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☆写真整理と自然観察の振り返り(その24)は、ベンケイソウ科マンネングサ属・キリンソウ属の植物です。本格的に自然観察を始めたことによって、マンネングサの仲間6種類を区別できるようになりました。☆写真は全て楽天写真館から掲載していますので、クリックすると鮮明な画像になります。◎メキシコマンネングサ(ベンケイソウ科マンネングサ属)☆今年最初に見かけたのは、毎年同じ場所に咲くメキシコマンネングサの花でした。メキシコマンネングサは、本州以南の日本各地に広がる帰化植物です。元々は観賞用として導入された園芸植物であったようですが、野生化して道路沿いの荒れ地などに生育しています。(2012年5月20日撮影)。☆メキシコマンネングサの名は、メキシコ原産とする説(『日本帰化植物写真図鑑』)もありましたが、原産地はわからないという記述もありました。マンネングサ(万年草)の名は、多肉植物で葉や茎に水分を貯えるので水分の少ない所でも生きられ、常緑であることから。雄しべは10本で、濃黄色の葯は裂開直後に赤くなります。(2012年5月20日撮影)。☆昨年までは、マンネングサは、このメキシコマンネングサ1種類と思い込んでいました。◎ツルマンネングサ(ベンケイソウ科マンネングサ属)☆メキシコマンネングサと同じ時期に、ウォーキングコースでツルマンネングサを見かけました。ツルマンネングサは、中国・朝鮮半島原産で、道端や河川敷などに生える帰化植物です。(2012年5月21日撮影)。☆ツルマンネングサ(蔓万年草)の名は、蔓状の茎が地を這うように伸びて繁殖していくマンネングサから。(2012年5月21日撮影)。◎コモチマンネングサ(ベンケイソウ科マンネングサ属)☆芝生の中で、雑草のように生えるコモチマンネングサを見つけました。コモチマンネングサは、本州の東北南部以南から琉球列島までに分布し、比較的乾燥した背の低い草地に生える植物です。(2012年5月31日撮影)。☆花期の後、葉腋に2または4対の小形の葉からなるムカゴができ、繁殖は、もっぱらムカゴによって行われます。ムカゴは、梅雨時に茎から落ちて根を下ろし、そのまま翌年まで過ごし、次の春に活動を始め成長します。(2012年5月31日撮影)。☆この3枚目の写真は、葉腋にムカゴができているのがよくわかります。(2012年5月31日撮影)。◎キリンソウ(ベンケイソウ科キリンソウ属)☆キリンソウは、日本原産で、日本全土の日当たりの良い山地などに自生する植物です。(2012年6月5日撮影)。☆キリンソウ(麒麟草)の名は、別名が「キジンソウ」・「キジグサ」で「傷薬の草」を意味し、これが転訛して「キリンソウ」となったとする説や、中国の古書に登場する伝説上の動物麒麟に由来するという説もあります。さらに、別名「黄輪草」で、茎葉頂部に黄色い小花が輪のようにつくので、黄花の1輪にたとえて黄輪草の名になったという説もあります。(2012年6月5日撮影)。☆キリンソウは、古い植物図鑑ではSedum属(セダム属)とされ、キリンソウ属(マンネングサ属)と表記され、マンネングサ類と同じ属とされています。しかし、最近の資料では、キリンソウはPhedimus属(キリンソウ属)とされ、マンネングサ類がSedum属(マンネングサ属)とされており、別の属になっています。植物の茎や葉の形を考えれば、妥当な気がします。◎タイトゴメ(ベンケイソウ科マンネングサ属)☆マンネングサの仲間で、今年5種類目のタイトゴメを見かけました。道路脇に群生していました。タイトゴメは、関東地方以西の海岸の岩場などに自生する多年草です。(2012年6月18日撮影)。☆タイトゴメ(大唐米)の名は、葉の形が大唐(外国のアジア)の米、つまり外米に似ていることから。(2012年6月18日撮影)。◎マルバマンネングサ(ベンケイソウ科マンネングサ属)☆ウォーキングコースの道端で、今年6種類目のマンネングサの仲間、マルバマンネングサを見つけました。他のマンネングサ属の仲間に比べて、葉が丸いのが特徴です。マンネングサの仲間は10数種類あるそうですが、葉が対生なのはマルバマンネングサだけの特徴だそうです。(2012年6月23日撮影)。☆マルバマンネングサは、本州・四国・九州の山地の岩場に自生する多年草です。グランドカバーや観葉植物としても、育てられています。(2012年6月23日撮影)。☆今年6種類目のマンネングサの仲間マルバマンネングサを見つけて、しっかりと自然観察をすることの大切さを実感しました。
2012.11.30
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☆写真は全て楽天写真館から掲載していますので、クリックすると鮮明な画像になります。☆ウォーキングコースの様子です。コナラやクヌギの木々も、しだいに色づいてきています。☆庭や空き地でコウテイダリアが咲き始めました。☆コウテイダリアは、キク科ダリア属の多年草です。☆草丈は3メートル近くあり、コウテイダリア(皇帝ダリア)という名前にふさわしく、下から見上げるように大きく育っています。別名は、木立ダリア。茎の直径は、根元では5センチメートル以上あります。☆花びらは8枚、花の直径は20センチメートル以上あるようです。☆ツルウメモドキは、葉が紅葉してきており、まもなく黄色い皮が割れて赤い実が見えるようになるでしょう。☆マガモのつがいを見かけました。いつも11月下旬に渡ってきて、春まで玉川上水で過ごしています。マガモを見かけるようになると、カルガモの数も増えてきます。☆葉が紅葉してきたムラサキシキブです。葉の黄色と実の赤紫色が対照的で、秋深まる光景です。☆自然観察は続いていますが、自然や季節の変化を紹介するものが次第に少なくなってきていますので、写真の整理やこれまでの自然観察を振り返るために、随時まとめを掲載するようにしています。☆季節ごとに時系列に観察してきたものを、科や属で整理してみると、共通性や相違点など新たな発見があります。☆写真整理と自然観察の振り返りのまとめ作業は、かなり進みました。全部で70回(昨日までで23回)近くになりそうなので、1月まで続きます。
2012.11.29
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☆写真整理と自然観察の振り返り(その23)は、ケマンソウ科キケマン属の植物です。ケマンソウの名は、華鬘(仏前に飾る花輪)に似た赤い花が咲くケマンソウ(華鬘草:コマクサ属)に由来します。ケシ科に分類されることもあります。☆写真は全て楽天写真館から掲載していますので、クリックすると鮮明な画像になります。◎エゾエンゴサク(ケマンソウ科キケマン属)☆エゾエンゴサクは、2年前に北海道網走湖畔で初めて出合いました。道路脇や斜面に満開で、一面が青色になって見えるほど、群落で咲いていました。花が水色のエゾエンゴサク。(2010年5月5日撮影)。☆エゾエンゴサク(蝦夷延胡索)の名は、北海道(蝦夷)に生える延胡索であることから付けられたそうです。エンゴサクは、塊茎を乾燥したものを「延胡索」という名で漢方薬として利用していることから。花が薄紫色のエゾエンゴサク。(2010年5月5日撮影)。☆同じ網走湖畔ですが、最初のものより濃い青色のエゾエンゴサク。(2010年5月5日撮影)。☆4月30日、旭川市郊外の嵐山公園内の北邦野草園へ行きました。エゾエンゴサクの大群落。(2012年4月30日撮影)。☆北邦野草園で見つけた白花のエゾエンゴサク。(2012年4月30日撮影)。☆知床で見かけたエゾエンゴサク。(2012年5月3日撮影)。☆「北海道観光情報」でエゾエンゴサクの5大見所にあげられている旭川市郊外の男山自然公園で見かけたエゾエンゴサク。(2012年5月6日撮影)。☆男山自然公園でも白花のエゾエンゴサクを見つけました。(2012年5月6日撮影)。◎エゾキケマン(ケマンソウ科キケマン属)☆2年前、網走湖畔で見かけたエゾキケマンです。種名がわからず北海道大学に問い合わせたところ、「北海道で普通にあるのはエゾキケマンです」と教えていただきました。(2010年5月5日撮影)。☆黄色い花に茶色がくっきりと目立ちます。(2010年5月5日撮影)。◎ホソバエンゴサク(ケマンソウ科キケマン属)☆北海道富良野の河原で見つけたホソバエンゴサクです。エゾエンゴサクの変種なのでしょうか。(2010年5月7日撮影)。☆同じ場所で、さらに葉が細長いホソバエンゴサクを見つけました。(2010年5月7日撮影)。☆近くを探してみましたが、この河原以外では見つけることができませんでした。(2010年5月7日撮影)。☆花が終わり、実ができているものもありました。(2010年5月7日撮影)。◎ムラサキケマン(ケマンソウ科キケマン属)☆ウォーキングコース(玉川上水)では、4月からムラサキケマンが花を咲かせます。種がはじけて飛び散るので、団地の北側の庭でも増えてきています。(2012年4月17日撮影)。☆ムラサキケマンは、日本全国の木陰など直射日光の当たらないところに自生します。ムラサキケマン(紫華鬘)の名は、紫色のケマンソウ。(2012年4月17日撮影)。☆ウォーキングコースでも、林の中の日陰にたくさん咲いています。(2012年4月17日撮影)。
2012.11.28
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☆写真整理と自然観察の振り返り(その22)は、アザミと類似植物です。◎キツネアザミ(キク科キツネアザミ属)☆6月、ウォーキングコースでアザミのような花を見つけました。キツネアザミでした。キツネアザミは、本州から沖縄に分布し、道端や田畑に生える植物です。古い時代に、農耕とともに中国か朝鮮から入ってきたと考えられているそうです。(2012年6月7日撮影)。☆キツネアザミ(狐薊)の名は、花の姿がアザミに似ているが、アザミと違って葉は柔らかくトゲも無く、キツネにだまされるということから。地方によっては、猟師に追われた狐が、アザミに化ける時に慌てたのでトゲを付けるのを忘れたと言う伝承もあるとのこと。(2012年6月7日撮影)。◎アメリカオニアザミ(キク科アザミ属)☆ウォーキングコースで、葉や茎・総苞片など全身トゲトゲのアザミを見かけました。ヨーロッパ原産ですが、北アメリカを経由して日本に渡来した帰化植物アメリカオニアザミです。(2012年8月18日撮影)。☆1960年代に北海道で確認され、全国に広がっているそうです。格別に鋭いトゲなので、家畜やシカなどにも食べられることがなく、繁殖していくようです。アメリカオニアザミ(亜米利加鬼薊)の名は、アメリカ経由で渡来した鬼のような薊のようで、名は体を表すでしょうか。(2012年8月18日撮影)。☆アメリカオニアザミは、8月末には種が飛び始めています。この種が、また来年、どこかで芽を出し増えていくのでしょうか。(2012年8月25日撮影)。◎ノハラアザミ(キク科アザミ属)☆ノハラアザミは、ウォーキングコースで8月から11月まで咲いています。ノハラアザミは、本州中部以北に分布する多年草です。 (2012年8月18日撮影)。☆花は上向きで、クモ毛があり反り返らない短く規則的な総苞片が特徴です。(2012年9月27日撮影)。☆ノハラアザミは、花の時期にも根生葉があることが特徴で、それを確認することができました。(2012年10月17日撮影)。◎ノアザミ(キク科アザミ属)☆裏磐梯での自然観察で、ノアザミを見つけました。ノアザミの花期は、5月から8月です。(2012年8月21日撮影)。☆花は上向きで紅紫色、葉が羽状に中裂して縁の鋸歯の先端が鋭いトゲになっていること、総苞片の先端がそり返らず直立し、総苞片の背部が膨れて粘っているように見えることなどから、ノアザミと考えました。(2012年8月21日撮影)。◎タイアザミ(キク科アザミ属)☆タイアザミは、本州の関東地方から近畿地方に分布し、関東地方の日当たりの良い草原や林縁で秋に最もよく見かけるアザミだそうです。(2012年9月14日撮影)。☆タイアザミの特徴は、花が横や下を向いており、総苞片が反り返っているのが特徴です。タイアザミ(大薊)の名は、文字通り大きい薊です。関東地方に多いので、別名はトネアザミ。(2012年9月14日撮影)。◎マアザミ(キク科アザミ属)☆マアザミです。本州・四国・九州の湿地に生える多年草で、箱根湿生花園の掲示板で名前を知りました。マアザミ(真薊)の名は、若い葉を食用にする真の薊(?)という意味だそうです。(2012年9月14日撮影)。☆別名のキセルアザミの名は、直立した茎の先端に下向きに花を付けるのが特徴で、その形から煙草を吸う煙管(キセル)に見立てて、名前が付いたそうです。◎タムラソウ(キク科タムラソウ属)☆タムラソウは、本州・四国・九州の山地の草原に生える多年草です。花はアザミに似ていますが、葉に棘がないので区別しやすいと思います。箱根湿生花園の掲示板で確認しました。(2012年9月14日撮影)。☆茎が枝分かれして花が付いている形や、総苞片が棘にならないのも特徴的です。タムラソウ(田村草)の名は、由来がはっきりしないそうです。(2012年9月14日撮影)。
2012.11.27
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☆写真整理と自然観察の振り返り(その21)は、ナデシコ科の植物です。◎カワラナデシコ(ナデシコ科ナデシコ属) ☆カワラナデシコは、本州以西に分布する多年草です。別名は、ナデシコ、ヤマトナデシコです。秋の七草の一つです。☆カワラナデシコ(河原撫子)の名は、河原に咲くことと、慎ましやかな雰囲気や花が小さく可愛らしいことなどから「撫でし子」になったとのこと。(2012年6月18日撮影)。☆淡紅色が一般的ですが、白花もあります。(2012年6月17日撮影)。◎ミドリハコベ(ナデシコ科ハコベ属) ☆ミドリハコベは、コハコベに比べると大きさが大きめで、全体が明るい緑色をしています。(2012年3月13日撮影)。☆ミドリハコベ(緑繁縷)の名は、茎が緑色のハコベから。(2012年3月13日撮影)。◎コハコベ(ナデシコ科ハコベ属) ☆コハコベは、ウォーキングコースで春を告げる野草の一つです。5枚の花びらが、根元で深く亀裂して10枚に見えます(2010年4月10日撮影)。☆一般的に「ハコベ」と言われるのは、このコハコベで、春の七草の一つ。雌しべの花柱は3本で、3本から5本の雄しべが見えます。(2012年4月18日撮影)。◎ノミノツヅリ(ナデシコ科ノミノツヅリ属) ☆ノミノツヅリは、名前の通り目立たない小さな野草で、花びらが5枚に見えたので気づきました。(2012年4月18日撮影)。☆ノミノツヅリ(蚤の綴り)の名は、「綴り」とは粗末な着物のことで、小さな葉をノミの衣服に例えたもの。白い5枚の花びら、花びらよりやや長く先がとがった萼片、雌しべの3本の花柱が確認できます。(2012年4月18日撮影)。◎オランダミミナグサ(ナデシコ科ミミナグサ属) ☆オランダミミナグサは、ヨーロッパ原産の帰化植物で、明治時代の終わりごろに渡来し、畑や道端に生えています。花は閉じていて開いていることが少なく、日中の限られた時間だけ開きます。(2012年4月18日撮影)。☆オランダミミナグサ(和蘭耳菜草)の名は、外国産のものの意味で「オランダ」が付き、「耳菜草」は葉が茎に向かい合ってついているのがネズミの耳に似ていることから。5枚の花びらは先端にのみ切れ目が入っており、10本の雄しべ、5裂する柱頭を確認できます。(2012年4月25日撮影)。◎ムシトリナデシコ(ナデシコ科マンテマ属) ☆ムシトリナデシコは、ヨーロッパ原産で、江戸時代に観賞用として移入されたものが野生化した帰化植物です。ムシトリナデシコ(虫取り撫子)の名は、茎上部の葉の下に粘液を分泌する部分が帯状にあり、ここに虫が付着して捕らえられることがあることから。(2012年5月20日撮影)。☆花びらは平らに開いて先は浅く裂け、花びらの付け根に2つずつの鱗片があって花の真ん中の飾りのように見え、数本の雄しべ、3つに裂ける花柱を確認できます。(2012年5月20日撮影)。◎マツヨイセンノウ(ナデシコ科マンテマ属)☆洞爺湖畔の道端で初めて出合った北アメリカ原産の帰化植物、マツヨイセンノウです。明治年間に観賞用に渡来したものが、全国に帰化しているそうです。(2012年10月6日撮影)。☆マツヨイセンノウ(待宵仙翁)の名は、マツヨイグサのように夕方に花を開き朝には閉じること、花の形がセンノウやフシグロセンノウに似ていることから。マツヨイセンノウは、雌雄異株です。この花は、萼の部分がふくらんでいるので雌花のようです。(2012年10月6日撮影)。◎フシグロセンノウ(ナデシコ科センノウ属)☆フシグロセンノウは、本州から九州の山地に生える多年草です。(2012年9月14日撮影)。☆フシグロセンノウ(節黒仙翁)の名は、節が太くて黒いセンノウから。
2012.11.26
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☆自然観察は続いていますが、自然や季節の変化を紹介するものが次第に少なくなってきていますので、写真の整理やこれまでの自然観察を振り返るために、随時まとめを掲載するようにしています。☆写真整理と自然観察の振り返り(その20)は、マメ科とナデシコ科のツメクサです。☆写真は全て楽天写真館から掲載していますので、クリックすると鮮明な画像になります。◎シロツメクサ(マメ科シャジクソウ属) ☆シロツメクサは、ヨーロッパ・北アメリカ原産の帰化植物です。四葉のクローバーが、珍重されます。(2010年6月6日撮影)。☆シロツメクサ(白詰草)の名は、これを乾燥したものが、江戸時代にオランダから長崎に輸入されるガラス製品の梱包材として使われたので、白い「詰草」と名付けられました。(2012年5月14日撮影)。◎アカツメクサ(マメ科シャジクソウ属) ☆アカツメクサは、ヨーロッパ原産で、牧草として輸入されたものが各地で野生化している帰化植物です。(2012年5月17日撮影)。☆アカツメクサ(赤詰草)の名は、同じマメ科シャジクソウ属のシロツメクサに対して赤いツメクサ。(2012年5月17日撮影)。◎クロバツメクサ(マメ科シャジクソウ属) ☆クロバツメクサ(クロツメクサ)は、シロツメクサの変異種(突然変異)で、葉の色が黒いのが最大の特徴で、普通のシロツメクサに比べ四つ葉・五つ葉が多く、その比率は、なんと70%にもなるそうです。(2012年5月31日撮影)。☆和名はクロバツメクサ(黒葉詰草)、クロツメクサ(黒詰草)で、流通名はクロバ(黒葉)クローバー、四つ葉のクローバーだそうです。四つ葉のクローバーは、突然変異で生まれる偶然の産物です。植物には栄養繁殖という方法で株を増やす栽培法があり、株分けの方法を使えば四つ葉のクローバーを見つけてきて増やすことができるとのことです。(2012年5月31日撮影)。◎コメツブツメクサ(マメ科シャジクソウ属) ☆コメツブツメクサは、6月に芝生の中で一斉に咲き始めます。コメツブツメクサは、ヨーロッパ原産の帰化植物です。(2012年6月4日撮影)。☆コメツブツメクサ(米粒詰草)の名は、シロツメクサに似て小さいことから。(2012年6月4日撮影)。☆「ツメクサ」という名がついている植物は、ナデシコ科にもあります。こちらは、梱包材に由来する「詰草」ではなく、葉の形に由来する「爪草」です。◎ツメクサ(ナデシコ科ツメクサ属) ☆ツメクサは、道端にごく普通にみられる雑草です。繁殖力が強く、子どもの頃、道端でよく見かけたおなじみの雑草です。(2012年5月21日撮影)。☆ツメクサ(爪草)の名は、葉が鳥の爪のような形をしていることから。(2012年5月21日撮影)。◎イワツメクサ(ナデシコ科ハコベ属)☆イワツメクサは、2008年夏、室堂平で見かけました。イワツメクサは、本州中部の高山に自生します。(2008年8月12日撮影)。☆イワツメクサ(岩爪草)の名は、ツメクサと同じように葉は線形で先端はとがって艶(つや)があり、岩の間に生えるツメクサに由来します。別名は、オオバツメクサ(大葉爪草)。花びらは5枚ですが、ハコベ属の他の種と同じように深い切れ込みがあるので10枚に見えます。
2012.11.25
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☆自然観察は続いていますが、自然や季節の変化を紹介するものが次第に少なくなってきていますので、写真の整理やこれまでの自然観察を振り返るために、随時まとめを掲載するようにしています。☆写真整理と自然観察の振り返り(その19)は、アカバナ科マツヨイグサ属の植物です。☆写真は全て楽天写真館から掲載していますので、クリックすると鮮明な画像になります。◎アカバナユウゲショウ(アカバナ科マツヨイグサ属)☆アカバナユウゲショウは、5月から咲き始め、11月頃まで咲いています。アカバナユウゲショウは、南米から北米南部原産で、明治時代に鑑賞用として移入されたものが野生化したもので、関東地方以西で道端や空き地などで良く見かける帰化植物です。(2012年5月17日撮影)。☆アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)の名は、午後遅くに咲く艶っぽい色の花に由来するそうですが、この写真は朝10時10分に撮影したものです。鑑賞用として移入されたことが納得できる美しい花です。(2012年5月17日撮影)。◎ヒルザキツキミソウ(アカバナ科マツヨイグサ属)☆ヒルザキツキミソウも、5月頃から咲き始めます。北米原産の帰化植物で、観賞用として輸入・栽培されていたものが野生化しており、ウォーキングコースのどこでも見かけます。(2012年6月1日撮影)。☆花は、アカバナ科マツヨイグサ属の特徴がよくわかり、アカバナユウゲショウの花によく似ています。(2012年6月1日撮影)。◎コマツヨイグサ(アカバナ科マツヨイグサ属)☆コマツヨイグサは、北アメリカ原産で、1910年代に確認された帰化植物です。(2012年6月4日撮影)。☆コマツヨイグサ(小待宵草)の名は、小型のマツヨイグサから。「待宵草」は、宵を待って花が咲くことから。(2012年6月4日撮影)。◎オオマツヨイグサ(アカバナ科マツヨイグサ属)☆オオマツヨイグサは、北アメリカ原産で、世界の温帯地域で観賞用に栽培されたものが野生化した帰化植物です。日本には、明治初年に入ったということです。(2012年6月14日撮影)。☆花びら4枚、雄しべ8本、雌しべの柱頭先端は4裂すると図鑑には書いてありますが、写真は雌しべの柱頭先端が6裂しており、同じ個体の他の花の雌しべも6裂していました。突然変異なのでしょうか。(2012年6月14日撮影)。☆他の場所で見たオオマツヨイグサの雌しべの柱頭先端は、4裂でした。(2012年6月13日撮影)。☆オオマツヨイグサ(大待宵草)の名は、マツヨイグサの仲間で大きな花が咲くことから。裏磐梯で見たオオマツヨイグサの雌しべの柱頭先端も、4裂でした。(2012年8月21日撮影)。◎メマツヨイグサ(アカバナ科マツヨイグサ属)☆ウォーキングコースに面している広大な空き地に、メマツヨイグサが咲いていました。大掛かりな開発工事が進んでおり、今年限りです(2012年7月21日撮影)。☆メマツヨイグサは、北アメリカ原産で、明治時代後期に渡来したアカバナ科マツヨイグサ属の帰化植物です。雄しべが8本、雌しべは先端が4裂しているということですが、この写真では花全体の大きさに比べて雌しべの先端が随分大きく感じます。細胞分裂する時に、染色体に異常分裂が起きて変異が起きやすいそうですが。(2012年7月21日撮影)。☆メマツヨイグサの名は、オオマツヨイグサに似ているが、花の大きさが小さいことから付けられたそうです。
2012.11.24
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☆写真整理と自然観察の振り返り(その18)は、マメ科の蔓性植物です。☆写真は全て楽天写真館から掲載していますので、クリックすると鮮明な画像になります。☆この日記に関しては、「クサフジの仲間」が参考になります。http://www.plantsindex.com/plantsindex/html/group/gp_vicia_cracca.htm◎ナンテンハギ(マメ科ソラマメ属)☆ナンテンハギは、ウォーキングコースで5月下旬から11月まで見かけます。北海道から九州に分布し草原や林縁など比較的日当たりのよい場所に生える多年草です。(2012年7月1日撮影)。☆ナンテンハギの花がいっせいに咲くのは、10月中旬です。(2012年10月15日撮影)。☆ナンテンハギ(南天萩)の名は、葉の形がナンテンに似て、花の形がハギに似ていることから。(2012年10月13日撮影)。◎ナヨクサフジ(マメ科ソラマメ属)☆6月初め、畑にナヨクサフジがいっせいに咲き始めました。ナヨクサフジは、ヨーロッパ原産で、飼料や緑肥として栽培されている帰化植物です。(2012年6月4日撮影)。☆ナヨクサフジ(弱草藤)の名は、弱くなよなよした草藤という意味。マメ科ソラマメ属の中では、花の筒部が長いのが特徴です。(2012年6月4日撮影)。◎クサフジ(マメ科ソラマメ属)☆裏磐梯の道端で、クサフジを見かけました。クサフジは、北海道・本州・九州の日当たりの良い場所に生える多年草です。(2012年8月21日撮影)。☆クサフジ(草藤)の名は、藤のような花が咲く草本植物であることから付けられたそうです。青紫の花の色が、鮮やかです。(2012年8月21日撮影)。◎ツルフジバカマ(マメ科ソラマメ属)☆ツルフジバカマは、箱根で見つけました。ナンテンハギに似た花ですが、花や葉の形からツルフジバカマと判断しました。ツルフジバカマは、北海道から九州の山野に生えるマメ科ソラマメ属の多年草です。(2012年9月14日撮影)。☆ツルフジバカマ(蔓藤袴)の名は、紫色の花がフジバカマに似ているからという説や花がフジに似ているから付けられた説などがあるようですが定かではありません。美しい花です。(2012年9月14日撮影)。◎ヤブマメ(マメ科ヤブマメ属)☆ヤブマメは、箱根湿生花園で初めて出合いました。ヤブマメは、本州から九州の日当たりの良いところや日陰にも生える蔓性1年草です。(2012年9月14日撮影)。☆ヤブマメ(藪豆)の名は、文字通り草薮に生える豆に由来するそうです。ウォーキングコースでも見つけることができました。(2012年9月30日撮影)。☆マメ科ソラマメ属では、畑や道ばたの雑草として、カラスノエンドウやスズメノエンドウを見かけます。◎カラスノエンドウ(マメ科ソラマメ属)☆カラスノエンドウは、4月中旬に一斉に咲きだします。最近、団地周辺で、芝生の中などに急速に広がっています。原産地はオリエントから地中海で、本州から沖縄に分布し、空き地・畑・道端など、いたるところに自生しています。(2012年4月18日撮影)。☆カラスノエンドウ(烏野豌豆)の名は、マメが熟すと黒くなるのでカラスの名がつきました。(2012年4月18日撮影)。◎スズメノエンドウ(マメ科ソラマメ属)☆スズメノエンドウは、5月に見かけました。スズメノエンドウは、本州から沖縄に分布し、道端や野原に生える雑草です。(2012年5月21日撮影)。☆スズメノエンドウ(雀野豌豆)の名は、カラスノエンドウより小さいので、カラス(烏)に対してスズメ(雀)の名を付けたとのこと。(2012年5月21日撮影)。
2012.11.23
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☆自然観察は続いていますが、自然や季節の変化を紹介するものが次第に少なくなってきていますので、写真の整理やこれまでの自然観察を振り返るために、随時まとめを掲載するようにしています。☆写真整理と自然観察の振り返り(その17)は、モクレン科モクレン属の樹木です。☆写真は全て楽天写真館から掲載していますので、クリックすると鮮明な画像になります。◎コブシ(モクレン科モクレン属)☆コブシは、毎年4月初めに白い花が咲き、目を楽しませてくれます。立川市の花です。(2012年4月7日撮影)。☆コブシは、花びらが6枚で3個の小さい萼片があり、花の下に1個の若芽が付くのが特徴です。 (2012年4月7日撮影)。☆コブシ(辛夷)の名は、実が握りこぶしのようなつぶつぶがあることからコブシになったという説があります。「辛夷」という漢字を当てて「コブシ」と読みますが、中国ではこの言葉は木蓮を指すそうです。昭和記念公園のコブシ。(2012年4月7日撮影)。☆西武立川駅の窓に表示された「立川市の花『こぶし』」。(2012年11月16日撮影)。☆これが、コブシの実です。緑色から次第にピンク色に変わり、秋には中から鮮やかな赤い種が顔を出してきます。(2012年8月19日撮影)。◎ハクモクレン(モクレン科モクレン属)☆コブシと同じく4月初めに咲くハクモクレン。高さ15メートルにもなる落葉高木です。コブシやモクレンと違って、ハクモクレンは萼片が花弁と同じ形になり、たくさんの花びらのように見えます。白く大きい花が、春の青空に映えます。(2012年4月7日撮影)。☆つぼみは、太陽の光を受け南側が膨らみ北側に先端が北向きになるので、「磁石の木」と言われるそうです。花びらも、同じように先端が北向きになり、写真の手前が南側で奥が北側です。(2012年4月7日撮影)。◎モクレン(モクレン科モクレン属)☆団地内で咲き始めたモクレン。つぼみも花も、南側が膨らみ先端が北向きになって、南向きにそり返っているように見えます。(2012年4月15日撮影)。☆花が南向きにそり返っているように見える(上下の写真の左側が南で右側が北)モクレン。モクレン(木蓮)の名は、漢名で花が蓮の花に似ていることに由来するそうです。ハクモクレンは高さ15メートルにもなりますが、モクレンは高さ3~5メートルの落葉低木です。花が紫色なので、シモクレン(紫木蓮)とも言われます。(2012年4月15日撮影)。☆ウォーキングコースの民家の庭で咲くモクレン。花の形や色から考えると、モクレンとハクモクレンの雑種なのかも知れません。(2012年4月7日撮影)。◎夏咲モクレン(モクレン科モクレン属)☆ウォーキングコースで、夏咲モクレンを見かけました。春の花だと思っていました。花も葉も、確かにモクレンです。念のため調べたところ、数は少ないですが夏にも花を咲かせることがあるようです。(2012年7月7日撮影)。☆つぼみも次々と出てきています。(2012年7月7日撮影)。◎ホオノキ(モクレン科モクレン属)☆昭和記念公園で、トチノキよりさらに葉が大きいホオノキを見かけました。 (2012年10月21日撮影)。☆赤く熟した実です。これは、袋果がたくさん集まった集合果です。実が熟すと袋果が裂け、2個の赤い種子を白い糸で吊り下げるそうです。赤い種子を白い糸で吊り下げるのは、コブシなどと同じです。(2012年10月21日撮影)。
2012.11.22
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☆写真整理と自然観察の振り返り(その16)は、キンポウゲ科の植物(その3、最終回)です。◎セリバヒエンソウ(キンポウゲ科ヒエンソウ属) ☆5月、都立武蔵国分寺公園に行きました。林の中を歩いていると、セリバヒエンソウが一面に咲いていました。奥多摩の鳩ノ巣で見かけて以来、数年ぶりの出会いでした。(2012年5月13日撮影)。☆セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)の名は、葉が羽状に切れ込んで芹の葉に似ていること、そして花の形が燕の飛ぶ姿に似ていることから。☆花の構造について、「萼片は5個で花弁状、最上部の萼片には長さ約1cmの距がある。花弁は2対あり、上側の1対は白色で斜上する長い距を持ち、開花期には多量の蜜を分泌する。下側の1対(退化雄しべ)はスミレ色で、長い爪を持つ広卵形の舷部があり、蜜標として機能する。」(『日本の帰化植物』)と書いてありました。この写真で、わかるでしょうか。(2012年5月13日撮影)。◎ヒエンソウ(キンポウゲ科ヒエンソウ属) ☆ウォーキングコースにある民家の庭に、ヒエンソウが咲いていました。(2012年6月1日撮影)。☆やはり、ヒエンソウ(飛燕草)という名前通りの花の形です。(2012年6月1日撮影)。◎センニンソウ(キンポウゲ科センニンソウ属) ☆ウォーキングコース(玉川上水)で、今年一番目立ったのは、何といってもセンニンソウです。(2012年8月30日撮影)。☆8月から10月まで、途切れることなく次々と花を咲かせていました。(2012年8月30日撮影)。☆センニンソウ(仙人草)の名は、実の先端に羽毛状の白い毛があり、これを仙人のヒゲに見立てて名付けられたそうですが、本当にその通りだと思いました。昨年までは、実には気づきませんでした。(2012年10月28日撮影)。◎イヌショウマ(キンポウゲ科サラシナショウマ属) ☆イヌショウマは、箱根湿生花園で初めて出合いました。つぼみは紅梅色で、つぼみが開くと萼と花弁は落ちてしまい、白い雄しべだけが目立ちます。(2012年9月14日撮影)。☆よく見ると、上と下の花の中央に雌しべが1本見えます。イヌショウマ(犬升麻)の名は、サラシナショウマは漢方薬や若菜が食用になるのに対して、イヌショウマは薬用にも食用にもならないのでつけられた名前だそうです。サラシナショウマの由来は、後で紹介します。(2012年9月14日撮影)。◎サラシナショウマ(キンポウゲ科サラシナショウマ属) ☆サラシナショウマは、箱根湿生花園で通路から遠くに咲いていたので、花の特徴ははっきりしません。両性花と雌しべがない雄花があるということなので、来年注意して観察したいと思います。(2012年9月14日撮影)。☆サラシナショウマ(晒菜升麻)の名は、根茎を天日で干したものを生薬で「升麻」といい、サラシナ(晒菜)は若菜を茹でて水に晒して山菜として食用にしたことに由来するそうです。◎ヤマトリカブト(キンポウゲ科トリカブト属) ☆箱根湿生花園で見たヤマトリカブトです。しろうと自然科学者は、トリカブトの種別などできませんが、箱根湿生花園の丁寧な掲示物のおかげです。(2012年9月14日撮影)。☆青紫の花は5枚の萼片で、上の萼片はカブト形でもっとも大きく、左右の2枚の萼片は丸い形、下の2枚の萼片は細長い形です。本当の花びらは、カブトの中にある2枚の細いひもみたいなものだそうですが、確認できません。ヤマトリカブト(山鳥兜)の名は、花が古来の衣装の鳥兜・烏帽子に似ていることから名付けられたそうです。(2012年9月14日撮影)。◎アキカラマツ(キンポウゲ科カラマツソウ属) ☆ウォーキングコースで、アキカラマツを見かけました。最初、名前がなかなかわからず、秋の山野草の図鑑を順に眺めているうちに、アキカラマツとわかりました。自然観察で、名前がわからない植物を図鑑で探しまわり、見つけて名前がわかった時の嬉しさは何とも言えません。(2012年9月21日撮影)。☆花弁はなく、花びら状の萼片が早く落ちてしまうそうですが、薄緑色の萼片、長い10~16個ある雄しべ、2~4個ある薄緑色で柱頭が白い雌しべが見えます。☆アキカラマツ(秋落葉松)の名は、秋に咲くカラマツソウで、カラマツソウ(落葉松草)の名は花が落葉松の葉の付き方に似ていることから。☆キンポウゲ科の植物は、これで終わりです。
2012.11.21
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☆写真整理と自然観察の振り返り(その15)は、キンポウゲ科の植物(その2)です。◎フクジュソウ(キンポウゲ科フクジュソウ属) ☆庭のフクジュソウは、数年前に買ったものですが、枯れることもなく毎年咲いています。根が深い植物なので、地植えが良いようです。(2009年2月22日撮影)。☆フクジュソウ(福寿草)の名は、新春を祝うおめでたい幸福と長寿を表す「福寿」に由来するそうです。元日草や朔日草という別名もあります。今年は2月末に雪が降り、雪の中のフクジュソウになりました。(2012年2月29日撮影)。☆フクジュソウの実です。富良野では、花が終わり、実になっていました。(2012年5月7日撮影)。◎クリスマスローズ(キンポウゲ科クリスマスローズ属) ☆クリスマスローズは、庭で4月初めから花を咲かせます。キンポウゲ科ですから、花びらのように見えるのは萼片で、花弁(花びら)のようにすぐ散ることがなく、花のように長く鑑賞することができるのが特徴です。(2012年4月8日撮影)。☆クリスマスローズの名は、クリスマスの頃に白いバラのような花を咲かせることに由来するそうです。なお、本来のクリスマスローズは原種の一つである「ヘレボルス・ニゲル」という品種だけで、他のものは春の2月下旬から4月に咲く「レンテンローズ」という品種で、これも、クリスマスローズの品名で流通しているとのこと。(2012年4月8日撮影)。◎ウマノアシガタ(キンポウゲ科キンポウゲ属) ☆ウォーキングコースで、4月中旬から5月にかけてウマノアシガタをみかけます。(2012年5月12日撮影)。☆ウマノアシガタ(馬の足形)の名は、根生葉を馬の蹄に見立てたと言われていますが、葉の形は実際には似ていないので、個々の葉ではなくロゼットの形状を指すという説や、「鳥の足形」が誤って「馬の足形」と伝わったという説もあります。花びら1枚の形が、馬の蹄に似ているのではないかという見解もあるようです。(2012年5月12日撮影)。◎キツネノボタン(キンポウゲ科キンポウゲ属) ☆キツネノボタンは、5月中旬からウォーキングコースで見かけます。ウマノアシガタと同じキンポウゲ属の植物です。(2010年5月16日撮影)。☆キツネノボタン(狐の牡丹)の名は、狐が棲むような野原に生え、葉が牡丹に似ていることからとする説がありますが、異論もあります。「キツネ」の名がつく植物は、有毒で味がきつく食べられないものが多いので、「きつい」の「きつ」と考えられる(以上「語源由来辞典」)そうです。(2012年5月20日撮影)。◎エゾノリュウキンカ(キンポウゲ属) ☆エゾノリュウキンカは、北海道の春を代表する山野草の一つです。今年の北海道の旅では、あちこちで見かけました。旭川市郊外の嵐山公園にある北邦野草園のエゾノリュウキンカ。(2012年4月30日撮影)。☆エゾノリュウキンカ(蝦夷立金花)の名は、蝦夷(北海道)に咲き、茎が立ち上がり黄金色の花を付けることに由来します。葉の形がフキに似ているので、「ヤチブキ」と呼ばれ、おひたしなど食用になり、子どものころに食べた記憶があります。(2012年4月30日撮影)。◎シナノキンバイ(キンポウゲ科キンバイソウ属)☆シナノキンバイは、2008年夏、立山の室堂平で見かけました。(2008年8月12日撮影)。☆シナノキンバイ(信濃金梅)の名は、「信濃」は地名、キンバイ属の「金梅」は黄色い梅に似た花に由来するそうです。鮮やかな黄色の花びらのように見えるのは、やはり萼片です。☆室堂平の夏は、たくさんの高山植物に出合え、また訪ねてみたいところです。室堂から撮影した立山雄山(左)と浄土山(右)です。(2008年8月12日撮影)。
2012.11.20
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☆写真整理と自然観察の振り返り(その14)は、キンポウゲ科の植物(その1) イチリンソウ属(学名はAnemone)です。☆キンポウゲ科の植物は、萼と花弁の両方があるものもありますが、花弁が退化し萼が花弁状になったものもあります。イチリンソウ属では、花びらのように見えるのは萼が花弁状になったものです。◎ニリンソウ(キンポウゲ科イチリンソウ属) ☆ニリンソウはウォーキングコースで4月中旬に咲き始める春を代表する花です。(2012年4月12日撮影)。☆ニリンソウ(二輪草)の名は、一本の茎に二つの花を咲かせることに由来しますが、実際には花数は一輪や三輪の時もあります。なお、イチリンソウ(一輪草)は葉が羽状に深く裂けており、サンリンソウ(三輪草)はニリンソウにはない葉柄があるので、区別できるそうです。旭川市の男山自然公園で見かけたニリンソウ。(2012年5月6日撮影)。☆北海道各地で、花が緑色のミドリニリンソウが観察されているようです。花びらのように見えるのは萼ですので、突然変異で本来の萼に戻ったものなのでしょうか。◎アズマイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属) ☆アズマイチゲは、2年前に網走湖畔で見かけたことがありましたが、今年は旭川市の男山自然公園で見かけました。アズマイチゲは、葉の先が3小葉に分かれており、先が丸くなっているのが特徴です。(2012年5月6日撮影)。☆アズマイチゲ(東一華)の名は、「東」は関東、「一華」は花が茎の先に1個だけ咲く一輪草を意味しており、関東に咲く一輪草に由来しますが、日本全国に分布しています。(2012年5月6日撮影)。◎エゾイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属) ☆エゾイチゲは、旭川市の北邦野草園で初めて見ることができました。(2012年4月30日撮影)。☆エゾイチゲ(蝦夷一華)の名は、「蝦夷」は北海道、「一華」は花が茎の先に1個だけ咲く一輪草を意味しており、北海道に咲く一輪草に由来します。コンパクトデジタルカメラで、手持ちでしたので、ピントが合っていないのが残念です。(2012年4月30日撮影)。◎キクザキイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属) ☆キクザキイチゲは、旭川市の男山自然公園で初めて見ることができました。花の形はアズマイチゲに似ていますが、キクザキイチゲは葉の形が菊に似ており深い切れ込みがあります。(2012年5月6日撮影)。☆キクザキイチゲ(菊咲一華)は、菊のような花を咲かせる一輪草(一華)を意味します。(2012年5月6日撮影)。◎シュウメイギク(キンポウゲ科イチリンソウ属)☆シュウメイギク(秋明菊)は、名前の通り秋を告げる花です。(2009年10月4日撮影)。☆花が白や薄ピンク色で萼片が少ない品種は、交配などによって作られてきたものだそうです。(2009年10月4日撮影)。☆八重咲きのシュウメイギクは、赤紫の多数の花弁状の萼片があり、「菊に似たような花を咲かせる」という名前の由来が納得できます。(2012年10月28日撮影)。
2012.11.19
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昨日に続き、土肥温泉です。日記は夜に投稿します。
2012.11.19
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☆写真整理と自然観察の振り返り(その13)は、ミズキ科の樹木です。◎アオキ(ミズキ科アオキ属)☆アオキは、ウォーキングコース(玉川上水)でよく見かける常緑低木です。4月につぼみが膨らみ、花を咲かせます。つぼみが膨らみ始めたアオキ。(2010年4月3日撮影)。☆アオキ(青木)の名は、文字通り幹・枝・葉が一年中青々としていることに由来します。日本固有の種で、学名Aucuba Japonica(アウクーバ ジャポニカ)は青木葉(アオキバ)がそのままそのまま使用されたものです。雌雄異株で、これは褐色の花弁4枚と雄しべ4本の雄花のようです。(2010年4月3日撮影)。☆実は秋ごろから熟して赤く美しい実になり、5月頃まで付いています。気仙沼大島で見かけたアオキの実。(2010年3月21日撮影)。◎サンシュユ(ミズキ科ミズキ属)☆サンシュユは、2月末から3月まで、黄色い花を咲かせます。(2012年3月20日撮影)。☆サンシュユ(山茱萸)の名は、グミ(茱萸)のような赤い実をつけることから山茱萸(ヤマグミ)とされたもので、「サンシュユ」は漢名の山茱萸を音読みしたもの。花弁4枚、雄しべ4本ですが、写真では確認できません。(2010年2月28日撮影)。◎ハナミズキ(ミズキ科ミズキ属)☆ハナミズキは、4月中旬から5月にかけて、花を咲かせます。(2012年4月23日撮影)。☆白花が多いですが、赤花も見かけます。(2012年4月23日撮影)。☆ハナミズキ(花水木)の名は、花が目立つミズキに由来します。ハナミズキは、4月の花、5月の新緑、10月からの赤い実と、年に三度も眼を楽しませてくれます。(2012年10月15日撮影)。◎ヤマボウシ(ミズキ科ミズキ属)☆ヤマボウシは、5月下旬から6月上旬に花を咲かせます。(2012年6月5日撮影)。☆ヤマボウシ(山法師、山帽子)の名は、頭状花序を僧兵の頭に白い総包片を頭巾に見立てて、白い頭巾をかぶった山法師を連想することから。白い4枚の花びらに見えるのは、総苞片です。(2012年5月29日撮影)。☆頭状花序の花が開いていました。薄緑色の花びら4枚、4本の雄しべ、真ん中の雄しべが、確認できます。(2012年5月29日撮影)。◎ミズキ(ミズキ科ミズキ属)☆5月初めに、ミズキの花が咲きます。(2011年5月4日撮影)。☆ミズキ(水木)の名は、早春に枝を切ると樹液がしたたり落ちることに由来しているそうです。花びらが4枚、雄しべが4本は、ヤマボウシや次に紹介するクマノミズキと共通ですが、花びらが後ろにそり返っていません。(2011年5月4日撮影)。◎クマノミズキ(ミズキ科ミズキ属)☆6月中旬に花を咲かせるのは、クマノミズキです。(2012年6月19日撮影)。☆クマノミズキ(熊野水木)の名は、三重県熊野地方に産するミズキに由来し、西日本に広く分布しています。ミズキの葉は互生ですがクマノミズキの葉は対生で、開いた花びらが後ろにそり返っています。(2012年6月19日撮影)。◎ハンカチノキ(ミズキ科ハンカチノキ属)☆4月末から5月上旬には、ハンカチノキが花を咲かせます。白く垂れ下がって見えるのは2枚の苞葉(総苞)です。花は、ハナミズキのような頭状花序です。(2011年4月29日撮影)。☆ハンカチノキの名は、文字通りハンカチをつるしたような花の形から。今年は北海道の旅に出かけていたので、戻ってきた時には残り僅かでした。
2012.11.18
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今日から勤務していた会社のOB会の旅行です。朝メンテナンス中だったので、日記は明日夜にアップします。
2012.11.18
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☆自然観察は続いていますが、自然や季節の変化を紹介するものが次第に少なくなってきていますので、写真の整理やこれまでの自然観察を振り返るために、随時まとめを掲載するようにしています。☆写真は全て楽天写真館から掲載していますので、クリックすると鮮明な画像になります。☆写真整理と自然観察の振り返り(その12)は、サトイモ科の植物です。☆サトイモ科の植物は、ミズバショウ・ザゼンソウ・ウラシマソウや園芸種のカラー・オオベニウチワなど、苞が単純な葉の形ではなく、花の穂を包むような形になって目立ちます。苞(ほう)とは、花や花序の基部にあって、つぼみを包んでいた葉のことです。◎ミミガタテンナンショウ(サトイモ科テンナンショウ属) ☆ミミガタテンナンショウは、毎年同じ時期に、ウォーキングコースの同じ場所で咲いています。(2011年4月2日撮影)。☆ミミガタテンナンショウ(耳型天南星)の名は、仏炎苞の口辺部が耳朶(みみたぶ)のように張り出していることと、「天南星」は中国で夜空に広がる星のことで葉が広がる形に由来するとのこと。(2012年4月1日撮影)。◎ウラシマソウ(サトイモ科テンナンショウ属)☆ウラシマソウは、ウォーキングコースで、今年初めて見つけました。肉穂花序の先端の付属体が、釣り糸状に長く伸びているのが見えます。(2012年4月19日撮影)。☆この植物を浦島太郎の釣竿の釣り糸に見立てて、「ウラシマソウ(浦島草)」と名付けた人の気持ちがわかります。(2012年4月19日撮影)。◎オオベニウチワ(サトイモ科アンスリウム属) ☆オオベニウチワは、今年3月に東伊豆の熱川バナナワニ園で見かけました。(2012年3月14日撮影)。☆オオベニウチワ(大紅団扇)の名は、仏炎苞が大きな紅い団扇のような形なので名付けられたと思われます。多くの園芸品種があり、仏苞炎の色は、赤、ピンク、白などがあるそうです。(2012年3月14日撮影)。◎ミズバショウ(サトイモ科ミズバショウ属)☆3月末、近くの武蔵村山市立「野山北公園」の小学生実習用水田の脇で、ミズバショウが咲いていました。これは、自生でなく人工的に育てているものです。(2012年3月31日撮影)。☆次にミズバショウを見かけたのは、旭川市郊外の嵐山公園にある北邦野草園でした。(2012年4月30日撮影)。☆網走湖畔のミズバショウ大群落は、葉が長く伸び始めてきていましたが、まだ見頃でした。(2012年5月3日撮影)。☆2年前の網走湖畔のミズバショウ大群落です。この年は、雪が残り春の訪れが遅れていたため、ミズバショウが一番の見頃でした。(2012年5月5日撮影)。☆ミズバショウ(水芭蕉)の名は、花が終わったあとの葉が大きくなり(長さ80センチメートル・幅30 センチメートル)、沖縄で芭蕉布に利用されるバショウ(芭蕉)という植物の葉に似ていることと、水辺に自生していることに由来するとのこと。◎ザゼンソウ(サトイモ科ザゼンソウ属) ☆旭川市の男山自然公園で、ハナショウブに似た大きな葉があると思って、付け根を見ると、ザゼンソウでした。(2012年5月6日撮影)。☆ザゼンソウ(座禅草)の名は、花の形が黒頭巾をかぶったお坊さんが座禅を組んでいるような姿から。(2012年5月6日撮影)。☆足元を注意して見ていたので、今年初めてザゼンソウに出合うことができました。(2012年5月6日撮影)。
2012.11.17
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☆写真は全て楽天写真館から掲載していますので、クリックすると鮮明な画像になります。◎黄色い実を付けている蔓性の植物(ツルウメモドキ)☆「黄色い実が付いている名前がわからない蔓性植物。名前がわかる方のコメントをお願いします。」と掲載しました。☆ブログを見た方からのコメントで、ツルウメモドキの実とわかりました。もう少ししたら、黄色い皮が割れて赤い実が出てくることでしょう。☆ウォーキングコース(玉川上水)で、今月初めから、黄色い実を付けている蔓性の植物を見かけています。☆高さ5~6メートル以上もあるような木から、垂れ下がっており、葉や実の形もはっきりしています。☆大きさ5ミリメートル程度の黄色い実が、たくさんついています。☆実の先端に、棘のようなものが見えますが、雌しべなのでしょうか。☆植物図鑑、樹木図鑑、インターネットでも調べましたが、現時点では種名がわかっていません。☆黄色い実が付いている名前がわからない蔓性植物。名前がわかる方のコメントをお願いします。◎しろうと自然科学者のウォーキングコース☆しろうと自然科学者のウォーキングコースは、玉川上水沿いのコースです。(1)西武拝島線の西武立川駅を起点に玉川上水駅まで歩いて引き返すコース、(2)西武立川駅を起点に拝島駅まで歩いて引き返すコース、この(1)と(2)を交互に繰り返しています。季節の変化を実感できる素晴らしいウォーキングコースです。☆玉川上水は、東京都水道局が管理しており、柵に囲まれているので、奥多摩や武蔵野の雑木林の自然がそのまま残されており、山野草をたくさん観察することができます。☆ウォーキングコース(玉川上水)の紅葉も、見頃になってきました。◎ケヤキの紅葉☆玉川上水駅前のケヤキです。☆ケヤキは、茶褐色に色づいていくものも多いのですが、このケヤキは鮮やかな黄色の紅葉です。◎サクラの紅葉☆サクラの紅葉が、急に目立つようになりました。☆品種はわかりませんが、このサクラの紅葉は鮮やかで見事です。◎ツタの紅葉☆昭和記念公園で見かけたほど鮮やかではありませんが、ウォーキングコースのツタも色づき始めました。☆もう少したてば、鮮やかな赤になるかも知れません。◎ドウダンツツジの紅葉☆ゴルフ練習場の道路脇のドウダンツツジです。今年見たドウダンツツジの紅葉の中では、一番の鮮やかさです。◎モミジの紅葉☆ウォーキングコースのモミジの紅葉は遅れていますが、それでも上から色づき始めました。
2012.11.16
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☆ウォーキングコースでは、新たな花や実が目立つようになりました。昨日の続きです。☆写真は全て楽天写真館から掲載していますので、クリックすると鮮明な画像になります。◎イシミカワ(タデ科イヌタデ属)の実☆ウォーキングで、いつもと違うコースを歩いていると、空き地の雑草の中に、見なれない青紫の実を見つけました。☆三角形の花の形や、茎に棘があることから、タデ科の植物ではないかと考え探してみました。タデ科イヌタデ属のイシミカワです。☆7月から10月に、他のタデ科イヌタデ属と同じ形の花を咲かせますが、花の後に萼が肉質となって果実を包み、藍色に変化するという特徴を持っています。☆花の時期には花びらのように見える萼が、実の時期には果実を包んで藍色になるというのは不思議です。イシミカワ(石実皮)の名前の由来は、よくわからないようです。初めて出合った不可思議な植物でした。◎サフラン(アヤメ科クロッカス属)の花☆ウォーキングコース(玉川上水)の柵の中で、サフランが咲き始めました。☆地中海沿岸原産で、江戸時代に日本に渡来したそうです。☆雌しべが香辛料として使用され、1グラム500円から1,000円するそうです。1グラムとは、いったい何本の雌しべなのでしょうか?!◎ツワブキ(キク科ツワブキ属)の花☆ツワブキは、昭和記念公園で、何度も見かけましたが、ウォーキングコースの日陰でも咲き始めました。◎ノブドウ(キレハノブドウ)( ブドウ科ノブドウ属)の実☆ウォーキングコースの大きなノブドウ(キレハノブドウ)の実は、しだいに色づいてきています。見つけた時から、1カ月近く立っています。☆実が鮮やかな青や紫色になってきました。◎ピラカンサス(バラ科トキワサンザシ属)の実☆ウォーキングコースの民家の塀で、ピラカンサスの実が鈴なりでした。◎プラタナス(スズカケノキ科スズカケノキ属)の実☆プラタナスの実を見かけました。プラタナスは、スズカケノキ属の総称だそうです。前回調べたところ、ウォーキングコースのこの木は、アメリカスズカケノキのようです。◎ホトケノザ(シソ科オドリコソウ属)の花☆ウォーキングの途中で畑を見たら、ホトケノザが咲き始めていました。春を告げる花と思っていたのですが、小晴日和の中で花を咲かせたのでしょうか。他の多くの植物たちも、春に向けて新芽を育て成長のエネルギーを体内に蓄えているのでしょう。◎うららかな春は きびしい冬のあとから来る 可愛い蕗のとうは 霜の下で用意された☆これから寒さが厳しい冬本番になり、その後、いっせいに山野草や木の花が咲く春がやってきます。しろうと自然科学者がブログを始めたのも、冬を乗り越えてスイセンやフクジュソウが咲き始めた今年の2月末でした。☆ふと、「うららかな春は きびしい冬のあとから来る 可愛い蕗のとうは 霜の下で用意された」(作家:宮本百合子)という言葉を思い出しました。季節の変化と植物の成長を書いていますが、そこには人生の厳しさや困難を乗り越えていくことや、もっと広い意味で閉塞感があり先行きの見えない時代の中で新しい時代の到来への思いも込められていたのかも知れません。
2012.11.15
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☆ウォーキングコースでは、新たな花や実が目立つようになりました。☆写真は全て楽天写真館から掲載していますので、クリックすると鮮明な画像になります。◎クロガネモチ(モチノキ科モチノキ属)の実☆ウォーキングコースの日帰り入浴施設の駐車場の植木に、赤い実がなっています。クロガネモチのようです。☆クロガネモチは、本州(関東地方)以西に分布する常緑高木です。5~6月に花を咲かせ、11月~12月に赤い実が枝に鈴なりになる光景が美しく、庭木や公園樹として植えられています。☆クロガネモチ(黒鉄黐)の名は、樹皮から鳥もちを採ることと、本年枝や葉柄の紫色を黒鉄に見立てたことに由来するそうです。クロガネモチが「金持ち」に通じるので、縁起木として庭木に植えられる地域もあるそうです。◎サザンカ(ツバキ科ツバキ属)の花☆ウォーキングコースの公園や庭で、サザンカの花を見かけるようになりました。☆サザンカは、本州(山口県)以南に分布する常緑広葉樹です。花の少ない時期に咲く貴重な植物です。☆ツバキ類の園芸品種は、サザンカやヤブツバキ、ユキツバキ、ツバキの交配種が多くあります。サザンカは花びらがばらばらに散り、ツバキは花全体が一度に散るなど、区別があるようですが、しろうと自然科学者には品種のことまではわかりません、☆サザンカ(山茶花)の名は、中国語でツバキ類を指す「山茶」に由来し、山茶花の本来の読み方である「サンサカ」が訛ってサザンカになったと言われているそうです。◎チャノキ(ツバキ科ツバキ属)の花☆チャノキも花の季節です。畑の隅で放置されているものは、花は小さいですが、まるでサザンカのようです。チャノキの「茶」の文字は、植物・草をあらわす「草冠(くさかんむり)」と、苦いことを意味する「余」からできているそうです。◎ニシキギ(ニシキギ科ニシキギ属)の紅葉と実☆ウォーキングコースでも、ニシキギの真っ赤な紅葉が目立つようになりました。☆モミジやスズランノキとともに世界三大紅葉樹に数えられ、美しい紅葉を錦にたとえて「ニシキギ」と名付けられたそうですが、そのことが納得できる鮮やかな紅葉です。☆よく見ると、ニシキギの実を見つけました。☆同じニシキギ科ニシキギ属のツリバナやマユミの実を連想させる実です。☆実が割れて種が見えますが、観察したところ1~3個の種が見えました。ニシキギの紅葉は何度も見てきましたが、実は初めてでした。
2012.11.14
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☆引き続き、秋が深まる昭和記念公園(その3、最終回)です。☆写真は全て楽天写真館から掲載していますので、クリックすると鮮明な画像になります。◎ナンキンハゼ(トウダイグサ科ナンキンハゼ属)☆モミジとともに鮮やかな赤い紅葉が目立ったのが、ナンキンハゼです。☆青空の中で、ナンキンハゼの紅葉が映えています。☆ナンキンハゼの木に、実がたくさんなっています。☆ナンキンハゼ(南京櫨)の名は、中国原産の木でハゼノキの代わりに蝋をとる材料として使われたことに由来します。実は、脂肪が多い蝋状物質を含んでいます。◎ブナ(ブナ科ブナ属)☆盆栽園にあったブナです。黄色い紅葉が印象的でした。◎モミジバフウ(フウ科フウ属)☆モミジバフウは、モミジより大きい木ですが、黄色や赤の紅葉が綺麗です。☆モミジバフウ(紅葉葉楓)の名は、モミジの葉のような楓の木に由来するそうです。フウ属には、葉が5~7裂するモミジバフウと、葉が3裂するサンカクバフウがあります。◎モミジ(カエデ科カエデ属)☆黄色に紅葉したモミジ。落ち葉を見るとオオモミジのようです。◎ヤマコウバシ(クスノキ科クロモジ属)☆初めて知った木ですが、黄褐色に紅葉しているのは、種名札からヤマコウバシです。かなりの葉が枝に付いたまま冬越しするという特徴があるそうです。ヤマコウバシ(山香ばし)の名は、枝を折ると芳香があることに由来するそうです。◎ユリノキ(モクレン科ユリノキ属)☆見上げるような大木になったユリノキです。黄色く紅葉し始めています。ユリノキ(百合の木)の名は、チューリップ(ユリ科)のような花を咲かせる木に由来します。◎リンドウ(リンドウ科リンドウ属)☆昭和記念公園の「こもれびの丘」で、リンドウが見頃ということで、是非見たいと思い向かいました。☆「こもれびの里」に行くと、「こもれびの里」とは別の場所という説明でした。自転車専用道路とは離れた遊歩道沿いに、「こもれびの丘」がありました。しかし、リンドウ群生地の表示もなかったので、探しに探しました。期待に十分応えてくれたリンドウでした。☆秋の山を代表する山野草で、ここでは草丈が30センチメートル程度でした。茎が細く、倒れているものが多かったです。☆清楚な雰囲気の青紫の花。雄しべは5本、雌しべ柱頭は2つに分かれているようです。◎下から順に紅葉しているミズキ(?)☆他の木とは対照的に、下から赤く紅葉してきている木がありました。葉は、ミズキのようですが定かではありません。なお、ミズキは黄色や赤に紅葉するそうです。どうしてこのようになるのか、興味津々です。☆たくさんの収穫があった昭和記念公園でした。ホームページを見ると、探している山野草もたくさんあるので、メールマガジンを申込み・登録しました。月1回、メールマガジンで花だよりなどが送られてくるので、来年は見逃しがないように、昭和記念公園での自然観察を行いたいものです。
2012.11.13
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☆引き続き、秋が深まる昭和記念公園(その2)です。☆写真は全て楽天写真館から掲載していますので、クリックすると鮮明な画像になります。◎小春日和(こはるびより)☆昭和記念公園に訪れた日は、天気が良く暖かな小春日和でした。☆参考までに、小春日和とは、「『小春』とは旧暦10月の異称で、新暦の11月から12月初めごろにあたります。立冬を過ぎたちょうどいまごろ、春のように暖かい日が『小春日和』。」「春のようにポカポカと暖かい日のことを『小春日和』といいます。」(『季節と暮らす365日』日本気象協会・編、アリス館)◎カキノキ(カキノキ科カキノキ属)☆今年は柿が豊作のようで、近くの柿畑や庭などの柿の木に、たくさんの実がなっています。☆カキノキの葉も、色づいてきました。◎ガマズミ(スイカズラ科ガマズミ属)☆昭和記念公園でいつも見かけるので、探していたら見つけることができました。☆赤い実の色が、鮮やかです。◎ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)☆昭和記念公園には、大木のケヤキが多いですが、黄色く色づいてきています。◎サクラ(バラ科サクラ属)☆ザクラの葉も、赤く色づいてきました。☆昭和記念公園に向かう残堀川沿いの桜並木の紅葉です。◎ツタ(ブドウ科ツタ属)☆大きな木の幹で成長しているツタも、赤く色づいてきました。☆常緑樹の緑の葉の中で、ツタの葉の紅葉が目立ちます。☆北海道の雑木林では、同じブドウ科のヤマブドウの紅葉が鮮やかでしたが、ツタの紅葉の色も見事です。◎ドウダンツツジ(ツツジ科ドウダンツツジ属)☆低木の紅葉と言ったら、やはりドウダンツツジです。昭和記念公園の日本庭園のドウダンツツジの紅葉です。☆このところの朝晩の冷え込みで、ドウダンツツジの紅葉が鮮やかになってきました。◎ナンバンギセル(ハマウツボ科ナンバンギセル属)☆ススキの根元に、ナンバンギセルの花を見つけました。イネ科の植物(イネ、ススキ、サトウキビ)の根に寄生するそうです。花の時期は10月中旬までということで、何とか一輪咲いていました。☆「南蛮(異国。スペインやポルトガル)の煙管」が名前の由来だそうですが、日本の煙管に比べて何となくそんなイメージです。◎ニシキギ(ニシキギ科ニシキギ属)☆ニシキギの葉が、鮮やかな赤色になりました。☆ニシキギは、モミジやスズランノキとともに、世界三大紅葉樹に数えられるそうですが、そのことが納得できる紅葉です。☆秋が深まる昭和記念公園は、明日の(その3)で終了予定です。
2012.11.12
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☆テレビの天気予報の紅葉情報コーナーで、昭和記念公園の紅葉が見ごろという話をしていたので、3週間ぶりに昭和記念公園を訪ねました。紅葉はもちろん、木の実やリンドウの花など、秋の深まりを実感する素晴らしい光景でした。☆ブログの字数制限(半角10,000字)がありますので、3回くらいに分けて紹介します。☆写真は全て楽天写真館から掲載していますので、クリックすると鮮明な画像になります。◎日本庭園のモミジ、ツワブキの花☆3週間前、すでに上の方から色づき始めていたモミジ、「来月、すっかり紅葉する頃に、見に来たいものです。」と書きましたが、すっかり紅葉していました。☆小川の散歩道の両側の紅葉。☆オレンジ色が鮮やかな紅葉。☆真っ赤に色づいた紅葉。☆同じ日本庭園のツワブキです。☆昭和記念公園のホームページでは、見頃(幾分ピーク過ぎ)となっていましたが、十分楽しめます。☆近づいてみると、筒状花、舌状花が美しい色と形を見せてくれます。◎アメリカスズカケノキ(ズカケノキ科ズカケノキ属)☆見上げるような大木のアメリカスズカケノキも、黄色く色づいていました。街路樹のプラタナス(モミジバスズカケノキ)は、このアメリカスズカケノキとスズカケノキの雑種だそうです。◎イチョウ(イチョウ科イチョウ属)☆前回来た時は、銀杏の収穫の時期でした。青々としていたイチョウの葉が、鮮やかな黄色に色づいており、青空との見事なコントラストです。☆立川口から見ると、左右にイチョウ並木がありますが、向かって右側のイチョウ並木を奥から撮影したものです。☆立川口から見た全長200メートルのカナールです。左右のイチョウ並木が完全に色づくのは、もう少し先のようです。昭和記念公園の「~黄と赤の二重奏~黄葉&紅葉まつり2012」は、11月10日から25日までです。☆漢字の「銀杏」の由来は、「実の形がアンズ(杏)に似ており、種子の殻が銀白色であること」と前回10月27日の日記で紹介しました。☆「イチョウ」という呼びかたは、中国語でイーチャオ、ヤーチャオと発音される「鴨脚」が変化したものと言われているそうで、イチョウの葉の形が鴨の水かきの形に似ていることからきているそうです。(『季節と暮らす365日』日本気象協会・編、アリス館)◎イロハモミジ(カエデ科カエデ属)☆イロハモミジが、上の方から鮮やかな赤に色づいてきています。☆上の方は、太陽の光を浴びて真っ赤な紅葉が鮮やかな色を見せています。◎エンジュ(マメ科エンジュ属)☆木からたくさんの豆型の実が垂れ下がっています。エンジュの実です。☆エンジュは、中国原産で、街路樹や庭木として植えられています。エンジュの実は、種子の間がくびれているのが特徴的です。
2012.11.11
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◎オオバギボウシ(ユリ科ギボウシ属) ☆7月初めから、ウォーキングコースでオオバギボウシが咲き始めます。(2012年7月2日撮影)。☆オオバギボウシ(大葉擬宝珠)の名は、キボウシ属の中では葉が大きく、蕾が橋の欄干の擬宝珠に似ているのことから。(2012年7月2日撮影)。◎コバギボウシ(ユリ科ギボウシ属) ☆8月初めからは、ウォーキングコースでコバギボウシが咲き始めます。(2012年8月4日撮影)。☆コバギボウシ(小葉擬宝珠)の名は、葉が小さいギボウシから。ギボウシ(擬宝珠)については、オオバギボウシ参照。◎ツルボ(ユリ科ツルボ属) ☆9月初めからは、ウォーキングコースでツルボが咲き始めます。(2012年9月4日撮影)。☆ツルボの名は、球根の外皮をとると、つるりとした坊主頭に似ているので、「ツルボウズ」からツルボになった説など、さまざまな説があるようです。(2012年9月4日撮影)。☆ユリ科の花らしく、花被片6枚、雄しべ6本、雌しべ1本という花の構造になっています。(2012年9月6日撮影)。☆なお、APG植物分類体系では、ツルボはヒヤシンス科に分類されていましたが、第3版ではクサスギカズラ科に分類されているそうです。◎ヤブラン(ユリ科ヤブラン属) ☆ウォーキングコースでは、8月下旬からヤブランが咲き始めます。(2012年9月8日撮影)。☆ヤブラン(藪蘭)の名は、林内の藪に生える葉が蘭に似ている植物から。昭和記念公園の日本庭園で咲いていたヤブラン。(2012年8月27日撮影)。☆なお、APG植物分類体系ではユリ科ではなく野菜のアスパラガスなどとともにクサスギカズラ(Asparagaceae)科に分類されています。◎ホソバシュロソウ(ユリ科シュロソウ属) ☆ホソバシュロソウは、箱根湿生花園で初めて出合いました。(2012年9月14日撮影)。☆ホソバシュロソウ(細葉棕櫚草)の名は、シュロソウに比べて葉の幅が細いシュロソウから。シュロソウ(棕櫚草)は、葉が枯れても葉の基部の繊維がそのまま残って毛のようになり、棕櫚の木の剛毛に似ていることから名付けられたそうです。なお、APG植物分類体系では、ユリ科ではなくシュロソウ科に分類されるそうです。◎ホトトギス(ユリ科ホトトギス属)☆ウォーキングコースや公園では、10月初めからホトトギスが咲き初めます。11月中旬過ぎまで咲きつづけます。昭和記念公園のホトトギス。(2012年10月21日撮影)。☆ホトトギス(杜鵑草)の名は、花被片の斑点模様が野鳥のホトトギス(杜鵑、不如帰)の胸の模様に似ていることから。団地内で見かけたホトトギス。(2012年10月2日撮影)。☆ユリ科ですので、花の構造は、3枚の外被片(萼片)と3枚の内被片(花弁)からなる6枚の花被片、6本の雄しべ、1本の雌しべです。雌しべは、柱頭が3つに分かれ、さらに先端が2つに分かれており、ホトトギスの花をひときわ魅力的にしているようです。(2012年10月2日撮影)。☆ユリ科の園芸植物、ムスカリとチューリップも紹介します。◎ムスカリ(ユリ科ムスカリ属) ☆ムスカリは、3月下旬から咲き始めます。球根(塊茎)の周りに子球ができ、どんどん増えていきます。(2012年3月28日撮影)。☆なお、ムスカリは、ツルボと同じようにAPG植物分類体系ではヒヤシンス科(第3版ではクサスギカズラ科)に分類されているそうです。◎チューリップ(ユリ科チューリップ属)☆春に咲くポピュラーな園芸植物のチューリップです。チューリップの花も、6枚の花びらに見えるのは、外側3枚が外花被(萼)で内側3枚が内花被(花弁)です。考えてみれば、チューリップの花の外側に萼らしいものは見えません。(2012年4月13日撮影)。☆明日からは、最近の自然観察、昭和記念公園の紅葉や花と実などを紹介する予定です。
2012.11.10
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☆写真整理と自然観察の振り返り「その10」は、ユリ科の植物(その3)です。◎スズラン(クサスギカズラ科(ユリ科)スズラン属)☆スズランは、ユリ科と書いてある植物図鑑が多いですが、APG植物分類体系ではクサスギカズラ科に分類されています。APG植物分類体系第3版では、ツルボ、ヤブラン、ムスカリも、クサスギカズラ科に分類されています。ウォーキングコースに咲くスズラン。(2012年5月12日撮影)。☆スズラン(鈴蘭)の名は、鈴のような花の形に由来するのでしょうか。秋には、オレンジ色の実をつけます。(2012年10月日16撮影)。◎チゴユリ(ユリ科チゴユリ属) ☆チゴユリは、毎年5月初旬に奥多摩で見かけていましたが、ウォーキングコースや団地内でも見かけます。その年の気温にもよるのでしょうが、2010年は、ウォーキングコースで5月中旬に咲いていました。(2010年5月16日撮影)。☆チゴユリ(稚児百合)の名は、小さくて可愛らしい百合であることから。(2010年5月16日撮影)。☆今年は、ウォーキングコースで4月19日に見かけました。(2012年4月19日撮影)。◎オオバナノエンレイソウ(ユリ科エンレイソウ属) ☆オオバナノエンレイソウは、初めて知床で出合い、その後、旭川市の男山自然公園でも見かけました。男山自然公園のオオバナノエンレイソウ。(2012年5月6日撮影)。☆オオバナノエンレイソウ(大花延齢草)の名は、大きい花が咲くエンレイソウから。萼片3枚、花弁3枚、6本の雄しべ、柱頭が3つに分かれている雌しべを確認できます。ユリ科の花は、外花被(萼片)3枚と内花被(花弁)3枚が同じ形になり、花びらが6枚のように見えるものが多いのですが、オオバナノエンレイソウは萼片と花弁を区別できます。知床のオオバナノエンレイソウ。(2012年5月3日撮影)。◎エンレイソウ(ユリ科エンレイソウ属) ☆エンレイソウは、5月6日、男山自然公園で初めて見ることができました。(2012年5月6日撮影)。☆エンレイソウ(延齢草)の名は、中国では薬草として用いられていて、漢名を延齢草根(えんれいそうこん)という胃腸薬として用いられていたことから名づけられたそうです。エンレイソウは、オオバナノエンレイソウと違い、萼片は3枚ありますが花弁がありません。(2012年5月6日撮影)。◎ノカンゾウ(ユリ科ワスレグサ属) ☆ノカンゾウは、ウォーキングコースで6月下旬から7月下旬まで花を咲かせています。(2012年7月8日撮影)。☆ノカンゾウ(野萱草)の名は、 漢名の萱草(カンソウ)をそのまま音読みして、野山に咲くカンソウから、ノカンゾウに転訛したそうです。(2012年6月27日撮影)。◎ヤブカンゾウ(ユリ科ワスレグサ属)☆ヤブカンゾウは、ウォーキングコースで7月初旬から下旬まで花を咲かせています。(2012年7月8日撮影)。☆ヤブカンゾウ(藪萱草)の名は、藪に咲く萱草から。ヒガンバナと同じ3倍体なので、種はできません。根が増えて、繁殖します。花は、雄しべの一部または全部が花びらのようになって、八重咲きになっています。(2012年7月8日撮影)。☆ユリ科の植物の紹介は、あと1回で終わる予定です。
2012.11.09
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☆写真整理と自然観察の振り返り「その9」は、ユリ科の植物(その2)です。◎カタクリ(ユリ科カタクリ属) ☆今年は、カタクリを何度も楽しむことができました。最初は、近くの武蔵村山市立「野山北公園」の雑木林のカタクリでした。ちょうど満開の時期でした。(2012年4月4日撮影)。☆カタクリ(片栗)の名は、籠状の花が下向きに傾いて付いているので「傾いた籠」から古名「カタカゴ」ができ、それが「カタコユリ」になり、さらに「カタクリ」になったという説。葉のまだら模様が鹿の子(小鹿の背のまだら模様)に似ているので「片葉鹿の子」、これが「カタカゴ」になり、さらに「カタクリ」になったという説。実がクリのイガの中にある1つ1つの実に似ている事から、「片栗」と呼ばれるようになったという説もあります。(2012年4月4日撮影)。☆次に見たのは、北海道旭川市郊外の嵐山公園にある北邦野草園でした。ここでは、北海道独特のたくさんの山野草にめぐり合いました。(2012年4月30日撮影)。☆何といっても圧巻は、旭川市にある男山自然公園のカタクリでした。北海道最大級のカタクリの群落です。あまりの規模の大きさに、驚き感動しました。(2012年5月6日撮影)。☆カタクリの花の構造です。6枚の花被片の紋様、青紫の葯が付いている6本の雄しべ、先端(柱頭)が3つに分かれている雌しべ。(2012年5月6日撮影)。☆カタクリの実です。先端には、青紫色に変色した雌しべが付いています。(2012年5月6日撮影)。◎アマナ(ユリ科アマナ属) ☆ウォーキングコースでは、4月初めにアマナが一斉に咲き始めます。(2012年4月5日撮影)。☆アマナ(甘菜)の名は、球根(鱗茎)が甘くて食べられることに由来するそうです。なお、食べられる山野草には、菜(な)の文字が付くとのこと。ユリ科ですから、6枚の花びらに見えるのは花被片で、外被片(萼)3枚、内被片(花弁)3枚なのでしょう。(2012年4月5日撮影)。◎キバナノアマナ(ユリ科キバナノアマナ属) ☆キバナノアマナは、2年前に北海道の網走湖畔で初めて出合いました。(2010年5月5日撮影)。☆キバナノアマナ(黄花甘菜)の名は、花が黄色で甘菜の花に似ていることに由来するそうです。キバナノアマナは、立川で見かけるアマナに比べて花が大きく華やかな印象です。(2010年5月5日撮影)。☆今年は、4月30日に北邦野草園、5月6日に男山自然公園で見ることができました。北邦野草園のキバナノアマナ。(2012年4月30日撮影)。◎オオアマナ(ユリ科オオアマナ属)☆都立武蔵国分寺公園で、オオアマナを見かけました。オオアマナは、明治時代に観賞用に持ち込まれ、野生化したものです。(2012年5月13日撮影)。☆ウォーキングコース(玉川上水)でも、見かける植物です。オオアマナ(大甘菜)の名は、花がアマナに似ていて大きいことから。ただし、アマナと違い有毒で食べられないそうです。都立武蔵国分寺公園のオオアマナ。(2012年5月13日撮影)。☆ユリ科植物の自然観察の振り返りは、今後も続きます。
2012.11.08
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☆自然観察は続いていますが、自然や季節の変化を紹介するものが次第に少なくなってきていますので、写真の整理やこれまでの自然観察を振り返るために、随時まとめを掲載するようにしています。☆第8回は、ウォーキングコースで見かけたユリ科ユリ属の花です。☆ユリの花は、6枚の花びらがあるように見えますが、これは花被片と呼ばれており、外花被(萼)3枚と内花被(花弁)3枚です。花弁と萼の形が似ていて区別できない場合に、まとめて花被片と呼ぶそうです。これは、祖先的な植物の特徴だそうです。◎ヤマユリ(ユリ科ユリ属) ☆ヤマユリは、ウォーキングコースで7月初めから咲き初め、7月末頃まで咲きつづけます。(2012年7月15日撮影)。☆花が大きいのが特徴です。ヤマユリ(山百合)の名は、山に咲く百合から。☆毎年、成長するにしたがって、花の数が増えていきます。今から5年前に14個のつぼみと花(2006年は4個)をつけて近所の人を感動させたヤマユリ。翌年、枯れてしまいました。(2007年7月5日撮影)。◎オニユリ(ユリ科ユリ属) ☆オニユリは、ウォーキングコースで7月下旬から8月中旬にかけて咲いています。(2012年7月22日撮影)。☆オニユリ(鬼百合)の名は、形が大きく豪快なので「鬼」の名がついたとか、花の様子が赤鬼に似ているので「鬼百合」になったなどの説があるそうです。(2012年7月22日撮影)。☆オニユリは、染色体が3倍体なので、正常な減数分裂ができないため種子ができません。したがって、地下の鱗茎と葉の付け根にできる珠芽(ムカゴ)で繁殖します。(2012年10月20日撮影)。◎カノコユリ(ユリ科ユリ属) ☆カノコユリは、ウォーキングコースで8月上旬から中旬にかけて花を咲かせます。(2012年8月9日撮影)。☆カノコユリ(鹿の子百合)の名は、花びら(花被片)に鹿の子模様があることから付けられたそうです。(2012年8月9日撮影)。◎タカサゴユリ(ユリ科ユリ属)☆タカサゴユリは、ウォーキングコースで8月中旬から下旬にかけて花を咲かせます。(2012年8月19日撮影)。☆タカサゴユリ(高砂百合)の名は、琉球語のサカサングに由来する台湾の別称高砂産の百合から付けられているそうです。花の外側(外側脈沿い)が紫褐色になっています。これこそ正真正銘のタカサゴユリです。(2012年8月25日撮影)。☆なお、「百合」の名の由来は、日本釈名(にほんしゃくみょう、1700年)に「茎細く花が大きく、風にゆり動くので、ユリと呼ぶ」という記述があるそうですので、やはり風に揺れるさまからきているようです。
2012.11.07
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☆写真整理と自然観察の振り返り(その7)は、ヒガンバナ科の植物(その3)スイセンです。スイセンは、ヒガンバナ科スイセン属の植物です。☆しろうと自然科学者の自然観察ブログ、スタートは2012年2月28日でした。最初に紹介したのは、ウォーキングコースで当日撮影したスイセンとロウバイでした。最初のブログで紹介したウォーキングコースで野生化しているニホンズイセン。(2012年2月28日撮影)。☆ニホンズイセンは、地中海沿岸地方原産の種が、中国を経由して渡来したといわれており、日本の気候に合っていて、野生化しているそうです。千葉県鋸南町のスイセン。(2008年1月3日撮影)。☆南房総の鋸南町は、越前・淡路と並ぶスイセンの日本三大群生地として有名です。12月中旬から1月下旬まで、「水仙まつり」が開催されています。水仙ロードのスイセンです。(2008年1月3日撮影)。☆「スイセン」という名は、中国名の「水仙」を音読みしたもので、中国名の水仙という名は、水辺で咲くスイセンの姿を仙人に例えたと言われています。宮城県気仙沼大島のスイセン。(2010年3月21日撮影)。☆気仙沼大島は、東日本大震災の1年前に訪ねました。宿泊した国民休暇村近くの海岸は、とても美しい景観で印象的でした。東日本大震災の1年後、再び訪ねましたが、海岸線は大きく変わっており、津波の大きさと恐ろしさを痛感しました。気仙沼大島で見かけたスイセン。(2010年3月21日撮影)。☆ウォーキングコースの民家の庭のスイセン。(2010年3月14日撮影)。☆ウォーキングコースのニホンズイセンは、12月末から2月末まで咲いています。(2010年12月30日撮影)。☆ウォーキングコースのスイセン。(2012年1月24日撮影)。☆自宅の庭を取り囲むように咲くスイセンです。毎年、3月下旬に満開になります。(2008年3月30日撮影)。☆25年前に転居してきた時、わずか3個の球根をホームセンターで買って植えたのですが、最大で400本以上の花を付けました。(2008年3月30日撮影)。☆数年間植え替えをしなかったので、花の数が少なくなってきたようです。そこで、今年6月に全て掘出して植え替えしました。(2010年3月28日撮影)。☆これで、ヒガンバナ科の植物の紹介は終わります。次回からは、ユリ科の植物の整理と振り返りです。☆季節ごとに時系列で観察してきたものを、科別・属別に横断的に整理してみると、また新たな発見があります。ブログとしては新しい記事はありませんし、科別・属別に整理する手間暇も大変ですが、来年からの自然観察に大いに役立ちそうです。
2012.11.06
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☆ヒガンバナ科の植物の第2回は、ヒガンバナ科に属するネギの仲間の紹介です。☆1980年代までは、マクロ形態的な仮説を根拠に演繹的に作り上げたクロキスト体系が主流で、ネギ属はユリ科に属していました。☆1990年代には、ミクロ的なゲノム解析から実証的に構築されたAPG(Angiosperm Phylogeny Group: 被子植物系統発生グループ)分類体系が登場し、1998年に初版が出されました。ネギ属はネギ科とされました。☆APG分類体系は、2003年に第2版、2009年には第3版が出され、この第3版ではネギ属はヒガンバナ科に分類されることになりました。◎ノビル(ヒガンバナ科ネギ属)☆ノビルは、3月になるとウォーキングコースや団地内のいたるところで見かけます。ウォーキングコースで見かけたノビル。(2012年3月7日撮影)。☆東伊豆でも、林の中でノビルを見かけました。(2012年3月13日撮影)。◎ワケギ(ヒガンバナ科ネギ属)☆ワケギは、ネギとタマネギの雑種だそうですが、庭の家庭菜園で青々とした葉を1年に何度も出しています。(2012年10月28日撮影)。◎ニラ(ヒガンバナ科ネギ属)☆ウォーキングコース(玉川上水)では、野生化したニラが秋にたくさんの花を咲かせています。(2012年9月27日撮影)。☆ヒガンバナ科ですから、6枚の花びらに見えるのは花被片で、外花被(萼)3枚、内花被(花弁)3枚なのでしょう。(2012年9月27日撮影)。◎ネギ(ヒガンバナ科ネギ属)☆立川市の畑では、農家の栽培作物の一つです。(2012年5月23日撮影)。☆一つひとつの花の形は、よくわかりません。(2012年5月23日撮影)。◎タマネギ(ヒガンバナ科ネギ属)☆北海道旅行の際に見かけたタマネギの植え付け光景です。(2012年5月2日撮影)。タマネギ栽培・植え付けについては、5月3日・4日の日記で紹介しました。☆5月に植え付けたタマネギが収穫され、送られてきました。タマネギは鱗茎ですが、茎ではなく葉が層状に重なり合っているものです。(2012年10月28日撮影)。ニンニク、ラッキョウやチューリップの球根も、葉が層状に重なり合っている鱗茎です。☆北海道では、春に種を蒔き秋に収穫する春蒔き品種ですが、関東以西では秋に種を蒔き春に収穫する秋蒔き品種が主流です。立川の畑でも、秋蒔き品種が栽培されています。☆ネギ属ではありませんが、ヒガンバナ科ハナニラ属のハナニラも紹介します。◎ハナニラ(ヒガンバナ科ハナニラ属)☆ハナニラは、3月末から4月中旬まで、ウォーキングコースや団地内、庭で見ることができます。(2008年3月30日撮影)。☆ハナニラ(花韮)の名は、花がきれいで葉がニラに似ており、葉を折るとネギやニラのような匂いがすることに由来します。雑草のように丈夫で、種と球根(塊茎)で、庭だけでなく芝生の中でもどんどん繁殖していきます。(2012年4月13日撮影)。
2012.11.05
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☆ウォーキングコースで7月から10月まで、ヒガンバナ科ヒガンバナ属の植物は、美しい花を咲かせていました。◎ナツズイセン(ヒガンバナ科ヒガンバナ属)☆ナツズイセンは、7月末から8月中旬まで咲いています。(2009年8月15日撮影)。☆ナツズイセン(夏水仙)の名は、葉や球根(鱗茎)が水仙に似ていて夏に咲く花から。(2012年7月31日撮影)。◎キツネノカミソリ(ヒガンバナ科ヒガンバナ属)☆キツネノカミソリは、7月末から8月中旬まで咲いています。(2010年8月10日撮影)。☆キツネノカミソリ(狐の剃刀)の名は、花の色が狐色で葉の形が剃刀に似ているので付けられたそうです。(2012年8月4日撮影)。◎ヒガンバナ(ヒガンバナ科ヒガンバナ属)☆ウォーキングコースのヒガンバナは、9月中旬から10月中旬まで咲いています。(2012年9月16日撮影)。☆ヒガンバナ(彼岸花)の名は、秋の彼岸ごろから開花することに由来します。別の説では、これを食べた後は「彼岸(死)しかない」というものもあります。別名の「曼珠沙華」は、法華経などの仏典に由来するそうです。(2012年9月30日撮影)。◎ショウキズイセン(ヒガンバナ科ヒガンバナ属)☆ショウキズイセンは、9月中旬から下旬に咲いています。咲く株数が少ないので、咲いている期間は限られています。(2010年9月25日撮影)。☆ショウキズイセン(鐘馗水仙)の名は、波打っている花被片を、子どもの病気除けや学業成就に効がある鐘馗様の波打つ長いひげにたとえて名付けられたそうです。(2012年9月18日撮影)。◎シロバナマンジュシャゲ(ヒガンバナ科ヒガンバナ属)☆シロバナマンジュシャゲは、9月中旬から10月上旬に咲いています。(2010年9月26日撮影)。☆シロバナマンジュシャゲは、中国の染色体が2倍体のヒガンバナとショウキズイセンの雑種で、九州では自生しているそうです。花の形は、確かに両種の中間のように見えます。(2012年9月21日撮影)。☆赤い花と黄色い花の雑種が白花になるのは、何とも不思議です。これは、ヒガンバナの赤い色素の生合成をショウキズイセンの遺伝子が阻害し、ショウキズイセンの黄色い色素の生合成をヒガンバナの遺伝子が阻害しているそうです。☆ウォーキングコースでは、この他に、ヒガンバナ科の園芸植物も見かけました。◎スノーフレーク(ヒガンバナ科スノーフレーク属)☆園芸植物のスノーフレークもウォーキングコースで野生化しているのを見かけます。(2012年4月14日撮影)。☆スノーフレークを辞書で引くと、「雪片」、小さな雪の塊の意です。別名のオオマツユキソウ(大待雪草)は、大きなマツユキソウ(スノードロップ)から。別名のスズランズイセン(鈴蘭水仙)は、スズランのような花が咲くスイセンから。◎ハブランサス(ヒガンバナ科ハブランサス属)☆民家の庭先で、園芸植物のハブランサスを見かけました。(2009年6月21日撮影)。次に紹介するゼフィランサス属は上向きに花を咲かせますが、ハブランサス属は横向きに花を咲かせます。◎ゼフィランサス(ヒガンバナ科ゼフィランサス(タマスダレ)属)☆ウォーキングコースでは、野生化した園芸植物のゼフィランサスが、あちこちに咲いています。(2012年10月15日撮影)。◎クリナム(ヒガンバナ科クリナム属)☆ウォーキングコースの民家の庭で、園芸植物のクリナムを見かけました。(2012年7月8日撮影)。☆引き続き、ヒガンバナ科ネギ属、スイセン属を紹介していきます。
2012.11.04
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☆センニンソウは、実が仙人になりました。センニンソウは、8月25日の日記で紹介しました。☆長い髭のような綿毛が付いている種の形は、同じキンポウゲ科のオキナグサに似ている気がします。☆ウォーキングコースで、低木に紫色の実がついているのが見えました。ムラサキシキブです。☆ムラサキシキブは、日本各地の林に自生するクマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉低木です。☆チャノキは、花の季節になりました。3月21日の日記で紹介しました。チャノキは、ツバキ科ツバキ属の常緑低木です。☆茶畑の花は目立ちませんが、野生化して成長しているものは、サザンカやツバキのように、花が目立ちます。チャノキの「茶」の文字は、植物・草をあらわす「草冠(くさかんむり)」と、苦いことを意味する「余」からできているそうです。☆団地の中で、毎年黄色い花を咲かせるキダチチョウセンアサガオです。チョウセンアサガオのフロリダ・ビーチは、10月4日の日記で紹介しました。☆フロリダ・ビーチは花びらの先端が薄赤色に染まっていましたが、このキダチチョウセンアサガオは花びらの黄色が美しいと思い紹介しました。☆5月に続いて、今年二度目の開花のブラシノキです。5月の開花に比べて花の数は少ないようです。開花時期は、多くの植物図鑑などでは5月から6月となっていますが、「秋10月頃、伸びた枝先のところで少し開花することもある」と書いてあるものがありましたので、今の時期の開花は当たり前なのかも知れません。☆これは、5月の開花の様子です。(2012年5月31日撮影)。☆つぼみです。薄緑色の花びらと萼片、外側に薄茶色の総苞が見えます。ぐるぐる巻きの雄しべが、開花すると真っ直ぐに伸び、「煙突掃除のブラシ」(年齢が知れてしまいますが)のようになります。☆黄色い葯が付いているたくさんの雄しべと、それぞれの花に1本ある雌しべも雄しべと同じように伸びています。☆雄しべが散った後の花には、雌しべが1本ずつ残っています。花びらと萼片は開花直後に散ってしまいますが、先端が5つに分かれた総苞は残っているようです。☆今年は木の花で、モクレン、ベニバナトキワマンサク、そしてブラシノキと、3種の二度咲を見かけることができました。
2012.11.03
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☆朝晩の冷え込みが、日々厳しくなってきています。朝8時、ウォーキングコースにある畑のブロッコリーの葉できらめく朝露です。宝石のように輝いているのが美しく、思わずシャッターを押しました。写真は全て楽天写真館から掲載していますので、クリックすると鮮明な画像になります。☆サクランボ色の赤い実を見つけました。マツブサ科サネカズラ属の蔓性植物サネカズラです。☆実の付き方が、変わっています。花床に小さな花がたくさん付き、花後に花床が球形に膨らみ、そこに小さな実が付いています。☆それぞれの実の中に、腎臓型の種子が2個入っているそうです。サネカズラ(実葛)の名は、実(サネ)が美しい葛(カズラ:つる性植物)に由来します。別名のビナンカズラ(美男葛)は、かつて、枝に粘液が多いので、その粘液をとって整髪料に使ったことに由来するそうです。☆シイの実を見つけました。公園に常緑の大木が数本あり、何の木かわかりませんでしたが、シイの実がたくさん落ちていますので、スタジイのようです。☆スタジイは、ブナ科シイ属の常緑高木です。☆コナラの根元には、コナラの実のドングリがいっぱい落ちています。☆ウォーキングコースで見かけるブナ科の実については、10月1日の日記で紹介しました。なお、ブナ科の実については、次の資料が参考になります。(1)「どんぐり図鑑」 http://www.enyatotto.com/donguri/donguri.htm(2)「どんぐりの種類」「どんぐり博物館(どんぐり図鑑)」 http://dongurikorokoro.fc2web.com/syurui.html☆シュウメイギクが見頃です。10月19日の日記で紹介しました。一般的な園芸種の白花シュウメイギクです。☆同じく、淡いピンク色のシュウメイギクです。☆10月19日の日記に、「本来の種は、赤紫の多数の花弁状の萼片があり、『菊に似たような花を咲かせる』という名前の由来が納得できます。」と書きました。赤紫色で八重咲きのシュウメイギクを見つけました。一見すると、菊の花のようです。☆花を正面から見ると、たくさんの雄しべと中央の雌しべは、やはりシュウメイギクの花です。キンポウゲ科ですので、たくさんの花びらのように見えるのは、やはり萼片(一部は雄しべが変化したもの)です。☆10月19日の日記を書く際に、シュウメイギクについて調べていなければ、菊の花かと思って見過ごしていたと思います。
2012.11.02
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今日は、昨日から一泊二日のゴルフです。本日の日記は、ウォーキングコースの様子を夕方掲載します。
2012.11.02
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☆自然観察は続いていますが、自然や季節の変化を紹介するものが次第に少なくなってきていますので、写真の整理やこれまでの自然観察を振り返るために、随時まとめを掲載するようにしています。☆第4回は、ウォーキングコースで見かけた野鳥などです。◎アオゲラ(キツツキ科アオゲラ属)☆4月中旬、ウォーキングの途中で、毎日のように「キョッ、キョッ」と短く鋭い鳴き声が聞こえていました。ようやく、鳴き声の主、アオゲラを見つけました。木を突きながら登っていく後姿のアオゲラ。(2012年4月17日撮影)。☆アオゲラ(緑啄木鳥)は、緑色の啄木鳥から。古来からの習慣で、緑色の鳥には「あお(緑)」の名(アオゲラ、アオバト)がつけられ、青い鳥には「ルリ(瑠璃)」の名(オオルリ、ルリビタキ)がつけられるそうです。(『日本の野鳥』竹下信雄著、小学館)。◎オナガ(カラス科オナガ属)☆オナガは、20年位前までは30羽ほどの群れで行動するのを近所でも見かけましたが、最近はウォーキングコースで10羽から15羽程度の群れしか見かけなくなっています。(2012年3月2日撮影)。☆黒いベレー帽をかぶったような頭と青い色の体、名前の通り長い尾のオナガ(尾長)。(2012年3月25日撮影)。◎ジョウビタキ(ツグミ科(ヒタキ科)ジョウビタキ属)☆3月末、木の枝から木の枝へ、ジョウビタキのメスが忙しく飛び回っていました。オスは色鮮やかですが、メスは地味な色です。(2012年3月27日撮影)。◎ムクドリ(ムクドリ科ムクドリ属)☆ムクドリは、群れをなして行動しているのを見かけます。ムクドリ(椋鳥)の名は、椋木(ムクノキ)の実を食べることに由来するそうです。(2012年4月4日撮影)。☆ムクドリは、もともとは農作物に害を及ぼす虫を食べる益鳥でしたが、都市部で夕暮れ時に電線や街路樹などに大群で集まり騒がしく鳴き声をたてて、鳴き声による騒音や糞害が問題になっています。(2012年4月8日撮影)。◎キジ(キジ科キジ属)☆3月、「ケーンケーン」と鳴く声が聞こえる方を見ると、茶畑脇の塀の上にキジがいるのを見かけました。立川に引っ越してきた25年前には、畑や雑木林などで時々見かけましたが、その後、しばらく見かけませんでした。(2012年3月20日撮影)。☆キジ(雉)の名は、「矢」のように真直ぐ飛ぶ「隹(とり)」から。(2012年3月20日撮影)。オスは、このように鮮やかな体色ですが、メスは褐色のまだら模様で次に紹介するキジバトの名前の由来になっています。◎キジバト(ハト科キジバト属)☆「デデッポポー デデッポポー」の鳴き声でおなじみのキジバト。ウォーキングコースで、1年中たくさん見かけます。キジバト(雉鳩)の名は、体の色がキジの雌に似ていることに由来します。(2012年3月22日撮影)。◎カワラバト(ハト科カワラバト属)☆餌を与える人がいるせいか、カワラバト(ドバト)はいつも同じところに集まっています。日本野鳥の会によると、カワラバトは飼われていたハトが野生化したものなので、野鳥には含まれないそうです。☆カワラバトは、地磁気などにより方角を知る能力に優れ、帰巣本能があるため、戦時中は軍事用に、戦後は報道用の伝書鳩として活用されていました。◎ウミネコ(カモメ科カモメ属)☆番外編ですが、知床半島のウトロ港にある知床八景の一つオロンコ岩は、ウミネコのコロニーになっています。(2012年5月2日撮影)。☆5月の北海道の旅で、知床に行き撮影しました。(2012年5月2日撮影)。☆ウォーキングコースの野鳥(一部例外)の紹介は、これで終わりです。撮影が苦手な野鳥ですが、撮影できなかったものを含めて、来年は知識と観察を広げていきたいものです。
2012.11.01
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