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年末に知人と会った時の話で、この本を知り、面白そうでもあり、買ってみた。品川区戸越銀座の町工場の家庭で育った著者(昭和41年生まれ)は、創業者の祖父が生前に残した手記に肉付けし、文献も調べ、第二次世界大戦前から現在までを語る、私的エッセーになっている。冒頭で、著者が(Greater LondonやGreater New Yorkのノリで)「大五反田圏」を示しており、僕の実家や母校(中学・高校)など…12歳-34歳の主要な生活範囲が「圏内」に入っている。戦争期に、旧荏原郡(円の左半分)は満蒙開拓に大量入植した記録があること、戦況悪化による総動員体制で、母校(高校=旧制中学)の生徒も大田区・品川区の軍需工場で勤労奉仕していたことは「まあ、そうだったんだろう」と思ってはいたが、史実を示されることはなかった。著者の生活圏としてよく出てくる地名は、戸越銀座・五反田・清正公前(白金・明治学院大学)・泉岳寺・下神明(品川区役所周辺)あたり。起点の戸越銀座・五反田はわかるが、その先には微妙なズレ(違和感)を感じながら読み続ける。星薬科大学・武蔵小山・桐ケ谷斎場などについて掘っていたりするので「圏内の話だなぁ」と思いながらも、戸越銀座ベースの著者と思いが重なった箇所は案外と少なかった。この「ズレ」は、恐らく最も多感だったはずの「10代」を過ごしたエリアの違いからくるのではないか…「中原街道」が、その境界線だろうと思う。中原街道を挟んで、著者は南東側の小・中・高校、僕は北西側の中・高校だった。或いは、もっとマニアックな切り口で「都道・補助26号線」が境界線で「東側の著者、西側の僕」かも知れない。どちらかの地域幹線道路が理由で、10代に交雑した文化圏が、やや違うのかもしれない。青春は旧目蒲線(西小山・武蔵小山)だった。五反田はよく行く街ではあるが、個人的には「蒲田文化圏」の影響を強く受けて現在に至っている。高校は蒲田を含む大田区と同じ学区であり、虎ノ門本社の会社に入り、初期の4年間は、蒲田の事業所配属だった。「大蒲田圏」を考えるか…。東急電鉄によって解体された悲運の「旧目蒲線」について、著者は『目黒線・多摩川線分離は認めがたく、敢えて旧称の「目蒲線」と呼んでいる』と述べているが、この点は全く同感である。
2023.01.28

確定申告の時期である。最初の確定申告は、28年前に、ローンを組んで住宅購入した翌年だった。購入後何年間かの、住宅ローン減税を受けるために、購入翌年に確定申告が必要だった。最近の10年は、個人事業主である、会社員でも雑所得がある、失業したまま越年して年末調整をやっていない…これら「確定申告すべき人」に該当した時もあるが、近年は専ら医療費控除である。会社員なので、勤務先で年末調整を終えているが、1月に来る「前年の源泉徴収票」を見ながら、医療費控除を申告する。年末調整の修正申告なんだろうと思う。これで戻る金額は少額だが、お金はお金なので、還付される分はもらっておく。マイナンバーカードによるe-Taxは、既に何回かやっており、ツールは「パソコン+ICカードリーダ」を利用している。近年は「スマホでもできる」と謳っているので、今回は初めてスマホでやってみた。アプリのダウンロードから始める。マイナンバーカードをスマホで読み取る操作をして、暗証番号で本人確認。過去の確定申告データがいろいろ表示される。「年末調整済で、医療費控除を申告したい」とメニューを選ぶ。源泉徴収票の情報を入力。写真を撮って読み取る方法もあるようだったが、写真で数字が読み取れるのか、どうも信用できない感じがして、入力項目はいくつもないのでポチポチと数か所を入力。医療費総額を入力。10万円を超えた金額が所得控除に加算され、年末調整で決まった納税額が減額・還付される。「次へ」「次へ」と画面通りに進めると、還付金額が表示され、所轄税務署へ送信するまで、15分ぐらいで終わってしまった。確定申告の期間は、毎年2月中旬~3月中旬。紙・手書き・郵送・税務署に来て提出する人が2割程度いるそうだ。e-Taxだと1月の第2週ぐらいから申告可能で、1月中に済ませておくと、還付も早い。
2023.01.21

ずっとプラント建設業界にいるので、海外出張は短期・長期共に多く、それに加えて、30-40歳代の営業職だった頃には国内出張も多かった。当時、大浴場は高級ホテル(併設フィットネスジムの付帯設備として)か、観光ホテルにあるもので、そういうホテルに泊まる時は、重要客先同行だったりするので、自身の入浴より会食や観光の接待に忙しく、ほとんど利用しなかったと思う。普段使いのビジネスホテルでは、個室に十分なユニットバス(内湯)があり、大浴場は設置・維持・管理の金食い虫…「迷惑設備」の扱いで、新設ホテルには設置なし、かつてはあったホテルでもどんどんなくしていき、利用する側も「内湯があればOK」の時代だったと思う。今は宿泊出張はほとんどないが、2022年の外泊を数えたところ、プライベートで年間36泊(月3泊平均)している。気に入ったホテルは、目的と場所で概ね決めてはいるものの、ベストレートやポイント取得のため、大手予約サイトから予約する。都度の検索でヒットするホテルも一応閲覧することになるが、最近「大浴場付き」を謳う新設・リニューアル・リブランドのビジネスホテルが増えているように思える。全国展開のチェーンで言えば「ルートイン」は必ずあり、「スーパーホテル」「アパホテル」もかなりの割合であり、特に都市圏の最上階・屋上・露天など趣向も凝らしている。こちらも、以前のように寸暇を惜しんで行動するような移動は減っているので、個室の内湯とは別に大浴場に入ることが増えた。先日、娘夫婦が子供2人を連れて都内に泊まった時は「大浴場あり」で検索したそうだ。近年は「大浴場の復権」なのか、ビジネスホテルの付加価値として見直されているように思える。
2023.01.14

母校・中大には、体育系学部はないが、体育連盟として、ほとんどの運動部がある。あまり知られていないが、大学最強レベルの強豪部が多く、卒業生や在学生でオリンピック出場選手も多い。硬式野球部は、東都大学リーグで優勝回数も多く、長きにわたり、毎年のように有力選手をプロ野球へ送り込む一方、時々入替戦の憂き目にあい、2部に落ちたり、落ちそうになったりしているので、中大スポーツの中では、実は「強豪部」ではない方だと思っている。年に数回、硬式野球部の応援で東都大学リーグを観戦するが、お正月の箱根駅伝もコッソリ応援している。2001年の新年は家族と箱根で過ごし、中大の往路優勝(復路・総合優勝は順大)を間近で応援できた。レース優先で停車する箱根登山鉄道の車内から、往路5区(山登り)で中大が前を行く首位・法大を追い上げて逆転する最高の瞬間を見ることができたが、その2年生5区ランナーが、実業団(Honda)でマラソン第一人者(東京マラソン日本人初優勝・世界陸上出場等)になり、数年前から監督になっている。この10年ほどは、往路・山登りでまさかの途中棄権(記録なし)や、シード落ちの予選会で10位にも入れず連続出場記録が途絶えたり、不遇が続いていた。学員報でも「駅伝を何とかしよう」と寄付を呼びかけ、監督の指導・運営が軌道に乗ってきたようで、有望な高校生の進学希望先にも数えられるようになり、近年の成績は各大会で上位に上がってきた。今年の箱根は駒澤・青学の2強とされていたが、往路は2区・3区の区間賞を取って2位。復路も2位…駒澤との差は、最大でも2分以内で粘り、最終区で1分42秒まで差を詰めてゴールしている。3位は駒澤と7分以上の差なので、堂々の総合2位。後輩たちの粘り強い戦いぶりを見ると、卒業後40年になるが、パワーをもらえる。
2023.01.07
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