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今夜、先日HMVより届いたモーツアルトピアノ協奏曲全集(レーベル:CoronaCl.collection カタログNo:CCC0002462)の1枚目を聴いてみた。例のアンネローゼ・シュミットのピアノ、クルト・マズア率いるドレスデン・フィルの演奏(これはどこで録音したか分からないが、ドレスデンはゼンパー・オペラ座の入り口まで行ったことがあるので親しみも強くわく。連合軍の空襲で破壊された大聖堂はまだ修復中、市内にもいたるところに空襲で破壊された建物が生々しい姿で残っていた(たしか5年ほど前のこと))。数日前、届いた直後に聞いたNo.24 ハ短調は 録音がいまいち(1972年の録音)、演奏も大味のように感じたが、今夜聴いた1枚目は77年の録音、No.6 変ロ長調K238は音はいいし、オケもピチピチ、ピアノも颯爽として切れ味もよくなかなか良い。また、コンサートロンド ニ長調K382は細かいところにこだわらず、スケールの大きい演奏のように感じた。これは体が自然に動いてしまう。このあとのCDが楽しみ。
2005.06.30
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東京駅の東京ステーションギャラリーで行われている「小山田二郎展」を見てきた。友人から招待状を頂いたので、昨日までの仕事の忙しさに区切りをつけるためにもと思い、行ってきた。今日は涼しくてよかった。さて、結論からいうとこれほど充実した絵画展は本当に久しぶりだ。水彩が主体だが、ふつうの水彩画とはわけが違う。どっしりとした絵の具。紙の上に何重にもどろどろの絵の具を塗り、そのために紙が破けたというものすこさ。ともかく自分の思いのたけを存分に紙に、キャンバスにぶつけた心象画、ものすごい迫力。 またその時々の自分の感情表現をいろいろな技法で表現するそのおもしろさ。「花園」と題する絵は3つの一つ目小僧が立ってこちらを見ているそのアイロニー。「晩餐」にはこれも異様な顔、いでたちの人々が食卓に向かっている。その怪奇さのおもしろさ。色使いも素晴らしい。初期の暗い感じの作品の連続展示の途中に「姉妹」と題する明るい色使いの作品を見てホットしたり、彼の精神状態に合わせた展示の仕方も面白かった。「ピエタ」はマリアが磔刑で死んだ我が子イエス・キリストを抱く図でおなじみだが、ここではマリアのなんともいえない放心した顔ととても復活などおぼつかないほど死後硬直したキリストが描かれ、彼の反宗教観を如実に表わしているとの解説が付いていた(油絵)。ともかく今日は充実した絵で満足したひと時を過ごす事が出来た。この絵画展は7月3日まで。東京ステーションギャラリー http://www.ejrcf.or.jp/
2005.06.29
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今日HMVより注文していたモーツアルトのピアノコンチェルト全集が届いた。これはADD10枚組で3305円(現金引換え手数料込み)の超お買い得盤。ピアノは女流のアンネローゼ・シュミット、オケはドレスデン・フィルハーモニー、指揮は日本でもおなじみのクルト・マズア。仕事で遅く帰ってきたが夕食後早速試聴する。内田光子のイギリス室内管弦楽団のDDDがあるので、24番のハ短調と聞き比べる。DDDの内田光子のほうがタッチのニュアンスが変幻自在でいいかなと思う。しかし、シュミットの第一楽章のカデンツアがすごい。これはジャケットを見るとエドゥイン・フィッシャーのものだ。これが迫力があってすごい。今夜はこれしか聴いていないのでこれくらいの感想にしておこう。明日もまた仕事で朝早く出かけなければいけないのでこれにて打ち止め。ただHMVはいろいろ出しているので探すのが楽しい。HMVのクラシックはここでみるとよい。
2005.06.27
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今年の4月中旬バルト3国へ行ってきた。バルト3国はポーランドの北東、フィンランドやスエーデンの南(バルト海を挟んで)に位置し、南からリトアニア、ラトヴィア、エストニアと続く国々である。それぞれの首都は南から順にヴィリニュス、リガ、タリンで、旧市街は全部世界遺産に登録されている。ラトヴィアは蜂蜜の産地として知られており、首都リガの旧市街と新市街の境目にある中央市場には蜂蜜屋がいたるところにあった。 この中央市場は5つのカマボコ状の建物からなっており、ドイツのツェッペリン飛行船の格納庫だったとか。そういわれてみると納得の巨大な市場(いちば)である。商品の種類も多く、ものすごい混雑。圧倒される。私たち夫婦が最初に行った蜂蜜屋さんはとても愛嬌のある美人の女将さん。蜂の巣入りの菩提樹の蜂蜜を買う。巣に蜜を注ぎ込んでもらう。菩提樹は体にとてもよいとか。とても濃厚なおいしい蜂蜜であった。ところで蜂蜜酒であるが、これはリトアニアで現地のガイドから聞いたもの。30度、50度、70度のアルコール分のお酒が市販されているという。スーパーマーケットに連れて行ってもらった。ヴィリニュス郊外にあるものすごく大きなスーパーで商品の種類は非常に多く、食料品(生きた魚も売っている)から家庭用品、一寸した衣服、電気製品など日常生活の必需品はほとんど揃う。いわゆるワンストップ・ショッピングが可能。 しかし、酒売り場へ行ってもどれが蜂蜜酒か分からない。ラテン系の国ならMIELで大体見当が付くがここでは全く分からない。ガイドに教えてもらう。それが写真の品物、生憎70度のものが無く50度の小さいものを買った(ビンは重いので大きいのは敬遠した)。ラベルを見ると"MIDAUS NEKTARAS SUKTINIS" とある。実は後から分かったのだがラトヴィア語では蜂蜜はmedusなので、リトアニア語ではmidausとなるのかも知れない。そうすれば上のMIDAUS NEKTARAS も理解できる。帰国してから味わってみた。香りはギリシャのブランデーMetaxa(メタクサ)の40年物に良く似ている。あれよりもうすこし鋭い感じの香り。やはり50度なので強いのだろう。味もメタクサに良く似ている。甘みは強い。なかなか表現しにくいが何か木の皮の味、ニッキ(シナモン)が入っているような香りと味のような気がした。
2005.06.26
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前回練習場に使ったアートサロン「Regalo」は音の響きがとてもよかったと書いた。 その音の響きについて思い出したことがある。アルトリコーダーの個人教授についてからしばらくして、ベネルクス3国を旅行することになった。数年前のことだ。折角行くのだからベルギーかオランダで笛が買えないか(スペアとしてもう1本欲しい)と思って旅行社に楽器屋の調査をお願いしておいた。ベルギーについてブラッセル、ゲント、ブルージュと周りアントワープ(アントヴェルペン)に着いたときに添乗員より3軒の楽器屋の店名と住所を紹介された。丁度日本からFAXが届いたみたいだった。幸いアントワープでは午後から自由時間となっている。午後一番で市内をぐるり回る乗合馬車に乗って大体土地勘を得、市庁舎のそばのインフォメーションに駆け込む。(上の写真は市庁舎)さて3軒のうち、どれにしようか? 迷ったがそのなかに「Pro Arte」という店が眼にとまった。 ここならリコーダーを置いているかもしれない。ほかの店は行ってみたらCDだけしか売っていなかったなどというのでは困る。直感でこの店に決め、所在を尋ねた。インフォメーションではcity map上に印を付けてくれ、ここだという。幸いにもそう遠くなさそうだ。しかも大通り(通りの名前は忘れた)に面している。歩いていくことにした。小説「フランダースの犬」で有名な大聖堂の横を通り抜け、その通りに入る。-この大聖堂は主人公「ネロ」少年が憧れに憧れ、この大聖堂で凍死する寸前に偶然にも月明かりで垣間見たルーベンスの描く「キリストの昇架」「キリストの降架」があるところ。現在でも国内外の見物客で賑わっている(私たちが行ったときは丁度修学旅行シーズンで小・中学・高校生が多勢来ていた-結構歩くがなかなか目的地に着かない。心細くなったので途中オープンカフェでお茶しているオバサン連に道を訊く。これを真っ直ぐ行けば良いといわれる。かれこれ25分ぐらい歩いたろうか、「PRO ARTE」の看板のある店に出会う。ところが中は電気も点いておらず、ハープの半製品が所狭しと置いてある。あれ、この店はハープの製造専門なのかとがっかり。気を取り直して通りの反対側を見ると同じ「PRO ARTE」の看板の店があり、電気も点いている。 出てきた店員にリコーダーはあるかと聞く。それでは担当者を呼ぶから一寸待てとのこと。やがて小柄の若い女子店員が対応してくれた。棚の上のほうから引っ張り出してきたのがメックのメープル材のロッテンブルグ。「ほかのモデルは無いのか」ときくとこれしか置いていないとのこと。一寸がっかりする。ひょっとしたらコルスマあたりがあると思ったのに。リコーダーはあまり売れていない様子。ロッテンブルグはエボニーを持っているが、アントワープの人だし、これも何かの縁、折角来たのだから記念にと思って試奏してみて買うことにした。いま領収書をみてみると値段は249.48ユーロ、このうち付加価値税が43.30ユーロとなっている。すごく高い税率だ。自分は外国人なので免税の書類を作って欲しいと頼んだが免税の経験がないらしく、奥に入って相談してきて、「うちでは免税の扱いはしていません」といわれてしまった。日本では48,000円程度の価格なので約6割程度の価格で買ったことになる(確か当時1ユーロ110円ぐらいだったと思う)。先程、通りの名前が分からないと書いたが、領収書の住所はGeuzenstraat 19となっている。つまりGeuzen通りだった。そんなことで午後は笛の購入で時間をつぶし、ルーベンスハウスに来たときは閉館30分前ぐらい、これでは見学は無理だと思って諦めた。というのは閉館時間にぴったりと業務を終えるため早めに客を追い出すからだ。日本に帰ってきて案内書を見るとここは是非とも見ておくべきところと書いてあった。残念! しかしあまり欲張ってはいけない!ホテルに帰ってきて改めて試奏する。 ホテルの部屋の構造もあるのだろうが、すごく軽やかな、吹いているのかいないのか頼りないような軽い音。やはりメープルはこの程度の音なのかと。現在持っているエボニーの同じモデルのしっかりとしたつやのある音とはぜんぜん違う、対極にあるような感じ。しかし軽い息ですごく樂に吹ける。帰国してから自分の部屋で早速試してみた。音が重~い。アントワープのときと全然違うのに唖然とする。自室は吸音系のパネルで壁と天井を仕上げてあるので音響的には確かにデッドな空間ではある。だから音は吸収されやすい。それにしてもこの違いは何なんだろう。私の結論は、空気の違いではなかろうか と推測している。ヨーロッパの空気は乾燥している。したがって空気が軽い。また笛も乾燥して軽くなっているに違いない(もっともメックのメープルは素材をパラフィンに漬けて置いてから加工に入ると誰かから聞いたことがあるので、それが本当なら笛の乾燥状態は関係ないかもしれない)。そのような事で軽く吹け、軽い音が出たのではないだろうか。あくまでも推測である。先日、バロック フルーティスト前田りり子さんの公式ホームページ「りり子の部屋」(http://www2.odn.ne.jp/~cco69970/index.html/lililko.html)を見た。(「リコーダーの広場」(通称リコヒロ、http://www.asahi-net.or.jp/~AY4S-AKYM/recorder/)の掲示板の書き込みで紹介されたので)。トップページや過去の「近況報告 08.ベルギーの田舎の教会でやったCDレコーディング(2002年6月)」にプロだからこそより敏感に感ずる空気中の水分や部屋の音響効果の良さについての記述が出ている。このホームページは実に素晴らしいページだ。さて、旅行のほうはアントワープからアルデンヌ地方のワーテルローの古戦場や古城を見て、ルクセンブルグに行き、オランダを縦断して終着のアムステルダムとなる。ゴッホ美術館、国立博物館などでゴッホ、ゴーギャン、レンブラントの作品の数々を、デン・ハーグのこじんまりしたマウリッツハイス美術館ではレンブラントやフェルメールを鑑賞、満ち足りた旅行であった。特にキュウケンホフ公園は天国のような感じであった。
2005.06.25
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今日の練習は新装成った内村先生宅のスタジオ アートサロン「Regalo」で行った。われわれ21名全員が入って十分練習できる広さ、お披露目のミニコンサートもここで数回行われている。 最初の練習曲はドビュッシーの「子供の領分」より「ゴリウオークのケーキウオーク」だ。 25小節までを4部で合わせる。 ここまでは思ったほど難しくはないようだ。 「最初のメロディーさえ覚えてしまえばあとは楽になります」との先生の弁。 このメロディの4部でのユニゾンが楽しい。 「ケンタッキーの我が家」の練習に移る。先生から「16分音符のところは駆け足になってしまうのでもっと落ち着いて吹きなさい」と指示が出る。この曲は16分音符のパッセージやスケールが随所に出てくるので、どうしても速く吹かなければという気持ちが強くなるみたいである。 25小節目からバスにもメロディが回ってくる。 この曲はハーモニーもきれい。同じバスの河合さんから「重厚なハーモニー、素晴らしい編曲!。吹いていて楽しい!!」との嘆声があがった。 このスタジオは響きがとてもよい。 リコーダーのような音量の小さい楽器でもすごく共鳴して音が帰って来るのでとても楽。 練習がしやすい。 うまくなったような感じがする。 練習後のお茶とおしゃべりもいつもより活発。 おばあちゃまから紅茶を存分に振舞っていただいた。 大半の人は駐車しておいたマルエツまでしゃべり足りなかった分を補充しながらそぞろ歩く。 マルエツさん、ありがとう。
2005.06.23
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これからレッスンにいくところ。3月からテレマンのリコーダーソナタへ短調("忠実なる音楽の師"より)に挑戦している。。初心者の私には難しい曲だ。特に第2楽章が難しかった。前々回から第3楽章、第4楽章に入っている。本来ならば各楽章ずつ個別にレッスンを受けるのだが、第3楽章はアタッカになっているので続けて第4楽章へ入っていく。第3楽章は如何に歌わせるか、その辺が私の課題。第4楽章はアレグロ、細かい音符を軽快に吹けないといけない。テレマンの前はヘンデルの4つのソナタをやったが、しかしこんなに早くソナタに挑戦できるようになるなんて思いもよらなかった。思い切ってリコーダーに挑戦して本当に良かった。老後の人生の一つの張りになっている。先生の熱心な指導に応えられるよう、一生懸命努力しよう。
2005.06.19
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梅雨の晴れ間に散歩をとカメラを持って近くの里山に出かけた。この場所は一昨年に、前からあった子供用の遊園地を市で整備し、そのため東側の斜面の草むらが一挙に取り払われてしまった。これで昆虫が激減してしまったのだ。その後、植物がちょろちょろ生えだしているが、植生が全く変わってしまった。虫を探す。いない。見えない。遊園地へ登る。白い蝶が2羽群れ飛んでいるのが見えた。モンシロチョウらしい。近づいてみるとモンシロチョウとスジグロチョウだった。モンシロチョウが盛んにモーションをかけるがスジグロチョウは拒否している(種類が違っても交尾は有り得るのか?専門家で無いので分からない)。モンシロチョウはあきらめたのか飛んでいった。スジグロチョウは一寸離れた草に止まった。すかさず近寄りカメラを構えたとたん逃げ出されてしまった。残念!帰りに草の間に何か見える。ソウムシらしい。こちらは甲虫なので動きはゆったり。 駐車場とやぶの間の日影のブロックに何やらいる。へびだ! どきっとする。大きな青大将。しかし眼は優しく見える。体は青くきれい。全長は見えないが1.5mはあるのではなかろうか。民家の傍の畑の入り口に赤いカタバミ(西洋カタバミ?)が沢山咲いている。ふと見るとその花が大きく揺れている。よくみるとハチが盛んに花から花へ(椿姫ではありません)花粉だか密だかを求めて歩き回っている様子。しかしそのハチには翅がない。退化したのか事故でなくなったのかよく分からないが、どこからきてこの後どこへ行くのだろうか。ふと上を見るとビワがおいしそうになっていた。
2005.06.18
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ハ長調とト長調の音階練習の後、先生から話があった。腹式呼吸についてである。先ず腹式呼吸の意義について。腹式呼吸は横隔膜を下に下げ、肺の領域を広げ呼吸量を多くすること。誤解されていることはお腹を膨らませることにより横隔膜を下げるということ。これは胃や腸があり横隔膜を下げることは出来ないとのことであった。それではどうするか? お腹を横に広げて横隔膜を下げること。それには姿勢を正し、お腹を横に広げる意識で深く呼吸をする。 これにより笛でも歌唱でもすごく綺麗な発音・発生なるとのこと。 この要領でもう一度音階練習を行う。 今日の練習曲は前回(老バスは前回欠席)に続いて「ケンタッキーの我が家(アメリカ民謡)」の練習に入る(Fosterの「My Old Kentucky Home」だ)。一通り練習の後、4小節はブレスをしないで演奏するようにとの指示が出る。 しかし、バスにはきつい。そのせいか先生からはテノールとバスは2小節ずつのブレスでよし、たっぷり音を出すようにとのこと。やはり息をセイブして音が薄くなってしまった。腹式呼吸をもっと勉強しないといけない。
2005.06.09
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