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今日は、以前から計画をしていた、「カンボジアに絵本を届ける活動」の第一回目。私は、不登校や引きこもりの子どもを持つ親を中心とした話し合いの会の世話人をしているのだけれど、4月にカンボジアを旅して以来、学校に行かずにいる子ども達と一緒に、カンボジアに絵本を届ける活動をしたいと考えていた。それが、やっと今日始まったのだ。今日の参加者は、小・中・高生各一名と、10代社会人一人の4人。資料や写真などでカンボジアの現状や、なぜ絵本を送るのかということを説明してから、日本で出版された絵本にクメール語の翻訳シールを貼る作業をした。この活動は「シャンティ国際ボランティア会」の活動への協力という形をとっている。シールを貼りながら、カンボジア内戦のことや今の生活の様子の一端など、話はあちこちに飛んだ。それぞれ、不登校であったり、その体験をしたことがあったりと、学校を楽しくは感じていないはずの日本の青少年が、貧しさゆえに学校に行けなかったり、本を読んだりする機会の少ない子ども達のために絵本を送るための作業をした。自分と違う生活をしている人たちに思いをはせる時、違う視点を得ることがある。違う視点から見たら、今まで見ていたものも違って見える時もある。この活動を通して、本に飢えているカンボジアの子供たちに絵本を届けたいし、豊かな日本に育ちながら、何かが不足している日本の子ども達のことも考えたいと思う。
2003年07月25日
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E市では、9.10か月検診時に、二冊の絵本を赤ちゃんにプレゼントする「ブック・スタート」をしている。今日は、ボランティアとして検診の待ち時間を利用して、赤ちゃんに絵本を読んだり一緒に遊んだりをした。この年齢の赤ちゃんは、それぞれ個性は違っても、みんな純で愛らしい瞳をしている。この子供たちは、どんな大人になっていくのだろう。この子ども達の、健やかな成長を願わない親がいるだろうか。長崎で、とても辛い事件があった。幼稚園児を殺害したのが中学一年生だったことに、誰もが強い衝撃を受けた。子どもを殺された親も、殺した子どもの親も、そして本人も、これからの日々は地獄だろう。誰が、殺人者にしたくて愛する子どもを育てるだろうか。その苦しみを思うと、私の胸も苦しくなる。どこかで歯車が狂っているけれど、なぜなのかを明確に言える人は誰もいない。私達にできることは何なのだろう。せめて、今、目の前にいるお母さんや赤ちゃんと、暖かい時間を紡ぎたいものだと思いつつ、赤ちゃんと一緒に絵本を読んだ。
2003年07月10日
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今日は、絵本の読み聞かせを通してお母さんや赤ちゃんのサポートをするグループの、会報の作成に半日を使った。イギリスで始まった「ブック・スタート」が、近年日本でも広がっている。絵本の楽しさを知った子どもは、本の世界で遊ぶことを通して、しらずしらずのうちに集中力・想像力・読解力が養われていく。また、読み聞かせを通して、人と人とのコミュニケーションの楽しさや大切さも体得していくだろう。絵本を読めばよいというわけではないけれど、少なくてもビデオやテレビばかりをおもちゃにしているよりは、ずっと良い。当市のブックスタートは、9.10か月検診で二冊の絵本を赤ちゃんにプレゼントする。市内の読み聞かせグループは、その会場で赤ちゃんに絵本を読み聞かせて、お母さんにそのテクニックの一端をお伝えするのだ。「子育て支援」なんて堅苦しく言わずとも、赤ちゃんの無垢な瞳やマシュマロのような肌、天使のような笑顔を見ると、それだけで私達も幸せな気分になる。この子達の未来が明るいものでありますようにと、祈らずにはいられない。
2003年07月01日
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