何かと慌ただしく、常ならぬ心持の日々のなか、
はっと頭上げれば、すでに桜の花爛漫と咲き、
散り始めるものもいる。
私の早朝の散歩道のひとつ
森林公園
朝靄のなかに、
淡い紅のソメイヨシノや
濃い紅の
枝垂れ桜
純白の花びら
若緑の葉っぱに映えて朝の陽光に輝く
オオシマザクラ
近づけば
こんなに清楚な色合い
オオシマサクラ
そして
例年なら
ソメイヨシノの後に
萌黄色の山肌のアクセントとなって彩る
ヤマザクラまでもが
他のさくらと競演してすでに満開
うっすらと紅帯びた花弁
ベージュ色した若葉
萌える4月の雑木林の微妙な色合いを
代表するかのように
優美に咲く。
さらに
見上げれば
ヤブツバキの大樹には
紅色の洪水
足下は赤の絨毯
ヤブツバキの遥か向こうに広がる
さくら並木は
朝靄の中にピンクに煙る
いのち溢れ
厳寒から解き放たれて
華やぐ花、花、
枯葉に覆われた
柔らかな大地から
可憐なスミレの花
点々と咲き、
ウグイスも
あちこちの雑木林から
整った美しい声で鳴き、
ものみな
4月の朝を
謳歌している
オゾンいっぱいの
早朝の空気を
胸いっぱいに吸い込めば、
心の虚ろ、
心の疼き、
何かしら和らぐ。
自然の力の大きさよ。
母は帰って逝った。
白骨となって
この
大きな
大地に。
コロナで家ごもり 2020.03.29
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