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11月の予定がほぼ決まった。今月も全く暇がないのだ。詳しくは言えないが、例えば17日は大船渡で18日は盛岡泊まりなのだが、20日は東京出張・・・いったんむつ市に帰ってくるのは無駄なような気がするので、19日は東京に先乗りして休息してもいいなと考えている。ただし、24日は仙台出張で・・・それを考えると、どこかの予定をキャンセルすることも・・・頭が痛いところです。「結婚しない鉄道員」(仮題20)大畑を抜けると、車は急に狭いカーブの連続となった。「ここはキノップ峠と言って、昔から交通の難所とされているところなんだ。」鈴木社長が教えてくれた。たしかに車酔いしそうなほど車は揺れる。それでも峠のてっぺんについたころ、海が見えたところでなんとなく気分が良くなった。少し前に大畑でも同じ海が見えたはずなのに、違う海のような・・・なぜかわからない。「そういえばこの山の上では、山のアワビがあるっていうのを聞いたことがあって・・・」社長が突然おかしなことを言いだした。「アワビって・・・アワビは海のものでしょ?」竹夫は鼻で笑った。「それがね・・・この辺りの伝説で・・・大昔にこの半島は海の底にあって、それが地下変動で隆起して・・・アワビも一緒に上がってきたんだ。・・・だけどそのアワビが生き残るためには池とか沼とか湖とか・・・とにかく絶対に必要だよね。」またまた社長が興奮しはじめた。竹夫とレディ・マッスルは仕方なくうなずいたが・・・「山の湖だから淡水だよね?ありえないでしょ?・・・でもこの辺の伝説には残ってるんだよ。」「見た人っているんですか?」レディ・マッスルも目を輝かせて聞いた。「それがね・・・見た人はすぐ死ぬらしい。だから証拠は全くないんだがなあ・・・」社長は本当に残念そうな顔をした。竹夫はこんな社長の下にいるのも悪くないと思った。竹夫は未来の会社で、コンピューターの下で働いていたようなものだった。しかしこの「ウッドベル」という会社の社長は、わが国の政治経済を自由に操れる大物なのに、こんな話をしているときは少年のようだった。この時代で、この社長の下で働ける喜びを感じ始めていたのだ。「そういえば大畑の山の方にある薬研温泉にも、カッパ伝説があったな。」社長の少年のような笑顔はまだまだ続いたのである。
2015.10.31
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11月の予定がほぼ決まった。今月も全く暇がないのだ。詳しくは言えないが、例えば17日は大船渡で18日は盛岡泊まりなのだが、20日は東京出張・・・いったんむつ市に帰ってくるのは無駄なような気がするので、19日は東京に先乗りして休息してもいいなと考えている。ただし、24日は仙台出張で・・・それを考えると、どこかの予定をキャンセルすることも・・・頭が痛いところです。「結婚しない鉄道員」(仮題20)大畑を抜けると、車は急に狭いカーブの連続となった。「ここはキノップ峠と言って、昔から交通の難所とされているところなんだ。」鈴木社長が教えてくれた。たしかに車酔いしそうなほど車は揺れる。それでも峠のてっぺんについたころ、海が見えたところでなんとなく気分が良くなった。少し前に大畑でも同じ海が見えたはずなのに、違う海のような・・・なぜかわからない。「そういえばこの山の上では、山のアワビがあるっていうのを聞いたことがあって・・・」社長が突然おかしなことを言いだした。「アワビって・・・アワビは海のものでしょ?」竹夫は鼻で笑った。「それがね・・・この辺りの伝説で・・・大昔にこの半島は海の底にあって、それが地下変動で隆起して・・・アワビも一緒に上がってきたんだ。・・・だけどそのアワビが生き残るためには池とか沼とか湖とか・・・とにかく絶対に必要だよね。」またまた社長が興奮しはじめた。竹夫とレディ・マッスルは仕方なくうなずいたが・・・「山の湖だから淡水だよね?ありえないでしょ?・・・でもこの辺の伝説には残ってるんだよ。」「見た人っているんですか?」レディ・マッスルも目を輝かせて聞いた。「それがね・・・見た人はすぐ死ぬらしい。だから証拠は全くないんだがなあ・・・」社長は本当に残念そうな顔をした。竹夫はこんな社長の下にいるのも悪くないと思った。竹夫は未来の会社で、コンピューターの下で働いていたようなものだった。しかしこの「ウッドベル」という会社の社長は、わが国の政治経済を自由に操れる大物なのに、こんな話をしているときは少年のようだった。この時代で、この社長の下で働ける喜びを感じ始めていたのだ。「そういえば大畑の山の方にある薬研温泉にも、カッパ伝説があったな。」社長の少年のような笑顔はまだまだ続いたのである。
2015.10.31
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「ジャングル・ナイト・クルーズ」をお読みの皆さんには報告していませんでしたが、実はこの「小説もどき」・・・「結婚しない鉄道員(仮題)」は、フェイスブックでも読んでいただいています。特にわけなどないのですが・・・フェイスブックの友達が、「フェイスブックの他の人たちにも読ませたい。」という事で、そういう風にしてくれたみたいです。「なんで向こうの人たちに、ブログを読むように勧めないの?」と思われるでしょうが・・・・私の「小説もどき」はハンドルネーム・・・・「ナイトサファリ」だから書けるわけで・・・・フェイスブックでは基本、本名の登録でしょ?・・・このブログに本名の私を呼ばれるのは本意ではありませんから・・・コメントしないようにしたいんです。もしブログのコメント欄に本名で呼ばれたら、私はフェイスブックを辞めます。ブログでは私・・・・「ナイトサファリ」ですから・・・・あ、フェイスブックを読まれている方・・・・「ナイトサファリ」といっても、けっして「ネオン街のハンター」っていう意味じゃないですからね。「結婚しない鉄道員」(仮題19)社長の車に乗り、竹夫とレディ・マッスルは初めてOM駅と営業所間の外に出た。いや、レディ・マッスルは、昔中国雑技団のドサマワリでこの半島には来たことがあると言っていたから、初めてなのは竹夫だけかもしれない。むつ市の中央町という場所を通った。「あ、この右側にある建物は市役所だ。・・・」「平屋なんですね・・・面積だけは異様にある。」「あ、昔はここ・・・ショッピングセンターと言ってたんだよ。小規模なデパートっていったところかな?」郊外型の大型小売店舗だったから、駐車場のスペースもかなりとってある。「ここから山の方向に向かうと、恐山がある。」社長が指差した。「あ、行ってみたい!・・・霊場なんでしょ?」レディ・マッスルが興奮して叫んだが・・・「残念ながら、冬の期間は閉鎖されてるんだ。」「え?観光地なのに?」「お寺では、観光地とは思っていない。・・・ここはあくまでも修業の場だそうだ。」「お寺?」「そうだ・・・・実際は恐山という名前の山はない。・・・お寺には山号寺号(さんごうじごう)という名前があるが・・・・この恐山の正式名称は“恐山菩提寺”・・・恐山とは山号なんだよね。」社長は運転手に同意を求め・・・運転手はただうなづいた。しかし、竹夫はそれどころではない。ここに転勤してくるとき、竹夫は大湊線の列車の中で頭が重いと感じた。この恐山に近づくにつれ、頭がますます重くなる。そして真冬だというのに汗がどんどん噴き出してきたのだが・・・・恐山から遠ざかるにつれ落ち着きを取り戻してきた。「大丈夫か?」社長が心配そうに尋ねた。「社長・・・この人、霊感が強いらしいんです・・・だから頭が痛くなってきて・・・恐山に近くなるに従って・・・・」レディ・マッスルが社長に伝えた。「霊感?・・・・そりゃいい・・・」社長は突然笑い出したが・・・なぜ笑われたか・・・・それが竹夫にはわからなかった。竹夫も信じているわけではないが、この社長も霊感などというものを信じていないのだろう。そこから・・・関根という集落を通り過ぎ・・・・やがて右手に少し大きめな集落が見えてきた。「ここは大畑というところだ。・・・昔から漁業の盛んな街で・・・この半島の大きな収入源になっていた。」二人の新入社員が黙っていると・・・・「ここもまだむつ市なんだよ。」「え?かなり車で走りましたけど・・・・」「むつ市は青森県内で一番大きな市なんだ。・・・小さな県なら・・・その県と同じ・・・とは言わないが、その県の半分くらいかもしれないな。」たしかではないようだ。「例えば、滋賀県とかですか?」滋賀県が小さいかどうか・・・・竹夫は知らないが、琵琶湖という日本で一番大きな湖が半分ほどを占めていると思っていた。「滋賀県か・・・・そう言えばこの半島は・・・滋賀県が作ったといってもいいかな?」「そうなんですか?」「昔、北前船という大型の船で・・・ここや北海道まで・・・・交易をしていたんだよ。・・・それが近江の国・・・つまり、今の滋賀県からやってきていたんだ。」「へえ・・・」竹夫とレディ・マッスルが感心して聴いていると、社長はさらに続けた。「滋賀県の商人は近江商人と呼ばれ・・・・この半島にもその末裔の人たちがたくさん残っているという話しだ。・・・・むつ市の最大の祭りが田名部祭りというんだが、よく祇園祭の流れをくむ・・・と言われていても、実際の源流は滋賀県のお祭りらしい。」「近江商人ってすごいんですね?」「そうだね・・・・青森県だけでなく、北海道や日本海沿岸の年には北前船がやってきている。」「秋田にもですか?」「もちろんだよ・・・特に青森県の場合・・・かなり大きな都市があって・・・十三と書いて“じゅうさん”と読む港なんだが・・・かなりの商売になったそうだ。」「この近くなんですか?」「津軽半島の方だけどな・・・かなりの大都市だったらしい。」社長はかなり興奮して話していた。「知ってるか?半島の少し向こう・・・十和田市近くのある自動車学校のそばに“日本中央の碑″というのが建っているそうだ。」「日本の中央が?この辺に?」どうも話が飛躍してきたように思う。「君たち・・・邪馬台国って知ってるか?」「ああ・・・魏志倭人伝に載ってるという?」「学者さんたちが、九州にあったとか畿内にあったとか言ってるが、ある作家が東北にあったと言ってるんだ。」「まさか?・・・・こんな田舎にですか?」「ここじゃない・・・でも青森岩手秋田3県にまたがる地域をなんて言ってるか・・・八幡平・・・・というんだが、魏志倭人伝をたどっていくとそこに行きつくというんだ。」「何の根拠もないんでしょ?」「学者さんたちは方角が違うとか距離を間違えてるとか勝手なことを言って九州だ、畿内だと言ってるが、その作家さんはこの八幡平だと言っている。幹事を少し読みかえれば・・・八幡平・・・やわたたいら・・・って読めるだろ?・・・邪馬台国でもおかしくない。」まゆつばものである。「青森県には三内丸山遺跡という縄文遺跡があるんだが・・・・この先・・・もっと大きな縄文遺跡があるんだ。」それは「キノップ峠」という場所の近くだというが・・・・竹夫もレディ・マッスルも関係ない話として聞いていた。
2015.10.31
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だんだん化けの皮がはがされてきたっていうか・・・・まさかまだ、木製の枕木が使われているなんて思いもしませんでした。もっと勉強しないとだめですね。でもちょっとずつ教えてもらえて、うれしいですよ。「結婚しない鉄道員」(仮題18)翌朝・・・鈴木社長は営業所に車でやってきた。秋田から車でかなりの時間を費やしてやってきたのだろう・・・疲労の色が濃い。もちろん自分で運転してきたわけではなく、体格のがっしりとした男が運転してきたのだろうが・・・それでも疲れているようだった。竹夫はちょうど・・・寮の自室から出て、食堂で朝食をとっていた。ほかの社員たちは、もうすでに木材の伐採作業のために寮とは反対側のドアに続く事務室にいて作業の準備をしている。営業担当の竹夫だけが、少し遅い時間に朝食をとるように指示されていたのだが・・・・その食堂に鈴木社長は・・・運転手とともに入ってきた。どうもこの運転手・・・・運転だけではなく、秘書兼ボディガードという役割も担っているらしい。「どうだい・・・もう慣れたか?」社長は疲れた顔をしながらもにこやかに竹夫とレディ・マッスルに尋ねた。「おはようございます。・・・慣れたかと言われると、一昨日来たばかりなのでまだ慣れません。それに・・・伐採作業に来たはずなのに、枕木の営業なんてことをやらされてますんで・・・」竹夫は不満を口にした。「私は好きなお料理を作らせてもらって、そして暇な時間は山歩きさせてもらってますから満足です。」竹夫にひきかえ・・・レディ・マッスルは満面の笑みで答えた。「そうか・・・冬だから歩き回るにはちょっと大変だが、体を動かすっていうのはいいことだね。」社長はレディ・マッスルだけに答えた。竹夫は尋ねた。「社長・・・木製の枕木の営業って、ここじゃなくて秋田とか盛岡にある鉄道管理局に持ちかける話じゃないんですか?ここの駅長にうまく話を持って行っても決定権はないと思うんですけど?」「あ、そのことか・・・そりゃいいんだ。」「いいって・・・」「君には駅長や駅の職員たちと仲良くやってもらえればいいんだ。」「でも社長は私に木の伐採をやれって言いませんでしたか?」「そっちでもいいなと思ってたんだが、実は君たちにはほかの目的があってここに来てもらったんだ。」レディ・マッスルが奇妙な顔をした。「君たちって・・・・私もですか?」「そうだ・・・・君たち二人だ。」竹夫とレディ・マッスルは社長の次の言葉を待った。「その話しは他でしよう。・・・それより君たちにはドライブに付き合ってもらう。」「ドライブ・・・・ですか?」「そうだよ・・・今のこの半島では、大◎のマグロがとれてるんだ。高級ブランド品だから知ってると思うけど、大◎の知り合いに、極上のマグロをとっておいてもらってある。・・・それを食べながら話をしようじゃないか。・・・・それじゃ私の車で出かけようか。」社長はさっさと立ち上がって運転手に車の準備を指図した。
2015.10.29
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昨日は忙しくて・・・家に戻ってもぐったり・・・結局何もしませんでした。 おかげで今朝は怖い夢を見て・・・・ま、それはいいんですけどね。ところで・・・・ほかのところで、現役の鉄道員の方から、「枕木は今でも一部栗の木の枕木を使っています。」というご意見。そう言われましても、いまさら・・・・という事で、この「小説もどき」につきましては、架空の場所という事でよろしく・・・・「結婚しない鉄道員」(仮題17)竹夫は考えた。このOM駅を使って、何か大きなイベントが出来ないか・・・・「ウッドベル株式会社」がいかに大きな会社だとしても、木製の枕木を買ってもらうことができない。それならば…大きな町おこしイベントでもやって・・・観光客を誘致するっていう方向に行った方が良いのではないか?観光資源はある。日本三大霊場の一つ「恐山」月の世界を思わせるように奇岩の立ち並ぶ「仏が浦」周りを津軽海峡、陸奥湾、太平洋、日本海・・・海に取り囲まれているから美味しい魚介類は豊富だ。そして本州最北の「OM駅」・・・この近くには自衛隊の基地があって・・・国家機密もあるだろうが、何とか観光資源として活用できるかもしれない。今、駅長さんに聞いただけで、これだけのものがあるなら・・・・ほかにももっとたくさんのものがあるに違いない。竹夫は勉強してみようと思った。「じゃ又おじゃまします。・・・駅長さんこれからもよろしくお願いします。」「あ、駅長権限で枕木の種類は代えられないからね・・・」竹夫の言葉に駅長は釘を刺したが・・・竹夫は違うことを考えている話しはしなかった。竹夫はいったん、営業所に戻った。そして・・・・「所長・・・この半島にある観光資源をいろいろ教えてくれませんか?」「そんなの調べてどうするんだ?」この時竹夫は少し困った。枕木の営業を辞めて、観光開発しようという事を・・・・新入社員が、しかも転勤してきたばかりの男が・・・業務命令に逆らうわけにはいかない。「いや・・・木の枕木の営業のためですよ。・・・大湊線・・・・今はディーゼルカーですけど、昔は蒸気機関車だったんでしょ?・・・だから、この路線に蒸気機関車を走らせるんですよ。・・・蒸気機関車にコンクリートの枕木は似合わない。・・・・そこで木製の枕木を使ってもらうんです。」言い訳としては最高な言い訳だと思った。「そうかな?・・・・ま、いいや・・・明日社長が来るんだ。・・・君をきこりの作業員として使わなきゃならないところ・・・私の権限で枕木の営業をやってもらうことにしましたって言ったら、明日来るっていうんだよ。・・・」ウッドベル株式会社のオーナーである「鈴木社長」がわざわざ竹夫のために?たかが新入社員のために、日本を背負っているような社長が・・・・竹夫は胸騒ぎを感じていた。
2015.10.29
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今日は忙しくてブログどころではなかったんです。だからおやすみ・・・・でも深夜に書き始めるかもしれないので・・・・酔っぱらってなければね。
2015.10.28
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うちの次男が昨日・・・私にボソッとつぶやいた。「俺、ほんとは文系だと思うんだけどな。」じつは長男も理数系の勉強をしていたのだが、最終的に「経済学部経営学科」の大学に行った。長男も理数系より文系が得意だった。・・・こちらは高校2年生の時に担任の先生が「彼は文系の方がいいと思います。・・・会社の経営者になるなら経営学科でもよろしいんでしょ?」と言ってくれたからそうしたのだが・・・・次男がいうには、「論文」と「日本史」の成績がいいらしい。(それほどでもないと思うが・・・)ま、うちの商売が「建設業」だから「理数系」の勉強をさせたのだが、塾の先生も「理数系から文系の受験はできるが、文系から理数系の大学受験は難しい。」という意見だったので、理数系に行かせた。もう高校三年生の秋・・・受験間際であるから変更はできない。ちょっと弱気になっていると思われるので、「頑張れ、大丈夫!」と、今朝も学校へ送り出してきた。「結婚しない鉄道員」(仮題16)「こんにちは・・・ウッドベルの南森と申します。」竹夫はOM駅の駅長に名刺を差し出した。「今度は新しい人をよこしたのか・・・何度も言ってるけどね・・・本社じゃないと決められない案件だから、絶対に無理だよ。」あきれ顔の駅長が言うのは分かる。竹夫だって百も承知のことだった。しかし、所長から命令されたことだから簡単には引き下がれない。所長の話しから・・・秋田にいる社長が、JR東◎本の本社幹部に、人脈を使って営業をかけているとのこと・・・法律改正をしなければならないのなら、そちらの方も政治家を利用しようとしていることを聞かされた。いわば、現場と本社に・・・波状的に攻撃をしているらしい。そこで・・・竹夫は話題を代えた。「ところで、なんでこの路線はディーゼルカーなんですか?」「そりゃ電気の線が通ってないからだよ。」「なんで通さないんですか?」「金がかかるからに決まってるじゃないか。」駅長はバカにしたような顔をした。「でもそうすると・・・・そのうちにディーゼルカーが生産中止になったら、この路線も無くなりませんか?」「そうなるかもしれないが、もう少し利用率を上げないとな・・・・観光客がたくさん来るようにならないと・・・。」駅長もこの駅を愛しているのか、少しさびしげな顔をした。「観光地はないんですか?・・・・お客さんがいっぱい集まるような?」「恐山や尻屋岬・・・仏が浦・・・津軽海峡に面しているから魚はけっこう有名だな・・・・大間のマグロとか・・・・」「あと、すぐそこに海軍の軍港がありますよね?」「ああ・・・太平洋戦争前から軍港はある。・・・今は海上自衛隊の基地だけどな。」「あれって、観光にならないんですかね?」「どうだろう?・・・」このとき・・・竹夫は何か考え事をしていた。
2015.10.27
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昨晩、ちょっと書いただけで寝ちゃいました。ホント申し訳ない。その分、今日はもう少し書こうかなと・・・・「結婚しない鉄道員」(仮題15)「マゲワッパを作りたくてこの時代に来たのにね・・・きこりになれと言われたり、枕木の営業マンになれと言われたり・・・でもね・・・・あたしに比べればいいよ。・・・あたしは子供のころから中国雑技団に売られたんだからね・・・・学校にも行けなかった。」レディ・マッスルは竹夫を慰めようとしたらしいのだが、竹夫は妙なことに引っかかっていた。レディ。マッスルを影の方へ連れて行く。「おい、どういうことだ?・・・この時代に来たって・・・じゃ俺はどこから来たっていうんだ。」時空のトンネルを抜けてきたなどと、竹夫は誰にも言っていなかったし、この時代の人が信じてくれるとは思わない。ところがレディ・マッスルは逆に聞き返してきた。「あんたがどの時代から来たかなんて知らないよ。でもね・・・怪しいテントで暮らしてみたり、食料品の製造年月日や賞味期限がとてつもなく遠い未来になってたら・・・今の時代の人じゃないとわかるわよ。」一般常識のあるレディ・マックスなら、タイムトラベラーなんて鼻から否定したでしょうが、学校にも行ってない彼女はそんこともありうると思ったようだ。「あたしね・・・テレビの洋画劇場で“タイムマシン”のものが大好きなのよ。」そう言う事だったのか・・・・竹夫はそんなものかと思った。翌日から、さっそく竹夫は「OM駅」に営業に出かけた。営業所のある場所からOM駅までは、前日の経路を逆走すればいいのだが・・・・竹夫はカーナビゲーションのシステムに細工をした。ふつうのカーナビに細工するのだが、経路を固定すると・・・・信号に反応し、赤信号では停止するようになっているし、前後に他の車があっても衝突しないように衝突防止機能が付いている。また、ハンドルも車自身が判断して自動運転できるようになっているのだ。そのほかさまざまな機能が付いているので、竹夫が運転席に腰かけているだけで、居眠りしようがよそ見してようが・・・アクセルもふまずブレーキに足も掛けずに目的地まで連れて行ってくれる。社有車だから、他の人間が運転することはあるのだが、そこは車が勝手に識別してくれて、ほかの人が運転するときはこの時代の車と同じようになる。やろうと思えば無人で操作することも可能だ。たとえば、列車でどこかに行く時・・・帰りの出迎えもボタン操作一つで来てくれる。もちろん、疑われるからそんなことはしないのだが。そんな簡単に未来の機能をつけられるのかだって?そんなことは、竹夫の学力をもってすれば簡単なことだった。100年前には想像もしえなかった技術が、今では気の利いた小学生や中学生なら簡単に作れる。学力とはそんなものだ。竹夫はそんな品質の高い車に乗ってOM駅に向かった。もちろん、どんなところなのか確認するために、あちこち脇見をしながらではあったが、事故を超す心配はなかった。OM駅に着き、竹夫は近くの無料駐車場に車を入れた。降りて駅舎に向かう。「こんにちは・・・・ウッドベル株式会社です。」ここで・・・・ウッドベル株式会社について少しだけ説明しよう。この会社・・・あまり有名ではないが・・・・規模や実績は「◎井、△菱、◇友」といった大手商社と肩を並べる商社だった。皆さんもご存じだろうが「ミ■ワホーム」の親会社が「ト▼タホーム」だったり、「明●乳業」の親会社が「岡山県にあるオハ▼ウ牛乳」だったり・・・子会社の方の名前が売れていることはよくある。「ウッドベル株式会社」というのも、ある大きな組織の一組織なのだが・・・その大きな組織というのは・・・・それはおいおい説明していこう。社長の名前は「鈴木」・・・木の鈴で「ウッドベル」と名付けられた。そう・・・あの秋田杉の伐採をする会社の社長が、ウッドベルの社長なのだ。竹夫はその会社の名刺を持って、OM駅にやってきた。この名刺?朝から所長が、パソコンを駆使して作ってくれた・・・まだインクの匂いのするような名刺だった。
2015.10.26
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今日は朝から忙しいので、タブレットで書くことにしたんです。前回のものに我が社の宣伝を少し入れちゃったら、フェースブックの方は判りませんけど、このブログのアクセス数が360件から250件ほどに減りました。他の全く関係のない企業の広告が勝手に入るくらいなら、我が社の広告を入れてもいいと思うんですけどね・・・「結婚しない鉄道員」(仮題14)枕木の営業マン・・・正直なところ、竹夫には意味が分からなかった。現在使われているコンクリート製の枕木なら、強度も均一で問題ないはずだが、木製となると木目や年輪の関係から一定の強度を得るのも難しい。わざわざそんなものを売り込む必要があるのだろうか?そんな気持ちだったから、その夜の歓迎会も楽しめなかった。あの貧相な所長やほかの社員は、会社の経費を使っての大宴会で、飲めや歌えの大騒ぎだっただけに、竹夫は逆に落ち込んでいった。「だいじょうぶかい?」レディ・マッスルだけが声を掛けてくれた。
2015.10.25
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「このタイトルなんなのよ!!!」お叱りの声もそろそろ出るのではないかと思っています。結婚の話題も、鉄道員も・・・今のところ出る様子もないお話しですから。「もうそろそろ読むのを辞めようかな?」それもしょうがないですね・・・・・正直な話し・・・どんな話になるのか、書いてる本人もわかってないんですから・・・・もしかしたら、鉄道員も結婚の話題もないままになるかもしれない。それでもいい人は読み続けてください。「結婚しない鉄道員」(仮題13)女子高生の制服・・・・これはあの青森駅でリンゴをくれた女子高生と同じもの。一瞬驚いたものの・・・ただそれだけのことだった。気にはなっても、マイクロバスを停めて確認するほどのことではない。バスはそのまま進み、少し大きな集落へ入ってきた。ここで閑話休題・・・・因みに皆さんは・・・「ここは川内か?」と思われたでしょうが・・・あくまでも架空の地域です。「川内」と言えば・・・・ここの「マ◎ダ川内店」や、一軒だけあるパチンコ屋さんは・・・うちで建築工事をさせていただきました。・・・建築のご用命は・・・・ま、いいか・・・・元へ戻ります。集落へ入るとまもなく右手の道路から山へ入っていく。「さあ、着いたぞ・・・・ここだ。」所長が指差したところは・・・けっこう大きな事務所だった。「ずいぶんと大きな事務所ですね?」驚いた竹夫は所長に尋ねた。「そりゃそうだろ・・・・ここは山で木を切ってきたものを加工したりする部門と、東京で売るためのアクセサリー類の工場・・・・それと我が社で扱っているものを青森県内で売るための営業所を兼ねている。」「え?木の伐採の仕事だけじゃないんですか?」「うちの会社は、元々は東京の商事会社だからな・・・・洋服から食品、アクセサリー何でも売ってるんだ。」「それが何で木の伐採なんか!」「社長のワンマン企業だからな、あの社長が何か考えてるかよくわからない。」「じゃ、私が営業するものは?」「あ、さっき降りたOMの駅に、枕木を売る営業だ。」「枕木って・・・」「知らんのか?・・・・鉄道のレールの下に敷くクッション材って云うのかな・・・いまじゃコンクリート製品が使われるんだが、この田舎では風情を考えて、木の枕木を使ってもらおうとOM駅に売り込んでるんだが・・・なかなかうんと言って貰えない・・・・」所長はそう言うが、竹夫が駅長だったとしても買わないと思った。 それよりも・・・・この時代・・・・鉄道の材料を現地調達するとは考えにくい。この会社の社長・・・・なにを考えているのだろう?・・・・今日は時間がないのでここまで。
2015.10.24
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明日の10月24日・・・わが町むつ市では。商工会議所青年部主催の「はしご酒ラリー」が開催される。規定の料金を払うと、お店3軒でお酒が飲める。そのお店はスタンプカードに書いてあるらしく、飲んだらそのカードにスタンプを押してもらいゴールする。そのあと、豪華賞品が出るというのだが・・・私はお酒をじっくりと味わいながら飲むタイプなので、そんなあわただしい飲み会には参加したことがない。しかし・・・明日は高校の下北支部同窓会の総会。きっと二次会の会場は見つけられないだろうな。「けっこう空いてる店はありますよ・・・」って教えてもらったが、早く帰って寝ようと思う。「結婚しない鉄道員」(仮題12)車窓に見える陸奥湾と、遠くにかすむ釜臥山・・・竹夫は不思議な感覚に襲われながら眺めつづけていた。終点の駅に近づくにつれ、ますます頭は重くなっていく。今までに霊感なんか感じたことはないが、レディ・マッスルに言われるとそんな気がしてきた。小さな駅を数か所通り抜け・・・・まもなく終点らしい。「まもなく終点…OM駅になります。お忘れ物の無いようにご準備ください。」車内放送が入ると、乗客たちはのろのろと降りる準備を始めた。竹夫とレディ・マッスルも網棚からそれぞれの荷物を降ろして出口に向かう。大きな荷物は郵送してあった。といっても、竹夫の荷物は元々そんなに多くはなく、未来からもってきた着替えはコンパクトになる。レディ・マッスルもドサマワリの雑技団員・・・荷物を小さくするのはお手の物だった。終点のOM駅に到着・・・・改札口に向かうと、大きな横断幕が見えた。「歓迎 南森竹夫くん レデエ・マッスグさん」竹夫は思わず吹き出した。「レデエ・マッスグ」・・・田舎だから言葉の訛もあるだろうが、「レデエ」というのは・・・しかも「マッスル」ではなく「マッスグ」とは・・・「いやあ・・・良ぐきたにし・・・」ひとりの貧相な男が前に出て挨拶する。ほかの男たちはたくましい体つきだが・・・それは「きこり」という職業柄そうなのだろう。貧相な男は、自分で木を伐採することはしない所長かもしれない。それにしても・・・・このほかのたくましい男たちと見比べても、レデエ・・・いやレディ・マッスルの体格は上回っていた。「あんた・・・日本人なのかい?・・・レデエマッスグっていうから外人さんかと思った。・・・・元の仕事は女子プロレスラーかい?」貧相な所長は、憧れを持った眼差しでレディマッスルを見ていた。「いえ・・・ま、似たようなものですけど・・・」レディ・マッスルは言葉を濁した。「しかし・・・・この体格なら・・・・飯炊きっていうより、現場で伐採の仕事をしてもらった方がいいな?」周りの男たちも頷いた。竹夫は思った。「なぜこの場所に飯炊きが必要なんだろう?・・・地元雇用で充分じゃないか・・・・わざわざ秋田から連れてくる必要はあったのか?」ますます不信感はつのった。「じゃ、出発するべえ・・・そこに停めてあるマイクロバスに乗りへ…ここから営業所と寮まで40分ほどかかるから・・・・」全員がバスに乗り込んだ。「ところで南森君・・・アンタには営業をしてもらうことにした。」所長が急に言い出した。「営業・・・・ですか?社長からは木の伐採作業の手伝いだと言われたんですけど・・・」所長ほどではないが、未来でも力仕事をしたことのない竹夫を見て、所長はきこりが無理だと判断したようだ。「ま、営業もこれはこれで大変な仕事だから・・・・2年間、よろしく頼むよ。」「2年間?・・・・社長は2か月って言ってましたけど・・・・」「そりゃ、社長の言い間違いだべ・・・」所長はカカカとおかしな笑い方をした。マイクロバスは途中・・・左手に海上自衛隊の基地を見ながら走っていたが・・・・右手の坂の上に学校らしきものが見える。そしてその坂を下ってくる数人の女子高生が見えた。「あの女の子の制服だ!」青森駅でリンゴをくれた女子高生・・・あの制服と同じだったのだ。
2015.10.23
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青森市のあるスナックから、「開店15周年記念」のご案内をいただいた。しかし待てよ?前回行ったときに・・・オーナー・ママの年齢を聞いたら、(粋な男のやることじゃないけど・・・)「あたし?あたしは32歳!」キッパリとこう言ったはずだ。そうか・・・あのママさん・・・高校時代から水商売を始めたのか・・・・苦労したんだろうな・・・って・・・うそつき!!でも、若いよなあ・・・どう見ても30代には見えるもの・・・・年齢と言えば・・・うちの母親。ずいぶん若い頃に亡くなってはいるんだけど・・・その母親の誕生祝のとき・・・妹が、「お母さん、いくつになったの?」と聞いた。するとすかさず・・・「9歳」と答える母・・・・その時私は16歳・・・子供より若い親っているか!じつは・・・うちの母親の誕生日は2月29日・・・つまり4年に一回しか誕生日が来ないんです。でも皆さん知ってました?法律的には、実際の誕生日の日にちを一日でも越えれば、・・・この場合は3月1日になれば・・・年齢は一つ増えるんです。だから「9歳」と答えた母親は・・・・実年齢は「36歳」でした。ところでそのスナック・・・・ナイトは行くのかって?行きませんよ。そのママさん・・・・昼はエステサロンをやってて、前に一度・・・「社長・・・小顔エステしない?・・・よもぎ蒸しもしてるんだけど・・・」って誘われて行ったことがあるんです。一種のリンパマッサージなんですけどね・・・・私は顔が大きいから、実際は8頭身美男子(?)なんだけど7頭身にしか見えない。顔さえ小さくなれば・・・・ま、8頭身とはいかなくても7頭身半ぐらいには見えるかも・・・・そう思ったんですけどね。顔なんてそんなに小さくなるわけがない。ただただ痛い思いをしただけで料金もけっこうなお値段。もうしばらくは行きません。
2015.10.22
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昨日ある人とお話しをしていて、ドリームアックスのお話しになりました。 このページを読んでる人は、アーカイブにドリームアックスのことが描いてあるからご存知かもしれませんが、若い人には意味が解らないでしょうね。今から24年ほど前・・・・青年会議所の理事長をやってまして、その時「新宿からむつ市まで」、夜行寝台列車を走らせ、今までにない旅行企画をしたんですよ。アーカイブを読んでいただければわかりますが・・・・順序が逆になってるから読みにくいかな?その時は会う機会があったら、お話ししますからね。「結婚しない鉄道員」(仮題11)見られた!竹夫は、あの女子高生からリンゴを手渡され・・・そのリンゴをかじった時に中に手紙が入っていたことをレディ・マッスルに見られたと思った。中身は「あの女・・・つまりレディ・マッスルは危険だ。」という事が書いてあったのだが、そのあとの「スモモモモモモモモノウチ」という暗号のような文字の意味が解らなかった。しかし、レディ・マッスルに見られたのは非常にまずい。どこから見ていたのだろうか?・・・竹夫はかまをかけてみることにした。「いやあ・・・青森の女子高生からリンゴをもらったらね・・・食べろっていうんだよ。だからひと口かじったらね・・・その女の子・・・・恥ずかしそうに俺のこと、スケベっていうんだ。・・・俺の本性をなぜ知ってるのかと思ったよ。」「それはね・・・・方言で・・・・そのリンゴは酸っぱいでしょ?っていう意味・・・・」どうやら、雰囲気から手紙のことまでは知らないらしい。「だけど変だよね・・・・知らない女の子がなんであんたにリンゴをくれたんだろう?」そりゃそうだ・・・・とも、竹夫は思った。列車に乗り込むと、この列車はOM駅に直通で向かうらしい。レディ・マッスルの話しによると、ずいぶんとさびれている街らしい。しばらく走って青い森鉄道のレールから、そのまま大湊線に乗り入れると・・・ずいぶんとなにもないところに向かっているような気がする。しかし・・・青い森鉄道が第三セクターの路線であるにもかかわらず、大湊線はJR東日本の路線であった・・・飛び地っていうか・・・飛路線になっているのだ。これは全国的にもなかなかないのでは・・・・と竹夫は思った。しかし・・・そのうちに竹夫に異変が・・・・頭が妙に重い・・・・そして、何か声のようなものが聞こえてきたのだ。「よぐ、きたにし・・・・竹夫・・・」そう言ってるように聞こえた。北?西?・・・・この列車の北西に何かあるというのだろうか?竹夫は列車の車窓から北西の方向・・・・海を隔てて向って斜め左方向をじっと見つめた。地図はしっかりと頭の中に入っていた。「確か・・・川内とか脇野沢っていう集落の方だな?」そこに何があるのだろう?・・・・またさっきから聞こえるくぐもったような女性の声は誰の声?そんなに寒くはないはずなのに・・・・竹夫は寒気を感じていた。「おい、何か聞こえないか?」怖くなってレディ・マッスルに聴いてみた。「あたしにゃ聞こえないけど・・・ははあ・・・アンタ霊感が強いんだね。・・・この下北半島には恐山っていう山があって・・・そこは霊場なんだよ。・・・霊感の強い人が来ると、何か聞こえたりするって聞いたことがある。」恐山・・・・地図を見ると、このマサカリのような形の下北半島のほぼ中央に恐山と書いてある。しかも・・・・この列車の位置からすると・・・・やや北西といってもいい。何かが起こりそうだ・・・・
2015.10.21
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プロ野球横浜ベイスターズの監督は中畑からラミレスに・・・・球団では、面白いキャラクターの監督を選んでるんだろうか・・・・「結婚しない鉄道員」(仮題10)青森駅で・・・二人は出発時間を待っていた。ベンチに腰かけたまま・・・竹夫はすることもなく窓の外を見ていた。・・・・レディ・マッスルは少し離れたベンチに腰掛け、いびきをかいて眠っている。そこへ・・・セイラー服の女子高生らしい美少女が、竹夫のそばに近づいて、リンゴをひとつ差し出した。どうやらくれるらしい。「あ、ありがとう・・・・」竹夫はそのリンゴを受け取って、ポケットにしまおうとしたのだが・・・その美少女は仕草で・・・今すぐ食べてほしいと言っているらしかった。「今、ここで?」彼女はコクンとうなづく。仕方なく竹夫は・・・がぶりとリンゴに噛みついた。酸っぱさと甘さのハーモニーが口いっぱいに広がる。「すけべ?」急に女子高生が呟いた。え?何?・・・この女の子・・・・スケベって・・・竹夫が?その時、噛みついていたリンゴの中から紙切れが出てきたのだ。するとその女子高生は、踵を返して駅から出て行ってしまった。止める暇もなかったが・・・それより、口の中の紙切れが着になった。急いでその紙切れを開いてみる。手紙だった。「その女には気を付けて・・・すもももももももものうち・・・」なんのこっちゃ?その女とはおそらく、レディ・マッスルのことだと思うが・・・・すもももももももものうち・・・とは?その時、駅の構内に放送が・・・・「青い森鉄道OM駅方面に向かわれるお客様・・・・まもなく2番線に列車が到着します。・・・」すると耳元で・・・「さあ、行くよ」いつの間にか目を覚ましていたレディ・マッスルが・・・私のすぐそばに立っていた。もしかしたら、あの女子高生もこの手紙も・・・・見られたかもしれない。竹夫の背筋に、一筋の汗が流れていた。
2015.10.20
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昨日の「まきの子カップ」の結果をご報告します。優勝は大畑・・・準優勝は川内・・・という事でどちらもむつ市のチームでした。従って、私の名前の刻まれたカップは、今年もむつ市に残ります。私としては少しうれしい。「結婚しない鉄道員」(仮題9)二人が青森駅に着くと、少しだけ海の匂いがした。「海が近いんだね?」マゲワッパ職人になりたくてこの時代にやってきた未来人、「南森竹夫」は、遠い未来で秋田のことだけしか勉強してはいなかった。「昔はここから青函連絡船に乗り換えて、北海道に渡ったのよ。」レディ・マッスルは青森の昔の歴史を知っていた。疑ってはいるが、彼女は中国曲技団であちこちの温泉場を回っていたという。「へえ・・・そうなんだ・・・・」「でも都会の人たちはある演歌のおかげで間違った常識を植え付けられてるんだ。・・・北へ帰る・・・つまり、北海道へ渡る人は、みんな無口だって。」「どういうことだい?」「青森や北海道の人が無口なわけがあるかい!・・・おしゃべり以外楽しみがないのに・・・・」「北国の人はおとなしいってことじゃないの?」「おとなしくないよ。・・・ただ列車から降りて連絡船の待合室に向かう人たち・・・待合室までは雪のふきっさらしのホームを歩くから、口を開けてると雪が口に入ってしゃべれないんだよ。・・・それをこの演歌の作詞家は無口だと思ったんだろうけど・・・連絡船の待合室に着くと途端におしゃべりを初めてうるさいのなんの・・・・」たしかに、秋田の人たちもおとなしくはなかったから、青森や北海道の人たち・・・・特に女性が無口とは思えなかった。「これからどうするんだっけ?」「M市までは、ここから第三セクターの青い森鉄道っていうのに乗って・・・直通もあるけど、途中乗り換えて大湊線っていうのに乗るんだよ。」そしてポツンとつぶやいた。「ずいぶんと寂しい街でね・・・さっきの演歌の世界を感じたいなら、北海道に行くよりM市に向かえばいいのに・・・」ずいぶん寂れた街らしい。「なんで知ってるんだ?」「あたしはねえ・・・中国雑技団で長いことドサマワリしてたんだよ・・・」「ドサマワリ?」「地方へ巡業することだよ。・・・だからM市にも行ったことがあって・・・」この時竹夫は、完全にレディ・マックスを信用していなかった。タイムパトロールかもしれないと・・・・
2015.10.19
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「ナイトくん、元気だったの?」 そう声を掛けられたのは、あるファストフード店のなかだった。 「おう、お前か❕久しぶりだな?」 声をかけてきたのは中学時代の同級生の女性だった。 「ねえ、あんた中学校の同期会の会長だったよね?・・・同期会はどうなってるの?」 実は、設立当初・・・私に会長をやれということになって、何度も断ったのだが「何にもしなくていい・・・挨拶だけでいい」というので引き受けた。 ところが・・・330人も同級生がいると、「ナイトは、市議会議員に立候補するために同期会を創ることにした。だから同期会は4年に一回にしたらしい。」という噂が立った。 これには理由があった。 この年、確かに市議会議員の選挙があり、ほかの先輩の学年でも同期会が発足・・・その会長になった人が、市議会議員に当選したのだ。 しかも市議会議員の任期は4年・・・つまり、選挙のたびに同期会を開催することになる。 私には全くその気はないので、同期会の開催周期を5年にしたのだが・・・ 最近になって、会員の中から「毎年集まろうよ。」とか「周期を短くしろ。」という声が多くなった。 この年になると・・・同級生の訃報が届くようになってきたからだ。 日本人の平均寿命は年々伸びてきて、もう男女とも80歳を超えたのだが、それでも亡くなる同級生は増えてきた。 恩師の先生は「次は来れないかもしれない」と寂しいことをおっしゃる。 前回の同期会の話題も、「まご自慢」とともに「病気自慢?」が多い。 「せめて2年に一度にしない?」 考えなければいけないようだ。
2015.10.18
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今朝は「まきの子カップ」に行ってきました。私が寄贈した優勝カップと準優勝カップの争奪戦なんですけどね・・・青森県全域を対象にしてるんで、なかなかこの下北半島にカップが戻ってきません。つまり、私のことを知らない人たちばかりの地域で、このカップが寂しい思いをしているかと思うと・・・・でもね・・・・正直な話し・・・・誰もカップなんていらないんですよ。この大会にはプロ野球選手の特別サポーターがいましてね。・・・・ソフトバンクホークスの細川捕手と、西武ライオンズの外崎選手・・・それの元西武のコーチだった橋本さん。この人たちが野球用品をプレゼントしてくれるんですよ。子供や父兄はそっちが目当てらしいです。「結婚しない鉄道員」(仮題8)突然の出張を言い渡された竹夫とレディ・マッスル。秋田県OD駅から奥羽線の列車に乗り込みました。この列車には車内販売がないというので・・・駅前のお店でワンカップのお酒を買い、適当なおつまみで腹を膨らませながら青森までの道のりを・・・・「まあ、のみなよ・・・俺も初めて出張なんてことをするから、どうすればいいのかわからないけど・・・とにかく向こうに着けば営業所長が迎えに来てくれることになっているし・・・泊まるところだって立派な寮があるそうだから・・・・」竹夫はレディ・マッスルを安心させようとして・・・できるだけ優しく接しようと決めていた。この前テントから逃げ出したのも、曲技団の生活から抜け出してきたのに、竹夫になんかされるんではないかという不安でそうしたに違いないと思ったからだ。それほどひどい目に遇ってきたのだろう。しかし・・・レディ・マッスルは・・・竹夫の目も見ずに車窓から外を眺め、スルメの足をかじりながらワンカップのお酒を飲んでいた。それよりも・・・竹夫自身が初めての出張であった。未来の職場では、ただ機械を看視しているだけ・・・マゲワッパ職人になろうと思ってこの時代に来たのに・・・・木の伐採の仕事につかされ・・・しかも入社まもなく青森県M市に2か月の出張・・・・「俺・・・何かに流されてるようだな・・・」そんなことが不安でしょうがなかった。「あんた・・・どこから来たんだい?」ふいにレディ・マッスルが声をかけてきた。「ド、どこからって・・・と、東京からだよ。」「そんなことを聞いてるんじゃねえよ。・・・いったいいつの時代の人間なんだい?」あ、この女・・・俺がほかの時代から来たことを知っている!竹夫は身を固くした。「いつの時代って・・・・」竹夫のいた時代・・・タイムトンネルを利用して過去や未来に行くことは比較的簡単であった。法律上・・・一般人が未来に行くことは禁止されていたが、過去の時代に行くことは簡単な手続きを経れば楽に行けた。ただし・・・旅行日数には制限があり、ましてや住み着くことはできないことになっていた。なぜなら・・・未来から来た人間が様々な事件を起こす危険を回避したいという政府の思惑があったからだ。例えば・・・未来から来た人間が過去の人間を殺した場合・・・その子孫の存在が一瞬にして消えてしまうこともあるからだ。また、未来の人間が過去の時代において生殖行為を行った場合・・・自分が自分の祖先になる可能性もある。従って・・・政府の人間は未来どころか過去も行けないようにしたかったのだが・・・それは民衆の反対に押し切られてしまい・・・・過去にはいろいろな書類を作成したうえでOKとなった。了承されたうえで、タイムパトロール隊が創設されることになる。おっと言い忘れたが・・・生殖行為の禁止は、実際問題取り締まるのが難しいため・・・未来から過去に行くことが決まれば、次元変換装置により・・・・難しい理屈は省こう。一種の貞操帯のようなものに管理される。つまり・・・簡単に言うとエッチ出来ない体になってしまうのだ。もちろんこれは、男女ともに有効に作用する。ただし怪我をさせるとか殺すとか・・・・穏やかではない事件は、その時代の武器・・・江戸時代なら刀や槍や弓・・・竹夫がいるこの時代では・・・ピストルやライフル・・・または毒薬でも可能であり、何もなくても首を絞めることも可能だから・・・タイムパトロールが必要となってくるのだ。詳しくはまた後で話そう。しかし今のレディ・マッスルの発言・・・こいつ・・・ホントはタイムパトロール?竹夫は緊張した。まもなく列車は青森駅に到着する。
2015.10.17
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「結婚しない鉄道員」ってタイトル・・・・やっぱりおかしいですよね。実際は「悲しき鉄道員」っていう歌の原題だって聞きましたけど・・・・そのうちタイトルは代えます。「結婚しない鉄道員」(仮題7)竹夫は数日「安部工房」に通ってみたが、状況は全く変わらなかった。変わらないどころか、マゲワッパ職人の師匠は、竹夫と一切口を利かなかった。「師匠、どうか弟子にしてください。」土間に正座して何度も土下座をしたが、全く振返って見向きもしない。何日経ったであろうか・・・・「あら、あんたまた来てたの?」何か用足しに出かけていて帰ってきたばかりの職人の奥さんが、竹夫に声をかけた。「ちょっとこっちへ・・・」小さな声で手招きされて・・・・竹夫は一緒に外へ出た。「あのさ・・・あいつ偏屈だからさ・・・アンタがここに来るくらいなら図書館に行って木の勉強でもすりゃいいのに・・・なんて言ってるよ。」「それで弟子にしてくれますかね・・・・」「そりゃどうだか・・・でもね・・・あたしの知り合いの木の伐採をしてる会社の社長さんがね・・・・若いきこりさんを探してるのよ。・・・もしよかったら、そこの会社にしばらくいてみたら?」私はしばらく考えていた。「あんた、ここに何日着てても、あの人の気持ちは変わらないよ。・・・それよりそっちの会社で秋田杉の勉強して・・・・それでもマゲワッパ職人になりたいっていうならその時は私が何とか応援するから・・・」こうして、職人の奥さんに紹介され・・・・竹夫は秋田杉の伐採の仕事に就くことになったのだ。その会社・・・「ウッドベル株式会社」・・・この秋田県O市には最近やってきた会社らしい。「きこりの会社なのに・・・なんで横文字の名前なんだろう?」不思議に思ったが、実はこの会社の社長・・・いろいろな商売に手を出しているらしい。最初は婦人服とかを扱っていて・・・・そちらの本拠地は東京にあるらしいが、本社はあくまでもO市のようである。「なんとなく怪しい会社だな?」竹夫はそう思ったが、秋田杉の勉強をさせてもらい、いつかはマゲワッパ職人に・・・・と思っていた竹夫は我慢することにした。その社長に声をかけられた。「ああ・・・南森君と言ったかな・・・明日から出張だ。・・・この女性と一緒に青森県のM市の営業所に行ってくれ。」竹夫はその女性の顔を見て「あっ」と小さく叫んだ。「レディ・マッスル」・・・そう、竹夫のテントに勝手に忍び込み、朝には食料を盗んで逃げたあの中国曲技団の女性だったのだ。しかし、竹夫にはそんなことはどうでもよかった。「あのう・・・俺、秋田杉のことを勉強したくてここに来たんですけど。・・・」「わかってるよ・・・・M市には青森ヒバがあってな・・・それも木の勉強の一つだから。・・・」「秋田杉のことを勉強したいんですけど・・・」「ものには順序があるんだ・・・2か月ほど・・・・青森ヒバの勉強をして来い。」「なにをするんですか?」「もちろん青森ヒバの伐採だよ。」「この女性は?」「飯炊きだよ・・・意外とこんなデカいのに繊細な料理を作るんだ。」こうして・・・運命の糸に弄ばれて・・・南森竹夫はレディ・マッスルと一緒に本州の最北端・・・青森県M市に向かう事となったのである。
2015.10.16
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続きを書く前に、皆さんにご報告があります。じつは最近「フェースブック」にもはまってて、・・・この「小説もどき」の主人公のモデルを見つけちゃったんです。そう・・・「南森竹夫」のモデルです。以前・・・「魔法の木」という「小説もどき」を書いたときも、モデルは島根県松江市のマジックバー「魔法の木」というお店のマスターでしたが・・・喋り方や仕草・・・会ってる分だけ人物像が作りやすく、書いてる間も楽しかったんです。だから今回もその手法で書いてます。結婚しない鉄道員(仮題6)商工会議所を出てその足で・・・竹夫は紹介してもらったマゲワッパの職人のところへ向かった。歩いて20分・・・平屋造りの薄汚れた建物「安部工房」に着く。「アベコウボウ」・・・どこかで聞いたような名前だった。「博物館で見たマゲワッパの作者だったかな?」そう思ったが・・・すぐに昔見たお芝居の作者だったことをすぐに思い出した。「こんにちは!」引き戸をガタガタとあけ、目の前で作業をしているマゲワッパ職人に大きな声であいさつをした。「だれだ」職人は不愛想に竹夫を睨みつけた。「安部さんですか?」「ほかに誰がいる・・・・」周りにはもちろん誰もいない。「あの・・・従業員の募集とか・・・」弟子になりたい・・・・と言ったとたんに怒鳴られそうな気がして、竹夫は「従業員は募集していないか?」と質問したのだが・・・「最近の若いやつらは、いろいろな手管を使って弟子になりたいとやってくる。」ばれていた。「うちは弟子はとらないよ?・・・」「そこをなんとか?」するとまたまた怖い目で睨みつけられた。「それじゃお前に聞くが・・・・マゲワッパの原材料はなんだか知ってるか?」「そりゃ・・・木でしょ?」やっぱりその程度か・・・職人はあきれ顔で、また作業に戻った。「あらどなた?」竹夫は背中越しに声をかけられ振返る。「あなた・・・弟子志願でしょ?・・・うちの人、弟子は採ってないんだよね?」気の毒そうな顔をした。・・・・奥さんのようだった。「木のことも知らないで、弟子になりたいなんてよく言ったもんだ。」職人はそう呟いた。「なに言ってるのよ・・・アンタだって東京から突然やってきて、弟子になりたいってやってきたくせに・・・それでもうちのお父さんに断られると・・・しばらくアルバイトで過ごし・・・・そのうちあたしを口説き始めて、いつの間にか養子に入り込んだくせに・・・」「ば、バカこくでねえ・・・」東京生まれのこの職人は慌てて奥さんの口をふさごうとした。しかも使い慣れていない方言で・・・「ま、なんだ・・・どっちにしろ木の原材料も知らないっていうのは・・・いいか?・・・mげわっぱに使う原材料は、この辺でたくさんあった秋田杉だ。・・・有名だろ?・・・秋田杉。」有名かどうかと問われても、竹夫の生まれた時代には「森林」自体が無くなっていた。「佐竹のお殿様が・・・・武士の内職にと発展させた技術がマゲワッパだ。」佐竹のお殿様・・・・つまり秋田藩の藩主が藩士たちの内職のために作り上げたのだという。「内職・・・つまり誰でも作れるのがマゲワッパだ。・・・・伝える技術なんぞねえ・・・・」「そんな!・・・いや、私が惚れ込んだマゲワッパ・・・伝統の職人技ですよ。」「とにかく木のことも知らないで来られても困る・・・・もうちょっと木の勉強をしてから来い。」数日通ったが・・・・状況は変わらなかった。
2015.10.14
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今日はいろいろと忙しいので、小説もどき「結婚しない鉄道員」(仮題)はお休みして・・・ちょっと長男のお話しを・・・・長男は、先日2泊3日で東京に行ってきました。ここ数か月、彼も忙しくて休みを取っていなかったからです。風間浦村の落石防止の工事の担当になって、休みもなく働きましたから・・・少し休んでもいいかなと・・・だから今の連休・・・10月10日から12日まで休んだんです。彼がいうには、東京の友達も休みがとれるようだから一緒に遊んでくるよ。っていう話しだったんですけど・・・・もしかしたらその友達は女性?28歳ですからね・・・そろそろ結婚相手でも・・・じつは私・・・・それならいいなって思ってました。昨晩帰ってきて、けっこう明るかったから・・・いいことでもあったのかなと・・・「おい、彼女に会ってきたのか?」「そんなんじゃねえよ。」「そうかな・・・・」「おやじの息子がモテるわけねえだろ?」それを言われちゃ・・・・たしかにオヤジはモテないからなあ。
2015.10.13
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結婚しない鉄道員(仮題5)翌朝のことだった。竹夫が目を覚ますと、あの女・・・「レディ・マッスル」の姿が見えない。きっと竹夫が、中国曲技団に連絡するとでも思ったのだろうか?・・・それとも、少しでも遠くに逃げようとしたのかもしれない。 よほどひどい目に遇ったのだろう。竹夫の生まれた時代の図書館で、「角兵衛獅子」が人さらいに遇ったり、人身売買で売られて奴隷のような生活を強いられたと言う本を読んだことがある。中国曲技団だって・・・内容は同じようなものであろう。「ま、いいさ・・・あの女をどうしようか悩んでたんだ。・・・俺はマゲワッパ職人になりたくてここに来たんだからな。」少し引っかかるものはあったが・・・・とりあえず職人の弟子になることが優先だ。竹夫はすぐに朝食の準備をするため食糧庫の戸を開けた。「おや?」食糧庫の中の食品が少し無くなっていたのだ。少し無くなったのはきっと、あの女が持って出たのだろう・・・・とは思ったが、ここで竹夫は少しだけ困った顔をする。食品を盗まれたことで困っているのではない。・・・実はこの食品はすべて未来のもので・・・・調理の仕方が今の時代の者にはできないと思われるのだ。竹夫のポケットに入っている・・・・なんというかパーソナル調理器のようなものを使わなければできないのだ。もし盗んだ食品を食べようと思っても、ただの石の塊のようで普通の人間では歯が立たないのだ。どこに行ったのかわからないし、それもしょうがないことだった。とりあえず簡単な朝食をとり、身支度を整えると・・・竹夫はこの町の商工会議所に向かった。「すみませんが・・・・この辺で、弟子をとっているマゲワッパの職人さんはいませんか?」相手をしてくれたのは女性職員だった。「マゲワッパを直接お買いになりたいんですか?・・・・それならデパートにでも行った方が早いですよ?」「いや、弟子になりたいんですよ。」「弟子になるって・・・あなたが?}どうやら、弟子になるにしては年齢が行き過ぎていると思われたようだ。「この町にお住まいの方ですか?」「いえ違います・・・実は東京の方から・・・」竹夫は、引っ越しのための書類を作ってきていた。もちろんこの時代のものではあるから・・・偽造の書類ではあったが・・・「お住まいはどうするつもりなんですか?」「職人の弟子って・・・住込みでしょうから・・・」「今ね・・・そんな弟子をとっている職人さんはいませんよ。・・・」「え?そんな!」「だからね・・・職人の弟子になりたいっていうなら、ちゃんと住所をこちらに移して、引っ越ししてからの方がいいですよ?」こんなやり取りはあったが、とりあえず「マゲワッパ職人」を紹介してもらった。
2015.10.12
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結婚しない鉄道員(仮題4)テントに入った途端に女性の声?「誰?」暗闇の中を、目を凝らしてみても誰も見えません。「あんたこそ誰だ?」男は明かりをつけることにした。未来のテントだから・・・テントの持ち主の声に反応して明かりが点灯したり消えたり・・・そんなシステムになっていた。女性の声の方向にあたりをつけそちらを見ると・・・そこにはひとりの女性が・・・・「あんた、誰だい?」女性は体を小さくして男の方を見続けていたが・・・・言葉は発しない。しかし、体格は良いようだ。「俺は南森竹夫っていうんだけど・・・・あんたは?」不安を持ったまま男を見つめる女性に・・・とりあえず自己紹介をして安心させようと思ったのだ。ここで改めてこの男を紹介しておこう。「南森竹夫」・・・・この時代から500年未来からやってきた。「なんもりたけお」と読む。父親は「竹のようにしなやかな考えを持つ男になってほしい」という考えでこの名前を付けたのだが・・・「松竹梅」の2番目・・・・なんとなくトップにはなれないような気がしていた。この名前が徹底的に嫌いになったのは・・・いまでいう中学校に入学したころのこと・・・・入学式直後のクラスで名前の確認をしたとき・・・担任の教師が「みなみもりたけお」と呼んだ時からだった。「先生・・・こいつ、みなみもりじゃありません。なんもりたけおって読むんです。」少々はねっかえりの同級生が担任の教師にそう言った。それを教師がまた聞き間違えたのだ。「なみもりたけお?並盛りで松竹梅の竹か・・・」これから、「南森竹夫」は何もする気がなくなった。「なんもり・・・さん?」女性は呟くように確認をした。「ああ、そうだよ・・・・それであんたは?」しばらく躊躇してから・・・小さな声で話し始めた。「あたし・・・レディ・マッスルっていうんです。」「レディ・マッスル?・・・・それ本名かい?」たしかに女性にしては筋肉質のがっしりとした体格をしていた。身長もかなり高い。「違う・・・・って思うんですけど・・・あたし、小さなころに中国の曲芸一座に売られて・・・」この時代でも人身売買があったのか?本名は全く知らないらしい。それにしても・・・・彼女は曲芸一座から逃げ出してきたらしい。このままここに置いておけば、明日からの「マゲワッパ職人への弟子入り志願」に差し支えそうな気がしたが・・・・この寒空に外へ放り出すわけにもいかない。お金を渡して「ホテルへ行け」と言ってもいいが・・・・逃げ出してきた身の上・・・・ホテルに泊まろうものなら、この体格からすぐに見つけ出されそうな気もする。南森は・・・ちょっと考えてから、この女性を一晩泊めてやることにした。見ず知らずの女性とたった二人きりで・・・何かがありそうな予感もした。
2015.10.09
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結婚しない鉄道員(仮題3)居酒屋を出ると・・・外はまだしんしんと雪が降っていた。「着たばっかりなのに、どこか泊るとこあんの?・・・ホテル?」女将が心配してくれたが、泊るところは心配ない。時空のトンネルを超えてくるとき、それなりの準備はしてきたのだ。じつはタイムトラベルするのに、それほど現金は要らない。どの時代にもどの場所にも、博打場というものがあるのだ。例えば・・・この男が日本に着いたとき、彼はまず競馬場に行った。彼の頭の中には、どの馬券を買えば儲かる・・・という事がすでにインプットされたいた。未来から来たのだから、旅行する時代の新聞を見れば、必ず勝てる馬券を知っているのである。ふつう、お金が無くなればまた元の時代に戻って、新たな情報を仕入れればいい。競馬場が嫌なら、株の取引をすればいい。そんな難しい問題ではないのだ。最初の「種銭」が一枚あればいい・・・1000円でも一万円でも・・・正直競馬場で儲かって・・・彼のポケットにはかなりの現金が入っているから、ホテルに泊まるのは問題ないが・・・彼はずっとこの時代に住み続けようと思ってやってきた。「家が必要だな?」そう思ったが・・・彼の頭には「職人の修業には住み込みで・・・」という考えがあった。だからとりあえず今晩は・・・公園に置いたテントで寝ることにした。雪の降り積もる公園のテント・・・・この時代の人間には無謀に思えるかもしれないが、遠い未来からもってきたテントである。外から見れば2~3人用のテントだが、中へ入ってみると4次元の操作をして12畳くらいの広さがある。・・・・冷暖房も心配なかった。「ちょっと酔ったかもしれないな・・・・」とりあえず活動は明日からという事にして、彼はテントに潜り込んだのだが?「誰?」突然中から声がした・・・・「え?あんたこそ誰?」私はその声に向かって問いかけた。相手は女性の声だった。
2015.10.08
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結婚しない鉄道員・・・(仮題2)「ハイよ・・・きりたんぽ・・・できたよ。」女将がカウンター越しにきりたんぽの鍋を出してくれた。「その竹輪みたいになった奴がきりたんぽ・・・ご飯を練って棒に巻きつけたものをきりたんぽっていうのよ。」その棒状になったきりたんぽは少し焼き色がついていた。火で炙ってあるらしい。出汁の中に入れて汁を多少は吸っているようだが、炙った分・・・ご飯の味わいが残っていた。「おいしいもんですね?」「でしょ?・・・」女将は自慢げに少し鼻の穴を膨らませた。「ところで女将さん・・・マゲワッパの話しなんですけど・・・」「あ、あんた・・・マゲワッパの職人になりたいって言ってたわね・・・」「どこに行けばなれますかね?」「え?あんた・・・そんなことも知らずにここへ来ちゃったの?」女将は本当にあきれた顔をした。「そういう私もよく知らないんだけどさ?・・・なんであんた、そんなものになりたいの?」「いや・・・なんとなく・・・・」実際この男は、特にこマゲワッパ職人」という仕事を希望したいたわけではない。ただ何となく・・・博物館に行って「マゲワッパの弁当箱」を見て興味を持っただけ・・・何かの職人技を身につけたかっただけだから、博物館で「輪島塗」を見ていれば・・・石川県能登半島に行って「輪島塗の職人」を目指していたのかもしれない。「なんでもいい・・・一年間、同じ湿度温度明るさの部屋で・・・・コンピューターを見ているだけの仕事はもう嫌なんだ。」今までの彼の仕事は・・・そんな仕事だった。彼だけではない・・・・彼のそばにいる人間はほとんど同じような仕事・・・・しかもやろうと思えば、この仕事・・・・コンピューターの自己管理システムが可能な仕事なのだ。つまり人間は必要ないが、そうしないと人間がすることが無くなってしまうことから作り出された仕事なのだ。コンピューターが仕事さえすれば、人間は何もしなくていい世界・・・男はそんな遠い未来からやってきたのだった。
2015.10.06
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いよいよ書き始めますけどね・・・「結婚しない鉄道員」・・・あくまでも仮題です。「結婚しない鉄道員」・・・(1)とある居酒屋・・・ひとりの男が肩の雪を払いながら入ってきた。「一人だけどいいかな?」「いらっしゃいまし・・・どうぞお好きな席に・・・」お好きな席と言われても、他の客は誰もいない。その居酒屋も女将ひとりでやっているようだから・・・男はカウンターに席を取った。「なんにします?」「そうだな・・・熱燗と・・・」男は周りの壁に貼ってある「お品書き」を見渡した。「女将さん・・・このきりたんぽってどんなの?」「え?お客さん、きりたんぽのこと知らないのけ?」突拍子もない声を上げて、まじまじと男の顔を見る。「お客さんは旅の人?」「あ、ああ・・・旅って言えば旅かな?」「ああ・・・じゃ、仕事の関係で・・・」女将はこの男が転勤できたばかりだと感じたようだ。見た感じはサラリーマン風・・・しかもちょっとくたびれた背広を着て・・・ネクタイも少し古くさそうな・・・最近のものより幅広なのだ。「どんなお仕事なの?」他に客がいるわけじゃなし・・・きりたんぽの準備をしながら女将は、聞くともなしに聞いた。「実は俺・・・前の仕事を辞めてきたんだ。・・・ここにきてやりたいことがあってね?」「あれま・・・こんな田舎でやりたいこと?・・・そりゃ、田舎のものにとっては新しい住人が増えるっていうのはありがたいことだけどさ・・・」「俺ね・・・マゲワッパの職人になりたいんだよ。」「マゲワッパ?・・・そりゃたしかにここは本場だけど・・・珍しいね・・・若いのに。」女将は呆れた顔をして鍋を火にかけた。「そうかな?珍しいかな?・・・」男は・・・熱燗をひと口飲みながらつぶやいた。
2015.10.05
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うちのお寺の新築工事・・・・「上棟式」の私です。ピンクが似合う・・・・と言われたので気分がよくなり顔出ししてしまいました。弓を持っているのは「鳴弦の儀」という悪魔祓い?の儀式です。お餅も撒きました。1600個です。今後この格好をすることもないでしょうから・・・・記念に・・・因みに前のお寺の本堂は250年前のもの・・・・次にやるとしたら・・・・私の数代あとの子孫がやることになると思います。
2015.10.03
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