Resurrection

Resurrection

November 11, 2014
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カテゴリ: 読書
『逃亡』(帚木蓬生著)を読了した。
文庫本では上下巻に分かれているが、
図書館から借りた単行本は上下組みで620ページを超える厚さだった。



内容は以下のような感じ。
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
1945年8月15日、日本敗戦。国内外の日本人全ての運命が大きく変わろうとしていたー。香港で諜報活動に従事していた憲兵隊の守田軍曹は、戦後次第に反日感情を増す香港に身の危険を感じ、離隊を決意する。本名も身分も隠し、憲兵狩りに怯えつつ、命からがらの帰国。しかし彼を待っていたのは「戦犯」の烙印だった…。「国家と個人」を問う日本人必読の2000枚。柴田錬三郎賞受賞


個人的感想だが、文庫本の表紙より、単行本の表紙の絵の方がカッコよい。

読んでみようと思ったきっかけは、
著者が、確か自分の父親が戦犯容疑で追われて、
逃げ回っていたおかげで、容疑が取り消しになったということを新聞に書いていたのを読んだからだ。

普通の裁判と違って、勝者が敗者を裁く戦犯裁判がいかにいい加減だったかということが分かった。

それと同時に旧日本軍の作戦もいい加減というか、
いかに行き当たりばったりだったことか。

天皇の戦争責任についても考えさせられた。

いつも問題になる政治家の靖国神社参拝。
あれもどうなのかな、と根本から考えせられるような力作だった。





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Last updated  November 12, 2014 06:20:31 AM
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