inti-solのブログ

inti-solのブログ

2024.03.30
XML
テーマ: ニュース(96533)
「静岡県に損害賠償請求を!」リニア2027年開業断念報道であふれる憤激…ホリエモンは「国もガツンとやれ」怒り心頭
「残念ながら、2027年の名古屋までの開業は実現できる状況にはありません」
3月29日、国のモニタリング会議で、JR東海の丹羽俊介社長は、リニア中央新幹線の品川・名古屋間の開業延期を苦渋の表情で述べた。丹羽社長は開業の遅れを「静岡工区の遅れ」と指摘している。
「JR東海はこれまで『開業延期は絶対に認めない』という立場でしたから、完全な方針転換です。背景には静岡県の川勝平太知事が、リニア工事にともなう、大井川の水資源や南アルプスの生態系への影響、さらに工事で出る土砂の問題などを危惧して、工事の着工を認めていないことにあります。
」(経済担当記者)
SNSでは、多くは
《静岡県知事1人のゴネで国家的プロジェクトがここまで遅れてしまうという民主主義のバグ》
《さすがに静岡県民はそろそろ「うちの県のわがままが過ぎた」と気付いてくれないと困る》
《マジで静岡県に対して損害賠償請求して欲しいくらい》
など批判的な声だ。
実業家の堀江貴文氏は
「日本の大動脈である東海道新幹線が止まると、日本経済にも大きな影響が出る。そのバックアップ手段にもなる」などとしたうえで、
「リニア中央新幹線に使われている超電導磁石の技術は世界をリードしている。それで、人材も確保され、各企業も超電導技術に投資してサプライチェーンを形作りつつあるが、静岡県知事のおかげでもうすべて台無し。静岡県が儲からないという話じゃなく、日本の国益の話なんだよ」
と怒りをあらわにした。(以下略)

---

正直、川勝知事がここまで頑張るとは思っていませんでした。
私は静岡県民ではありませんが、リニアモーターカーという乗り物そのものに対して特段の賛否はないものの、それを南アルプスの地下に通すこと、および建設に国費を投入することには反対です。
東海道新幹線が建設された当時、世界的には鉄道は斜陽産業とみられており、新しい鉄道に莫大な国家予算を投入することには批判もありました。しかし結果として新幹線は大成功を収めました。
リニアモーターカー推進派には、おそらくその時のことが念頭にあるのではないかと思います。
ただ、東海道新幹線建設当時、日本は高度経済成長期であり、大都市間の交通需要は急激に拡大していました。もちろん新幹線は優れた交通機関ではありますが、その成功は高度経済成長期の時代背景抜きには考えられません。
現在、経済成長どころか経済衰退期であり、東京大阪間の交通需要が今後急拡大する、などという将来図は、いかに考えても現実性がありません。
結局、パイは増えない中でリニアモーターカーが開業すれば、その乗客は他の交通手段から奪ってくるしかない、ということになります。他の交通手段と言っても、東京大阪間の旅客輸送のシェアは新幹線が圧倒的に高く、したがって、JR東海が運行する東海道新幹線から、同じくJR東海が運行するリニア中央新幹線に乗客が移動するだけ、ということになります。
当然、現在はドル箱である東海道新幹線は採算が悪化し、本数は減り使い勝手が悪くなることか目に見えています。

「日本の大動脈である東海道新幹線が止まると、日本経済にも大きな影響が出る。」とのことですが、そのような事態が起こるとすれば、原因は何でしょうか?
十中八九地震とそれに起因する津波でしょう。
しかし、予想される巨大地震つまり東海・東南海・南海地震は、名古屋は想定震源域に近く、そこを通過する(当面の間は終着駅)リニア中央新幹線も大被害を受け、不通となることはほぼ確実です。
また、東海道新幹線もリニア中央新幹線も、貨物輸送はありません。どちらも人の輸送しかしないので、地震発生時の物流対策としては特に意味はありません。

それらのことを総合して考えると、リニア中央新幹線の建設に、莫大な建設経費に見合うほどの大きなメリットがあるようには思えません。したがって、リニアモーターカーの建設を「絶対善」とする立場からの様々な主張には、なんら正当性を感じないのです。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024.03.30 22:08:56
コメント(8) | コメントを書く
[鉄道・飛行機他乗り物] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: