全31件 (31件中 1-31件目)
1
規模の大小を問わず、企業経営者に会って「あーこの人ダメだなー」と思うのは「自分に酔っている」人。「夢」や「志」ばかり語って、身体よりも口ばかり動かしている人である。そもそも経営者に求められるのはまず、身近な人(社員、取引先)を守るための能力であって、「夢」や「志」ではない。資本主義のルールの中で、身近な人たちの生活を保障しつつ、会社という箱を使って利益をあげていくことが大切である。「100年に一回の未曾有の不況」という言葉が、利益を出せない経営者たちにとって「体のいい言い訳」「時候の挨拶」となっている昨今だが、こういうときでも稼ぐ企業は稼いでいる。売上が建てられず、資金繰りがヤバイ企業は多いと思うが、そういうときこそ、言い訳をする時間があったら、まず自らが動き、金策に走るべきなんじゃなかろうか。そんなときに「雅さん、この不況のせいで、うちの会社結構まずいんだよね。どうにかならないかな。他の仕事を受けてもいいんだけれど、それで軸はぶれたくないんだ。僕のやりとげたい志や夢を貫きたい」といわれると、正直「何を寝言を言ってるんだ」と思う。私は、「きれいごと」というのはまず金を稼いでから言うべきことだと思う。まず第一に社員の生活を守るためのお金を確保し、会社を維持すること。それが安定的にできてはじめて「夢」とか「志」について語る資格ができるんじゃないか。哀しいけれど、資本主義というゲームが通用する社会の中で「ごはんと味噌汁が毎日食べられる生活」を続けるためには「一に金、二に金」なのだ。愛とか夢とか志だけでは生きていけない。少しのお金があり、そのうえで「たくさんの愛」とか「夢」とか「志」があってはじめて人は幸せになれるんじゃないか。ただ、お金だけあっても、人は幸せになれない、と思ってはいるけれど。ベンチャー企業で、会社の継続や社員の生活のことを考える以前に、「会社の社長というステイタスを持つ自分が好き」っていうオーラを出している社長さんというのは案外多い。そういう社長さんに限って、何か動かねばならないときの行動が遅い。いつも威張って自分のデスクで鎮座している。そういうとき、「ベンチャーは『会社ごっこ』じゃないんだよ。人一倍身体を動かして働くことなんだよ」と思わずいいたくなってしまう。
2009年05月31日
コメント(8)
いよいよ来週の土曜日はサロンFUJIYAMAの日です。最近の雅にとっては、プライヴェートで株の話ができる数少ない場となり、本当に大切で貴重なひと時となっています。今回は、前回5月に引き続いて、平九郎さんがお話します。なかなかセミナー屋が話さない「具体的な銘柄選定」をテーマにお話されるそうです。一昔前のセミナー屋の株式セミナーでは、「スクリーニング」の手法や計算式をお話して終わり、というものが多かったです。けれども投資は、投資タイミングとか、定量分析(=スクリーニングして計算から割安なものを探す)のほかに、「会社の事業の資質」や「経営者の方針」などの定性分析も必要です。ある程度数値の操り方をマスターできれば機械的に割り出せる「定量分析」と異なり、定性分析は大変難しいです。これは教え方も難しいし、学び方も難しいです。一生かけてトライしてもマスターできないかもしれない。おいそれと話すのにはリスクも伴います。FUJIYAMAは非営利の勉強会なので、相場歴30年の平九郎さんに1円もお金は払っていません。投資判断やアプローチ、信じる信じないはもちろん個人の自由ですが、せっかく玄人が披露してくださる機会ですから、お時間のある人はぜひいらしていただけたら、と思っています。雅は受付担当なので、気軽に声をかけてくださいね^^場所:沼津産業新興プラザ5F日時:6月6日(土)14:00~14:55 ひよこクラブ(無料)テーマ「投資情報の集め方」15:00~16:30 FUJIYAMA(経費分担金 1000円)テーマ「銘柄選択アプローチ」※実際の銘柄を題材にしながら、どうやって投資銘柄を決定していくかのプロセスを解説していただきます。<お酒メモ>29日金曜日醸し人九平次 純米吟醸 2/3合黒龍 いっちょらい 1合弱ケルティック・クロス リンクウッド そのままで1つクーパーズ・チョイス リンクウッド 1994 そのままで1つティオペペ 1つ
2009年05月30日
コメント(6)
オフィスからふと窓の外に目をやると、曇天の空が広がっていた。でも、真っ黒ではなくて、薄い墨を塗ったような空の色。それを眺めていたら、ふとドビュッシーの『亜麻色の髪の乙女』の静かなメロディが頭の中で鳴った。ドビュッシーは印象主義派の音楽家で、アール・ヌーヴォーが流行った1900年前後に活躍した。当時のヨーロッパの芸術はジャポニズムの影響を色濃く受けており、特にフランスやベルギーでその浮世絵的な技法や、唐草などの文様をあしらったものが多く誕生した。ドビュッシーの奏でる音も同じく日本的で、グレーを基調とした水墨画の趣が感じられる。「竹とか葦で作る楽器の音色に近い感じ」と友人が表現していたが、なるほど、そうだな、という感じがする。忙しくても、普段生活している中で、時に「何かの旋律が聴こえる」のは、まだ心身が落ち着いている証拠である。自分なりによくも悪くも充実した日常を送っている、みたい。
2009年05月29日
コメント(0)
27日は自分にとってとても大切な大切な日だった。喪くした人のお誕生日だから。毎年、どんなに忙しくたって、決して忘れたくない、空気のように通り過ぎる1日にしたくないと思える日。「雅はお金持ちじゃなくて、幸せ持ちだね」と、書かれたメールをお友達から受け取った。もし私が「幸せ持ち」だったとしたら、日々の暮らしのちょっとしたことを「幸せだな」とか「ありがたいな」と教えてくれた彼に感謝したい。五体満足で生活ができること、好きなものをお腹一杯食べること、電車のホームを走ること、泳ぐこと、お酒を呑むこと、息をすること。喪くした人は、そういうことが叶わなかった。私が当たり前だと思うことが、彼にとっては夢のようなことだった。「お酒呑めて、いいなぁ」生前、彼は私に言った。ふっ、とその言葉が聴こえることがある。だから今日は、彼のためにお酒を呑んでいる。<お酒メモ>カリラ ディストリビューションのシェリー樽のやつ。 そのままで1つアブラワー これも1点もの。 そのままで1つ
2009年05月28日
コメント(2)
ピークから体重がするすると5kg弱減ってしまった。相変わらず外食は続いているし、家でも大量に食べているのだが、それでも減ってしまう。このところストレッチや腹筋をやっていたせいかな?とも思ったが、一日に500g強ずつ減っていくと流石に大丈夫かな?と心配になる。本人はいたって健康で、あちこち移動して(おかげさまで)忙しくしているのだが。食欲減退の代わりに、猛烈な睡魔と不眠が交互に起こってきて、大丈夫かな、と感じる。仕事、気張りすぎなのかな(笑)<お酒メモ>サッポロ瓶ビール コップ1/4リバティフィールド(南ア・白) 1/2本ヒュ―ガルデンホワイト 小瓶1つ白州 12y そのままで1つ
2009年05月27日
コメント(2)
般若湯(はんにゃとう)とは、僧侶が用いる日本酒の「隠語」である。仏教の五戒のひとつに「不飲酒戒」(酒を呑んではならぬ)という戒律がある。凍える冬に酒は呑みたいが、戒律は守らねばならない。そこで編み出したのは、「智彗の湧き出る水ならば飲んでもよし」という解釈である。そうして「般若」の「湯」(ぬるかん?)と称し、僧侶も日本酒を呑んだというわけである。ただ、私が僧の前で「今日も般若湯いきまーす(^Q^)」というと、「あなたの呑む量は般若湯ではない」と冗談か本気かわからないツッコミを受ける。気ちがい水といわれかねず・・・ちと悲しいですね(^^;<お酒メモ>瓶ビール コップで3つ
2009年05月26日
コメント(2)
現在、大学でアニメ制作の基礎を教えていますが、学生たちを見ていると、「やりたいことと違う」と言って課題を提出しないなど、ハングリーさが感じられない傾向があります。やりたい仕事をやるまでには長いプロセスがあり、地道にスキルアップしていかないと、仕事を割り当てる上司も振り向いてくれません。上の人間にアピールするには、まず本気であることを見せないと。本気なら、多少下手でも評価され、道が開けるものです。誰もが生き残れる業界ではないので、学生たちには、いい意味で人を出し抜くことも学んでほしいと思います。 (安彦良和――読売新聞2009年5月24日日曜朝刊26面より抜粋)ガンダムのキャラデザインを担当したアニメーターの安彦良和さんのインタビューをたまたま目にして、ハッとした。20代の方々とお話をするときに、自分が感じていた「もやもや」が的確に表現されていたからだ。例えば、仕事を割り当てられたときに「『なぜこれをやらなければならないのか』を上司に尋ねたい」と考えることは、仕事への理由付けや意識があるからがゆえのことだから、よいことだとは思う。でも、それを聞いた上で、「自分には合わないから」とか「時間のムダ」と勝手に判断し、拒否するのはどうかな?と感じる。少なくとも一般的には、若いほど、目上の人よりは経験値が低いはずだ。「なぜその課題を自分がやるのか、自分に相応しい課題なのか」ということを少ない材料の中で、勝手に判断し、それを拒否するのは、後々の自分にとって得策じゃないと思う。不条理なことだと思っても、与えられたものをやり抜くことではじめて、本当に「自分に相応しいものだったのか、そうでないのか」という判断を下せばよいと思う。自分の10代とか20代を振り返ってみて、やってみないうちから「ダメだ」とか「いやだ」と拒否するのはたいていの場合、わがままでしかないような気がするのだ。若い人が「好き嫌い」をいえる世の中は、平和で豊かな社会だという証拠だけれど、次世代の「好き嫌い」を優先しすぎるあまり、プライドばかり高くて問題解決能力が低い人がたくさん生まれてくるようになると、グローバル時代では競り負けてしまうぞ、ちょっと怖いぞ、と思うのである。
2009年05月25日
コメント(2)
「やってみない?」と誘われて、社交ダンスをお試しでやってみた。ジルバとルンバのステップを教えていただいたあと、音楽にのせて踊る。優雅な見た目とは違い、やってみて感じたのは、結構ハードな運動だな、ということだ。10分もしないうちに背中から汗が噴き出してくる。ダンスをやるのは、高校以来。しかも昔やったのはジャズダンスだったので、何の役にも立たない。ステップを踏むときにいろいろ混乱した。曲のリズムにあわせて、正確に刻んでいくスポーツはやってみて新鮮。普段、使っていない脳の部分を使っている感じ。和太鼓をやっていたときには、メトロノームのような正確なリズムではなく、西洋音階では表現できない「間」をとる訓練をしていたから、機械的に動くダンスは何かすごく変な感じがした。ダンスをやると表現力が増し、音楽に対しての理解が深まる効果があると言われている。「今後本格的にやってみない?」と誘われてどうしようかな、と悩んでいる。ペアで組むときにどうしても異性にぺたぺた触らざるを得ないのと、視線が近くて怖いという2点が頭をもたげてくるからだ。意外とそういうの、生理的にダメなんですよね。。。<お酒メモ>土曜日サンタクリスティーナ 赤 1本ソアベクラシコ 白 1/2本ギネス生 1パイントベルビュークリーク 生 1パイントちょっと
2009年05月24日
コメント(0)
決まっていたスケジュールが突然「なし」になったり、逆に突然の予定が入ったりするのはよくあることだ。でも、それが一度に、しかも同時多発的に起こることは滅多にない。でも、今日はそんな日だった。朝から夕方まで食べ物を口にする時間が一切なくて、なんだかずっと仕事をこなしていた。夜はご飯を食べる約束が入っていたから、その時にはさすがに何か口にできるだろうと思った。でも、待ち合わせ場所で会ったときに相手が言った。「すみません、お店の席が確保できなくて・・・」目の前が、真っ暗になった。で、すきっ腹で次の場所へ移動した。目的はピアノの演奏を聴くため。到着して10分ほどしてほどなく演奏が始まる。ドビュッシーの『亜麻色の髪の乙女』からはじまって、ショパン、ベートーベン、シューマン、ラフマニノフ、スクリャービン・・・さまざまな音を1時間半くらい、シャワーのように身体に浴びる。すきっ腹だったせいか、身体にガンガン、ピアノの音が入ってきて、ものすごく心地よい。基本、目を瞑って聴いていたのだが、時々目を開けて演奏家のほうを見ても、途中から演奏家の姿が見えなくなっていた。そうして見えるのは、なぜか自分の過去の景色だった。小さい頃だが、持病のために週3回ほど近所の病院に通院していた。共働きだったから、親はつきそってくれない。だから一人で30分くらいかけて病院へ通った。待ち時間は1時間。病院の待合室にいるのは退屈だったから、近くにある音楽教室の窓から、いつも生徒たちのレッスンを覗いていた。窓に耳を当てて、音を聴く。楽しそうな笑い声。刺激的なリズム。美しい旋律。しばらく聴いているうちに鍵盤を習いたくなって、親にねだったものの、「うちはお金がないからダメ」。ぴしゃりといわれてそれは叶わなかった。だから病院に行くたびにいつもその音楽教室を外からちょこちょこと覗いた。じーっと見ていると、ブラインドをすっと降ろされてしまうこともあった。だから次のレッスンを外で待っているふりをして、端っこからそっと覗くようになった。そうして、雨の日も雪の日もレッスンを見た。手がかじかんだときには注意深くそっと息を当てた。強く息を吐くと目の前のガラスが曇って、見えなくなってしまう。レッスンが終わると「暗いから」と生徒のお母さんたちが迎えに来てみんな帰っていく。それも羨ましかった。あたしの欲しかったものが全部詰まっていた。宝物に見えた。だから時々病院の帰り道をひとりで歩いているときに、涙が出た。マッチ売りの少女も、こうやって夢を見ていたのかもしれないな、なんて子ども心に思いながら。その記憶を思い出して、ハッと我に返ると、頬がぬれていた。生音で聴くピアノの演奏が久しぶりだったからなのか、あるいは、空腹が見させた幻だったのかわからない。だけれど、いろいろなことが重なったおかげで、懐かしい原風景が蘇ったことが、ただただありがたかった。<お酒メモ>雄町の日本酒(群馬) 1合弱栃木の生原酒 1合弱
2009年05月23日
コメント(2)
チョコレートはさまざまな効果があるといわれている。カカオのポリフェノールがワインよりもたくさん含まれていて動脈硬化にいいとか、カカオに虫歯予防成分があるとか、さまざまな効能が謳われている。だが、それだけだけでなく、脳にもいい作用があるらしい。お医者さんに聴いたところだと「口の中でとろりととろける食感と広がる香りが、一説にはキスと同じ快感をもたらす」んだそうだ。脳は快感をもたらしてくれるものが好きなんですね^^<お酒メモ>アサヒ スーパードライ 生中1つ八海山 本醸造 1合一の蔵 無調整 1合山崎12年 シングルでそのまま2つ
2009年05月22日
コメント(8)
運用経験があって、「あ、この人運用が上手なんだな」と思う人は、なぜか麻雀が強い人が多い。この間、この人と会っとき、手に持っていたモバイルはやりかけの麻雀ゲームだった。その人「あっ、見たな」雅「はい、見ました。雅のセオリーから言うと運用上手な人は麻雀やってて、しかも強いことが多い。今の配牌見せてください。診断します」その人「またそう言うこという。絶対いやだ」と、断られてしまった。ポートフォリオを一目見れば、運用者の性格はある程度みえてくる。嗜好する銘柄、売買タイミング、現金と株の比率・・・。そういう意味ではポートフォリオは運用者の「鏡」といえるかもしれない。麻雀にもある程度、同じことがいえる。決められたなかで、どの牌をホールドするのか、何を切るのかということを常にスピード感を持って迫られるゲームだからだ。捨て牌は何か、何の牌を持っているのか。リーチをかけずに上がるんじゃないかという相手の「読み」も求められる。そういう積み重ねが「流れ」となり、勝敗を決める。学生時代に、好きだった男の子と一緒に麻雀をやったことがあった。彼はまじめで実直な性格で、優しさを表になかなか素直に出せない人だった。そういうシャイな部分にも好意を持っていた。でも、あるとき一緒に卓を囲んだときに、彼の癖がどうも気になった。すぐに「鳴く」のである。(※「鳴く」とは、他の人の牌をもらって自分の手を完成させること)「鳴く」と確かに手は早く揃う可能性は高くなるが、リーチはできないし、やりすぎると、どんな役であがろうとしているのか他の人に読まれやすい。牌の引きが悪くてほかの役に変えようと思っても、やりづらくなってしまう。麻雀は状況の変化を見ながら役を作ることが求められる。100点満点のテストで100点に近づけるようにやっていく「絶対」力が求められるのではなく「相対」力が大切なのだ。実直な彼は、ものすごく性格の出る「打ち方」をしていた。極めつけは「あがりかた」だった。彼はほぼ毎度「喰いタン」というしょっぱい手であがるのである。そうして私の恋は、そこで終わった(爆)それ以来、麻雀をすることはほぼなくなった。今も親しい投資家さんたちが「麻雀やろうよ」と声をかけてくださるときがあるのだが、やんわりとお断りしている。自分が相手に抱いていたイメージが悪いほうに壊れるのが、なんとなく怖いのかもしれない。<お酒メモ>真寿鏡 特別純米&純米吟醸 おちょこで1つずつ開花開運 半合秋鹿 純米吟醸 1合
2009年05月21日
コメント(8)

「金目鯛なんて所詮、深海魚じゃないか」普段から「金目、金目」という私に、時々こういうことを言って来る人がいる。でも、浅い海、深い海、どこで泳いでいようとも、脂の乗った金目鯛は「うまい」。なまこだって見た目はグロデスクだけれど、コリコリした歯ざわりと、のどを通過するときのつるっとしたのど越しは何にも変えがたい。金目だって先入観なしに食べてからおいしいかどうかを考えればよいのだ。「食」に限らず、能書きをいう暇があったら「まず経験」。それが私のモットーである。というわけで、昨日は「金目のかぶと焼」にチャレンジ(^Q^)2kg以上の金目鯛はなかなか釣れないというが、これは2.7kgの金目のかぶと。いつもにも増してひときわ鮮やかな赤が目に染みる。これに特製の塩だれを塗ってさっと焼く。うまい食材は、「シンプルな味付けで早く味わう」が一番贅沢、だ。大きな魚体は、シーズンを過ぎたといえど脂がたっぷり乗っていて、私の好きな目玉のまわりは、箸でつまめばトロトロとコラーゲンやDHAが伸びる伸びる。こぼさないようにとさっと口にほおばっても、味も見た目も糸をひく。おいしい料理は福を運んでくれる。口に福で「口福」、そして私の心は「降伏」し、幸福な気分だけが残るのである。<お酒メモ>火曜日生ビール グラスで1つ開運 秋あがり 1合初亀 ひやおろし 半合兎月峰 純米吟醸 1合ラフロイグ 10y そのままで1つボウモア 12yそのままで1つちょっと甕だし紹興酒 冷で1合
2009年05月20日
コメント(2)

しんと静まり返った美術館で、突然ケルト音楽の「スリップ・ジグ(=8分の9拍子)」の音が聴こえてきた。なんだろうと思って耳を澄ますと、音はなくなってしまう。少し考えて目の前の絵をみたときに、その音が再び甦ってきた。それが私とカンディンスキーの出会いだった。ラフマニノフが好きだから、あるいは私の血のルーツが関係しているせいか定かではないが、カンディンスキーは私の好きな画家のひとりである。カンディンスキーは抽象画家の始祖と言われているが、個人的には抽象画家というより、音とか匂いとか、目に見えないものをどうやって視覚的に表現するかということに長けた人だったように見える。私にとって彼の作品から聴こえてくる「音」はアップテンポで、パッションを感じさせつつも、永続的に続くようなイメージのものが多い。それはケルト美術をはじめてみたときの感覚とひどく似ている。ケルト美術は「万物は常に動いている」ということを抽象的に表現するという特徴をもっている。だからケルティック・アートのアクセサリは、ループして永遠に終わりのない「渦巻き」を絡めることで構成される模様が多い。それがカンディンスキーの描くコンポジションの画法とどこか似た感覚を覚え、私にケルトの音を聴かせるのではないか。ロシアとアイルランド。二つは遠く離れているはずなのに、そんな風に感じるのだ。それはカンディンスキーもゲール人も、祖国を捨てざるを得ず、自ら新しい土地へと流れていったという運命のせいなのだろうか。音が流れるように、流浪していった人々の調べ、なのかもしれない。
2009年05月19日
コメント(2)

出雲に旅行に行ってたお友達からこんな写真が届いた。『ゲゲゲの鬼太郎』に出てくる目玉のおやじのTシャツだが、よく見るとEYE BALL DADDYと書いてある。直訳である。でも直訳過ぎるような・・・。あまりにも力技すぎて、何かものすごいエネルギーを感じるのは気のせい・・・だろうか(^^;<お酒メモ>生ビール 中ジョッキ1つ甕だし紹興酒 あたためて 250mlくらい
2009年05月18日
コメント(2)
古来から日本では世界でも唯一といわれる「香道」というたしなみかたがある。その香道の世界ではお香を「嗅ぐ」「焚く」ではなく「きく」と表現するという。ところで、坐禅をするときの1単位を「いっちゅう(=約40分)」と呼ぶのだけれど、この40分はお香を焚いてから燃え尽きるまでの時間を指す。お寺の本堂で坐るときは、住職が毎回これを炊いてくださる。坐禅が上手に組めているときは、本堂にたきしめられたお香の灰が「ぼろっ」と落ちる音が聴こえるのだ。かすかな香りと共に、音も感じとることができる、厳かで静寂な空間。何かを自分に与える時間ではなく、そこでは1枚、1枚自分が着ていたものをはがれ、「我」がなくなって、全てのものと溶け合う時間。香道をたしなんだことはないけれど、炊きしめた空間すべてを、五感で感じ、その先にあるものと一体になること、それが「道」のめざすところなのかもしれない。個人的にはお寺で炊く白檀は好きな香りだが、もうひとつ好きな香りがある。インドの「ナイトクイーン」である。直訳すると「夜の女王」(笑)高校時代とか、流星観測のために夜、フラフラと出かけていたり、悪友たちと麻雀を打ったりしたので、「お前らしい」とよく言われたものである。香り自体は、非常にリラックスできるもの。でも何だかちょっと色っぽい匂いで、部屋に充満するたびにくらくらとして眠くなるという不思議なお香だった。でもその匂いが何なのかは全然わからず、ただただ惹かれて買い求め、たきしめていた。ふとしたことから、その香のことを思い出し、先日検索して知って驚いた。これは年に1度、月あかりの下で、ほんの少しの時間しか咲かないといわれる「月下美人」の香りだという。月下美人は名前のとおり、いろいろ神秘的なエピソードがあって、花を咲いている瞬間を見た人は願いが叶うとか、幸せになれるといったいわれがある。花言葉はその咲き方に因んでか「儚い美」「儚い夢」「繊細」「快楽」といったもの。この世はうたかた。荘子が語った「胡蝶の夢」の人生観をよくもここまで端的に表した花であり、香りだと思う。「快楽なくして人生なし」の雅には、うーん、ぴったりかもしれない・・・(^-^;
2009年05月17日
コメント(4)
目をつむって瞼をしばらく押したあとに目を開くと、普段見えている視界のなかに「ちかちか」といろいろな斑点が見えることはないだろうか。それと同じで、世の中にある全てのものは、私の身体も、意識せずに吸っている空気も、原子とか分子とか、そういう細かいドットの集合体なんだな、と感じるときがある。現代作家の草間彌生は水玉をモチーフとしたアートが得意だけれど、彼女は高校時代にものの回りにオーラが見え、幻覚体験が始まったときに作家活動を開始したという。私は彼女がクレイジーではなく、ただ、世の中にあるものがあるとき「ドット」で見えるようになり、それをそのまま視覚化しているのではないか。そんな風に思う。世の中の「私」も「あなた」も原子分子レヴェルでただの「点」の集合体にすぎないとしたら、私たちが伝達している声もまた、空気と言う原子分子を振動させて相手に伝えている。私をかたちづくる「分子」がワクワクしているときには、声を出すことで相手の身体をかたちづくる分子を揺らす。その振動は、「私」が嬉しい場合、「嬉しい」ときに出がちなある種の波形を描いて相手に届くし、哀しいときには同じように相応の波形で相手の「分子」を揺さぶる。そしてそれが共振したときに、「気分」というのは相手に伝染するのではないだろうか。ときどき一緒に呑んでいる相手に、後日「雅とお酒を飲むとものすごい幸福そうで、なんか自分も楽しくなる」と言われることがある。多分、それは自分が楽しいという感情が、相手にも波形として伝わって、相手も楽しくなるせいなんじゃないか。そうして今度は、相手の「楽しい」という波を私が受け取って、キャッチボールしはじめる。最後に一緒にお酒を呑んでいる人全員がめぐりめぐって波を送りあい、共振して、みんなハッピーになるんじゃないのかな。「他人に何か喜んでもらえることをしたい」と思ったときに、相手がどうしたら喜んでくれるかな、と思うことも大切だけれど、まず、自分自身がその場にいて、心から喜び、そういう場にいてくれる相手に感謝する。「自分本位」と言う人もいるかもしれないが、そういうことが案外一番大切なんじゃないか、と思う今日この頃である。<お酒メモ>天明 純米吟醸 亀の尾 2合弱醸し人九平次 吟醸 1合ちょっと
2009年05月16日
コメント(0)
「痛て…っ」朝起きたら、手のひらが4センチほどざっくり切れていた。結構、深い。昨晩、酒場で興じて、隣の人を冗談で小づいたときに、突然切れたのだ。あとで考えると、その前にワイングラスを1つ割った破片が、隣の人についていて、それに触れてしまったのかもしれない。でも、そのときは楽しくて、「ウィスキーを塗ったらアルコール消毒になるから」なんて言って、傷口に本当に塗ったりとかしていた(←ばか)。そのときは「ちょっと沁みるな」程度の感覚だったのだが、ちょっとどころじゃなかった(汗)深酒をすることを「痛飲」というけれど、私の場合文字通り昨日は「痛」飲となった。楽しみ、騒ぎすぎて「雅、いいかげんにしなさい!」と神さまからしかられたのかもしれない。ところで、昨日呑んだみなさんのうち、雅に返すはずの4000円を持っている人は誰ですか(涙)さっき財布を覗いたら1000円しかはいっていなくて、今日は家計が火の車です(><)<お酒メモ>「ちょっと」のはずがちょっとどころじゃない量に(^^;サンタクリスティーナ(赤) 2/3本カレラ(カリフォルニアの白) 1/2本ストラスアイラ そのままでひとつ
2009年05月15日
コメント(0)

(ネットから拝借しています)釈由美子をはじめとする「不思議ちゃん」芸能人のトークでよく出てくる話に「UFOを見た」「妖精を見た」というのがある。そういうトークを聞くたびに「あれ、そんなこと言っていいのかな?」と気になる私。というのも、昔、どこかで聴いたことがあるのだが、「妖精と会ったことを人に話すと、その人は二度と妖精に会えない。他人に話したことが妖精にわかり、彼らを怒らせると、妖精が仕返しをすることがある」という。西欧のおとぎ話では、妖精はかわいく、神秘的に描かれているが、ローレライは海坊主よろしく船頭を水に引きずりこむし、ゴブリンは邪悪な存在として知られている。同じく、日本には「妖怪」という妖精の文化があるが、これも「人によくしてくれる妖怪」と「悪さをする妖怪」の両方がある。余計なお世話だが「会った妖精がいい妖精か悪い妖精かがわからないのに、うかつにそんな話をして大丈夫なのか」と心配になる。「ここは現実世界だから、そんなのはいないから話しても大丈夫」と思う人もいるかもしれないが、真剣に妖精と会った話をする芸能人は、間違いなくおとぎの世界の住人であるわけだから、おせっかいだけれど、心配である。それはさておき、どうも妖精というのは、多神教や八百万の神を許容する土地にその伝承があることが多い。多神教であるゲール文化が今も息づくアイルランド。ここで車を走らせると、時折「妖精に注意(レプラコーン・クロッシング)」という看板をみかける。小人の姿をした妖精が飛び出して、轢いてしまうとあとで仕返しをされるかもしれないら、というところから看板が設置されたらしい。アイルランドでその看板を見るたびに、ついアクセルを緩めてしまう私は、少し臆病なのかもしれない(^^)
2009年05月14日
コメント(6)
満月の日である十五夜からふたつ夜を過ごすと、十七夜になる。昨晩はちょうど「十七夜」だった。「立待月」という別称もある十七夜月はいろんな呼び名があるが、そのひとつに「かのう」というのがある。一説には古(いにしえ)の人びとは満月の2日後の月に祈りを捧げるとその願いが叶うと考えていたことから、その呼び名がついたと言われている。そんな「立待月」の日、スタンディングもできるアイリッシュパブで小一時間呑んで帰宅したところ、愛鳥が「くてっ」としていた。ここ数日、ぐるぐるという声を上げながら機嫌が悪く、一歩もかごの外に出ようとしなかった。変だと思って無理に出し、手の上にのせたのだが、体重がずいぶん軽くなっているのに気づいた。自慢だった真っ白な羽のつやは失われ、心なしか、くちばしの美しいべに色が薄くなっていた。そのとき、愛鳥が飛ぼうとしてうまく飛べず、地面に落下した。「あらしやまっ!どうしたの?」くちばしを少し開いて、少し苦しそうだった。衰弱しているのかな、と思い、応急措置をとることに決めた。オリゴ糖をコップにいれ、40度のお湯で溶かし、口移しで少しずつくちばしに液体を差し込む。「どうかよくなりますように・・・」一所懸命、祈った。幼いころから文鳥を飼っていたが、文鳥が食欲不振になると動物病院の先生がいつもブドウ糖入りの液薬をつくってくれた。それを一日数滴投与して安静にしてやると、快方に向かうことが多かったからだ。幸い「点滴」はお気に召したようで、少しずつ嬉しそうに飲んだ後、手の中でしばらくおとなしくしていた。そうして小一時間が過ぎたところで、愛鳥のくちばしの色が心なしかよくなったように見えたので、そっと手をかごのほうにやり、戻してやった。今朝起きるとゆっくりと餌を自力で食べようとしていたのでほっとした。十七夜のお月様が、願いを聴いてくれたのかもしれない。10年も一緒に暮らしていると、文鳥の寿命のことが頭をもたげてくる。いつかくる「その時」に自分の精神がちょっと不安定になってしまうんじゃないかな。今は「その時」に気丈でいられる自分がまったく想像できないのである。
2009年05月13日
コメント(4)
―人のかめに酒入れてさか月(づき)に添へて、歌よみて出(いだ)し侍けるに― もちながら 千代をめぐらん さか月(づき)の 清きひかりは さしもかけなん (後拾遺和歌集/藤原為頼朝臣)珍しく「八大集」である「後拾遺和歌集」の歌を眺めていた。好きな歌人である和泉式部がかかわっていることからときどき見返すことがあるのだ。目でその歌を追うたびに圧倒される。昔の歌人はいともやすやすと言葉を手繰り、音楽を奏でるように紡いできたのだろう、と。言葉というものは操りかたが難しいものだな、と思う。たとえ同じ言葉を紡いだとしても、受け手の性格や育ってきた環境によって、その言葉の印象は「ネガ」と「ポジ」にすり替わる。言葉を選ぶときには、相手がどういう背景を抱えて大人になったのか、今どんな喜びや悲しみや悩みをかかえて生きているのかを考えながらを斟酌しながら、自分の本意を伝えたいと思う。ちなみに冒頭の歌の現代語訳は月は望月のまま千代までもめぐり、清い光を射しかけることでしょう。(盃をいつまでも持ち続けながら、お酒を差し掛けましょう)私は酒を呑むばかりで、こんなにきれいな歌はなかなか詠めない。なんて思いつつ、ギネスを呑みながら一句。漆黒のさか月手向け独り過ごす月の曜に 雅<お酒メモ>ギネス 生1パイント
2009年05月12日
コメント(2)

『バーバレラ』という映画にハマッてしまった。1968年に封切られた昔の作品で、B級感満載のお色気宇宙SFなのだが、ストーリーの「勢い」と、キッチュでシュールな設定に、ついつい引き込まれてしまうのだ。しかも、主演はアカデミー主演女優賞を2度も受賞した大女優・ジェーン・フォンダ。20代後半で、まだ駆け出しの頃だったせいか、お色気シーンの脱ぎっぷりやオーバーリアクションも非常に気持ちがよい。(その感じは、『TRICK』がひっそりとテレビで放映されたときの仲間由紀恵とすごくダブる)オープニングからそのシュールさは大爆発する。音楽に合わせて無重力状態で、ジェーン・フォンダが宇宙服をゆっくりと脱ぐという設定なのだが、脱ぐ順番が本当にいかしている。手袋→ストッキングの右左からはじまり、最後は蝉が殻を脱ぐようにせ裸身になってしまう。でも、「映っては困る部分」には、出演者たちのクレジットのアルファベットがくるくると重なって、見えないように処理がなされて、本当によくできているのだ。話自体は、ジェーン・フォンダ扮するバーバレラが、政府のミッションで、天才科学者デュラン・デュラン(同名の歌手は、ここに出てくる名前を借りてデビューし、大物になってしまったというから驚き)を探しにとある惑星に行くというもの。ところが、彼を見つけるまでにさまざまなピンチがバーバレラを襲い、それをくぐりり抜けていく。しかし、バーバレラは窮地の度に「お約束」のように必ず服を破られる。そしてそういうときには必ず見知らぬ男たちが助けてくれる。バーバレラが謝意を示して「謝礼を出す」といえば、必ず男たちが「金でなく、身体で払って」と申し出て、バーバレラはなんの頓着もなく「いいわ」と応じる。男性の妄想を「これでもか」といわんばかりにかなえつつも、いやらしくなく、コメディータッチでテンポよく話が進んでいく。タランティーノの『パルプ・フィクション』なんかは結構好きだったのだが、『バーバレラ』が「私の好きなB級映画一位」の座を奪ってしまった。今年ハリウッドでリメイクされるそうだが、ぜひ封切られる前に「原作」を見ることをおすすめしたい。<お酒メモ>9日土曜日生ビール グラスで1つ鳳凰美田 生 半合喜久酔 純米吟醸 半合八千穂 特別純米 半合小布施シードル(りんご) グラスで1つ半ドメイヌ ソガ 美山錦 2合ラフロイグ グラスで1つ小布施ブラン(白)2008 グラス3つ宗玄 生原酒 2合
2009年05月11日
コメント(2)
遅くなりましたが月末のパフォーマンスのメモです。計算を怠っていたのを反省しています。4月末時点では、TOPIXや日経平均の大幅上昇に比して、自分のPFは大きく減少しました。小型株中心に保有していることと、準主力の株の大幅下方修正が原因です。もともと5月に入って相場が下がったときに(売買を含めた)リバランスを行う予定だったので、推移をみながら作業をしたいと思います。●値動きの激しい小型株の割合を減らし、売られている大型株の同業種に一部シフトする。●不景気でも利益成長が見込める業種で、情報通信・サービスでないセクターへの投資(→現在情報通信・サービスの比重が高すぎるため)を考えています。母のファンドは金融株の組み入れを検討中です。ただ、自分が金融セクターの売買が過去を紐解くとそう上手でない(相性が悪い)ので、慎重に考えたいと思います。<運用結果>・4月の雅の損益(株式時価総額ベース・2008年末比)-7.29%(前月比-4.18%)●買い付け なし・マザーファンド(株式時価総額ベース・2008年末比)+14.84%(前月比+7.27%) ・指標比較(前月比・カッコ内は月末時点の数字)TOPIX(837.79)+8.28%日経平均(8,828.26)+8.86%
2009年05月10日
コメント(0)
本日5月9日はサロンFUJIYAMAの日です。「相場の読み方と銘柄選定のポイント」というテーマで平九郎さんに語っていただきます。場所はいつもの沼津産業振興プラザ5F(東海道線:沼津駅前)タイムテーブルは●おためし勉強会の「ひよこクラブ」(無料)14:00~14:55 株式投資入門その1-投資目的と、証券会社の選びかた※全5回の第1回目です。 ●少し実践的な「サロンFUJIYAMA」(会場費・資料代込み1000円) 15:00~16:30 (仮テーマ)相場の読み方と銘柄選定のポイント になります。ご興味ある方は直接お越しいただいて構いませんので、受付の雅に声をかけてください^^今回は事前予約不要です。宜しくお願いいたします。<お酒メモ>美味しいお鮨屋と評判のところで。ごちそうさまでした^^三十六人衆 純米大吟醸 半合雅山流 うすにごり 半合鍋島 純米酒 無ろ過生原酒 半合越乃松露 半合
2009年05月09日
コメント(2)

夕方のジャズ・バー。馬が大好きなマスターは、馬のモチーフをあしらった小道具を自分のバーにたくさん置いている。ローランド・モルトを頼むと、いつもきらきらしたバカラのグラスに入れてくれる。グラスの中で淡い黄金色をしたローランド・モルトは、ラマンミュアー丘陵の泉とキンチー川を懐かしむかのようにゆらゆらと揺れる。「あぁ、きれいだな」いつもこの店で呑むグレンキンチーは艶やかな姿と香りをみせてくれる。ふと、目の前に綺麗なグラスがあった。ステンドグラスで馬が描かれた、色違いのグラスだ。マスターが大切にしているグラスだけれど、馬があまりにも楽しそうに跳ねている姿を見て、なんだか口をつけたくなってきた。「マスター、もしよかったら、このグラスに似合うお酒を入れて呑ませてくれますか」出てきたのは、ホワイト・ホースだった。ブレンデッドの有名なウィスキーである。原酒となるクレイゲラヒはラガヴーリンは呑んだことがあるけれど、ホワイト・ホースははじめてだ。一口呑んでみると、コクのあるなめらな液体は優しい味わい。甘い黒砂糖のような味が最後に残る。名前のとおり、若い馬が跳ねているといった印象を感じた。いつもはウィスキーはストレートなのだが、このときばかりはグラスに丸い氷が入っていた。透明度の高い、まん丸の氷は、少しずつなかの液体が減るたびにくるくると回る。マスターが丁寧に作った証だ。氷がすべる様子を上から眺めていると、テーブルのアルコールランプの焔が揺れるたびに、グラスの馬が妖しく動く。くるくる。くるくる。まるで万華鏡を見ているかのような気分になる。お酒で酔うというより、雰囲気がとても気持ちが、いい。この不景気にもかかわらず売上が右肩上がりのバー。その理由が、何かわかる気がした。<お酒メモ>ヒューガルデン ホワイト 小瓶1つギネス 小瓶1つグレンキンチー 10y そのままで2つちょっとホワイト・ホース ロックで1つ
2009年05月08日
コメント(2)

引用元上の図はOECD加盟国において、15歳以上で肥満度がBMI30以上(=高肥満)の割合を模式図的にあらわしたものである。これを見ると「でぶ」の多い国は1位 アメリカ2位 メキシコ3位 イギリスとなっている。この順位を見てふと思ったことは「豚インフルエンザ患者数」との相関があるのではないか?ということ。感染症の発症は公衆衛生の問題とかかわりが深い。つまり病院にかかったり、薬をもらうのが困難な貧困地域というのは、感染のスピードが速くなりがちだからである。こういう「貧困層」の割合が多いところで、疫病の発生~流行という可能性が高いと思う。また、貧困は食の「ファストフード化=家畜化」を促す。一般的に「粉もの」は、食物から水分を奪い、粉砕することによって長期保存と低コスト化を可能にする。しかし一方で、エネルギー量が高く、原材料の鮮度が見えづらいという特徴がある。つまり、B級グルメは確かに安くて美味しいのだけれど、太りやすいものが多いのだ。アメリカではフードスタンプという制度がある。これは低所得者向けの所得配給カードのことで、これを持っていけば指定の食べ物と交換ができる。しかしその多くはすぐに口に入れられ、ボリュームのあるファストフードに化ける。貧しい人たちは、それまでの食生活から、時間をかけて調理をするよりも、安くて、すぐにおなか一杯になって、砂糖と脂たっぷりの食品を欲しがるからだ。そのため、カロリーの過剰摂取から肥満になる割合が多いといわれている。アメリカで、マックを1ヶ月間食べつづける実験映画『スーパーサイズ・ミー』で「貧乏人=肥満になりやすい」という相関を示唆しているのは、こういうわけだ。今回の豚インフルエンザの初期発生~感染地域を見ていると、「『でぶ』の割合が多いところ=貧困地域が目立つところ」という傾向があるように思う。発症した各国の医療制度に少なからず瑕疵があることも感染拡大原因のひとつなのでは?と思うのだが、どうだろうか。
2009年05月07日
コメント(6)
量販店で家電を買うときは、広告で値段の比較をすることも大切だが、量販店で立っている担当者の見極めも重要である。どの担当者に相談するかで、広告からさらに値引きされるプライスが変わってくるからだ。マネジャークラスの人だと、値引き額限度額や、自分のノルマがわかっているので、「販売数字を上げたいとき」は、さっくりと限度額までひいてくれることが多い。特に今みたいな連休や休日は、販売実績を作ることが重要なので、配送料金まで先方が持ってくれることもある。しかし新人だとそうはいかない。どこまで値引いていいものかがわからない。たとえばMAX3割まで引いてもよい商品があっても、利益ベースでの数字が頭をもたげて、1割引とか、2割引とか中途半端な値段を提示してお客に逃げられてしまう。ノルマを達成するために、どういうストラテジーを組んで数字を上げていったらいいのか、その塩梅がなかなかわからないのだ。例をあげると、ヤマダ電機でマネジャークラスの人とお話してみたら、いきなり「割引限度額でいいですよ」と言ってくれて、加湿器付き空気清浄機が3万1000円(広告価格でビックカメラと同額)↓2万7000円(値引き価格。配送料金こみ)になった。傍にいた学生風男性2人が違う店員に同じモノを頼んでいたが、こちらは3万1000円で購入していた。もし、量販店で商品を買うときには、少し年端のいった、できそうな店員さんを探し、名札に役職がついているかどうか確認したあとでお話してみると、いいことがあるかもしれません。<お酒メモ>Veuve Cliepuot Ponsardu 1985 グラス2つドメイヌ ソガ 自然派ビオロジック3回目(要は無農薬の美山錦の日本酒)2008 1合ちょっと ヴァイング-トーベルンハルトオット グリュ-ナーヴェルトリーナー アム・ベルク2007 グラス2つ(白)ナウーレ・ビアンコ 2007 グラスで2つバカルディのジンジャー割グラスで1つ(若いコの強制)田酒 4割5分 純米大吟醸 2合
2009年05月06日
コメント(2)
昼間にずっと歩き回っていたせいか、夜になって急に疲れがドッと襲ってきた。人間、疲れると甘いものを欲しがるというが、私が欲したのは、食べ物ではなく音楽だった。積み重なっているCDたちの中から、ラフマニノフの『ピアノ協奏曲第2番』と『第3番』が収められた1枚を取り出す。ロマン派の代表格として知られるラフマニノフは、非常に甘い旋律が特徴である。叙情的で熱情的だけれども、決して前衛的ではないその作風は、痺れきった頭と身体を優しく癒してくれる。『ピアノ協奏曲第2番』はラフマニノフの代表的作品で、マリリン・モンロー主演の映画『7年目の浮気』でも使用されていた。そして同『3番』は指先の高度なテクニックが要求される。ラフマニノフは指がものすごく長くて、関節が柔らかかったことから、オクターブ半離れた鍵盤を同時に抑えることも楽にできた。時折エレジーがかった旋律を交えた甘いメロディと、勇壮で軽やかなリズムを特徴とする『3番』は、ラフマニノフが指先に余裕があったがゆえに生み出されたものなのではないか、と思っている。若い頃はラフマニノフの「これでもか」といわんばかりの、ベタベタな甘さが耳について嫌だった。けれど、ここ数年はくたくたになるとラフマニノフを好むようになった。これはピートの効いた「アドベック」を呑んでいた私が、近年キースの「ストラスアイラ」を好むようになったことと関係しているのかもしれない(汗)(※ストラスアイラは、メロゥな味と紅茶を思わせる華やかな香りを放つのが特徴のモルトウィスキーで、シーバス・リーガルのメインとなるボトルである)
2009年05月05日
コメント(2)
「GWも後半戦に突入しましたが、各高速道路では渋滞が続いています・・・」というニュースがテレビから聴こえてくる。休まないうちに、もう後半なんだー、と思う。本当は2日の土曜日から暦どおり休みをとるはずだったが、1日の夕方に振られた仕事で、この土日も(今も)働いている。とは言っても、昨日も今日も1日MAX8時間程度の労働で済んでいるし、気持ち的には結構のんびりしている。世間が休みなので、せめて人間味あふれる生活をしようと思い、今朝は早めに起きて、仕事をする前に身の回りの手入れをした。愛鳥のかごを掃除してやったり、朝市セールで魚を買い込んで、粕漬けにしたり。他にはミニ菜園でアスパラに挑戦しようと思っているので、その準備で土をほかしたりしていた。ついでに年末に捨てようと決めた本も一部(といっても数百冊だが)、古本屋に持っていった。「査定するので、時間をください」といわれたので、仕事帰りに立ち寄ると告げ、夜に寄ったところ、持っていった紙袋がレジ横に鎮座していた。おや?と思うと店員さんが、「単行本(ハードカバーとかソフトカバーといわれる類)は、発売後10年近く経過したものは、お引取りしかねます」といわれて、少し哀しくなった。両手で紙袋をぶら下げて帰途につく。折角、後ろ髪ひかれつつ別れる決心をした本が戻ってきて、どうやって処分しようか途方に暮れている。私にとって本は「子ども」みたいなもので、別れる(=処分する)のはいつも本当につらいのだ。最近は「発行日絶対基準」で本を買い取るところが多く、発行日から時間が経過するほど買取価格が安い。まるで生魚と一緒であるだけど持ち込んだ本は(日光などで)焼けないように保管し、ひとつひとつにカバーもかけていたので、帯から何から新品同様だし、結構人気の作家たちだった。それを0円でも「(大量すぎるから)お引き取りしかねる」といわれたのは、ちょっとショックだった。お部屋、少し広くなると思ったのだが、これは当分(掃除しても広さは)変わらないな・・・。<お酒メモ>3日日曜日シメイ 赤白青 計150mlくらい。自家製 甘酒(酒かすは宗玄) 1合半→本日はオリゴ糖でこさえてみました^^今から宗玄 純米山田錦 無濾過生原酒 (限定酒No8) 2合ちょっとほぼ一般流通していないもの。「東京に1ケースだけ出荷しているだけ」(by蔵元)との言葉どおり、薫り高い麹と舌にびりびりとくる酸味がたまらなくいいです。う、う「めぇ~」^^
2009年05月04日
コメント(10)

「(市場では)100匹に1匹しかない」と言わしめる、金目鯛の白子。出会ったのは人生で2度目。最初に見たときは目の前で、他の人に全部食べられてしまった。痛ましい経験が「次にあったときは何としてでも、どんな手段を使っても食べるぞ」という恐ろしいほどの欲望に昇華(笑)。以来、1年かけてやっと「出会えた」。お気に入りの日本酒をたまたま持ち込んでいたときに出会えたのはラッキーだった。シチュエーションは完璧である。ぷるぷるとした白子が今にもしたたり落ちそうな「金目の白子の握り」は、生でいただいてもいいのだが、表面をさっと炙ると甘みが膨らむ。だから、わざわざお店の大将にひと手間かけていただいた。やっと会ったが100年目、ではないが、せっかく待ちに待った珍味。ゆっくり味わいたかったのだが、白子だから一口でいかないといけない。「えいっ」とほおばると、これでもかというくらい、パワフルな白子の味が口の中を占領する。トロッとして優しい甘みが充満し、上品な香りが鼻腔を抜けていく。「うーん幸せ。噛んで『ごっくん』したくない」と思ったが、金目は口の中でふーっと溶けていく。淡雪のように、あっというまに「すっ、すっ」といなくなってしまった。「大将、おかわり(^Q^)って、・・・ないですよねぇ」笑顔で「それだけですよ」と言われて、やっぱりとは思いつつ、残念な気持ちになった。胃袋に行ってしまった金目の白子に思いを馳せた。私を周りで見ていた人は「相変わらず食い意地が張っているな」と思ったに違いない(^^;
2009年05月03日
コメント(2)
横浜の高校生も、成田空港で疑われた女性も、名古屋のトヨタ社員も全員「豚インフルエンザ」でないとわかり、世間はホッと一安心でGWに突入した。でも、大丈夫なのかな?と思う。友人の子どもで身体がものすごく弱い子を何人か知っているのだが、病気になってインフルエンザの疑いがあると、(試薬を使わず)インフルエンザかどうかの判定をせずにタミフルを処方する医者が多いという。何でも、タミフルは「子どもにはよくない」と一般的に言われているが、10歳以下の子どもで副作用が出ることはないらしい。そこで、その年齢以下の子どもに、薬をあげたがる医師は、割と簡単に処方してしまうという。普通、タミフルはインフルエンザになってから48時間以内に飲む薬で、予防法的に飲むものではない。でも、世間では誤った(というか、安易に)処方がなされている部分がある。こうやってひょこひょこタミフルを飲ませて、結核にかかったお笑い芸人・ハリセンボンの箕輪さんよろしく、(結核のように)耐性菌が出現したら、どうなるのだろうか。おりしも、インドネシアでは強毒性の鳥インフルエンザが豚に罹患しているケースが増えているという。鳥よりも豚のほうが人間の組織構成に近いから、豚を中間主として人間に強毒性のものが罹患した場合、タミフルに耐性を持った日本の子どもから、最強のウィルスが出ることだって容易に考えられる。暴論を承知で言うが、インフルエンザかもしれない、というときに、季節性のものだったら、もしかしたら素直にかかって、今のうちに耐性をつけておいたほうがよいと思う。もし今、風邪っぽくて、直近で海外に出た記憶のない人は、コーラを鍋で軽く温め、スライスしたレモンとしょうがを浮かべたホット・コーラを飲んで、寝る。香港やフランスで飲まれるという民間療法の風邪治療法だが、そうやって大人しく休日を過ごしてみるのも案外悪くないかもしれない。そのほうが長期的に見て、免疫をつけ、パンデミック(感染爆発)をすり抜けるかもなぁ、と思うのだが。<お酒メモ>1日金曜日アサヒスーパードライ 生中 2つ晴耕雨読(芋焼酎) ロックでグラスになみなーみ1つお家の在庫整理宗玄 生 純米吟醸 1合七田 純米 無濾過生酒七割五分磨き 平成15年度醸造 1合※『ダンチュウ』で絶賛されている日本酒のひとつだが、どうも旨い味を出すために、加工を施している気がする。わざと古いものを熟成させてみたが、水と米と麹だけで勝負していないように感じる。日本酒で頭が痛くなる、という人は、この酒は口当たりがよいが、外したほうが無難です(評論家はこういうことを絶対言いませんが、酒を選ぶにおいて身体に合うかどうか、こういう判断をすることも必要だと思う)
2009年05月02日
コメント(8)
5月1日はメーデー。「工場を持っているような大企業は、メーデーにお休みすることが多い」と、会社の先輩が言ってたけれど、「労使対立が割とあるようなところ限定」の話ではないかと感じている。経団連会長をやっているキヤノンだって明日は普通に「出社」だそうで、不景気で生産を落としている企業の工場部門や、一部の業界だけが「休日」なんだと思う。そうすると、カレンダーどおりでも5月1日から6日まで、今年は6連休という超大型連休になる。それを見越して、というわけではないのですが、GWの連休を使って旅行に出られる方が多いと予想しているため、今月の株式投資勉強会「サロンFUJIYAMA」は日にちをずらして連休明けの5月9日(土)に開催されます。今回の講師は相場歴30年超の投資家・平九郎さんですが、雅の知り合いである運用業界や金融業界で活躍されている方が聴講しに来てくださるそうで、なにやらひと盛り上がりしそうな気配です。(もったいぶっているわけではないのですが、お名前とかお仕事を具体的な情報を出すのは本人に許可をとっていないので、すみません)「経済って大丈夫なの?」「景気はどうなるの」「新型インフルエンザの影響で、どうやってお金を貯蓄/使うのが賢いの?」「アメリカはデフォルトしたら資産運用ってどうすればいいの?」という経済の入門のところから、「証券マンがうるさくない証券会社を教えて」「自分の性格にあった証券口座はどこ?」「日経やマネー雑誌ってどれくらい当たり外れがあるの?」といった個別の質問にもお答えしつつ、実践的な勉強会をやりたいと思っています。場所はいつもの沼津産業振興プラザ5F(東海道線:沼津駅前)タイムテーブルは●おためし勉強会の「ひよこクラブ」(無料) 14:00~14:55 株式投資入門その1-投資目的と、証券会社の選びかた※全5回の第1回目です。 ●少し実践的な「サロンFUJIYAMA」(会場費・資料代込み1000円) 15:00~16:30 (仮テーマ)相場の読み方と銘柄選定のポイント になります。ご興味ある方は当日直接お越しいただいて構いませんので、受付の雅に声をかけてください^^宜しくお願いいたします。
2009年05月01日
コメント(0)
全31件 (31件中 1-31件目)
1