inti-solのブログ

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2019.12.07
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テーマ: ニュース(96531)
カテゴリ: 政治
入試の根幹揺らぐ・現場の声に耳傾けず…「記述式延期」に困惑と批判
政府・与党は2021年1月に始める大学入学共通テストで、国語と数学の記述式問題の導入を延期する方向で本格的な調整に入った。萩生田文部科学相は年内に導入の是非を判断する意向を表明した。
記述式問題の延期が検討されていることで、関係者に戸惑いが広がっている。
全国高校長協会は、生徒が既に、共通テスト対策として定期試験や模擬試験で記述式問題を解いているとして「延期されれば試験問題や時間はどう変わるのか。国は早く決めてほしい」と訴える。
共通テストの延期を求める大学教授や予備校講師らは「共通テストで信頼できない採点が行われれば、入試の根幹が揺らぐ」との声明を発表。記者会見で「記述式の導入見送りなら、英語民間試験と合わせ共通テストの2本柱が失われる。制度設計の段階から専門家や教育現場の声に耳を傾けなかったことが原因だ」と批判した。河合塾では来月、高校2年生向けに共通テスト対策の模試を予定している。教育情報部長は「細かい条件に従った解答が必要な国語の記述式は対策が必要なので、見送りなら安堵する受験生は多いのでは」とみている。
記述式の採点は、ベネッセのグループ企業が2020~23年度分を約61億6000万円で受注している。延期の検討について、ベネッセホールディングスは「コメントできない」としている。

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1か月前に、入試における英語民間試験導入が延期されたのに続いて、国語と数学の記述式問題の導入も延期されることになりました。英語民間試験の時にも書きましたが、見送り自体は当然と思いますが、その決定があまりに遅きに失したといえます。せめて、英語民間試験導入延期と同時に決めることがどうしてできなかったのか、と思います。
うちの子は高校2年生ではないので影響はそこまで大きくはないと思いますが、それでも影響はあります。

それにしても、英語民間試験もそうですが、「マークシートでは論理的な思考が見につかない」などの批判があり、それが英語の読む聞く書く話すや国語数学の記述式問題という話が出てきたわけです。
マークシートで人間の本当の能力が分かるものか、という批判自体はまったくそのとおりだと私も思います。記述式の方が(あるいは、英語なら読む聞く書く話すの能力を試す方が)本当の能力、実用的な能力を試すことができる、それもそのとおりであろうと思います。

問題はしかし、記述式だの読む聞く書く話すの能力だのを、公平客観的に採点する手法はない、という点にあります。しかも、一人で採点できる人数(数十人から、どう頑張っても数百人まで)ならまだしも、何十万人という人数は、何百人もの採点者を必要とします。当然個人による判定基準のずれが発生するのですから。それにもかかわらず公平客観的な採点が可能だと考えたとしたら、あまりに認識が甘すぎるといわざるを得ません。あるいは公平客観的ではないことは承知の上で強行したのかもしれません。

いずれにしても、18歳の若者の運命を決する大学入試制度を、粗雑なやり方で改変しようとした(と言われても仕方がない状況だと思います)挙句の事態というしかありません。それでも、実際にこの試験制度を導入して惨憺たる事態に至る以前に見直しが行われたことは、まだしも多少マシではあるでしょうが。この責任は、やはり「身の丈」発言の文科相が負うしかないだろうと私は思いますけどね。





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最終更新日  2019.12.07 19:20:28
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