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現代をとても意識している、伝統工芸作家です。暮らしの中で備前焼を使っていただく場面を一生懸命考えて、フォルム的にも、焼け色的にも土の質感的にもマッチしやすい作品作りです。安田龍彦・楕円皿使うという事をどのくらい意識するべきなのか?安田さんは答えを見つけたようです。確かな技術を追求しつつ、機能的にも、価格的にも、折り合いをつけました。安田さんが考え続けた結果を土台に備前焼に潮流が起きそうな気配があります。潮流を起こすことが得意なひとは、心に響く言葉を何時も捜しています。安田さんは、作品に語らしめんと粘土に気合をいれます。そうです、備前焼陶工の大多数の例に漏れず、彼も朴訥で口下手です。代わりに、作品が語ります。視覚でイマイチぴんと来なかったかたには、触覚、使い心地、水による変化、そして経年変化ともてる業をフルに使います。お客様は「備前焼がわかる人」に育ちます。お客様は「安田龍彦がわかるひとでなく、備前焼窖窯(あながま)焼成の味がわかる人に育つのです。安田龍彦さんの人生はいい人生です。本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
2007.07.31
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ティーセット(カップ・ソーサー) 作 者 安田龍彦 コメント 濃厚な窖窯のゴマがたっぷりときたカップとソーサーのセット。丁寧な作りが印象的、ちょっとしたギフトにも……。 焼 成 窖窯(あながま)焼成 作品名 コーヒーセット 作 者 泉裕理 コメント 小振りで、シンプルな形。別々に使って、お菓子と、ドリンクのセットなどに……藁が溶けて乳濁した釉薬状の景色があります。 焼 成 窖窯(あながま)焼成 作品名 コーヒーカップ 作 者 小川壮一 コメント ユニークなデザインですが、使いやすさも考慮されています。ソーサーとカップを別々にしてモーニングセットにしてもいい感じ。 焼 成 窖窯(あながま)焼成 三者三様 いずれも窖窯(あながま)です。コーヒー・ティカップ集窖窯(あながま)の人たちのカップがこんなに集まってくるなんてちょっと前まで考えられませんでした。このカップたちの良さが桃山の古備前からの流れなのです。備前焼中興の祖、陶陽先生は登窯で桃山を目指しました。崋山先生も登窯で桃山をめざしました。幾多の先人が登窯で桃山を目指しました。先人たちが今の備前焼窖窯(あながま)の世界を見たら、生き返りたくなるでしょう。この日を夢見ていたのが窖窯(あながま)の先駆者たちです。窖窯(あながま)の世界が地元、岡山にもっともっと広がっていたら、岡山の保守層が、本当に勉強家だったら、先駆者たちはもっともっと駆けたでしょう。如何せん、もう少し時間がかかりそうです。方向は間違っていません。頑張れ! 若者たち!本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
2007.07.30
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星さんの秘密をばらします。星正幸・鉢土が叫ぶのです。もっと削れ! もっと削れ!カーブは意識して作ったものではありません。土の持つカーブなのです。この色はこの土の地色なのです。星さんは土のいうとうりにしているだけ。エッと思う軽さです。土がだしたかった味を匠は引き出しました。窯詰(仕込みを含む)、昇温、引っ張って焚き上げ、簡単な事です。ただしその間。煙は出しません。この鉢は窯の中で裸でした。だからすべてがわかります。この鉢を手にとって穴の開くほど見ている人は事情のわかった作陶家です。星さんの技術を余すところなく語る鉢です。本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます
2007.07.29
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星さんは昔、酒天童子でした。髭仙人とつるんで遊んでばかりでした。星正幸・ぐい呑「星はえらいよ ・・・」髭仙人は多くを語りません。「苦労したぶん、遊んだぶん、真面目になっちゃた。」若者よ! 希望はあるぞ! 簡単な事だ 酒天童子になればいい。ちょっと違うなあ?星さんを変えたのは新幹線で東京から通った美人。「絶対違う」と叫ぶ 星先生。店長は備前の粘土だと思う。備前の粘土は備前粘土語がわかる人には饒舌だ。作家に限らず、解する人は多い。星さんは言葉を大事に考えた。 このへんが上智の哲学。備前の土が醸す柔らかさを1200度を越す事で引っ張り出す。煙を出さず、ひっそりと。 粘土語でよほどの秘密を教えてもらったらしい。そのためにストイックに積み重ねた年月。「星はえらいよ・・・」w(^o^)w中を笑顔にして笑う星正幸さんの日常からは想像できないストイックな修行が見えますか?本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
2007.07.28
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「これが備前焼かア?」と言われた時期もあったそうです。窖窯(あながま)の酸化焼成が少ない時代でした。備前焼といえば、登窯の還元焼成97%の時代でした。星正幸・擂鉢星さんが、当時若者だった数人と、森陶岳先生の相生大窯の築窯の手伝いをしたころは、備前焼の里では登窯全盛でした。窖窯(あながま)の存在も、酸化焼成も一般的ではありませんでした。今でも窖窯作品は全体の10%程度だと思われます。森陶岳大先生と当時の若者たちは桃山の時代の酸化焼成のもつ透明感のある柔らかさを目指しました。若者たちは貪欲に吸収しました。古きよき時代の男のロマンの世界の出来事が続きました。星さんは桃山期の備前焼の中に確かに存在した職人の影を追いました。煙突から煙を出さずにキッチリ焼き締めた作品は岡山の備前焼ファンには抵抗がありました。「これが備前焼かア~」「焼けとりゃせんがな」東京の焼物ファンには着実に根を張りました。こうして彼が開拓した窖窯(あながま)の酸化焼成の備前焼は東京に根を張りました。東京のギャラリー需要は窖窯(あながま)のほうが優位に立っていると思います。彼は窯を大きくし、ますます備前焼の常識ではない窯詰をし、不経済の極みをやっています。そして作品は東京送りなのです。質感と値段という大問題もクリアできる。と実感させてくれる作品だと思います。彼のあしあとは大きいと思います。本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
2007.07.27
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星さんの作品が放つオーラは、備前を超えてお江戸へ届きます。星正幸・ピッチャー形花入星さんは東京生まれです、江戸の職人の感覚を備前焼に持ち込んだ一人です。職人の技を秘めてものをつくります。「秘すれば花」の世界です。この写真で質感を受け取っていただけるでしょうか?このカーブを生みだすために何段階の手順が必要か感じられますか?その手順を一つ一つ丁寧に押さえていくのです。 「手を抜いて苦しい思いをするのは、俺だから・・・」そう、苦しい思いをしたことがあると店長に告白しました。むかし、彼に苦しい思いをさせたのは、ファンのお客様たちでした。たった一工程、わかるはずのない手抜きの品を、的確に残していったある画廊のお客様たちです。画廊のご主人にもわからなかったと思います。けれど彼は、震える思いがしたでしょう。こうして備前焼屋は育ちます。今はこんなお客様は少なくなったなどとは考えていません。写真だけで、質感を感じるお客様は序々に確実に増えています。感じる質感と、値段との関係についてもシビアな目をお持ちです。このお客様にもう一段上の世界をお感じ願いたいと思っている星さんです。上の世界は値段ではありません。質の世界です。江戸の職人たちが、命がけで競った世界です。名前でもありません。職人の美学の世界です。そうそう、星さんは上智大学の哲学科卒です。哲学の問題解決の喜びと、備前焼の問題解決の喜びとは同じだそうです。この問題解決を目指して明日も星さんです。本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
2007.07.26
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連房式登り窯の還元焼成、しっとり落ち着いた色調 備前焼の定番です。備前陶苑・手桶花入鉄寂びとか、冷た寂びとか言われる備前焼の代表的景色です。江戸期以降の代表です。手桶がはやされる時代、人々が備前焼に求めたものはなにだったのでしょう。その名残が備前手桶花入。幾多の陶工が挑戦してきました。それだけに思いもかけないアレンジがあるものも多いのです。持ち手に入れられた文様、足回りの引き締まり具合。彼の精一杯の自己主張です。備前はいつも 定番商品がありそれに対応した個性派商品がありました。一筋縄ではいかぬのが、備前焼800年の歴史なのです。先日もある窯元が「備前焼の焼物師がそう簡単に思いのままになるか!」と啖呵を切っておられました。 反骨の気配濃厚です。本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
2007.07.25
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彼の作るハンドバッグは、長い間商品寿命を保っています。記録更新しそうです。澁田寿昭・ハンドバッグ花入このハンドバッグは特徴のある売れ方をしています。まず最初に勇気ある(備前焼の良さを幅広くとらえる事の出来る)女性がお買いになる。そのハンドバッグに活けてあるお花を見て感激したお友達がWebで注文なさる。このパターンが一番多いようです。個展でも、かならず花をいれたものから出て行きます。「不思議に、創造力を掻き立てられるのよね」世界で一番長持ちのするハンドバックです。創造力が枯れるまでこころおきなくお使いください。冗談はさておき、ハンドバッグの好調は花入、いけばなの世界の変化を示していませんか?保守層と革新層とが肌別れを起こしてませんかねえ。その間に接着剤として、備前焼を使ってみてもらえませんかねえ~800年の間、人と人とを結ぶ役目を立派に担ってきたんですよ 備前焼は。共通する美意識とか、和みの空間の共有とか今一番求められてません?備前焼屋は何時も夢見る集団で、800年やってきましたョ本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
2007.07.24
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これが窖窯(あながま)特有の光沢のある胡麻です。天野智也・窖窯(あながま)の胡麻このあたりから須恵器の世界が奥深く広がっています。足を踏み入れて帰れなくなった人もいるという不思議の世界です。天野さんはこれ以上は入りません。天野智也・作品集制作全体の流れをみてみる機会を提供するために個展をやると断言する人もいます。個展というのはその意味で意義深いものなのです。ともすれば忘れられがちな個展の意義をWeb上で感じていただけるように、作品集をときどき用意しています。本人がアップするまでWebをやってみる場合もあります。悪戦苦闘する人も、案外簡単だったというひとも、ひとつづつスキルアップしてゆきます。あたらしい備前焼のマーケットが出来つつあると思っています。作家自身がスキルを身に付ける事が大きな意味を持つと感じます。土に対するときとおなじように・・・「そんなもんいるもんか!」と髭仙人は吠えます。そう、個展の場が沢山あったときはそんなことより制作でした。今は新しいニーズに対応できるようにスキルアップしておくべきでしょう。髭仙人もついこの間、悪戦苦闘していました。これが備前なのです。常に新しい動きが密かに進行し、市場に活性を与えます。髭仙人はわかっちゃいるけど、時間がかかってしょうがないのです。若い頭の柔らかい人たちはドンドン進みます。そして、気がつくのです。なぜ、こんなに長い間(少なくとも800年)おなじ備前の土をひねくりまわしているかを・・・修行は昔と同じじゃありません。でも得るものは同じという世界が始まっています。
2007.07.23
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小川壮一さんがビールジョッキを持ってきてくれました。小川壮一・麦酒杯「これ花入に使いたいわ、小川さんの作るボディラインと口づくりがいい」そう、ファンは勝手なイメージを膨らませて愉しむものなのです。そんなファンが特に多い作家たちがいます。若手の中では小川壮一さんが群を抜いています。たしかな作家の美意識は、ファンの美意識を呼びます。備前焼を買った事もなかったお客様たちが、初めて買った備前焼が楽天ショップのあながまの陶庵の小川壮一さんだったという例がだいぶたまりました。「小川壮一さんの麦酒杯の写真に花を挿したのを入れてみたら?」仰るとうりです。 店長も見てみたい。けれど、売り物の麦酒杯に花を挿すわけにはいきません。どうぞお買い上げくださってお試しください。たのしいイメージの膨らませ方です。小川壮一さんは瀬戸内海の見える岡の上でビールジョッキを削ります。大きく大胆に。何個か並べてみるとわかることがあります。この削りはテクニックではありません。センスです。この人と同じセンスで大きく大胆に削れる人を見てきたからわかります。お客様はそれを感じて反応しているのです。備前焼恐るべし と実感する一瞬です。本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
2007.07.22
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紅釉黒備前茶碗 竹中健次さんです。 初夏にふさわしい迫力です。竹中健次・紅釉黒備前茶碗備前焼のアート系はある意味で古典系の人たちよりよく勉強しています。黒備前をしっかり押さえてないとこうはいきません。面取りも土の質感をよく生かしたままでシャープに決めてあります。隠崎隆一師と同門です。備前アート系というジャンルが出来るくらい、こんな人たちが増えていったらいいのに・・・新規参入組はアート系ジャンル以外は、埋もれやすい傾向があるのはどの産地でも共通なのでしょうが、備前焼でもおなじようです。アート系にノミネートされてる間に、ファンをしっかり作るのが成功への道のように思います。こんな事を言うと嫌う先生も多いからナイショのはなしです。
2007.07.21
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中村六郎師の敲(たたき)醤油差 いまじゃ珍品です。中村六郎・敲醤油差この土には曰(いわ)く 因縁(いんねん)がある。今をさる35年前、岡山までの山陽新幹線が開業した。その数年前、新幹線の工事現場から(今から思えば)素晴らしい粘土が出た。当時ダンプカーで、仕事をしていた○さん「これ備前焼の粘土じゃねえんかなあ」彼はそれからとても熱心に働く優良運転手になった。 仕事師たちは次々と備前焼作家に声を掛けた。○先生、○先生、○先生 半信半疑の人も含めて、大勢の作家たちが安かった粘土を買った。工事の監督たちは、仕事がはかどるのをとても喜んだ。仕事師たちも連日のホルモンやでの酒盛りを喜んだ。作家はふつう何年か寝かしてから粘土を使う。「これは!」と気づいたときには、工事は終わっていた。中村六郎師の粘土がそのときのものかどうかは知る人ぞ知る。幸運は寝て待つ人に微笑むという備前の伝説はこのとき出来た。今日書きたかったのは、この醤油差はコツコツのほうで作ったということでした。脱線のお陰で企業秘密が守られました。本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
2007.07.20
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野趣あふれる土の味わいが魅力中村真・叩き皿中村真さんの6寸叩き皿です。使う前に水にくぐらせることで、イキイキとした質感がよみがえると同時に、油分のしみこみを防ぎます。料理が映えるように一歩控えた発色を心がける窯焚。それでいて焼け締まった高い音色備前焼の成長を愉しむのはこんなお皿が最適です。大阪の超有名料亭の板場で大将が密かに愉しんでいた成長です。ところで、お父上の中村六郎さんは箱書きで「叩き」と「敲き」を使い分けておられました。簡単に言うとバンバンとコツコツです。ファンの皆様手持ちの箱書きをお確かめください。明日コツコツの醤油差をご紹介します。中村六郎師をよく知る髭仙人はこう言います。「もと文学青年の雰囲気だったよな 古い時代のサ」明日も六さん話は続きます。本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
2007.07.19
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二人でお酒を・・・しっとりと落ち着いた質感 大人の世界です。岩本孝志・酒器揃えネットリした土味、コロガシの窯変、出来上がりを意識した安定のつくり。手馴れた酒器。ここからの変化は時間を必要とします。これで9割方は完成です。あと少しお酒を吸わせてやってください。イエイエ何にも特別なことはいりません。お燗をして二人でお酒を呑む。それだけ。未完成の完成をお楽しみください。
2007.07.18
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隠崎隆一師のゆったりした湯呑ですが、高台は思いっきりシャープ。隠崎隆一・備前湯呑もっとも注目を集めたころ、湯呑からも彼の革新が伝わります。このころ、師の窯出し直後のモノを沢山見せてもらったことがあります。驚きました。おなじものがないのです。そして一つ一つが完結していて、師の個性でなく、作品の個性が前面に押し出されていると感じました。「天才や!」と思いました。隠崎隆一師が脚光を浴びたとき、沢山のファンが店長に熱っぽく語りました。同じジャンルでは個展に出るのも、コンクールも一点、多くても数点。その一点を見て、隠崎隆一師を語るなよ とそのときからずっと思っています。この湯呑もまた、類型は少ないでしょう。本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
2007.07.17
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使うたびに楽しみが増える 育て甲斐のある作 伊部ぐい呑 伊勢崎満先生伊部ぐい呑・伊勢崎満使うたびに楽しみが増える育て甲斐のある作端正な作りに飽きの来ない見所満載の景色。使い込むほど、内側の『青』がより複雑な発色になり、色ツヤが良くなっていきます連房式登り窯の魅力を余すところなく見せたぐい呑ルーペを持って仔細に点検したくなるほど。派手ではないし、形も端正。完成までにお客様の手と時間が必要なことを宣言し、納得させている 他の追随を許さない作品。こんな作品を作りたいと、潤んだ目でぐい呑を見つめる陶工 数しれず。一割分の仕事はお客様のためにとってあると、3~40年前まで確かに言う陶工がいた。彼が大事にしたのはお客様との信頼関係。言葉にしなくて良い、信頼関係。いま伊勢崎満先生のこのぐい呑ではっきり思い出した。本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
2007.07.16
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藤原楽山さんの系統の塩による青備前で釉薬化した光沢感が魅力 の一品藤原康・ぐい呑塩焼きの青備前で一世風靡した初代楽山師から4代目の武蔵野美大卒。家代々の技法を持つということの大変さは、そういう家に生まれないとわからない。大変な想いをしている人はたくさんいる。その苦労を糧に伸びる人もまた多い。伝統産業が芸術系になってる備前焼は恵まれているのかもしれない。
2007.07.15
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ある作家の意識の変遷、それに伴う膨大な勉強竹中健次・伊部ぐい呑このデザイナーは備前焼について半端じゃない勉強をしている。現国宝の同門は物静かに勉強する人が多い。そして感覚は鋭い。山下譲治師、木村素靜さん、斉藤隆師、隠崎隆一師、そして若い小川壮一さんもっともっと同門はいらっしゃるが、店長のまだらボケの記憶。物静かな人は隠した情熱がたぎっている。師匠は情熱の引き出し方がうまい。天下一品、名人、名博労。竹中健次さんは、備前焼の奥深くを研究してみたくなったらしい。あの人の影響かな?備前焼の各作家の差異は真に小さい。作家から見れば「ぜんぜん違うよ~」だけれどお客様から見るとあまり差異がわからない。備前焼作家は500人いるといわれている。これが彼の個性だといってもらうには積み重ねた勉強が不可欠の時代になった。本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
2007.07.14
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前日に引き続いて元ジュエリーデザイナーの竹中健次さんです。今度は胡麻。竹中健次・湯呑伊勢崎淳師(現人間国宝)に師事。本物のデザイナーの皆さんは、壁とか限界とかを軽々飛び越える。備前焼の土の発色を超えた発色を備前焼にしてしまう力量はデザイナーなら誰でも出来るというものでもないだろう。生半可な勉強じゃない蓄積を感じさせる。この人もまた今後は備前焼の本質を追及したいと仰る。備前焼はこの人たちのお弟子さんたちがどう育つかが、ポイントだと思っている。楽しみな事です。備前焼は人なのです。どういうわけか全国から才能が集まってくるのです。本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
2007.07.13
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目に鮮やかな紅釉が伊部手の黒備前に照り映えます。紅釉伊部手酒呑・竹中健次シャープな作りが醸す濃密な味。紅釉と伊部手をシャープなラインの上で組み合わせる。結果、斬新!隠崎隆一師、竹中健次、澁田寿昭、小川壮一とデザインからの挑戦者は鮮やかな仕事をいとも易々とこなしているようにみえる。備前焼のテクニックを身につけ鬼に金棒状態に思える。彼らには選択肢が沢山あるから楽なように思えるが、そうではありません。実は彼らほど真剣に備前焼を考えている備前焼物師は少ないと思っています。パワーを持つ人ほど、パワーの使用に慎重になる。 かれらが本領を発揮するようになるにはもうすこし時のゆりかごがいるのでしょう。もちろん皆、人気作家です。大活躍しているように思えます。しかしもう一眠りしたら、大きな花をつけるようにおもいます。混迷の時代は革命を求めるようで案外安定志向です。次の安定の時代が、この人たちの正念場です。今は黙々と土を練るときです。本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
2007.07.12
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やわらかな緋色のうちに秘めた強靭な土味。中村真・麦酒杯しっかり焼き締まっている備前の土はいい音色です。自分のものになさってから心ゆくまでお楽しみください。この色で焼け締り具合を判断してはいけません。中村六郎師の系統はやわらかな緋色と、強靭な土味で六さん流を確立しました。プロ中のプロの料理人たちが、料理を包み込むような土味を高く評価します。陶芸家の目だけでなく、料理人の目をも手に入れた六さんならではの勝利です。沢山のお皿を並べてみると、六さん流がはっきりわかります。料理を載せたらよりはっきりするように意図されていると思えます。(本人はあの世で噴きだしているかも・・・)柔らかい質感とピーンと張り詰めた音は、酒と美人の賜物です。よき時代をご存知の古いファンだけにわかるお話でした。本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
2007.07.10
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伊部の備前焼作家には、本物すぎて勉強しなければわからないひともいる。森青史・酒呑鮮やかな自然赤とか、深い研究の結果は作品数の少なさと相まって知る人ぞ深く知る存在。影響を受けた作家は多い。伊部の人は派手を長い間は続けない。深く静かに潜行する。昔の経歴を紐解くと驚くような人が伊部で潜行している。ますます、備前焼の深さは神秘的になっていく。この深さが次ぎの才能をはぐくむ。伊部に生まれなきゃわからない世界。本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます
2007.07.10
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ふんわりとした肌理の細かいカステラの質感、と言ったらおかしいか?柴岡信義・酒呑粘土が陶工の手の中でまるで生き物のように、成長していく。すっとはいった指が土の塊を器に変える。ここまではわかる。乾いていく器肌を見てもわからない。乾ききった器肌を見てもわからない。焼きあがった器肌は確かにカステラの質感をもっている。1300度近い窯の中でこの柔らかい味を持つ。ここから多くの若者たちが備前焼の世界に引き込まれていった。誰もが味わうことの出来る味覚の世界でなく味わう事の出来ない味。この味にひかれる人たちは幸せな人たち。永年お客様をみてきた備前焼屋はおなじことを言う。本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます
2007.07.08
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自然体で生きてゆくことを身をもって教えてくれた自然人でした鷹取閑山・手びねり湯呑山ふところのちょっと上、清流が勢いよくながれ、ホタルが飛び、カワセミがせわしげに行きかうところに住まう仙人のような細工師でした。何も誇らず、何も衒(てら)わず、普通の備前土をそのままに普通の備前の細工を通した人でした。この湯飲みもまったく自然体です。「こういうんがエーんじゃ」カンザン(鷹取閑山)先生はマイペース。でも手びねりはかなりのスピードだった、あのスピードが唯一テクニシャンを思わせる技だった。手びねりの湯呑、酒呑が得意なんておよそ浮世離れしていて人には言わなかった。枯れた味なんて、照れくさくて言える人じゃなかった。実際、枯れた味でもないと思う。自然体が一番かなと思う。先生に聞いときゃよかった。本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
2007.07.08
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驚きの売れ行きです。泉裕理・初窯の器ご紹介決してこのブログの効果などとは思っておりません。しかし・・・6.17の店長ブログ驚きの売れ行きなのです。彼女の嬉しそうなw(^o^)w若い陶芸家には、売れる事が一番の励ましです。確かな仕事だとは思いました。しかしこんなに励ましていただけるとは・・・思い当たるのは天才の後押し。ほんとにそう思います。がんばれ牛窓の女流作家本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
2007.07.07
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石をコチコチとはつったように彫刻的な形の花入石ころのオブジェ・渡邊琢磨花入に使える石ころのオブジェ。叩いて削って……、ワイルドな石ころを表現。楔(クサビ)の痕や剥離した石肌など見る角度で雰囲気が変わります。野球のボールぐらいのサイズ。テーブルにもキッチンにも、玄関にもちょこんと置けます。ゆとりを持って物事を眺めると展望が開ける場合もあります。デスクにこれをおくだけで和みの空間ができる事もあります。アナタのセンスが見直される場合もあります。本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
2007.07.06
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大湯呑を撫でさすり、備前焼が育つのを待つ。枯れてくるのも、育つこと、色づきがよくなるのも育つこと。大湯呑・柴岡信義大湯呑でしっかりお茶を飲んで、さらさら血液を保ちましょう と大湯呑をお父様にお送りになった優しい娘さんもいらっしゃいました。何よりもこれからの時間を自分のためにお使いなさいと言ってくれる優しい家族に囲まれていらっしゃるお父さん。意を決して陶工修行をやってみたい方もおられます。グループでやって見ようという動きもあるようです。釉薬を掛けることなくひたすら焼き締める焼物の原点が備前焼にあり と見つけたインテリたちの冒険が聞こえてきました。新新備前焼が誕生するのでしょうか。本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
2007.07.05
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備前焼にリズム?このリズムのための基礎の踏み固め。澁田寿昭・リズム二態その昔、この人の前に巨人がいた。日本有数の批評家は、ある大きな公募展で二人の作品を前に、「静と動」と仰った。 多分みんな、この人が静で巨人が動だと思ったろう。よくわからなかった店長は、それとなくいろんな人に聞いてみた。たったひとり、写真家は「静が隠崎、動が澁田」と言った。写真家は店長に底を流れるリズムについて、彼の感じるところを教えてくれた。「写真にもリズムがある、陶芸のリズムは写真に比べたら、わかりやすい」あれから○年、店長もやっとリズムが見え始めた。澁田さんの花入のファンは多い。リズムに乗って花が踊るのがわかる華道家たちである。やっとそれがわかった店長の鈍さ加減・・・批評家はすごい、写真家もすごい 。本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
2007.07.04
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もう少し赤が強いのです。桜の木を燃料に使うとこう出来ると昔、誰かに聞いたような・・・獅々堀達・酒器揃え全体にピンクがかかっています。抜けの部分はもっと赤、真っ赤のほうが言い表せているような・・・桜満開の吉野で、周りの風景全部がピンクがかっているような・・・獅々堀達さんは、フツーに持ってきてくださってフツーに帰られました。値段もフツーです。逸品です。桜を使うとか使わないとかでなく、逸品です。したたかな計算の結果です。こんな人のこんな作品が大好きです。備前焼作家は、ふつう 寡黙です。特に計算してある事はまず口にしません。その計算が計算でなくなるころ、桜が咲きます。古備前にあったと思います。その昔はいろんな種類の木を燃料にしていました。いま、松割り木全盛です。松割り木は、火力でも、燃焼時間でも皆の研究でも群を抜く燃料です。「何番目の横焚きだけ」獅々堀達さんは桜を入れるのでしょうか?横穴に突っ込んだ瞬間に燃え上がるので誰にもわかりません。本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
2007.07.03
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怪しい社長は備前焼の中心、伊部の中ほどで育った。餓鬼のころから土くれや粘土や陶片が、周りにふんだんにあった。窯の中で鬼ごっこをし、粘土を遊びに使い、松割り木を削って木刀をこしらえ、陶工さんたちに本気でどやされながら育った。このころ不思議な体験をしたと言う。陶工さんたちは、土を食ったと言う。 親指と薬指で菊練り中の粘土をほんの少しつまんで、口に入れた。にっと笑って「ぼん、食べてみるか?」勿論 ぼんは頭を振って逃げ出した。「あれが一生の不覚」あのとき、あの味を教えてもらえばよかった。その後、食べてみても舐めてみても なんにもわからない。あの時、備前焼の制作との縁はぷっつりと切れた。その後無駄な人生を生きてきた。唯一の収穫は美しい奥様。この辺があやしい店長とぴったり合う。齢を重ね、ヨレヨレ人生になってから備前焼との縁が復活した。怪しい社長は生の粘土の味はわからないが、焼けた粘土の味はわかる人になった。あやしい店長と言う不倶戴天の敵もできた。怪しい社長は山から煙が出ているのを見ては、場所を覚える。何日か煙を見て見当をつける。おもむろに数ヶ月後に出かける。作家と話し込む。 それだけ。そうやって蓄えた鋭い審美眼は、侮れない。 本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
2007.07.02
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久しぶりに先輩作家が訪ねてくれた。ブログを読んで懐かしくなったと・・・その昔、彼の横でお客様に説明をしたことがあった。一通り終わってお客様を送り出し「ヤレヤレ」とおもっていると。「酢豆腐!」の声が飛んできた。「エッ なにが?」これが彼から最初に貰ったパンチ!酢豆腐を理解するのに1ヶ月かかった。(今ならネットで5分、デモ1ヶ月かかったお陰で喧嘩にならなかった)これが当時 備前焼販売者の実像。陶工さんから見ると何もわかっていないということ。どうせわかるもんか!と何にもいわない他の陶工さんたち。そこへ投げた彼の一声「酢豆腐!」これはイカンと思っていろいろ努力はしたが効果の程はわからなかった。「そんなこと俺が言った? ウソだア 俺言わないよ~」イエイエほんとの話です。その昔、備前焼は作家との直接対話の機会は限られていました。それをいいことに作家も販売者も神秘そうなヴェールを張り巡らしていました。お客様は本当に理解しようとしたら、大変でした。玄人裸足の魯山人のような努力が必要でした。それを一発で打ち砕いた「酢豆腐!」東京の人は今も昔も備前にカツを入れます。 在りがたいことです。備前焼はもっともっとお客様にわかっていただける努力が必要です。わかっていただく事で神秘のヴェールは消えます。でもご存知のように、果てしなく神秘は生まれます。備前焼の良さは800年もの間、時代とともにあったじゃありませんか。本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
2007.07.01
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