Resurrection

Resurrection

October 19, 2012
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カテゴリ: 読書
『「科学的思考」のレッスン 学校で教えてくれないサイエンス』(戸田山和久著 NHK出版新書)を読了した。



日本のエリート達がつくりあげた原発が、

昨年の3・11によって必ずしも安全でないことがわかった。

それ以来、専門家達の言うことがにわかには信じられない、

という事態に至っている。

これまでは原子力の専門家に丸投げして、

市民はしっかりした判断をしてこなかった。

それではいけない、というのが著者の主張だ。

「科学は軍隊と並ぶくらいパワフルで、

だからこそ暴走すると危険だ。

そこで、科学を市民社会のコントロール下に置く必要がある。

・・・市民は科学をシビリアン・コントロールできるだけの

科学リテラシーをもっていないといけない」

よく「安全・安心」ということをいろいろな場面で聞くが、

今は、原発は安全かもしれないけれど、

将来にわたってどうかというと安心できない。

なるほど、こういう使い方をするのかと思った。

核廃棄物を気の遠くなるほど長期間保管しなければならない訳だが、

これは科学なしには解決できないが、

科学だけでは解決できない問題の典型例なんだよナ~





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Last updated  October 20, 2012 05:13:42 PM
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