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大阪市が30代と40代の男性カップルを里親に認定したことが5日、市幹部への取材で分かった。同性カップルの里親について厚生労働省は「過去に聞いたことはない」としており、全国でも異例とみられる。
里親は両親の病気や離婚、家出などにより養育されなくなった原則18歳未満の子供を希望した世帯が預かる仕組み。児童福祉法に定められた制度で、厚労省のガイドラインに基づき都道府県や政令市が里親の適否を判断している。
親の事情により家庭で養育できない子供を一定期間預かる「養育里親」や、親に将来引き取られる見込みがない子供を養子とする「養子里親」などの種類がある。
今回の大阪市の男性カップルは養育里親で、市が昨年12月に認定。市によると、「愛情があり心身が健康で経済的に安定していれば、どのような家族形態でも里親になることは可能」という。厚労省のガイドラインでも同性カップルを除外する規定はない。
公益財団法人「全国里親会」の担当者は「子供本人の意向などを慎重に確認して市が判断した結果だろう。同性カップルであるかどうかにかかわらず、子供の未来のために何が利益になるかが最も重要だ」と話している。
ただ、この里親さんに、養育を委託されたという報道は、まだありませんが。