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シネマート六本木で8月24日から9月6日まで2週間限定で開催されている特集『パン・ホーチョン、やっぱりお前は誰だ!?』で、『恋の紫煙』と『恋の紫煙2』を続けて観ました。 お話は、『恋の紫煙』法改正により香港での喫煙者の肩身が狭くなった事で、街中の喫煙所には様々な職種の人たちが集まって、コミュニケーションの場にもなっていた。広告会社に勤めるジーミン(ショーン・ユー)は同僚らといつものように喫煙していると、化粧品販売員のチョンキウ(ミリアム・ヨン)がやってくるようになり、お互いがだんだんと意識するようになっていった。ジーミンは失恋したばかりで、チョンキウは堅物な男と同棲していたが、気持ちも薄れていた状態であったため、恋仲へと発展していった。ジーミンの多忙さやすれ違いなどが度々起こったが、常に煙草が2人の関係を繋ぎ・・・『恋の紫煙2』前作で無事に同棲を始める事となったジーミンとチョンキウであったが、だんだんとお互いのマイナス面が目立つようになり関係が悪化していた。そして、ジーミンが北京の事務所へ異動となり、香港を離れる事となってしまった。北京への移動中に機内で知り会ったCAのヨウヨウ(ヤン・ミー)にジーミンは惚れてしまい、恋仲へと進んでいった。また、チョンキウも勤務先が香港から撤退するとの事で、同僚らと北京の店舗へ異動となった。北京で2人は再会するが、ヨウヨウの存在で関係は微妙な状態となった。更にある時、チョンキウは店で知り合ったマレー華僑のサム(シュウ・チェン)から親切にされた事で緩やかな恋仲へと発展していき、お互いに新たな恋人との間で心が揺らぎ・・・という感じに進んでいきました。パート1は3年前の東京国際映画祭、パート2は昨年の東京国際映画祭と今年の大阪アジアン映画祭で上映されていたのですが、都合がつかずに観に行かれませんでしたし、どちらも香港での公開時に話題になっていたので、ずっと観たいと思っていました。なので、今回2作品通しで観られる事を楽しみにしていました。パート1は、2007年1月から施行された屋内での禁煙の法律をテーマに喫煙所での出会いを描いていますが、当時自宅と喫煙可能なホテルの部屋以外では屋外でしか吸えなくなるとの事で、喫煙者の肩身が狭くなるとかなり騒動になっていた事を思い出しました。また、劇中で出演者が役を演じたままインタビューに答えているシーンが挿入されていたりと、面白い試みとも感じました。それと、3級片の扱いになった事も話題となっていましたが、台詞に粗口(スラング)が多く出てくるので、これだったら仕方ないなという印象でした。パート2は、前作から半年が過ぎてからの話となっていましたが、中国へ事業がシフトして転勤する事になったり、大陸の俳優が多く出演している事など、中国色がかなり強くなっていたのが前作と比較して時代を感じるものでもありました。それに、昨年の初めに香港で公開された際、劇中で使われたリンダ・ウォンの往年の曲『別問我是誰』が再び注目されたとの事だったので、その内容がどうだったのかも確認できて満足でした。2作を通しては、ショーン・ユーの優柔不断ぶりにちょっとイラッとしたり、男女の関係がそんなに軽くて良いのか?と話に入り込んでしまったり、小ネタが各所に散りばめてあったりしたので、思っていた以上に楽しめました。(K)
2013年08月31日

今年の旧正月に香港で公開された映画『2013我愛HK恭[喜喜]發財』ですが、ソフトを入手したままだったので、この週末に観てみました。お話は、老舗の食堂を営んできた宋池雄(アラン・タム)は、その昔に経営権を譲り受けてから何とか続けてきたが、古くからの悪友である夏石森(ナット・チャン)が強引に物件の買収をしかけてきた。家族や従業員との絆も薄れてきた事で、自らの命を絶とうとビルの屋上に立った時、神様(エリック・ツァン)が現れ一命を取りとめた。そこから70年代の回想となり、に中国から香港へと渡ってきて食堂の従業員として何とか雇ってもらえた青年期の宋池雄(ボスコ・ウォン)は、夏石森(マイケル・ツェ)から都合よく利用されたり、恋仲となった洋洋(ケイト・チョイ)にプロポーズしようとやっと買った婚約指輪が同僚を救済するために水の泡となってしまったりと、苦労が続いた。無事に洋洋と結婚して子どもが生まれるが教育方針で衝突したり、店の将来を託され経営権を譲り受け切り盛りする苦労などいった事を思い出していき・・・という感じに進んでいきます。毎年、ショウ・ブラザーズ(邵氏兄弟)とTVB(無綫電視)が製作している旧正月映画の2013年版となり、今年はアラン・タムを始めプロデューサーでもあるエリック・ツァンや約20年ぶりに映画に復帰したヴェロニカ・イップが出演していたりと、とても豪華な出演者となっていました。本編の大半は1970年代を回想するシーンが続き、一昨年までの作品と同様に古き良き昔の香港を懐かしむ内容となっていました。ですが、単にドタバタとした回想ではなく、今まで苦労してきた話や時代ごとの出来事とリンクさせたりしていて、香港人の中でも特に中高年世代をターゲットにした懐かしさという感じでした。アラン・タムの他に、ウィナーズ(温拿)のメンバーのベネット・パン(阿健)、ダニー・イップ(阿強)、アンソニー・チャン(陳友)の3人や前身のルーザーズ時代のメンバーだったナット・チャンも出演しているし、劇中で『L-O-V-E LOVE』の替え歌も使われていたので、様々な諸事情はあるでしょうがケニー・ビーにも出演して欲しかったです。あとは、冒頭に韓国のPSYのパロディでサングラスをした小太りの男が登場するのですが、日本だけでなく香港でも人気がイマイチだったような気がした事と、クライマックスでちょっとしたオチのネタにも繋がっている英語名としてサミュエル・ホイの事が少しだけ台詞に出てきた事が嬉しく思ったりもしました。(K)
2013年08月25日

この週末、シネマート六本木で限定公開中の『モーターウェイ』を観に行きました。お話は、香港警察の交通部で覆面パトカーチームに所属している若手警官のショーン(ショーン・ユー)は、ベテラン警官で定年間近あるロー(アンソニー・ウォン)とコンビを組んで、取り締まっていた。しかし、熱血漢のあるショーンは空回りばかりで、上層部と衝突する事も多かった。そんなある時、指名手配中であった逃がし屋でもある黒社会のドライバーのジョン・サンを、ショーンは激しいカーチェイスの後、無事逮捕する事が出来た。だが、ジョン・サン先に逮捕されていた仲間と共に脱獄する計画でワザと逮捕され、その晩に計画通り逃走してしまった。それに、逃走時にショーンの運転テクニックが通用しなかった事で、ショーンもショックを受け怒りが増していった。そして、ショーンはローが過去に敏腕ドライバーでジョン・サンを追っていた事を知り、運転テクニックの指導を受けローも平穏無事に定年を迎えようとしていた気持ちに火を点ける事となった。その後、再びジョン・サンがショーンらの目の前に現れ・・・という感じに進んでいきます。昨年、香港でこの作品が公開された時から早く観たいと思って、香港盤のソフトを入手していました。しかし、早々に日本の配給会社が買い付け2013年に公開という情報を聞いたので、香港盤ソフトは未見のまま待っていました。ところが、最初にWOWOWで放送される話が入って9月にはソフトの発売との話であったので、劇場公開は見送られるのかと思ってもいた事もあり、2週間限定とはいえ無事に劇場で観られホッとしました。ジョニー・トーが製作という事もあってか、90分という上映時間の短さでもテンポ良く進んでいったので、とても観応えのある作品でした。それに、アンソニー・ウォンとショーン・ユーの2人の交通部の覆面パトカーチームのコンビの関係も、『頭文字D THE MOVIE』の時のようなドタバタとは違って、シリアスさや犯人への執念など、入り込んでしまう感じでした。ただ車に関しては、ドライビングテクニックを伝授する部分や劇中に登場する日産180SXやBMW、アウディなど車に対しての細かな描写は少なく、あくまでもストーリーが重視の作品であったので、車への過度な期待の観点からは物足りなさがありました。(K)
2013年08月18日

この週末、今春にソフトを入手したままの状態になっていた『我老婆唔[多句]秤2 我老公唔生性』を観ました。お話は、前作で晴れて結婚した張十三(イーキン・チェン)とヨーヨー・マー(シャーリーン・チョイ)は、結婚して10年となった。十三は大学で心理学の教授となっていて、ヨーヨーはブティックの店主として働いている。年の差ゆえヨーヨーには幼いところや不器用なところがあり、またヨーヨーが十三に子どもが欲しいと言っても、そういった事が引っかかって十三は拒んでいた。それゆえ、二人の間にはだんだんと溝が出来ていた。そんな時、十三の教え子の中に中国から来ていてモデルとしても活動している董怡(張[音欠]藝)がいて、彼女の料理の上手さからバイトしている店へ十三が通い詰めるようになっていて、ヨーヨーのところにも小学校時代に同級生で富豪の林書浩(徐正曦)が現れ、当時結婚を約束したという思い出話などで盛り上がり、ヨーヨーを口説き始めていった。そんな時、隣人家族が長期不在になるとの事で、ヨーヨーは十三との関係にウンザリしていたため、自ら留守番を買って出て別居を始め・・・という感じに進んでいきます。この作品は、ちょうど10年前に製作された『我老婆唔[多句]秤』の続編となり、イーキンチェンが演じる十三とシャーリーン・チョイが演じるヨーヨーとの年の差カップルの結婚10年後の様子を描いています。しかし前作は観ていないので、その部分は問題ないのかと心配でもありました。回想シーンは出てきますが、前作の話を知っていないと理解できない部分はなかったので心配する事はなかったですし、学生からバカにされてしまうちょっと情けない大学教授の十三と、嫉妬や焦りから空回りするヨーヨーの姿など、思っていたよりドタバタした作風だったので十分に楽しめました。。また、年の差ゆえのすれ違いが積もって関係が悪化してしまうのですが、ちょっとヨーヨーが結婚10年の割には幼稚だという印象でした。まぁ、ここをツッこんだらお話自体が成り立たなくなってしまいますから、それだけ夢中になってしまったのかもしれません。あとは、ヨーヨーが十三に子作りを迫る時、ナースのコスプレをして日本語で誘惑したり、隣人のウォン・ジョーラム(王祖藍)が常に理屈っぽくケンカ腰で話す変人ぶりなどと、小ネタが多かった事も可笑しかったです。(K)
2013年08月11日

今日、シネマート六本木で開催中の『王家衛(ウォン・カーウァイ)Special』で、『大英雄』を観に行きました。この作品は、ウォン・カーワイ監督の『楽園の瑕』の製作が大幅に遅れた事で、中断している合間に製作総指揮のジェフ・ラウが同じ出演者で短期間で製作したというエピソードで有名な作品です。また、過去にリリースされていたソフトは音声が北京語でしたが、7日に角川からリリースされたソフトと同様、今回は広東語での上映となりました。数年前に初めて観た時にはハチャメチャ過ぎてちょっと解り辛いという印象でしたが、改めて観てみると何とか理解できました。元々の『楽園の瑕』を公開時に観たきりだという理由もあるのでしょうが、広東語の方が心地よいですし本人の声の割合が高いという事も関係しているように思いました。それに、上映後に何人かのお客さんが懐かしかったと連れの方と感想を述べていたのですが、確かに日本で香港映画の人気が高かった時期の映画ですし、3枚目な役を生き生きと演じている姿など観ていると、僕も懐かしいという思いを強く感じました。(K)
2013年08月10日

2日に発売となった本『日本人の知らない日本語4 海外編』ですが、早速発売当日買って週末に読みきってしまいました。この本は、2009年に発売された日本語教師の海野凪子先生のエッセイ『日本人の知らない日本語』の第4弾となり、今回は海外編との事でヨーロッパの7ヶ国を巡って現地で日本語を勉強している学生さんたちとの交流やエピソードなどが書かれています。読んでいると、日本の漫画やアニメなどを好きになった事がキッカケで日本語を学び始めた人が多いという事を、改めて認識させられた感じでした。確かに、芸能関係がキッカケという事はよ~く分かりますし、日本に興味を持ってくれる事自体がとても嬉しくも思います。今回はヨーロッパでしたが、次回はアジアの人たちの事を取材して欲しいと思います。(K)
2013年08月07日
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