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いやあ3月が終わりましたね。 さて早速今月の成績ですが、対2016年末比で+7.8%となりました。今月はPF上位銘柄に株価が好調なところと軟調なところが入り乱れており、結果としては先月の+9.0%と較べてやや微減となりました。 さて私は今年2017年の基本方針として、 とにかくシンプルに戦う ということを日々心掛けています。 そして具体的には、1. 指標的に割安で、事業内容が分かりやすく、かつ株価上昇のきっかけとなる明白なカタリストがある、そして投資理由を数十秒で他人に簡潔に伝えられるようなシンプルな銘柄のみを主力に据えて戦う。2. 自分が自信と確信を持って大きな金額を投入できる極少数の銘柄に資金を集中させる。PF上位であっても相対比較で総合戦闘力の劣る銘柄は思い切って売却し、PF最上位群にその資金を上乗せしてシンプルに戦う。 ことを徹底しています。 株式投資を始めた17年前のピュアな気持ちに立ち返って、 極限までシンプルに、単純に、純粋に、無垢に、 戦っています。 それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Mar 31, 2017
さて今日も2017PF概況シリーズです。 481位 2708 久世 (東JQS、3月優待) ◎ PF481位は、外食向け食材卸が主力の久世です。 現在の株価は973円、PBR0.75、株主持分比率は23.3%、今期予想PER7.40、配当利回り1.2%(12円)、総合利回り2.4%(12+11=23円)で、優待は100株保有で「山形県の無洗米2.5キロ」です。 久世は非常に地味ですが、指標的に十分に割安ですし、PF下位としてはとても良い銘柄だと思っています。
Mar 30, 2017
さて今日は通常の2017PF概況シリーズです。 480位 3710 ジョルダン (東JQS、3・9月優待) ○ PF480位は、目的地までの経路探索ソフト『乗換案内』の開発販売が主軸のジョルダンです。 現在の株価は1000円、PBR1.19、自己資本比率は81.7%で有利子負債は0、今期予想PER15.92、配当利回り1.3%(13円)、総合利回り1.9%(13+6=19円、優待はヤフオク平均落札価格の300円で換算)で、優待は年2回100株保有で自社乗換案内サービス利用権です。 ジョルダンは指標的な割高感もありませんし、財務状態も堅牢ですし、PF下位としては実に良い銘柄であると考えています。
Mar 29, 2017
さて今日は株式投資本オールタイムベスト第45位価値の探求者たち (ロナルド・W・チャン著、金融財政事情研究会)の最終回第9弾です。 最後に紹介するのは、バリュー・パートナーズ・リミテッドの共同設立者のヴィーニー・イェです。 「株を売る際には必ず、売却資金を次は何に投資するのかを考える。バリュー投資の経験から学んだ最大の教訓は、 ほとんどの投資家は再投資のリスクを軽く見て、きちんと分析しようとはしていない ということだ。。。優れた投資家と普通の投資家との分かれ目は、まさに再投資のスキル にある。優れた投資家は常に再投資の準備をしていて、複利効果を働かせることが出来る。」 これは言われてみると、私にも明白に「再投資のリスクを甘く見る」ところがあると思いました。ある銘柄で大勝した時に顕著なのですが、「よっしゃ、この勢いですぐ次行くよ!」と甘い見積もりで不注意に進撃して結局大敗して返り血を浴びる、ということが過去に何度もあったんですね。今後、この自分の弱点を意識して矯正していきたいと考えています。 さてこれでこの本の紹介は終わりです。「マーケットの魔術師 バリュー投資家編」 と言っても全く過言ではない、 滅多にないホームラン級の1冊 ですね。未読の方は是非。
Mar 28, 2017
さて今日も通常の2017PF概況シリーズです。 479位 3396 フェリシモ (東1、8月優待) △ PF時価総額479位は、独自性のある通販会社で、 中長期購入予約型商品に特徴のあるフェリシモです。代表作の500色の色鉛筆で有名ですね。 ちなみにこの500色鉛筆、 「たぬきの鼓笛隊」、「勝利に酔う土佐犬」、「シャム猫の澄んだ瞳」、「傷心のティラミス」、「ゆでたてのさやえんどう」、「清少納言のあこがれ」、「なみなみ注ぐティーオレ」 など、それぞれの鉛筆の 名前が面白すぎる ので皆様も是非一度御覧下さい。(笑) すいません、話が脱線しました。 フェリシモは現在の株価は1016円、PBR0.32、株主持分比率59.5%、今期最終赤字予想、配当利回り0%(0円)、総合利回り1.5%(0+15=15円、優待品はヤフオク平均落札価格の額面の50%で換算)で、優待は100株保有で3000円相当の自社製品詰合せです。なにしろ500色鉛筆の会社ですから、優待品も一癖ある品物ばかりで極めて魅力的です。 今日は2015年の優待品を振り返っておきましょう。ダンボールからして可愛いですね。♪ 早速中身を見てみましょう。外角低めの変化球が詰まった魅惑の玉手箱ですね。 今日は1つだけ実際の優待品の使用例を御覧戴きましょう。人気商品の「ミニ和風ニャシュマロ」です。 食事のお供になりました。右上に小さく鎮座していますね。 でも、なんだかとっても無表情でつまらなそうだったので、、、、、 私が顔を少しかじって可愛くしてあげました。♪♪♪ フェリシモは顧客数の減少が続き苦しい状況ですが、財務状態は良いですし、優待内容もオリジナリティがあって実に面白いですし、これからも現行の優待制度が続く限りはホールドして応援していく予定です。
Mar 27, 2017
さて今日は株式投資本オールタイムベスト第45位価値の探求者たち (ロナルド・W・チャン著、金融財政事情研究会)の好評第8弾です。 今日紹介するのは、1996年にシンガポールで設立されたロングオンリー(買持ち)の資産運用会社、ターゲット・アセット・マネジメントの創設者のティング・イック・リーエンです。 「1社だけを見てよい企業だということはできない。一度に1社だけをみたところで、何も見ていないのと同じだ。! 企業間の相対比較をしなければならないんだ。比較せずによいビジネスだなんて、どうやってわかるというのか。」 これは本当にその通りですね。そして自然に楽しく多くの企業を相対比較し、その中で特に優れた銘柄を抽出できるからこそ、私が発明した「優待株いけす投資法」は安定したパフォーマンスを出すことが出来るんですね。
Mar 26, 2017
さて今日は2017PF概況シリーズです。 478位 2345 アイスタディ(東2、6・12月優待) △ PF478位は、ブイキューブ傘下でIT技術者学習ソフト等eラーニングが主力のアイスタディです。 現在の株価は1016円、PBR1.90、自己資本比率は78.2%、今期予想PER45.56、配当利回り0.5%(5円)、総合利回り2.5%(5+20=25円、優待はクオカードのみで換算)で、優待は100株保有で年2回QUOカード1000円相当分および自社製品割引券20000円相当です。 アイスタディは指標的にはイマイチですが、優待内容はまずまずです。現行の優待制度が続く限りは今のところはホールドの予定です。
Mar 25, 2017
さて今日は株式投資本オールタイムベスト第45位価値の探求者たち (ロナルド・W・チャン著、金融財政事情研究会)の第7弾です。 今日紹介するのは、「旅するバリュー投資家」として有名で、テンプルトン・エマージング・マーケッツ・グループの上級会長であるマーク・モビアスです。 いかついスキン・ヘッドの風貌で知られる著名投資家ですね。 「、、、この失敗から私が学んだことは、投資判断をするときに決して他人のアドバイスを受け入れてはならないということだ。常に自ら学んだことに基づいて判断し、自ら収集した情報にのっとって行動する。それで状況が悪くなったとしても、少なくとも自らの失敗から学ぶことは出来るからね。」 これは大変に重要なことだと思います。今はツイッター全盛時代で、お手軽ないわゆる「イナゴ投資」が一世を風靡していますが、ただイナゴっているだけでは、「投資家としての必要な経験値」を全く積むことが出来ないと個人的には考えています。 、、、テクニカル分析は有用ではあるものの、ファンダメンタル分析のほうがより重要である。。。ファンダメンタル分析が企業の本当の価値をとらえる唯一の手段であるからだ。 私のテクニカル分析への評価もモビアスと全く同じです。役に立たないわけではなく、有用な局面も実際によくある(特に出来高と組み合わせたVPA:出来高価格分析)のですが、あくまでファンダメンタル分析が主である、ということですね。 一言でいえば、投資で成功するための簡単な公式など存在しないとモビアスは信じている。。。「ジョン・テンプルトンから学んだ大切なことの1つに謙虚さがある。謙虚であれば、新しいアイデアに対してオープンでいられるし、投資に関する調査において、より客観的でいられる。先入観がなく広い心でいれば、世の中が変化することを受け入れ、変化に後れを取らぬよう新しいことを絶えず学んでいくことが出来る。」 謙虚であることの大切さを力説するバリュー投資家は多いですね。私自身もそうですが、投資家と言うのは基本的に「自分に自信がないとやっていけない稼業」なので、どうしても自信過剰に陥りやすいんですね。本当に自分も毎日気をつけています。(汗) 物事は変化する。。。重要なことは、投資家として、流動性と柔軟性を維持することである。市場は大洋や潮流のごとく波打って動いている。トップに居続けるには、膝を曲げてバランスを保ち、波に乗るしかない。。。 私も常にポートフォリオを見直し、刷新し続けることで、鮮度と総合戦闘力を保ち続けるように努力をしています。 (続く)
Mar 24, 2017
さて今日は2017PF概況シリーズです。 477位 3059 ヒラキ (東2、3月優待) ◎ PF477位は、靴や衣料の通販を中心に、卸販売、小売店など展開し、180円スニーカーなど超低価格帯に強みを持つヒラキです。 現在の株価は1044円、PBR1.06、株主持分比率は29.4%、今期予想PER10.76、配当利回り1.9%(20~25円)、総合利回り3.8%(20+20=40円)で、優待は100株保有で2000円相当の自社買い物券です。 ヒラキの商品はなにしろ激安なので、2000円分も優待券があると実にたくさんの魅力的な商品を選べます。少し「駄菓子屋さんで大人買いする」ような感覚がありますね。実際の選択例を見て戴きましょう。 ヒラキは指標的にも安いですし、総合利回りも高いですし、優待族的には必修科目銘柄であると考えています。もしもまだホールドしていない優待族の方がいらっしゃったらお勧めしたいですね。
Mar 23, 2017
さて今日は株式投資本オールタイムベスト第45位価値の探求者たち (ロナルド・W・チャン著、金融財政事情研究会)の好評第6弾です。 今日紹介するのは、フランチェスコ・ガルシア・パラメスです。独学で学び、スペインのコングロマリットであるアクシオーナ社の子会社、ベスティンバー・アセット・マネジメントの最高投資責任者を務めた人物ですね。 金融機関はバリュー(割安)とグロース(成長)という分け方をしているが、それはあくまでもマーケティングのためのもの。 この表現にはハッとしました。 我々投資家にとって投資の目的は利益を上げる事だけであり、銘柄をバリューかグロースかに色分けすることには特別な意味はない んですね。 「 人間が考える事なんてそうそう変わるものではないから、投資の世界もそれほど変わることはない と思う。。。オーストリア学派がこのことをうまく説明している。 どのような時代であっても、EQ(心の能力の指数)はIQ(知能指数)よりも重要。 。。バリュー投資は流行の先端を行くものではないが、その論理と原則をしっかりと実践していれば誤った方向に進むことはない。」 バリュー投資を実践していれば、誤った方向に進むことはない。 これはじんわりと胸が暖かくなるような名言です。私もこれからも「大体においてほぼ正しい」バリュー投資を投資の基本原則において、この日本株市場で楽しく戦い続けていく所存です。 (続く)
Mar 22, 2017
さて今日は通常の2017PF概況シリーズです。 476位 3222 ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス (東1、2・8月優待) △ PF476位は、首都圏で展開する食品スーパーの最大手であり、マルエツ、カスミ、マックスバリュ関東が合併して誕生したイオン系のユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスです。私は元々カスミのホルダーだったのですが、そのまま華麗に急流下りを決めて(要は何もせずボーっとしていた)愛でたくここのホルダーとなりました。後、どうでもいいことですがちょっと社名が長すぎますね。↑ さりげなくかなり凶悪な規模にまで巨大化していますね。 現在の株価は1041円、PBR1.02、株主持分比率は52.0%、今期予想PER22.10、配当利回り1.3%(14円)、総合利回り3.0%(14+17.6= 31.6円、優待品はお米1キロ440円で換算)で、優待は100株保有で年2回 買物優待券(100円割引30枚)またはお米2キロです。ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスは規模はとても大きくなりましたが、相乗効果を出せるのかどうかは「まだこれから。」と言う所です。楽しく業績推移を見守っていこうと思っています。
Mar 21, 2017
さて今日は株式投資本オールタイムベスト第45位価値の探求者たち (原題 THE VALUE INVESTORS ロナルド・W・チャン著、金融財政事情研究会)の バリュー投資への愛が止まらない ご機嫌第5弾です。 今日紹介するのは、ジャン・マリー・エベヤールです。ファースト・イーグル・ファンドの運用者で、 資産運用業界のプロから非常に尊敬されている人物の1人 ですね。 「 私が成長株投資を楽しめなかった理由の一つは、それが世界には一貫性があり、かつ安定していると仮定していること にある。それは違う! バリュー投資であれば、将来は不確実であるという事実を認識することが許される。大きなリターンを出すことよりも、損を避けることを第一に考えることが可能 なのだ。。。もしバリュー投資がうまくいくのなら、もちろん私はうまくいくと考えているが、 なぜバリュー投資家はこんなに少ないのだろう?。 これには人間の心理が関わっている。 バリュー投資家であるなら、長期投資家でなければならない。長期投資家であれば、短期的には仲間の投資家やベンチマークよりもパフォーマンスが劣ることを受け入れる必要がある。それは心理的にも金銭的にも苦しみに耐える覚悟を持つという事だ。。。 バリュー投資家は、報酬があるとしても、それがすぐに手に入るものではないこと、簡単に祝福されることなどないことを受け入れる必要がある。 。。 人は完全ではなく、間違うこともあるから、謙虚でいることは大切だ。」 なぜバリュー投資家はこんなに少ないのだろう? これは私がずっとずっと昔から抱いてきた大きな疑問でした。バリュー投資はうまくいく(ジョエル・グリーンブラット) わけであり、高いエヴィデンスレベルを持つ間違いなく有効な投資法なのに、 ツイッターを見ても、ブログを見ても、そこにいるのは「万年躁鬱病患者」のモメンタム投資家ばかり で、どんなに探してもバリュー投資家はちっとも見当たらないのです。そして 私自身も正統派の古典的なバリュー投資家ではなく、その変種でかつ亜流の「優待バリュー株投資家」 です。 バリュー投資手法が根源的に持つ「苦しみの多さ」を緩和するために、そして自らの心理状態を常に御機嫌に快適に保つために、そのように「ガラパゴス的な進化(・・?)」をするしかなかった のです。 エベヤールの言葉は、「バリュー投資家でいることの難しさ」を端的に示していますね。「自分の経験上、市場は効率的だという仮説を信じることはできない。」、、、(エベヤールは)「ラ・ビ・フランセーズ」という経済紙でアルバイトをしていた。そこでは、記者たちが誌面に広告を出してくれる大企業のことは好意的に書くのに、広告を出してくれない規模の小さな企業の事は辛辣に書いていた。こういったことが大企業と小企業の株価の異常な乖離につながったのではないかとエベヤールは考えている。 小型株効果 に関する、示唆に富んだ発言ですね。投資の成功は、華やかなリターンのみで決まるのではない。損失を出さないことも成功の1つなのだ。 これは大切な観点ですね。私は マックス・ギュンター 直系の投資家なので、「リスクを恐れず、勇気をもって勝負銘柄に大きな金額を賭ける。」のを信条としていますが、その一方でPF主力下位にはバランスを取り、かつ心理的な安心感を得るために、「指標的に割安で業績推移が安定しており更に配当利回り、総合利回りが高い。」銘柄群を常に意識して「置いて」います。現時点だと、7551ウェッズ 7837アールシーコアなんかが該当しますね。 「 保有銘柄を少なめにする集中投資は上げ相場の発想 だと思う。 下げ相場において銘柄が少なかったら、何が起きるかわかったものではない。 高い評価を得た銘柄だけに投資すればいいのではないかという質問を受けることがあるが、 私自身にも何が良いかはよく分からないのが本当のところだから、やはり分散が必要 だと思う。。。株価指数と同じほどに分散しろとはいわないが、 適度な分散は必要 だ。」 適度な分散。 私もこれは当然に必要だと思います。もしも1銘柄だけに全財産を集中して大敗してしまったら、それはそれは大変困ったことになるのは間違いないからですね。(汗)
Mar 20, 2017
さて今日は2017PF概況シリーズです。すいません、今日紹介する銘柄は本当はもっと順位が上だったのですが、日記の下書きに埋もれたままになっていて今日突然発掘されたので急遽ここで登場させました。このシリーズはややおっちょこちょいの私が手作業でランキングを付けているのでたまにこういうことがあります。(汗) ご了承下さい。 475位 8905 イオンモール (東1、2月優待) ◎ PF475位は、イオンのSCデベロッパー子会社でモール型で圧倒的シェアを持つイオンモールです。 現在の株価は1755円、PBR1.25、株主持分比率は30.7%、今期予想PER14.79、配当利回り1.5%(27円)、総合利回り3.2%(27+30=57円)で、優待は100株保有で3000円相当のイオンギフトカードまたはカタログギフトです。 イオンモールは指標的な割高感もありませんし、一定の成長力もありますし、イオンギフトカードというほぼ現金に等しいような使い勝手の良い優待が付いていますし、優待族的には実に良い銘柄です。 ただ、ここはいつも人気があって株価は長年高止まりしており、私にはなかなか参戦するチャンスがありませんでした。ところが2016年6月に株価が大きく下落したことがあり、私はそのドサクサに紛れてようやく新規参戦することができました。これから優待を楽しびりとホールドしていく予定です。
Mar 19, 2017
さて今日は株式投資本オールタイムベスト第45位価値の探求者たち (ロナルド・W・チャン著、金融財政事情研究会) の「マニアックが止まらない」第4弾です。 さて今日紹介するのは、 ウィリアム・ブラウン です。トゥイーディー、ブラウン・カンパニーのポートフォリオマネージャーの著名投資家ですね。 「 低取引株には特徴 がある。それは、 運転資本であろうが、資産の簿価(PBR)であろうが、利益(PER)であろうが、どんな尺度においても非常に割安 であるということだ。」 これは実際にその通りです。例えば私のPF超主力の一角の 9035第一交通産業 なんかも、超不人気市場である「福証」暮らしが長いせいで、その企業規模の大きさとは裏腹に毎日の出来高が非常に少なくなっています。そして実際、ブラウンの指摘通りに「どんな尺度から見ても非常に割安」なんですね。 トゥイーディー、ブラウンは、「インデックスに打ち勝つ10の方法」 のなかで、 「保有株から得られるリターンの80~90%は、その株を保有している全期間のうちの2~7%という短い間に稼ぎ出されている。そのほかの期間において、株はほんの少しのリターンしか生み出さない。」 という経験から得られた事実を示している。。。 これはバリュー投資の大きな特徴ですね。私たちが手掛ける バリュー投資と言うのはとにかく「なかなか結果が出ない。更に悪いことにいつ結果が出るかもわからない。」という欠点 があります。その一方で市場で人気がある モメンタム投資には「迅速に結果が出る。更に良いことに成功する投資の場合はすぐに報酬も手に入る。」という長所 があります。まるで正反対なんですね。そしてだからこそ、バリュー投資は常に不人気 なのです。 ネットーネット株をパッケージで買って「それらを枕代わりに抱いて、毎日を御機嫌で過ごせばそれで良い。それだけで他の99%の投資家を上回ることが出来る。」と頭では分かっていても、ほとんどの投資家は実践できません。でも バリュー投資には長い歴史とそれが効果的であるという複数の高いレベルのエヴィデンスがあり、その正しさは かぶ1000さん の過去の素晴らしいパフォーマンスが示している通り なんですね。ブラウンは、投資は自然科学ではなく社会科学だと考えている。。。「投資は人々の行動によって変化する。。。自然科学に見られるような普遍的な法則は投資の世界には存在しない。。。バリュー投資家は、みなアタラキシア(不安や気がかりを持たず、周囲の状況には目もくれずに、ひたすら泰然自若としているという症状)を患っている。。。みなが同じように考えているときは、みなが間違えている可能性が高い。」 ブラウンの、 バリュー投資家はみなアタラキシア という指摘は面白いですね。言われてみると、世の中の凄腕バリュー投資家というのは、どこか一風変わっているというか、ちょっと浮世離れしている方が多いようにも感じています。(笑)分散しない集中型のポートフォリオを好む投資家(バフェットなど)もいるが、ブラウンは将来に確かなものなど何もないというメッセージを投資家に出しつつ分散投資を徹底している。想定とは異なる動きに対する防御策として、分散が必要なのだ。。。「 どうして25番目の銘柄にまで分散投資する必要があるのか。ベスト10の銘柄に投資することで十分じゃないかと投資家から聞かれることもある。 でも、私たちは正直なところ、どれが本当のベスト10かを確実にいえるわけではない。 やはり、分散しておいたほうがいい んだよ。分散投資をしておくことによって、保有銘柄に過度に固執しなくなるという副次効果もある。適度に分散をしておくと、不安を減らすことが出来る。」 このブラウンの言葉は深いですね。バフェットの言う通りで「分散のための分散」には意味がなくパフォーマンスを落とすだけの最悪の投資手法であるわけですが、その一方で 私達「市井の街角の投資家」は天才バフェット本人ではない 訳で、 竹やり特攻隊 で、もしも間違った銘柄に集中投資してしまったら、「市場の豚の餌としてメデタク成仏して即死」する危険性があります。どこまで集中投資するか?は投資家によって異なって当然であり、それぞれの哲学次第という部分があるんですね。
Mar 18, 2017
さて今日も2017ポートフォリオ概況シリーズです。 474位 3089 テクノアルファ (東JQS、11月優待) △ PF474位は、パワー半導体結線装置が主体の商社のテクノアルファです。 現在の株価は1055円、PBR1.58、株主持分比率は62.6%、今期予想PER48.84、配当利回り2.4%(25円)、総合利回り3.3%(25+10=35円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードです。 ↑ 上の写真のクオカードは3000円相当ですが、現在は1000円相当へと変更されていますので御注意下さい。 テクノアルファは業績不振ですが、ま、優待狙いで1枚だけ持つのには特に問題はないものと考えています。
Mar 17, 2017
さて今日は久々に2017PF概況シリーズです。 473位 9078 エスライン (東2、3月優待) ◎ PF473位は、岐阜県地盤の路線トラック業者中堅のエスラインです。 現在の株価は1062円、PBR0.63、自己資本比率は55.0%、今期予想PER10.27、配当利回り1.3%(14~15円)、総合利回り2.3%(14+10= 24円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードです。 さてエスラインの属する陸運セクターは「万年不人気」であり、他にも魅力的な水準の優待バリュー株が多いんですね。 ちなみに陸運セクターで私が割安だと考える優待バリュー株には以下のようなものがあります。9029 ヒガシ219035 第一交通産業9039 サカイ引越センター9040 大宝運輸9051 センコン物流9057 遠州トラック9059 カンダHD9060 日本ロジテム9078 エスライン9082 大和自動車9099 C&Fロジ いやあ、どこも「余裕で買える水準」ですね。涎が出ます。 ま、この「濃厚すぎるリスト」の中ではエスラインは特別に輝いているという訳はないですが、絶対値で見たらやっぱり安いと思います。これからも楽しくホールドして応援していく予定です。
Mar 16, 2017
さて今日は株式投資本オールタイムベスト第45位価値の探求者たち (原題 THE VALUE INVESTORS ロナルド・W・チャン著、金融財政事情研究会) の好評第3弾です。 今日紹介するのは、トーマス・カーンです。彼は著名なバリュー投資家でこの本の前章に登場しているアービング・カーン(1905~2015! なんと109歳まで生き抜き、この本のインタビューを受けた106歳の時にも現役のバリュー投資家だった。)の息子で、カーン・ブラザーズ・グループの社長さんです。 彼を見ると、「投資家としての優れた資質」というのはスポーツ選手等と同じように遺伝するんだな、と強く思います。他にも成長株投資のパイオニアであるフィリップ・フィッシャーの息子で名著ケン・フィッシャーのPSR株分析で知られるケン・フィッシャーも素晴らしい投資家ですしね。 「逆張り投資家であるコントラリアンになるためには、いろいろな場面での修練が必要。。。 投資とは科学ではなくアート。 。。もし投資が数字や計算だけでできるものなら、理屈の上では最近のコンピュータ・プログラミング技術を用いれば、正しい評価方法を入力することで常に成功することが出来るだろう。でも、そうじゃない。だから、投資はよりアートに近いのだ。 適切に心を保ち、企業を理解するというアート なのだ。。。マーク・トウェインが言うように「歴史は繰り返さないが、韻を踏む」のだ。」 投資はよりアートに近い。適切に心を保ち、企業を理解するというアートなのだ。 というのは素晴らしい言葉だと思います。我々投資家は懸命で絶え間ない努力を前提として、その上でそれぞれの心の平穏を保つやり方を身につけなくてはならないということなんですね。そして私の場合はそれが、専門とし自ら編み出した「優待バリュー投資」だったわけです。 「 投資家はバリューのある株を保有する際には、短期的な時間軸で物事を判断してはいけない。。。 バリュー株はその保有期間の大部分においてマーケット全体に対して遅れを取ることが多い。しかし、最終的にその本当の価値が株価に反映されたとき、マーケット全体に比べて魅力的な年次のリターンに投資家が驚くこともよくあること だ。。。投資とは資産を増やす機会を探すことであって、伸びていく企業を探すことではない。。。コントラリアン(逆張り投資家)は投資妙味を、それがよりありそうにないところに求める。 何が正しいのかとは聞かずに、何が間違っているのかと聞く のだ。。。 読書をしないで投資アイデアを考え出す投資家はみたことがない。父(アービング・カーン)は何千冊もの本を読んでいた。 」 溢れ出す英知。。。バリュー投資家の末席に位置する私にとって、心震える金言のオンパレードです。そしてカーンが強調した「読書の大切さ」はネット全盛時代の現代では非常に軽視されていますが、私は本当に大切なことだと考えています。今皆様にお読み頂いているこの「株式投資本オールタイムベストシリーズ」を一生懸命に書き続けているのも、 私が投資家として「読書」を「呼吸をするように大切」にしていることの証明ですね。 (続く)
Mar 15, 2017
さて今日は株式投資本オールタイムベスト第45位価値の探求者たち (原題 THE VALUE INVESTORS ロナルド・W・チャン著、金融財政事情研究会)の第2弾です。 今日からはこの本に登場するバリュー投資のレジェンド達を個別に見ていきます。 そして初回はもちろんウォルター・シュロス(1916~2012)です。 シュロスは、バリュー投資の父であるベンジャミン・グレアムの直接の教え子&投資の片腕であり、世界一の投資家として有名な ウォーレン・バフェットと同じ部屋で働き、一緒に企業の清算価値を調べていたという「バフェットの兄貴分」のまさに伝説の投資家です。そして、バフェットによる「グレアム・ドッド村のスーパー投資家」という彼のニックネームはあまりにも有名ですね。 「現代に生きるレジェンド」だったシュロスは2012年2月19日にニューヨークのマンハッタンでその95年の栄光の生涯を終えました。この本に収められた彼のインタビューは彼の体調が急変する直前の2012年の年初に行われたものです。まさに「奇跡のインタビュー」と言っても良いですし、この1章だけで十分にこの本を買う価値があるでしょう。 「 マーケットで生き残ることは、戦場で生き残ることと本質的に同じ ことだ。 できるだけ損失を出さないようにして生き残ることさえできれば、結果的にはいくらかの財産が出来ている ものさ。。。人生は短いものだから、自分に自信をもって、嫌いなことに時間を使うのではなく、好きなことに粘り強く取り組めばいい。それが財産を生んでくれるのさ。。。私はグレアム・ニューマン社にいた時と同じ投資手法を用いていた。すなわち、ネットーネット株((正味流動資産-総負債)>時価総額 )を探していた。。。」 ヴィンテージワインの様な琥珀の味わい。 。。95歳のシュロスの言葉は最高ですね。 時代は変わり、今のアメリカにはもうグレアム基準のネットーネット株は存在しません。古典的に分かりやすい割安株は死滅してしまったのです。ところが私達日の丸投資家が戦うここ日本では「失われた25年」のおかげで未だにネット-ネット株がゴロゴロと存在しています。本当に有難いことですね。 「 私の平均的な株の保有期間は4年から5年 だ。。。 株を買うときには、まるで日用雑貨を買うような感じであるべき だ。。。 私は株と言う商品を在庫に持っている日用雑貨屋のオーナー だ。在庫の株は配当を払ってくれることがあるから、 売れるまで少々時間がかかっても平気 だ。待っていれば、そのうちにだれかが良い価格で在庫を買おうといってくれる。私はそのときに株を売ればいいだけだ。」 シュロスのような時間軸で、そして彼の言う日用雑貨屋のオーナーのような気持ちで、このネットーネット株天国の日本株市場でバリュー投資に打ち込めば数年単位で見ればインデックスに負けるわけはありません。でも、多くの投資家は分かっていてもそれが出来ず、目の前の利益確保に血眼になり、値動きの良いファンダメンタルズ劣悪なクソ株を「自分より馬鹿に高値で売りつければいい。」とばかりに、近視眼的な消耗戦に明け暮れているのが実情なんですね。
Mar 14, 2017
さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズです。第45位は、価値の探求者たち (ロナルド・W・チャン著、金融財政事情研究会)です。 この本は12人の著名なバリュー投資家へのインタビュー集なのですが、それぞれの投資家の特徴を徹底的に、そして生き生きと、更に特筆すべきことにコンパクトに僅かなページで見事に表現しています。 登場している12人は下記の通りです。 全体が素晴らしいですが、特にウォルター・シュロス、トーマス・カーン、ウィリアム・ブラウン、ジャン・マリー・エベヤールのインタビューが凄いと思います。 この本のような著名投資家へのインタビュー集というのは良くありますが、驚くほど残酷に「著者の投資家としての力量」が表れ出ます。具体名は書くのを避けますが、特に日本人著者による類本にはとんでもなく酷い出来のものも多くあります。 そんな中でこの本は、著者のロナルド・W・チャンが自ら香港で資産運用会社を創設しているだけあって、 「凄腕バリュー投資家」の描出力が抜きん出ています。間違いなく超名著と言ってよいでしょう。それでは次回から、この本で登場する投資家インタビューの中の「ベストオブベスト」の部分だけを一緒に見ていくことにしましょう。
Mar 13, 2017
さて今日は2017PF概況シリーズです。 472位 7416 はるやま商事 (東1、3月優待) ◎ PF時価総額472位は、郊外型紳士服専門チェーンで業界4位のはるやま商事です。 現在の株価は1060円、PBR0.50、株主持分比率は65.8%、今期予想PER15.89、配当利回り1.9%(20円)、総合利回り4.2%(20+25=45円、優待券は3枚セットでヤフオク平均落札価格2500円)で、優待は100株保有で15%割引券2枚+ ネクタイまたはワイシャツまたはブラウス贈呈券1枚です。 私は毎回優待券で楽しく様々な商品を戴いています。 はるやま商事は指標的に安く、かつ同時に高い総合利回りも出ている実に良い銘柄です。過去に何度も「もう少しPF上位に上げようかなあ?」と考えたのですが、株価上昇のカタリストに極めて乏しいのがネックとなり結局「優待株いけす」脱出を未だに果たせずにいます。株式投資では「言外の言葉、暗黙知」が最も大切な世界なんですね。
Mar 12, 2017
さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズ第44位 リバモアの株式投資術 (ジェシー・ローリストン・リバモア著、パンローリング社)の最終回第6弾です。 間違えたときは弁解すべきではない。 。。過ちを認め、過ちから教訓を得る努力をしよう。。。投機家の誤りはマーケットが教えてくれる。 間違えたときは弁解すべきではない。 常に脳裏から離れない言葉です。投資家は、間違えたときにこそ、その真価が問われます。私も間違えたときには反省するのは当然ですが、「見苦しくて、さもしい言い訳をしない」ようにいつも注意しています。 マーケットが正しく動かないとき、進むべき方向に進まないときは、いつでもそれが考えを即座に変える十分な理由 となる。。。変動の理由が明らかになるには時間がかかり、それから行動しても利益を上げることはほとんど不可能。 モメンタム投資の考え方が非常に分かりやすく表出された極上の言葉です。そして、マーケット魔術師(株式編)でスティーブ・コーエンが述べた通り、自分の理論に従ってトレードしたら、自分が正しいかどうかは相場に聞く という謙虚さが私達投資家には大切なんですね。 最後にリバモアの年表です。 栄華と転落を繰り返し、4度の破産の末に1940年に自殺してリバモアはこの世を去りました。彼は本書の中で以下の言葉を残しています。、、、だれかがこの(リバモアの)基本的な手法から新たなアイデアを確立させるかもしれないし、それが活用できれば、私の基本的な手法の価値もさらに高まるだろう。たとえそうすることができる人が現れたとしても、私はその成功をねたんだりはしないので、ご安心を! この本は彼の遺書だったのかもしれないですね。最高の一冊です。これからも常に自らの傍において投資の道しるべとしていきたいと考えています。(完)
Mar 11, 2017
さて今日は通常の2017PF概況シリーズです。471位 1722 ミサワホーム (東1、3・9月優待) ○ PF471位は、大手住宅メーカーでトヨタホームが筆頭株主のミサワホームです。現在の株価は1064円、PBR0.92、自己資本比率は17.5%、今期予想PER11.76、配当利回り1.9%(20円)、総合利回り3.8%(20+20=40円、利回りは100株保有の場合の年2回の1000円相当のクオカードのみで計算。)で、優待は下記の通りです。↑ カワ(・∀・)イイ!! 盤面ですね。 ミサワホームは財務状態は悪いですが、指標的にも割安ですし、十分な総合利回りも出ていますし、PF下位としては特に問題は無い銘柄であると考えています。
Mar 10, 2017
さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズ第44位 リバモアの株式投資術 (ジェシー・ローリストン・リバモア著、パンローリング社)の好評第5弾です。 、、、 最後まで相場についていくことが肝要 だ。 株価が一線を越えて薄商いになれば、方向転換してポジションを手仕舞えばよい だけ。 株式投資で一番難しい、「売りの本質」を突いた名言ですね。 新高値を付けると同時に買うのはたいてい安全なトレード 出ました。新高値投資法。 ウィリアム・オニールの有名なCAN-SLIM投資手法の中の、N=New Highs (正しいベースを抜けて新高値)の元ネタになったのが、リバモアのこのあまりにも有名な言葉なんですね。(最終回へと続く)
Mar 9, 2017
さて今日は2017PF概況シリーズです。 470位 8081 カナデン (東1、3月優待) ◎ PF470位は、三菱電機系商社でFA、ビル設備、インフラ、デバイスを手掛けるカナデンです。 現在の株価は1135円、PBR0.88、株主持分比率は54.8%で有利子負債は0、今期予想PER11.86、配当利回り2.6%(29円)、総合利回り3.4%( 29+10=39円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードもしくはお米券2枚です。カナデンは指標的に安いですし、まずまずの総合利回りも出ていますし、PF下位としては十分に良い銘柄です。これからも末永くホールドして応援していく予定です。
Mar 8, 2017
さて今日は株式投資本オールタイムベスト第44位 リバモアの株式投資術 (ジェシー・ローリストン・リバモア著、パンローリング社)の第4弾です。 値が上がり過ぎているという理由で株を売ってはならない。。。逆に、前の高値から大幅に下落しているという理由で株を買ってはならない。。。最初のポジションで損が出ている場合、増し玉は絶対にしない。けっしてナンピンをしてはならない。 けっしてナンピンをしてはならない。 このリバモアルールを守ってきたからこそ、私はここまで生き残ってこれたのです。ちなみにこの視点に関しては、 ナンピンをしたいと思ったら、、、という過去の大人気記事も是非ご参照ください。 (続く)
Mar 7, 2017
さて今日は通常の2017PF概況シリーズです。 469位 3048 ビックカメラ (東1、2・8月優待) 〇 PF469位は、家電量販大手のビックカメラです。 現在の株価は1105円、PBR1.86、株主持分比率は32.0%、今期予想PER16.13、配当利回り1.1%(12円)、総合利回り3.7%(12+28.5=40.5円、優待券はヤフオク平均落札価格の額面の95%で換算)で、優待は1株保有で2月株主に2000円相当、8月株主に1000円相当の買物優待券です。また長期株主優遇優待制度もあります。 ビックカメラには何でもありますので、私も過去に様々な品物を優待券で楽しく買物してきました。 ビックカメラは指標的には今一歩ですが、優待内容に魅力がありますし、現行の優待制度が続く限りはのんびりとホールドしていく予定です。
Mar 6, 2017
さて今日も「リバモア自身が書いた唯一の相場書」である永遠の名著で、株式投資本オールタイムベストシリーズ第44位 リバモアの株式投資術 (ジェシー・ローリストン・リバモア著、パンローリング社)の徹底解説&熱血第3弾です。 以前は確実な投資と目されていながら、現在はほとんど、あるいはまったくの無価値になっている銘柄など、枚挙にいとまがない。 こうして 素晴らしい投資は崩壊し、それに伴っていわゆる保守的な投資家の財産は絶え間ない富の分配に飲み込まれていく のである。 投機家は株式市場で金を失ってきた。しかし私が思うに、そうした投機による損失額は、自分たちの投資を放置していた投資家と呼ばれる人々が失った莫大な損失額と比べれば少額であろう。 市場では「100%確実」は極めて高くつきます。 何故なら、 私たちが愛してやまない、そして気まぐれで変幻自在な株式市場にはそもそも「100%確実」なものなど一切存在しない からです。大投資家の ジェラルド・M・ローブ がかつて喝破したように、 投資よりも投機の方が損を出しにくく、利益を上げやすい んですね。(まだまだ続く)
Mar 5, 2017
さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズ第44位 リバモアの株式投資術 (ジェシー・ローリストン・リバモア著、パンローリング社)の第2弾です。 その株が正しく動き、マーケットが正しいのであれば、利食いを焦ってはならない。。。そのままずっとマーケットに乗るのだ。それは時に非常に大きな儲けになるかもしれない。マーケットが不穏な動きを見せないかぎり、信念に従ってトレンドに乗り続けるのだ。 私はこのリバモアの言葉から、現在の自分の投資方針である、不人気な時期にバリュー株としてそっと静かに買い、株価の上昇局面をグロース株として圧力強く楽しくホールドし、ついにモメンタム(勢い)が失われたときに売却し、ポッケに札束をねじ込んで風の様に去る バリュー→モメンタム戦略 を編み出しました。リバモアの著書から直接の着想を得た、まさに私の宝物ですね。
Mar 4, 2017
さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズです。 第44位は、リバモアの株式投資術 (ジェシー・ローリストン・リバモア著、パンローリング社)です。 本書は、伝説の相場師だったジェシー・リバモアがその死の直前の1940年に書いたものです。そして同時に、リバモアが自ら執筆した唯一の本 ともなります。 さらにこの本には、コンパクトに分かりやすくリバモアの一生を俯瞰できる、2007年12月にパンローリングから刊行された「マンガ 伝説の相場師リバモア」も同時収載されており、 それでいて定価はたったの1500円と、全体に高額な本が多いパンローリング社としてはとってもバリューな1冊となっています。 あれ? リバモアは典型的なグロース投資家なのに、その著作の価格がバリューだなんてちょっと不思議ですね。(笑) さて辛口で知られる監修者の長尾慎太郎氏はこの本について、「リバモアはこの単純な時系列分析による手法を使って何度も巨万の富を築いた。 本書はいまでも刮目して読むに値する相場書である。 」と述べました。 私もその意見に全く異論はありません。リバモアの、そしてモメンタム投資の、珠玉のエッセンスが詰まった極上の1冊だからです。 今日から数回に分けて、ミスター・モメンタム リバモアの炎の名言を見ていきますが、今日はその極上の大トロの部分を少しだけ。 マーケットはけっして誤らないが、個人の考えはしばしば誤る。 このリバモアの言葉とほとんど同じことを、現代最高峰のモメンタム投資家のマーク・ミネルヴィニもシンクロして言っていました。つまりリバモアの言葉には、そしてこの本には、「刊行後77年の時を超える力がある」という事ですね。 大儲けに至った投機は、、、仕掛けたあとにすぐに利が乗ったトレードによるもの。 これまた、 勝つトレードは、最初から上がるもの という前述のミネルヴィニの言葉とほとんど同じものです。リバモア自筆の唯一の著書である本作は、まさに「時を超える名著」なんですね。(気合満点で次回以降に続く)
Mar 3, 2017
さて今日は2017PF概況シリーズです。 468位 2676 高千穂交易 (東1、3月優待) △ PF468位は、独立系技術商社の老舗の高千穂交易です。 現在の株価は1100円、PBR0.77、株主持分比率は76.0%で有利子負債は0と財務状態は堅牢、今期予想PER27.99、配当利回り2.2%(24円)、総合利回り3.4%(24+13.2=37.2円)で、優待は100株保有でお米券3キロ分です。 高千穂交易は非常に地味な銘柄ですが、財務状態も鉄壁ですし、優待狙いで1枚ホールドする分には悪い銘柄ではありません。PF下位でこういった良い銘柄を持てるからこそ、我々優待族はどんな市場環境下でも元気に生き抜いていけるのだと思っています。
Mar 2, 2017
いやあ3月になりましたね。 さて最近は毎月プロフィール画像を新しく更新しているのですが、今月は3月らしく みきまる雛 です。 その心は、過熱感のある今の環境下であっても常に資産の大部分を市場に置いてそのまま留まり、ポートフォリオの健やかな成長を目指す心意気を具現化したものです。(笑) それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Mar 1, 2017
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