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韓国がGSOMIAの破棄を撤回したってことで、日本の右翼は狂喜乱舞のバカ騒ぎす。さぞかし次号の『WILL』や『Hanada』には、「韓国ざまあw」「文在寅終了!」「日本は絶対屈しない」などと、バカみたいな言葉が踊り狂うことでしょう。しかし、考えてみれば、GSOMIAにかんするかぎり、韓国は何を失ったのでもなく、たんに元鞘に収まっただけです。ふりあげた拳を降ろしただけのことです。それだけのことで、日本のバカ右翼がやんやの大喜びをしてくれるのですから、これほど安上がりな外交もありません。◇◇問題は、韓国国民のほうです。彼らの多くは、本気で「GSOMIAを破棄すべし」と思っています。それは、何よりも韓国自身のためにならないわけですが、彼らもまた日本の右翼と同じくらいバカですから、もはや、そんなことはどうでもいいのでしょう。日本のバカな右翼といい、韓国のバカな国民といい、求めているのは 国益ではなく自尊心 なのですね。要するに、同じくらいバカなのです…。◇◇今回、仲裁に入ったのは米国です。今のように日本と韓国が、自尊心をめぐってバカみたいな争いをしていたら、結果的には中国や北朝鮮を利するだけという、いまさら口に出して言う必要もないほど、ごく当たり前のことを忠告せずにはいられなくなった。しかし、残念なことに、日本の右翼も、韓国の国民も、そういうことがまともに理解できないのです。バカですから。無意味な自尊心を満足させないことには気がおさまらない。国益を捨ててでも、自尊心を得ることだけに必死になる。わざわざ同盟国どうしで潰しあいをする。民主主義国家において、自国の足を引っ張るのは、このようにバカな(自称)愛国主義者にほかなりません。…まあ、バカをふくめての民主主義 ですから、仕方ないっちゃぁ仕方ないんですけど。民主主義って、そういうものですね。でも、このままバカみたいな自尊心争いを続けていたら、ほんとうに日韓がもろとも自滅して、中国につぶされるんじゃないかと危惧せざるをえません。いつだって自国の足を引っ張るのはバカな愛国主義者なのです。それは、どこの国でも同じです。
2019.11.23
奉祝曲の「Ray of Water」。「君が代」のフォーマットのなかに、山下達郎の「Ray of Hope」のコンセプトを組み込んで、かつて平原綾香に「おひさま 大切なあなたへ」を歌わせた岡田惠和が、「ジュピター」みたいな菅野よう子のメロディにのせて詞を書いています。◇しかし、ここで岡田が書いてるのは、「おひさま」の歌ではなく「雨」の歌なのですね。アマテラスの歌ではなく、ワタツミの歌です。「一滴の水が集まって大河になる」というのは、ある意味では「さざれ石の巌となりて」を言い換えたものですが、(石灰質角礫岩のことだそうです)台風19号などの水害のあとの日本では、上流の降雨が下流の「流域型洪水」をもたらす恐怖を、思い出させずにはいない内容にもなっています。これは岡田惠和のコンセプトというよりも、作曲した菅野よう子による楽曲全体のコンセプトなのですね。いまの天皇が「水」を研究していることにちなんでいる。非常に驚くべきなのは、第一章のタイトルが「海神」だったこと。まさしくアマテラスではなくワタツミなのです。天津神でなく国津神ですね。浦島太郎に出てくる竜宮城の乙姫様のお父さん。いわば竜神です。新海誠の「天気の子」に描かれた地球的な危機感のなかで、この自然の猛威を竜神の祈りで治めようとしているのでしょうか?歌ったのは「嵐」だったけど!(笑)列島の嵐を鎮めるために来年一杯で解散するわけね…。◇さて、いちばん問題なのは、やはり「君」という単語。岡田惠和が書いた歌詞を読むかぎり、一般的な二人称として用いているようです。「天皇」と解釈するには、だいぶ上から目線です(笑)。意外にも、世間では、「天皇から皇后へのメッセージ」と解釈する人が多いようです。雅子さんにむかって、天皇が「大丈夫 僕は 君の そばにいる」ってことですね(笑)。まあ、いかにもイマドキの解釈ですけど、それだけ皇室がポップカルチャーに近づいてるってことでしょうか。「Journey to Harmony」のAメロは、ちょっとR&Bテイストだったし。もちろん、たんに岡田ひとりの一存で、「君」という単語を使えるわけはないでしょうから、あくまでも内閣や宮内庁の同意を得た上でのことでしょう。逆にいうと、国の意向としては、これからは「君が代」の歌詞だって、たんなる「二人称の歌」として解釈できるのだと、そういう方向へ議論を進めたいのかもしれません。まあ、べつに、わたしはどっちでもいいんだけど、右翼の連中は納得しないだろうな(笑)。
2019.11.11
いちおうテレビドラマも見ています。今期の作品をサラッと総評。シャーロック「モンテクリスト」や「レミゼ」のときのディーンの異質感もだいぶ小慣れてきて、いまや何の違和感もない!(笑) 今期、いちばん出来がいいかなと思う。脚本と演出のバランスがいい。そしてディーンと岩田剛典のキャラ造形が素晴らしい。2人とも決して上手い役者ではないはずだけど、とても上手い使い方をしてる。これは今後のキャスティングの模範になるはず。役者の演技力に頼るだけの作品は駄目ですね。下手な役者でも上手く使いこなす演出こそが正しい。無能な演出家ほど役者の演技力にばかり依存しがちです。ニッポンノワールこれも、まあ、よく出来てる。刑事ドラマとしては前例のない斬新な設定。序盤で工藤阿須加と殺し合いをはじめたときは非常に驚きました。ただ、その世界観とか「内部に敵がいる」という状況とかが、前作の『3年A組』の流れだと理解できてしまうと、さすがに驚きは半減してしまう。「次は誰が敵になるんだろう」という既視感で見てしまう面がある。でも、まあ、このぐらいの二番煎じなら、あってもいいかなとは思います。まだ結婚できない男じつは、これって「結婚できない女」の話でもありますよね。今回は、吉田羊と、稲森いずみと、深川麻衣。美人すぎない女優さんが、なぜかとても可愛く見える不思議な作品です。そういう人々への愛情があるドラマなのですね。じつは、いちばん美人なのは妹役の三浦理恵子だというのも、非常に考え抜かれたキャスティングだと思います。G線上のあなたと私NHKの「サギデカ」の脚本があまりにも非凡だったので、その落差にだいぶ戸惑った。まあ、TBSのユルい作風にはあまり期待しないけど、とりあえあず磯山晶と安達奈緒子が何をしようとしてるのか、今後の展開を見届けたいと思います。できれば安達奈緒子には、日テレかフジで緊張感のある作品に取り組んでほしい。同期のサクラ遊川のドラマは、最初の設定とキャスティングですべて決まってしまう面が強い。枠組みが決まったら、あとはそこに一話完結のスートリーを当てはめていくだけ。今回は、その枠組みが比較的うまくいってるのかなと思います。とはいえ、「女王の教室」や「演歌の女王」のころに見られたような、救いがたい闇はもう感じられない。ほぼ予定調和のなかに納まってる。まあ、そのほうが、書いてるほうも見てるほうも負担が少ないのでしょう。そして、そのほうが視聴率的にも好都合なのでしょう…。この先、遊川が作風を変えていくことはあるのでしょうか? ちなみに遊川のパワハラの描写は、本人の自戒もあるのか、だいぶ恐る恐る書いてるよね。いだてん内容は決して悪くないんですが、さすがに勢いは失われてしまった。構成もよく出来てるし、クドカン脚本として最重要作品になるのは間違いないけど、連ドラとしての成功は実現しませんでした。大河でなければ高く評価されたはずの作品ですけど、大河だからこそ、いろんな方面から徹底的に勢いを削がれてしまった。それは、ちょっと悔やまれる。◇◇◇キムタクドラマはブサ顔と短足が不愉快なので見てないけど、山下夫妻は今後もジャニーズに癒着し続けるつもりなんですね。・・・・・
2019.11.09
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