というのは、もし福島のような事故が今後避けられたとしても(おそらく避けられないと思いますが)核のゴミというツケを将来に先送りする、極めて無責任な方針と思います。
そもそも、原発は確かに発電そのもののプロセスでは二酸化炭素を排出しないものの、廃炉作業や事故発生時の終息作業では、大量の二酸化炭素を発する(たとえば火力発電所の解体とは比較にならないくらいその量は多いはず)ことになります。

それに、以前から度々指摘していることですが、日本の発電量は、2007年をピークに、ずっと減ってきています。

電源別発電量電力量

短期的には前年比で多少増えることはあっても、中長期的に見て、人口が減少傾向にある日本で電力需要の減少傾向が変わるとは、とても思えません。エネルギー基本計画がどのような将来予測に基づいて将来の電力需要を計算しているかわかりませんが、過大見積もりの可能性が高いように思えるし、そうであれば、発電設備への過剰投資は将来の不良債権でしかありません。

それに30年先50年先を考えるのに、どうして再生可能エネルギーに注力しようとしないのかも、私には理解できません。現在でこそ、再生可能エネルギーには未完成な部分がありますが、小規模水力発電、潮汐発電、地熱発電等、安定性も含めて将来有望な再生可能エネルギーは多数あります。そこに力を注がず、やっぱり原子力というのは、結局3.11と同じ事態を招く道に続いているとしか思えません。





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最終更新日  2017.12.09 11:28:03
コメント(7) | コメントを書く


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Re:原発をやめていくべき(12/03)  
maki5417  さん
>現在でこそ、再生可能エネルギーには未完成な部分があります

そうですか。
具体的にはどんなところでしょう。 (2017.12.03 22:53:35)

Re[1]:原発をやめていくべき(12/03)  
inti-sol  さん

Re:原発をやめていくべき(12/03)  
Bill McCreary さん
>日本の発電量は、2007年をピークに、ずっと減ってきています。

・・・人口が減少傾向にある日本で電力需要の減少傾向が変わるとは、とても思えません。

あと、これはinti-solさんにいまさら申し上げる話ではありませんが、日本は今後どんどん第三次産業主体になりますから、すると大量に電力を消費する工場の稼働も減ってくるということですね。市民の省エネ意識はかなり不可逆的な段階に来ていると思うし、いまさら原発新設の議論着手なんて、きわめて時代錯誤で現実性のない考えとしか思えませんね。でもほんと、世の中一部の人間は、原子力発電所が大好きでしょうがないんでしょうね。困ったものです。 (2017.12.04 19:27:12)

Re[3]:原発をやめていくべき(12/03)  
inti-sol  さん
Bill McCrearyさん

おっしゃるとおりです。
そういえば、あの「もんじゅ」は、ナトリウムを液体に保つために、電気代が年間200億円かかるとか。建設以来ほとんど稼働していないのに、電気代だけで二十何年で4000億、その他もろもろで1兆以上で、更に解体には莫大な費用がかかる、馬鹿馬鹿しいの極みです。
(2017.12.05 06:25:26)

Re[2]:原発をやめていくべき(12/03)  
maki5417  さん
inti-solさんへ

ご解説ありがとうございます。
今や世界の主流は、再生エネルギーですね。

コストの安さが魅力ですね。

再エネが中国をはじめ急速に普及している背景にあるのが、低コスト化です。技術の進歩で、発電にかかるコストは年々減少しています。
去年、ヨーロッパでは風力発電で、1キロワットアワー6円で発電をする企業が登場。また中東UAEでは、3円で発電するメガソーラーが建設されています。
ちなみに、日本で最も利用されているLNG火力のコストは14円程度とされているので、いかに世界で再エネの低コスト化が進んでいるかが分かります。

再エネについて、積極的に報道しているのは、日経ですが、NHKもここに来て増えてきました。
上記は、昨日のクロ現 「中国“再エネ”が日本を飲み込む!?」からです。

興味深い番組でした。
www.nhk.or.jp/gendai/articles/4072/


再エネと既存エネルギーを上手くコントロールしているのは、スペインですね。


日本は、原発に固執するあまりせっかくのビジネスチャンスを逃してしまいました。
地域独占で、グローバルな電力会社はゼロです。 (2017.12.05 17:42:16)

Re[5]:原発をやめていくべき(12/03)  
inti-sol  さん
maki5417さん

おっしゃるとおりと思います。
原発にかける資金の半分でも再生可能エネルギーにつぎ込めば、3.11以前の原発を再生可能エネルギーで置き換えていくくらいのことは可能だと思います。それをしようとしない、はなから原発ありき、という固定観念が、今も政府を縛っているのでしょう。
(2017.12.05 19:25:00)

Re[6]:原発をやめていくべき(12/03)  
maki5417  さん
inti-solさんへ

固定観念というより、原発利権ですね。
原燃なんて早くつぶせばいいと思います。
毎年電力会社が支払っている1100億円は、つまるところ国民の負担です。

福島の事故処理は、最終的には30兆円くらいになるのではと思っています。
事故処理で、重工、東芝、日立の原発メーカーは、ひと稼ぎですね。
ただの廃炉でも1基1000億円くらいでしょう。
笑いがとまりません。
東芝が原発をやめないわけですね。
(2017.12.05 20:49:39)

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