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「人生とは、私だけのものを創り出す道程である」 この方が生み出した言葉のようである。何ともいい言葉である。 以下、この方のブログから一部抜粋引用 ”仕事はなんでもいい。一生けんめいに生きている人の顔はみんな美しい。美しい顔になりたい(相田みつを) 人の心は、顔にあらわれる。うつろな心に人は空虚な顔になり、やましく生きている人は卑しい顔になり、不平を鳴らしている人は不平顔になる。どのような仕事でも懸命に力を捧げている人がいるが、そういう人にはみなぎる力が宿っている。そういう人と付き合うことは楽しい。そういう人になりたいものだ。 ---------------------------- 人を相手にせず天を相手とせよ、天を相手にして己を尽くして人を咎めず、我が誠の足らざる尋ぬべし(西郷隆盛) どのよう組織でどのような仕事をしようと、人間ジャングルの中で悪戦苦闘していくのが私たちの日常である。苦手な上司、理屈の多いライバル、批判的な目で見つめる部下、、、。戦うべき相手は周りの人間である。そうした人たちの反応に一喜一憂する、邪魔する人を非難する、、。だから私たちの心にはいつもさざ波が立っている。大いなる使命を意識して、自らを反省し次の行動を起こしていくということに徹すると、澄み切った青空が見えてくる。 ------------------------- 今ふりかってみると、まずしいながら私だけの作風をやっとつかむことができたのは50歳になってからである(遠藤周作)「私だけの作風」、何という気持のいい言葉だろうか。私たちには、いくつの「私だけの」ものがあるだろうか。人生とは、私だけのものを創り出す道程である。” 「偉人の言葉と私の解説にトライしてみました」とあるが、腑に落ちる言葉の数々である。 つい横を見て、皆と同じようにと思ってしまうのは大方の現代日本人の特性だろうか? 一人ひとり皆違って良い。生きていく楽しさや面白さがここにある。
2009年03月29日
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いつも気になる花がある。近くの交差点の横断歩道わきの電柱のところに飾られている。 毎月まいつき、入れ替えられている。 今日、脇を通ったら、ご両親だろう。座って入れ替えているところだった。 もう4、5年以上続いているのではないか? 花を見るたびに、胸が詰まる思いである。 このような花を見るとすぐに浮かぶ光景がある。 昭和37年3月18日、穏やかな日和の昼下がり、精薄児の姉が家のそばの踏切で電車にはねられ、あっけなく15歳の幕を閉じた。 その時、両親が線路わきに手向けた数本の花が目に焼き付いている。小学校4年のときの記憶。
2009年03月29日
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今日は千葉県知事選挙の日。選挙カーに出会うこともなく、選挙という雰囲気を感じないが、まずは何はともあれ義務を果たすことが第一。 配布物や評判などを聞いて、一票を託した。 10時ころに会場となった近くの体育館に行くと人影はパラパラ。 館内の掲示を見ると8時半現在で男77名、女44名の計121名で投票率が2.2% 先日の新聞に、高齢の人の投票率は高いが、若い人の投票率が低いとのことで「キケンな若者」との掛け言葉を用いて、警告を促していたが、やはり若者の姿はあまり見受けられない。 政治が悪いという前に、まずはその人を選んだみんなの総意であるということを踏まえて、ぜひ、関心を持ち、足を向けてほしいものである。 選挙の投票を終え、今度は携帯を使って最小単位で参加するだけであるが、G1「高松宮杯」に清き投票を行った。 投票を終えて一段落した、花見頃直前のうららかな日。
2009年03月29日
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就活などが活発に行われているこの時期、思わず吹き出してしまうような話がいたるところにある。 最近、耳にしたニ題。 履歴書に続柄を書く欄がある。父や母や兄や妹と書くべきところ‥ふと見ると、‥‥‥ そこに「家族」と書いてあったとのこと。 思わず大笑いしまった。何となく微笑ましいことではあるが‥‥。 父兄の職業欄であろうか? 勤務地を書く欄があるが‥‥‥、 その家族は農業を営んでいるらしい。 勤務地の欄には、‥‥‥ 何と ‥‥‥「畑」と書いてあったとのこと。 確かに間違ってはいない。正当な答えである。
2009年03月26日
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最近の行動パターン。 朝、通勤電車に乗る前に鞄を開けて本とマーカーを出す。電車に乗って吊皮を確保し、鞄を網棚に置く。そして、しばし、別世界へ。 今朝、鞄を開けると「あっ、あるべきものがない!しまった!」枕もとに置きっぱなしだった。しかしもう遅い! 1日損した気分。あらためて、毎日どのくらい楽しみにしていた時間かが理解できた。 やむなく、携帯でSNSへアクセスしてメールでコミュニケを楽しんだ。
2009年03月25日
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少しは練習しようと思っていたが、ついそのうちにということでずるずる引き延ばしていた。 ‥‥‥ブラインドタッチ。 昨日、「3日もやればできるようになるよ」と友人に励まされて、少し練習してみようという気持ちになった。 ただ、悪習が身についているので、そうは問屋がおろさないと思うが、1日たとえわずかな時間でも続けていればどうにかなるだろう。 誰でも出来る! ブラインドタッチ ブラインドタッチ練習 目指せ!ブラインドタッチマスター!
2009年03月23日
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副題は「泰平の世は終わった」 帯には”アメリカ国債を買ってはいけない! 話題作「拒否できない日本」「奪われる日本」に続き、国益を踏みにじる指導者層が国民に知らせたくない「不都合な真実」を白日の下に晒す衝撃の書!”とある。 以下目次 第一章 金融サミットと日本の目覚め サルコジ大統領の「勝利宣言」 泰平の世は終わった 第二章 市場中心主義と個人主義を問い直せ 問題にすべきはイデオロギーだ 市場主義のなれの果て 「改革」がもたらした惨状 当面の対策―米国を支援すべきか 市場と個人の時代から国家と政府の時代へ 第三章 アメリカ国債を売却せよ デフォルトの世界的連鎖は起こるか 大幅に後退したサミット首脳宣言 日本にとっては千載一隅の好機 ドルが暴落してからでは遅い イランとの関係を強化せよ 「アメリカ的文明」を終焉させるために 第四章 「平沼新党」勝負の時 福田政権の対中姿勢を批判する 移民1000万人を日本に入れる危険 外貨に頼るか、日本の潜在力を引き出すか 積極論で日本の政治をリードしたい いまこそ二十一世紀の尊王攘夷を 第五章 国家主権が蹂躙されたあの日の真実 紅旗に占拠された長野 外交に屈した法治国家の醜態 チベットの惨状を黙過できるか 進む日本の「チャイナタウン化」 華夷秩序の拡張に立ち向かえ 第六章 「改革」は誰のためのものだったのか 「拒否できない日本」の意外な反響 「日本株式会社」の筆頭株主は外貨 マスメディアを介した情報・宣伝活動の弊害 忘れ去られた戦後政治の要諦 教条主義的米国追従派と真の保守派との闘い 日本という「家」はそんなに安普請か あとがきから、以下 一部を抜粋引用 ”一九九七年十一月、百年の歴史を誇った山一證券が消滅し、昨日まで一流企業のエリート社員だった人々が一夜にして路頭に迷うのを目の当たりにして、私は目眩がするほどの衝撃を受けた。私の勤務先と山一証券とは資本関係はなかったが、他人ごととは思えなかった。いままで当たり前だと思い込んでいた前提が一挙に崩れ去り、天地が避けてまったく未知の世界が眼前に立ち現われて、私は息を呑んだ。それは市場の暴力が猛威を振るい、人間の思惑を超えてすべてを破壊し尽くす、戦慄すべき世界だった。 私はそういう世界に本質的になじめない自分を強烈に感じ、再就職のあてもないまま、あたふたと人事部に辞表を出した。長年勤めた銀行には若い日々の思いでもあり、それなりの愛着もあったが、金融業界、というより市場というおぞましい世界から完全に足を洗って二度と戻るまいと心に決めた。その時の気持は、それから十年経っても強まりこそすれ揺らいだことは一度もない。 銀行員としてのキャリアを捨て、志した建築設計の道にも挫折し、もうあとがない文字通り八方塞がりの暗闇の中でおのれの人生の来し方を振り返り、いつしか私は一編の手記を書き始めていた。” 内容もさることながら、14年大手銀行に勤めた筆者のあとがきが印象深い。 いろいろな切り口からの情報を取り込んで、バランスの良い感覚で世の中を見ていく習慣をつけないと、表層的なことに流され、要所要所で正しい判断ができず、気がついた時には遅かったということになりかねない。
2009年03月20日
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先だって、展覧会にいったおり、その絵の中に懐かしく見たことがある花に出会い、少し控えめに尋ねてみた。 「これはひょっとして芥子(ケシ)の花ですか?」 「そうなんですよ。実はね‥‥、○○○‥‥ 」 そんな花があったことすら忘れていたが、久しぶりの対面で蘇った記憶。 思えば、昔、過ごした実家にはいろいろな草木があった。 桃、栗、柿、梨、お茶、たいさんぼく、松、いとヒバ、梅、桜、つつじ、南天、いちじく、モクレン、もみじ、はえ松、なつめ、ぼけ、藤、びわ、きんもくせい、いちご、コスモス、こでまり、やまぶき、つた、やつで、しょうぶ、ききょう、挙げればきりがないほど次から次から出てくる。 そんな中、やや色白で怪しげな雰囲気を持った花があった。緑白でヒョロットした茎の先に怪しげなピンクの花が咲く。 麻薬の花であるとは後で知ったこと。 あの地を離れて35年以上、当然ながら当時の面影は全くなく、わずかに自身の記憶だけ。 でもしっかりと残っているあの風景。
2009年03月18日
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千葉県文化会館で千葉県少年少女オーケストラのヨーロッパ遠征の壮行会を兼ねた発表会があったので聴きに行った。 昨日とは打って変わった天気で気持ちが良い。 会場は父兄や関係者も含めて満員。 知事の挨拶があった後、すぐに開始。 大柄な指揮者の井上道義氏のパフォーマンスが面白い。 一見するとハーフっぽく振る舞いも大胆。そして、全身を使い、メリハリのあるジェスチャーで、難しそうな音楽もわかりやすく表現してくれて楽しい。 後での解説でバレーも造詣が深いとのことでそれが頷けた。 最後の曲はブルガリアと日本の国歌が組み込まれているという本日初披露の面白い曲目。 見て聞いて、文字通り音楽を十分に楽しむことができた。 井上氏の指揮、もし見たことがない人にはお勧めです!
2009年03月15日
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「いまさら何を‥」であるが、自然の力は偉大だ。何でも解決してしまう。 最近は身近に自然の力を感じることが減った。星空、樹木や草花の生育、清らかな水の音(ね)、等々‥‥ 若い頃、つらいことがあった時、よく星空を眺めた。 しばらく眺めているうちに、ちっぽけなことに悩んでいる自分に気がついて、気分が晴れやかになったことを思い出す。 今も昔と同じように星空は輝いている。が、接することができる環境が著しく減っている。 自然と遊離されたアスファルトとコンクリートで固められた不自然な街。そして「うつ」の増加‥‥‥。 人間が自然に対して、いかに愚かであるかとの謙虚な気持ちを取り返して行動しない限り、自然はいずれ、力を行使するだろう。 とっても厳しい試練を人間に下すだろう。 自然への畏怖、自然との共存、これが東洋の美しい教えである‥‥。 な~んて‥‥、 春を前に、厳しい世相を反映して、なかなか思うように進路等が決まらない人が多いようであるが、 Do the bestでケセラセラ、そして「人間万事塞翁が馬」 ファイトオ~~!!
2009年03月12日
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一時「マーフィーの法則」が話題を呼んだが‥‥。 なるほど、あるある!なんて、納得した経験が誰でも記憶にあるはず?と勝手に思っているが‥‥。 その「マーフィーの法則」を時々思い起こすことがある。 先日、ネットで面白いセミナーを見つけた。よし、久しぶりに外の空気を吸うために参加しよう。 そう決意して日程をみると、何と前後の数日は予定はないが、その日だけ埋まっている。 何ということか!これがマーフィーの法則かもしれない! ほとんど埋まっていない数週間先の日程が、その日だけがスケジュールが入っている。しかも、避けがたい予定が‥‥。 スケジュールがブッキングした時に感じることが多い「マーフィーの法則」 ああ、無念!
2009年03月11日
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以下 ””部 本文から抜粋引用第三章 「読書ノート」で本と対話する から ”抜き書き+自分の感想” ”自分がどこに共感したのか、それに対してどう感じたのか。” ”「自分にとって」重要な内容(本の引用)、そこで発生した「自分の考え」(本の感想)” ”自分の言葉と著者の言葉の区別を明確にしておく” 今まで、単なるメモで、あとから読んでみると、本の引用と自分の考えがごちゃごちゃになって、区分けがつかない時があったので、ここに出てくる「ねぎまノート」などは参考になる。第五章 生活を変化させる「応用読書」から 「レファ本」とは参考図書のことで、何かを調べるときの辞書の役割を果たしてくれる本である。ここで推奨のあった「岩波ジュニア新書」などは役に立ちそう。ぜひ記憶にとどめておこう。あと、電子辞書も有用であり、そのうち、揃えたい。 ”雑誌を買うなら定期購読 ‥‥‥ 定期購読をすすめるのは、特に意図せず、不意に新しい情報や知見に出会えるからです。この「不意に」というのが大事なんですね。‥‥雑誌を定期購読しておくと、たまにこのような予定調和を破ってくれます。食わず嫌いだった作家が意外と面白いことに気づかされたり、これまで関心のなかったことに、瞬間でも目を向けさせられるのです。 定期購読は、いわば定期的に多角的な視点を呼び戻すための「仕組み」なのです。” 予定調和を破る‥‥何とも創造的な言葉で、ともすれば、あるパターンに安住してしまいそうな日々に刺激を与えてくれる。雑誌もなるほど有用である。第六章 インストール・グッズ から(エレコム製)手放せなくなる書見台、(エジソン製)携帯できるブックスタンドを早速購入しよう! 本から引用するときなど、本を押さえておくのに不便していた。これはとてもいいグッズである。
2009年03月10日
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小見出しは「本質から逸脱し続ける政治」 コラムニストは田勢康弘氏 以下、一部引用 ”立派な人生を送りたいと念ずる人ほど選挙には出ない。立派だと思う人を口説き落として選挙に出てもらう。資金も運動もすべて私たちがやりますから、と頼み込む。そうして当選する人が五人もいれば、政治は変わると思う。いろいろな指導者論が存在するが、結局は西郷隆盛の言葉につきると思う。「命もいらず名もいらず官位も金もいらぬ人は始末に困るものなり。この始末に困る人ならでは艱難をともにして、国家の大業を成し得られぬなり」西郷没して百三十年のいまも、この言葉は輝いている。”
2009年03月09日
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この方の紹介で、楽天ブログを始めたのが04年3月6日。気がついてみたら、まる5年経過していた。 最初はseasaaのブログをしばらくやっていたが、こちらの方が良いということで、主体を楽天に移した。 今まで時系列で記録のようなものをほとんどしていなかったので、全く新しい習慣ができた。 当然ながら、ブログが縁でネットで知り合った方もたくさんいる。ブログ記事を読んでセミナーもいろいろと参加した。 ブログを書くことで毎日の暮らしもネタ探しという好奇心が広がった。本も今まで以上に読むようになった。 記録が次々と積み重なっていくし、文字通り雲の巣(WEB)状につながりがあちこちにできていく。 現時点での記載率は48%程度。二日に1回の割合であるが、今後もこの率がアップする方向で進めていきたい。 継続していく中で、何かが、また生まれていくだろう。
2009年03月08日
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以下、本文から一部引用 第二章 広げる から ”普段から、自分の考え、行動、心は「顕在意識」ではなく、「潜在意識」で決まるということを強く認識し、これまでほとんど活用してこなかった潜在意識を逆に主軸に考えて行動したり、認知するという思考様式の転換を行うことで、新しい世界が開けていくと考えています。” ”「どうやって運を引き寄せるのか? セレンディピティを起こすのか?」という質問がありますが、それにはやはり、「十分な経験値を積んだ潜在意識のデータベース」があり、そのデータベースに対して「ちょっとした刺激・気づき」をきっかけに、「新しい行動を取る」、この繰り返しが必要だと考えています。 セレンディピティも、本当の偶然で起こるわけではないのです。” ”日常でディープスマート力を磨く、あるいはセレンディピティを引き起こすための準備のために大切なことは何かと言うと、「感じること」と「感じたことをなるべく使うこと」です。 何か、ピンと来るものがあったら、それに関する本を読んでみて、人に説明してみるとか、あるいは全然役に立たないかもしれないけど、とりあえす記録をしておくとか、常に潜在意識にピンと来たものに行動を起こす癖をつけます。” 第四章 殖やす から ”「起きていることはすべて正しい」この言葉の本意は、「起きていることはすべて、自分に対するメッセージ、あるいは何らかのチャンスとして受け止めよう。そして、そのメッセージを分析し、そこに対して自分の持っているパーソナル資産を正しく割り当て、使い切り、最大の成果になるように行動を続けよう」という意味です。” 精神の持ち方や基本的な考え方については、従来から言われていたことを言葉を変えて述べているにすぎない面もあるが、これをいかにIT技術の活用とつなげているかが勝間氏の考え方の大きな特徴である。 それと著書の中に、自身がいろいろと影響を受けた本や、自身が日常使っている役立つITツールや小道具がふんだんに紹介されているのがよい。 手っとり早く、使えるものが一つふたつ見つけられるものである。
2009年03月08日
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以下、本書の目次 第1章 今、なぜパーソナル・ブランディングなのか? 第2章 個人ブランドを確立することのメリット ・信用力がアップする ・人脈が広がる ・情報が集まってくる ・価格競争に巻き込まれない ・取材されるようになる ・出版の可能性が高まる 第3章 なぜポジショニングが重要か ・USPを見つける (Unique selling propostition) 第4章 ブランディングの7つのステップ ・肩書を考える ・プロフィールを作る ・ブログとメルマガを始める ・ホームページを作る ・セミナーを開催する ・レポートや小冊子を作る ・出版する 第5章 ブランディングに必要なツール作りのポイント 終 章 社会的意義と影響力 本書はブランディングについて分かりやすく書かれている。 個人ブランドの確立はこれからのステータスであり、セカンドライフのステージへ向けての重要なテーマのひとつでもある。 せっかく、情報化社会に巡り合えたのだから、これを最大限に活用して謳歌しない手はない。 鳥居祐一氏のホームページ
2009年03月07日
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政治家、官僚だけでなく、日本社会やマスコミが「幼児化」しているというのは多くのひとが指摘してきていることである。 個人は勿論、集団知や集団IQの低下に危惧を抱いているのは著者ばかりではないだろうが、この現象に対して真正面から問題提起した本である。 同じ内容が視覚的に繰り返される垂れ流しメディア、ネットで興味があるものしか見ない、新聞を読まない若者、コピーペーストでものを片付けてしまう、やることがたくさんあり過ぎて考える時間がない、社会のいろいろな仕組みが難しくなり、それを突き詰めることが困難(たとえば金融商品)等々 低IQ化社会の要因はいろいろと考えられるが、まるで集団催眠にかけられているような錯覚に陥ることがある。 以下 第四章 政局と集団知 「シングルイシュウ化」「二者択一」の弊害から一部引用 ”理論的には選択肢が増えるほど人間は深くものを考えるようになるはずだ。たくさんのなかから一つを選ぶとなれば、いろいろな角度から検討し、そのうえで判断しようとするからだ。 しかし、心理学的には逆で、選択肢が増えれば増えるほど単純なものに惹かれてしまうということが起こる。 それは、多すぎて逆に選べなくなり、そのストレスが増すからである。その結果、より単純なものに飛びついてしまうということが起こりうる。 これが効用理論で言われていることで‥‥‥” その結果としての二者択一。これは小泉劇場でよく演じられた手法である。 知の衰退は視野狭窄から起きると著者はいう。 サブタイトルの「そうだ!僕はユニークな生き方をしよう!!」がいい。 高みからものを見て考えて、オリジナルな生き方ができれば最高である!
2009年03月07日
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副題に 『21世紀型「金融恐慌」の深層』とある。 世界の第一線の政官界、財界、学界を代表する人物などとの交渉や会話から紡ぎ出した情報。ミスター円ならではの迫力と説得力がある。 この10数年、世界を揺るがした実体経済を圧倒したマネーの流れ、その発生から崩壊まで、そしてこれに誰がどのように関わって進められたのか、素人にもわかりやすく示されている。 今後の流れに予断は許さないが、最終第五章『日本はどうすべきか!』の中では、以下三つのパラダイムシフトが進むとしている。 第一に公的セクターの役割が大きくなっていく 第二にアメリカのヘゲモニーに揺らぎがでてきている 第三に多様化が進んでいく そこで大事なのは本物の構造改革。 日本は明治維新以降、近代化産業化を目指し、システムの欧米化をはかってきたが、そろそろ私たちは、明治維新以前の日本型ポストモダン社会を作ることを考えるべきではないかと提案している。 最近、江戸時代を様々な角度から見直そうという動きが強くなっているが、250年間、戦争も内乱もなく、高い教育レベルと文化を維持し続けたこの時代を見直すには価値が十分あると感じる。 日本固有の、東洋固有の文化や風土、仕組みをもう一度見直して、近代技術と融合した落ち着いた社会を取り戻したいものである。
2009年03月07日
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いろいろな人の話を生で聞いておくと、何かを判断する場合に役に立つことが多い。特にちょっとした一言がためになることがある。 今日は大手銀行主催の「セカンドライフセミナー」を聴きに東京国際フォーラムに行ってきた。 銀行主催ということでそれなりの多少のバイアスがかかっているのかもしれないが、そこはまあ、それはそれでということで。 目下の経済環境のためか、会場はほぼ満員。ざっと1000名くらい入っているよう。 二人の専門家が二つのテーマで講演した。 さすがに講演慣れしていて、難しい話も分かりやすく面白く話す。 一話目「どうなる日本経済」の講演者は国際エコノミストの今井澂氏。 景気は山あり、谷ありで循環するのが常識ということで、その周期は約30か月が平均。しばらくすれば復活するだろうとのこと。 金融については少しかかるが、実体経済では車産業が早めに立ち上がるだろうとのこと。 目新しい言葉としては、エネルギーとしての(天然ガス)メタンハイドレート。マスコミは報じていないがという断りを入れてこれを強調していた。 特に本州、四国の南側にある南海トラフ。この開発計画が決まったとのことで、これが開発されれば、現在、ほとんどのエネルギーを海外に依存しているが、これが大幅に減り、日本は元気になるとのことであった。 期待したい。
2009年03月01日
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