全24件 (24件中 1-24件目)
1
いやあ3月が終わりましたね。 さて早速今月の成績ですが、対2015年末比で-8.4%となりました。先月は-16.3%だったのでそこからはかなり回復しました。PF上位が満遍なく株価好調だったことが大きかったですが、特に民泊関連(?)で3277サンセイランディックが大きく上昇したのが目立ちましたね。 今年はここまで厳しい成績が続いていますが、自分としては例年通り十分に集中して戦えていると思います。 リスクとリターンの関係性が優れた、期待値が大きく正に歪曲した魅力的な銘柄をPF上位に集結 させながら、引き続き全力を尽くしていこうと考えています。
Mar 31, 2016
さて今日は通常のポートフォリオ概況シリーズです。 317位 2607 不二製油グループ本社 (東1、3月優待) ○ PF317位は、油脂最大手の不二製油グループ本社です。 現在の株価は2084円、PBR1.22、株主持分比率51.4%、今期予想PER19.21、配当利回り1.6%(34円)、総合利回り2.4%(34+15=49円)で優待は100株保有で1500円相当の自社関連商品です。 不二製油は指標的には妥当な株価位置かな?と思うのですが、とにかく優待内容が抜群です。 そのため以前にWWW9945さんとの共著の 株主優待だけで優雅な生活 の巻末の「超お値打ち優待100」でも紹介しました。具体的に見ていきましょう。 この中の非売品のチョコレートがとにかく美味しいんですね。 私は甘いものがあまり好きではないのですが、この不二製油の非売品チョコは別格と思います。何と言うか原材料のクオリティの高さがダイレクトに舌に伝わってくる感じで、ピュアで混じりけのない美味しさなんですね。 このように不二製油の優待品には、1500円相当という価格を超える価値があると考えており、私はこれからも優待を楽しみにのんびりとホールドして応援して行きたいと考えています。
Mar 29, 2016
さて今日は超名著である バフェットの教訓(メアリー・バフェット&デビッド・クラーク著、徳間書店) の中のバフェットのベストオブベストの警句を見ていきましょう。シリーズ第4弾となります。 損をしたのと同じ方法で金を取り戻す必要はない(N034) これは本当に大切なことだと思います。ある銘柄でノックダウンされたら起き上がってその難敵に再び向かう必要など無く、 負けを認めてすかさずリングを降りて遁走し、もっと弱い、理解しやすい、組みし易い相手がいる新しい戦場を探したほうが遥かに安全で合理的 なんですね。 私も常に特定の銘柄に固執しすぎない、不完全な存在である自分の分析能力を過信せず謙虚で居続ける、ことを意識して戦っています。
Mar 28, 2016
さて今日は通常のPF概況シリーズです。 316位 9945 プレナス (東1、2・8月優待) ○ PF時価総額316位は、持ち帰り弁当「ほっともっと」を展開し、喧嘩別れした7561ハークスレイが手掛ける「ほっかほっか亭」と仁義無き死闘を繰り広げているプレナスです。WWW9945さんのハンドルネームの由来となっていることでも有名ですね。 現在の株価は2062円、PBR1.24、株主持分比率は72.4%で有利子負債は0、今期予想PER24.09、配当利回り2.9%(60円)、総合利回り4.1%(60+25=85円、優待券のヤフオク平均落札価格は驚異の額面の95%。そのため優待券は額面の100%換算。)で、優待は100株保有で500円相当の優待券5枚です。 ほっともっとのお弁当はどれも美味しいですが私が好きなのは、 すき焼き丼 高菜弁当 スペシャルビーフステーキ弁当 あたりです。私はいつもあっという間に優待券を使い切ってしまいます。 プレナスは指標的には今ひとつですが、優待券のヤフオク平均落札価格(95%)が端的に示している通りその優待戦闘力は抜群です。総合利回りも十分に出ていますし、PF中位としては非常に良い銘柄であると考えています。
Mar 27, 2016
さて今日はPF概況シリーズです。 315位 3863 日本製紙 (東1、3月優待) 〇 PF315位は、洋紙トップで3861王子HDと並び業界2強の一角の日本製紙です。ここは東日本大震災で主力の石巻工場の被災があって一時的に業績と株価が大きく落ち込み、その時にはPF上位の一角で勝負したこともありましたが、その後の株価上昇により持ち株のほとんどを売却し、今は元の「優待株いけす」に戻りました。 現在の株価は2094円、PBR0.54、株主持分比率31.0%、今期予想PER243.49、配当利回り2.9%(60円)、総合利回り3.8%(60+20=80円)で、優待は100株保有で2000円相当の自社グループ会社製品詰め合わせです。 毎回のことですが非常に使いやすくて実用的な優待品です。そして特筆すべきはクリネックスシリーズで、その柔らかさ・肌触りはまさに至高の輝き、今までに体験したことの無い滑らかさです。 日本製紙は十分に低PBRで、かつ総合利回りもまずまず出ており、PF中位としては文句無く良い銘柄です。これからも優待を楽しみにホールド継続の予定です。
Mar 26, 2016
さて今日も 「2016主力株概況シリーズ」 です。 14位 9680 共成レンテム (東2、3月優待) ◎◎ PFウェイト順の14位は、北海道地盤の建設機械レンタル会社の共成レンテムです。前回は44位でしたが、その指標的な激安さと現在の高原の好業績がまだ数年は続きそうなことを評価してチビチビと買い増ししたために順位を上げ、今回初めての準主力昇進となりました。 現在の株価は950円、PBR0.50、株主持分比率は42.1%、今期予想PER5.28、配当利回り2.1%(20円)、総合利回り2.4%(20+3=23円、優待品は私の独断で3000円で換算。)で、優待は1000株保有で北海道特産物(2015年は十勝産じゃがいも10キロ)です。早速見て行きましょう。 例年2種類のじゃがいもが入っています。 全然形が違うんですね。びっくりしました。 さてこの共成レンテムの優待じゃがいもなんですが、 我々株主のために特別栽培された極上品 なんですね。本当に美味しいです。 それでは次に実際の使用例をいくつか御覧戴きましょう。 まずは定番の共成レンテム優待ポテトサラダ。これのみ料理の過程つきでご覧戴きましょう。 共成レンテム優待肉じゃが 共成レンテム優待じゃがコロッケ 共成レンテム優待カナッペ 共成レンテムは東日本大震災後の復興需要で利益が急伸し少し遅れて株価も急騰したのですが、この2年ほどは逆に好業績にもかかわらず極めて軟調な株価推移となっています。それはマーケットから 「典型的なシクリカル銘柄(景気敏感株)」 と見なされており、今後の業績の大減速を株価が織り込んでいるから だと思うのですが、私の考えでは共成レンテムの好業績はまだここから更に数年は続きそうで、そうすると悲観的な将来見通しに基づいた今の株価水準は安いということになります。 具体的に言うと、今期のレンタル機械の購入は35億円(前期42億円、前々期39億円)の計画であり前々期、前期より減りますが、その分償却も減って営業利益が伸びることになります。またここは筆頭株主が同業のアクティオなのですが、今のような超激安株価が続くようだとTOBの可能性もあるのではないかとも感じます。更にいうと直近に迫った2016年3月26日開業の「北海道新幹線」を1つのテーマとして考えた場合の有力な 関連銘柄 でもあります。ま、流石にこれはちょっと無理筋で大きくは期待できないとは思いますが。 私はそういった複合的な判断の元で、「十分に準主力に足る銘柄である」 と考えて、ここを買い増ししました。もちろん実際の業績推移がどうなのか? を注意深く見ながら慎重にホールド継続していく予定です。
Mar 25, 2016
さて今日は 2016主力株概況シリーズ です。 13位 9384 内外トランスライン (東1、12月優待) ◎◎ PF時価総額13位の準主力は、独立系の国際海上輸出混載首位の内外トランスラインです。前回はPF7位の主力でしたが、株価上昇に伴って持ち株の一部を手放したため少し順位を落としてここで登場しました。 現在の株価は1029円、PBR1.55、株主持分比率は72.7%と良好、今期会社予想PER9.91、配当利回り2.9%(30円)、総合利回り4.4%(30+15=45円)で、優待は100株保有で1500円相当、200株保有で2500円相当、4000株保有で5000円相当のカタログギフトです。 私は毎回4000株優待品を戴いています。具体的に見ておきましょう。 前回は「全国繁盛店ラーメン20食セット」を選びました。 1つだけ実際の調理例を御覧戴きましょう。 ちなみに200株優待の方はこんな感じです。 内外トランスラインには、 1. 着実な成長力を有しており、その割には指標的に安いこと。 2. 9381エーアイテイー(PBR4.06&PER16.61)などの同業者のライバルに較べて、指標的な割安感が濃厚なこと。 3. 十分な総合利回りが出ていること。 などの魅力があります。 これからもPF上位の一角で楽しくホールドしながら応援していく予定です。
Mar 23, 2016
さてそれでは今日も、超名著である バフェットの教訓(メアリー・バフェット&デビッド・クラーク著、徳間書店) の中のバフェットの警句を見ていきましょう。 自分の純資産の10%を注ぎ込む勇気と確信を持てないなら、その銘柄に投資するべきではない(No21) 以前に書いた ケリーの公式で集中投資 という話を一言で言えばこうなります。 株式投資で成功するには「正しい集中投資」がどうしても必要 となります。非常に難しいことですし、実際私も今年はやらかしてしまっていますが(汗)、これこそが株式投資のまさに「肝」なんですね。
Mar 21, 2016
さてそれでは今日から数回に分けて、超名著、バフェットの教訓(メアリー・バフェット&デビッド・クラーク著、徳間書店)の中のバフェットの警句を私が感銘を受けた順に見ていきましょう。 潮の流れが止まって初めて、誰が裸で泳いでいたのかがわかる (N049) 私にとっては バフェットと言えばまずはこの言葉 ですね。真の名言と思いますし、いつも心の中に留め置いています。 アベノミクス下で楽しい宴の続く良好な相場環境が数年続き、特にレバレッジをかけて大きなリスクを取ってきた投資家の中には資産を数倍~数十倍に増やした方も出ました。またアベノミクスと共に投資家デビューを果たし、「恐れを知らない子供達」 として勇猛果敢に相場に立ち向かい、これまた珠玉の投資成績を叩き出した新進気鋭の若手投資家も量産されました。 そして私自身もそのアベノミクス下で従来の保守的な優待バリューから、リスクを取った優待グロース株よりの攻撃的なスタンスに変更し、2014年、2015年は対TOPIXでも十分な超過利益を上げることに成功してきました。 ただ今年2016年のアベノミクスの麻薬切れ、官製相場の終焉を伺わせる下げ相場の中で、私のそのグロースよりのポートフォリオは大きなダメージを受け、激しくパフォーマンスを落とす結果となりました。また過去数年良好なパフォーマンスを上げてきた投資家の中にも出血多量で退場されてしまったり、市場に留まってはいても大きなダメージを受けて「既に虫の息」という方が散見されます。 アベノミクスのピークを正確に見切ってポジションを落としていたのは超一流投資家のmagicさんくらいしか見当たらないな、というのが率直なところであり、少なくともこの私が フル●ン全開で泳いでいた のは間違いありません。 今はこのバフェットの金言を壁に貼って、毎日毎日読み返しているところです。(滝汗)
Mar 20, 2016
さて今日は 「株式投資本オールタイムベスト」シリーズ をお送りします。第27位は、 バフェットの教訓 (メアリー・バフェット&デビッド・クラーク著、徳間書店) です。バフェット学(バフェットロジー)の第一人者で、我々バリュー株投資家にとっては名著 「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」 の著者としても知られる両者の、集大成となる1冊ですね。 この本の最大の長所は、 シンプルで非常に読みやすくて分かりやすい ことです。ここまで親切な作りでかつクオリティの高い投資本というのは滅多にありません。人によってはオールタイムベスト10に入るかもしれないな?と感じるくらいですね。本の内容を具体的に説明すると、 まず 最初にバフェット自身の言葉による警句が書いてあり、その後著者による注釈が続く という構成となっています。この注釈には非常に出来の良い所と少しピントがずれているかな?と感じるイマイチな所が混在していますが、全体の80%くらいは素晴らしい内容となっています。 それでは次回からは、私自身が感銘を受けた順にそのバフェットの警句と、それに対する自分のコメントを書いていきたいと思います。なお表記のナンバーはこの本のものをそのまま採用しています。(続く)
Mar 19, 2016
さて今日も通常のPF概況シリーズです。 314位 6630 ヤーマン(東1、4月優待) 〇 PF314位は、美顔器・脱毛器などの家庭用美容機器メーカーで、化粧品も手がけるヤーマンです。 現在の株価は2055円、PBR1.72、株主持分比率は60.5%、今期予想PER19.03、配当利回り1.8%(36円)、総合利回り3.5%(36+35=71円、優待品はヤフオク平均落札価格の額面の35%で換算)で、優待は4月株主に100株保有で10000円相当、500株で30000円相当の自社商品(化粧品)です。 今日は私が昨年2015年に戴いた100株優待品を見ておきましょう。 ヤーマンはもう随分と昔のことになりますが、2010年の後半から2012年の前半くらいのことだったでしょうか? その優待パワーの高さだけでなく業績の良さが評価されて、我々優待族だけでなく、歴戦のバリュー株投資家の方々のお眼鏡にもかない人気化したことがありました。ところがその頃、ある日発表した第三四半期決算が超絶クソ内容だったことから株価がハイパー暴落し、そのあまりの衝撃から、 ヤーマンショック とまで呼ばれました。 しかしながら、その後4月の優待権利前にはまるで何事も無かったかのように株価はスルスルと回復し、私が命名し今では一般的な株式用語となっている 優待エアバッグの効果の高さを端的に実証 する形ともなりました。 このようにヤーマンは私に投資家としてのたくさんの貴重な経験をさせてくれました。そのエッセンスを改めて一言でまとめると、 やはり優待バリュー株投資は負けにくくて安全な投資法である。 の一言に尽きると思います。 一時期は最大でPF2位の超主力として戦い、優待族としての出自を賭けた激闘となったヤーマンでしたが、今は戦いを終え、激戦の形見の100株がPFの片隅に静かに眠るのみです。「ヤーマンでの大勝負、勉強になったし、本当に面白かったなあ。」とこの日記を書きながら久々に懐かしく思い出した、私でした。
Mar 18, 2016
さて今日もPF概況シリーズです。 313位 9993 ヤマザワ(東1、2・8月優待) △ PF313位の中堅銘柄は、山形県首位の食品スーパーのヤマザワです。 現在の株価は1720円、PBR0.66、株主持分比率は52.7%、今期予想PER47.12、配当利回り1.9%(33円)、総合利回り3.1%(33+20=53円)で、優待は100株保有で、山形県・宮城県外の在住株主には2月に1000円相当の全国共通ギフト券 8月に山形県産つやひめ2キロ です。まとめると以下のようになります。 ヤマザワは指標的に特に見るべきものはありませんが、ま、PF中位としては特に問題はないと思います。。これからも優待を楽しみに末永くホールドして応援していく予定です。
Mar 17, 2016
さて今日は久々に通常のPF概況シリーズです。 312位 3830 ギガプライズ (名セ、3月優待) ○ PF312位は、フリービット傘下のマンション向けネット接続会社のギガプライズです。株価上昇により前回の374位から大幅に順位を上げてPF中位での登場となりました。 現在の株価は2320円、PBR2.96、株主持分比率は63.5%、今期予想PER11.01、配当利回り0.7%(15~25円)、総合利回り1.9%(15+30=45円)で、優待は100株保有で 3000円相当のクオカードです。 名証セントレックスは皆様ご存知の通りの「日本有数のクソ株市場」ですが、ギガプライズは今のところ高い成長力を維持しています。PBRは高いですがPEGレシオ(PER÷EPS(一株利益)成長率。1以下は割安、2以上は割高と判定。)で見ればまずまず良好なのでホールド継続中というところです。更なる上位市場への進出にも期待したいですね。
Mar 16, 2016
さてそれではタートルズの投資術とは一体どのようなものだったのか?を具体的に見て行きましょう。 それは上記のような考え方でした。 予測しようとせず確率で考える。 正の期待値を持つエッジ(優位性)のある取引を首尾一貫してシンプルに施行する。 リスクを管理する。 たったそれだけのことだったのです。びっくりですね。 そして具体的には、 (システムトレード基本と原則、ブレント・ペンフォールド著、パンローリング社より引用) 買いのシグナルは直近20期間の最高値をブレイクしたら買い、直近10期間の最安値を切ったら売り、売りのシグナルはその逆 という極めて単純なものでした。 ところで上記のまとめは 名著 「システムトレード基本と原則 ブレント・ペンフォールド著、パンローリング社」 (近日中にこのシリーズで紹介予定) から引用したものです。それは何故かカーティス・フェイスのこの本には良いまとめが載っていなかったからなのですが、ペンフォールドはその著書の中で何故タートルズの戦略がうまく行ったのかについて鋭い考察をしています。 それは簡単に言うと、 タートルズの手法は非常にシンプルな戦略でいじるところがほとんどない。そして複雑さが無く単純で堅牢(ロバスト)なシステムだからこそ勝てたのだ。 というものでした。 また話を戻すと著者のカーティス・フェイスはタートルズのトレンドフォローの単純な投資法がうまく行く理由について、 トレンドフォロー戦略は65~70%が負けトレードになるので、大半の投資家は心安らかにやり過ごすことができない、だからトレンドフォローは長期に渡って機能し続けている のだ、と述べています。 私がこの本で一番驚いたのは、 門外不出とされたタートルズの秘密の取引手法がこんなにも単純でシンプルなものだった ということでした。そしてこの本を読み終わったときに感じたのは、「あっそうか、じゃあ自分も今のこの投資法でやっぱりいいんだ。」と言うことでした。 私の投資法と言うのは簡単に言うと、 大量の優待株を買ってどんどん「優待株いけす」に放り込み、それを毎日楽しくジーっと観察して、光り輝く黄金の魚を見つけたら勝負に出てガンガン買い増しする というだけのものです。 これは非常に単純なシステムですが、過去15年間の期間で、対TOPIXで13勝1敗1引き分け、と極めて良好な成績を納めてきました。 これはもちろん1番には単に運が良かったからですが、それ以外にも 私が使ってきたこのシステムが自分に良く合っていて、かつ「異常に単純で簡単でかつ堅牢」だったことも良かった んだろうな、と感じたのでした。。。。。。 この本には 投資で本当に大切なこと が書いてあります。どのようなスタイルの投資家の方にも必ず役立つ本であり、本当に素晴らしいと思います。未読の方は是非。
Mar 14, 2016
さて局所的な超絶大好評を戴いております 「株式投資本オールタイムベスト」 シリーズですが、下書きが溜まってきている事もありガンガン行こうと思います。第26位は、 タートル流投資の魔術 (カーティス・フェイス著、徳間書店) です。 僅か数千ドルを元手として30歳台半ばまでに数億ドルの資産を築いた伝説の先物トレーダーで、 超名著である マーケットの魔術師 にも登場しているリチャード・デニスと、 新マーケットの魔術師 に登場し、デニスの親友&パートナーで天才数学者のウィリアム・エックハート の2人は、 「有能なトレーダーは養成できるのか?」 で論じ合いました。デニスは「誰でも訓練すれば勝てるトレーダーになれる。」と言い、エックハートは「それは絶対に無理。トレーディングの技術は教えることが出来ない。勝てるかどうかは素質で決まる。」と言いました。 そして2人は賭けをすることになりました。 まるで映画のような魅惑的な話 ですね。大きな新聞広告を打ち人材を募集し初年度13人、次の年に10人に教育を施し実際にトレードをさせました。そしてこの 23人の中から大成功を収めるトレーダーが続出した ことから、彼らは 「タートルズ」 として知られるようになったのです。賭けはなんとデニスの勝ちだったということですね。ちなみに何故この名が付いたのかと言うと、デニスがシンガポールで亀(タートル)の養殖場を見たときに「シンガポールで亀を育てるように、私達はトレーダーを育てよう。」と言ったからだとされています。 驚異のスーパートレーダー集団、タートルズの 「秘密の取引手法」 とは一体どのようなものだったのか?に世界中の注目が集まるようになりましたが、彼らはその名の如く「亀」のように押し黙り、誰も何も語ろうとしませんでした。その神秘性がまた彼らの名声をより高めることとなったわけなのですが、彼らが寡黙なのには「ある理由」がありました。それは、 タートルズは 「プログラムが終了しても6年経たなければ、取引で使用した手法を教えてはいけない。」 という 秘密保持契約を結んでいた からです。 この「タートル流投資の魔術」は、 タートルズの中で 「最年少にして最優秀」 の成績をおさめたカーティス・フェイスが、沈黙を破りその技法の全てを驚くほど率直に正直に書いた驚愕の一冊 です。 タートルズの魔術 とは一体どのようなものだったのか?、次回の後編でその秘密をじっくりと見ていくことにしましょう。(続く)
Mar 13, 2016
さて今日は主力株概況シリーズです。 12位 3244 サムティ (東1、11月優待) ◎◎◎ PF時価総額12位の主力銘柄は、関西軸に投資用マンション開発、不動産再生販売等を行うサムティです。前回は37位の幕内中位銘柄でしたが、その成長力の高さと指標的な割安感が高く評価され、今回初の主力昇格を果たしました。 現在の株価は1092円、PBR0.90、株主持分比率は23.0%、今期予想PER6.12、配当利回り3.0%(33円)で、優待は200株保有で「センターホテル東京」・「センターホテル大阪」無料宿泊券各1枚などです。現在、優待券の使用に当たっては株主またはその家族の宿泊に厳しく制限されているため、総合利回りの算出はしておりません。 サムティは昨年6月に3489サムティ・レジデンシャル投資法人を新たに設立しJ-REIT事業に進出しました。 そして現在超イケイケの強気の成長計画を立てています。 また今期2016年11月期も下記の通り急成長を遂げるという業績予想となっています。 私は、「 サムティは一定以上の確率で [数年で数倍] を期待できる だろうな。ただあまりにも急成長を志向し過ぎているし、 志半ばでの憤死のリスクも相応にある だろうな。」と感じています。 そしてリスクとリターンの関係を多角度から何度も慎重に検討した結果、「うん、十分に主力の一角で勝負できるな。」と判断したために、今回この位置で登場することとなりました。今後の業績推移をしっかりと見ながらホールドしていく予定です。
Mar 12, 2016
さて今日は久しぶりに 「株式投資本オールタイムベスト」シリーズ をお送りします。第25位は、 敗者のゲーム 原著第3版 (チャールズ・エリス著、日本経済新聞社) です。「大半のプロは市場平均に負けている。だが成功する秘訣はある。それはインデックスファンドを買うことであり、アメリカ最高の投資家のウォーレン・バフェットも個人投資家にはインデックスファンドを推奨している。」というエヴィデンスレベルの高い考察とシンプルで力強いメッセージで、 インデックス系の投資家の方達の「聖書」 となっている珠玉の1冊ですね。 私の手元にあるのは1999年発売の原著第3版となります。自分が株式投資の世界に入った最初期に出会って当時何度も読み返した本であり、今回久方振りに懐かしく読み返したのですが改めて良い本だなあ、としみじみと感じました。 私がこの本から学んだ最大のメッセージは、 投資家は「稲妻が輝く時に」市場に居合わせなければならない。 という重要な教訓でした。 これはあまりにも有名なグラフですが、 1982~1990年の8年間の期間で市場が上昇したベストの10日を逃しただけでどれほどパフォーマンスが悪化するのか(18%→12%) を示しています。つまり、 我々投資家は良い時も悪い時も、常に市場に留まり続けなければならない、そうしないと「稲妻の輝くとき」を逃してしまう ということです。 市場の将来を自力で予測して、「マーケットタイミング」に賭けるというのは、「悪魔の囁き」であり決して耳を傾けてはならない というのがこの本のメッセージなんですね。 私がどのような市場環境下でも常にフルインベストメントを貫いて来れたのは、赤ちゃん投資家だった頃に出会ったこの本の影響が非常に大きかった んだな、と今改めて思います。このような傑作を投資家としての最初期に読むことが出来たのは幸運だったなと感じています。我々アクティブ投資家にとっても得るところの多い、まさに名著 ですね。
Mar 10, 2016
さて今日もPF概況シリーズです。 311位 7840 フランスベッドホールディングス (東1、3月優待) △ PF時価総額311位は、ベッドとメディカルサービスを手掛けるフランスベッドHDです。 現在の株価は1001円、PBR1.15、株主持分比率63.0%、今期予想PER33.26、配当利回り2.5%(25円)、総合利回り4.0%(25+15=40円、優待券はヤフオク平均落札価格の30%で換算)で、優待は100株保有で5000円相当、200株保有で10000円相当の(1)優待券または(2)自社グループ優待品です。 私は過去様々な選択肢の中から、「木のトレーラー」や 布団カバーセット などを楽しく選択しています。 フランスベッドHDは、以前からですが稼ぐチカラが弱いのが欠点であり指標的な割安感はありませんが、優待内容はまずまず良いと思います。また十分な総合利回りも出ていますし、これからもPF中位銘柄としてホールドしていく予定です。
Mar 9, 2016
さて今日も通常のPF概況シリーズです。 310位 9740 CSP(セントラル警備保障) (東1、2・8月優待) △ PF310位は、警備サービス3位のCSP(セントラル警備保障)です。 現在の株価は2162円、PBR1.53、株主持分比率は47.7%、今期予想PER20.02、配当利回り1.3%(28~30円)、総合利回り1.8%(28+10=38円)で、優待は100株保有で年に2回、2月株主に500円相当のオリジナル図書カード、8月株主に500円相当のオリジナルクオカードなどです。 ↑ それにしてもCSPのイメージキャラクターの星野さんは威圧感が凄いです。一見素敵な笑顔ですが、笑っているのは周りの筋肉だけで目の奥が1ミリも笑っていないんですね。こういった「魅力的な笑顔を自在に造れる」タイプの方は本当にタフで厳しい交渉相手であることが多いです。ま、警備業界はこうでなくてはならないし、そういった意味ではうってつけのキャラクターなのでしょうね。 すいません、ちょっと脱線しました。CSPは指標的にはちょっと高いかな?と思いますが、ま、優待狙いで1枚ホールドするのには特に問題はないものと考えています。
Mar 8, 2016
さて今日は通常のPF概況シリーズです。 309位 3359 タイセイ (東マ、9月優待) △ PF309位は、和洋菓子店、弁当店などに包装資材、食材を小ロットで通信販売しているタイセイです。現在の株価は410円、PBR0.80、株主持分比率は47.8%、今期予想PER12.02、配当利回り1.2%(5円)、総合利回り2.7%(5+6=11円)で、優待は100株保有で自社通販サイト掲載商品10%割引(これは0円換算)でしたが、8月14日に500株保有で3000円相当のcottaオリジナル菓子詰め合わせ(非売品)が 追加 されました。 私は投資家になった最初の頃から「株主限定」とか、「非売品」という言葉の響きに極めて弱い面があり、「一体何が貰えるんかなあ?」と言う好奇心をどうしても抑えきれずに参戦しました。 それではそのタイセイの初優待品の実際を御覧戴きましょう。 材料がとても良いのでしょう、変な油の味がせず素朴で非常に美味しい焼き菓子でした。ヤフー掲示板でも多くのホルダーの方が絶賛されていましたが、これは本当に素晴らしかったです。これからも優待を楽しみにホールド継続の予定です。
Mar 7, 2016
ネット上の宣伝がそれに最適化されるためだと思うのですが、株式投資をしていると良く 勝率92%の投資術 とか、ヤ●ーファイナンス64連勝の必勝法 みたいな投資法の広告を見ることがあります。 長年株式投資をしている人が見たら、そんなことは決してあり得ないと分かっているし、むしろこんな宣伝文句を使うなんて 「自分が馬鹿であると額に大きく書くのに等しい」 愚行なのに恥ずかしげも無く良くやるよ、とちょっと苦笑してしまうくらいの内容なのですが、投資初心者の方の中にはもしかするとそういった宣伝を信じ込んでしまう純粋でナイーヴな方がいるかも知れないので、今日はちょっとこの 株式投資の勝率 という問題を考えてみたいと思います。 まず結論から一言で言うと、 株式投資での勝率はほぼ50% という理解で良いと思います。 未来のことは誰にも分からないわけですから、確率から考えて当然そうなります。 でも、 ナニ言ってるんだ、それはへタレのおまえだけだろう。 凄腕投資家の勝率はもっと遥かに高いに決まってるだろう。 と思う方も当然多いと思います。それでは実際に世界最高水準の投資家の方の勝率を見てみましょう。 永遠の名著 マーケットの魔術師 (株式編) には株式投資で年間数十~数百%という驚異的なパフォーマンスを長年に渡って叩き出し続けているスーパートレーダーが多数登場しています。そしてその中でもマーク・ミネルヴィニとスティーブ・コーエンは特に突出した成績を上げ続けている「ベスト・オブ・ベスト」のトレーダーです。 それではこの2人の勝率はどのようなものなのでしょうか? ミネルヴィニは本書の中で、「 平均すると勝率は50% に過ぎない」 と述べています。 またコーエンは、「自社のトレーダーに関して統計を取っているけれど、 最高のトレーダーさえ利益を上げるトレードは63% に過ぎない。ほとんどのトレーダーの勝ちトレード比率は50~55%。 つまり、間違いを犯す確率は非常に高い。」と述べました。 ではなぜ彼らが勝てるのかについて、ミネルヴィニは、「僕の運用成績が一変したのは、正しい判断をどれだけ数多く下せるかということではなく、勝てるトレードで得る利益をどれだけ膨らませ、負けるときにどれだけ損を抑えられるかということの方が重要だということを理解したから」 だと述べ、コーエンも、「損失は出来る限り小さく、利益を上げられるときはより確実にそれを大きなものにしなければならない」 と言っています。 つまり、 株式投資で大切なのは勝率ではなく、勝てる勝負で大きく取ること なんですね。 その観点からすると、良く宣伝で見かける「勝率92%のようなもの」を目指すことは2重の意味で間違っていることが分かります。それは、 1. 誰にも正確には見抜けない未来を扱う勝負である株式投資では、決してそのような勝率は手に入らない。 2. 大切なのは勝てる勝負で大きく稼ぐことであって、勝率が高いことは株式投資で成功するための絶対条件では全くない。 からです。 そして更に言うと、 高い勝率を誇る投資法というのは実は非常に危険なやり方 でもあります。何故かというと、 勝率を高めるためには勝ちトレードは薄い利益で迅速に利益確定をし、負けトレードはナンピンを繰り返して平均単価を下げて強引に勝ちに持ち込む、と言っているに過ぎない からです。 こういうやり方をすれば確かに勝率は非常に高くなります。でも勝った時の利益は薄く、負けトレードはナンピン地獄で凌ぐ事になるため万一本当に駄目だった場合の損失は致命的で膨大なものとなります。つまり、 勝率92%でもトータルではボロ負け という事もあり得るんですね。
Mar 5, 2016
さて今日も通常のPF概況シリーズです。 308位 6312 フロイント産業 (東JQS、8月優待) △ PF308位は、製薬向け造粒・コーティング装置が柱のフロイント産業です。 なんと創業以来51期連続で黒字とのことです。素晴らしいですね。 現在の株価は1072円、PBR1.70、株主持分比率は62.5%で有利子負債は0、今期予想PER25.58、配当利回り1.2%(12.5~13.5円)、総合利回り2.1%(12.5+10=22.5円)で、優待は1年以上の継続保有を条件として100株保有で1000円相当のクオカードです。 私はここへは2014年10月14日に参戦しました。そのため今年が初優待獲得となる予定です。楽しみですね。
Mar 4, 2016
さて今日は通常のポートフォリオ概況シリーズです。 307位 9468 カドカワ (東1、3月優待) △ PF307位は、出版大手のKADOKAWAと動画投稿サイト運営のドワンゴが経営統合して誕生したカドカワです。 現在の株価は1773円、PBR1.20、株主持分比率52.9%、今期予想PER19.63、配当利回り1.1%(20円)、総合利回り2.5%(20+25=45円、優待は2500円相当で換算)で、優待は100株保有で1年以上連続保有した場合にのみ、「自社子会社の文庫3冊または新書3冊またはコミック3冊または単行本2冊または映画チケット2枚または電子書籍購入ポイント2500ポイント付与またはDVD・ブルーレイ1セット」です。 今日は私の過去の商品選択例をいくつか御覧戴きましょう。 ↑ 6425ユニバーサルエンターテインメント隠れ優待の、最高にクールな電卓との2ショット♪ カドカワは指標的には実に妥当な株価位置ですが、優待内容は極めて良いと思います。これからも優待を楽しみに末永くホールドして応援していきたいと考えています。
Mar 3, 2016
さて今日は2016主力株概況シリーズです。 11位 8732 マネーパートナーズグループ (東1、非優待株) ◎~? PF11位の主力株は、FX大手で大和証券グループ本社の持分法会社のマネーパートナーズグループです。現在の株価は677円、PBR1.82、株主持分比率は15.8%、今期予想PER21.09、配当利回り1.5%(11~12円)で、優待はありません。 なぜ全くの専門外の非優待株が唐突にこんなにPF上位に入っているのでしょうか? 厳しい相場環境を受けて自分はついに精神に変調を来たしてしまったのでしょうか? 今年はしんどい相場が続いていますが、上がっている銘柄もあります。特に フィンテック関連 では3778さくらインターネットなどが人気化して、ファンダメンタルズからはあり得ないほどの5倍、10倍と言う急騰劇を見せました。私はそういった旬の「テーマ銘柄」を涎をタラタラと垂らしながら横目で眺めつつ、「自分のポートフォリオにもそんな可能性のある子がいないかな?」と一生懸命探していました。 ただ残念ながら自分の地味株揃いの「優待株いけす」内ではどうしても見つけることが出来なかったので、今度はしぶしぶ専門外の非優待株を調べ始めました。ただフィンテック、ブロックチェーン、ビットコインなどの煌びやかなテーマ株はどこも指標的に高く、低PBR至上主義者の私に手を出せる水準ではありませんでした。 そんな中で、このマネパは2015年7月にビットコインの世界的な大手取引所であるKraken(クラーケン)と提携協議を開始、「Bitcoinの取り扱いを検討することを東証一部上場の金融業種で最初に意思表明」し、既に ホームページ上にも ビットコイン参考レート を掲示 し、 更に社長さんも 「早ければ今年度(2015年度)内にも開始したい」 と明言するなど、 ビットコイン開戦前夜 の状況となっています。 またマネパは指標的にも十分に割安ですし、 過去10年間を見ても1度も赤字がなく業績に一定の安定感 もあります。そのため私は、「ここは面白いな。ビットコイン関連として不発だったとしても別に大ダメージを受けるようなファンダメンタルズではないし、仮にビットコイン取り扱い開始で人気化したら大きく取れるかもしれない。 ローリスク・ハイリターンでリスク・リウォード比の有利な、夢のある楽しい銘柄 だな。」と考えて、準主力参戦したのでした。もちろん専門外の非優待株なので、「これはあかんな。」と思えば迅速に撤退することもあり得ます。。。。。 、、、、、、、と、ここまでの日記はずいぶん前に下書きとして書き上げていました。 その後、2月24日に 金融庁、ビットコインを貨幣と定義 というビッグニュースが流れ、それを受けてマネパには関連銘柄として大量の短期資金が流入し、株価は突如として確率変動モードに入り乱高下しながら急騰し始めました。 私は、「これはラッキーだったな。ただ恐らくマネパの狂乱相場の終わりは唐突に来るだろうし、天井を打った後の暴落は凄まじいものになるだろうから、どこで降りるべきかは非常に難しくかつ重要な問題になるだろうな。」と気を引き締めています。 株は何といっても「売り時が一番難しい」 ですからね。
Mar 2, 2016
全24件 (24件中 1-24件目)
1