ボクの音盤武者修行

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カテゴリ: 今日の音盤
じめじめした日が続きますなぁ。
すっかり体調を崩してしまいました。

このじめじめはオーディオにとっても楽器にとっても良くありません。
昔ギターの先生に教わったのは「とにかく弾け」ということでした(笑)。弾くことで木の繊維を震わせ水分を追い出すとか。わかったようなわからないような説明でしたが、とにかくこの時期は弾くしかないんだなとばかりに練習してましたっけ。
オーディオも同じで湿っぽい全く鳴らないんですが、とにかくスピーカーを鳴らすしかない。

今日は風邪で休んだついでに、音楽聴きました。

このじめじめ感を吹き飛ばすにはやはり大オーケストラでがつうんと行くしかないなと、マーラー交響曲第5番をチョイス。いつもなら小澤=BSO盤ですが、今日は友人お勧めのバルビローリ=ニューフィルハーモニー管盤で。



第1楽章は葬送行進曲の重い足取りで、第2楽章は何やら疾風怒濤、第3楽章は能天気さと無邪気さ、第4楽章でバルビーの甘い歌わせ方がハマり、第5楽章はもっと速くてもいいなと思っているうちに終わってしまった。

第5番ってこんなに重苦しい、まるで心弾まない曲だったけ?
何だかすっきりしない。
頭の中で「これじゃない」と。

そこでベートーヴェンの交響曲第2番。ここも小澤さんではなく、レイボヴィッツ=RPO盤。これは隠れ名盤です。最近チェスキーから全集が出ましたね。



出だしのどどーんからいい感じ。重い響きながら爽やか。そして主部に入ってからの疾走感。音楽がどんどん前進していく。
まるで「立ち止まっちゃだめだ。前へ進め」と叱咤されているようです。
昔ならそれが鬱陶しくてたまらなかったでしょう。

今はこのじめじめとどんよりとした気持ちを吹き飛ばし、どこまでもどこまでも空へ、遥かな高みへと僕らを導くベートーヴェンの気概が心地いい。まっすぐにしっかりしようと、気持ちがあらたまりました。

ベートーヴェンがいまだに弾かれ聞かれている理由はこれなんだな。





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最終更新日  2010年07月01日 18時59分58秒
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