ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2010年05月22日
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カテゴリ: ポルトガルワイン

今回はポルトガルのデイリー赤です。
ティント07。生産者はキンタ・ド・ヴァラッド。以前 同じ価格帯の白 を記事にしました、ドウロの生産者です。ロバート・パーカー氏の評価が高く、このティントはなんと90点をつけているのだとか。
セパージュは、ティンタ・バロカ、ティンタ・ロリス、トゥーリガ・フランサ、トゥーリガ・ナシオナルという地場品種100%です。価格は、写真のお店で1400円。

色は黒いです^^エッジにはガーネットも見えました。

香りは、やはりブラックベリーやダークチェリーといった黒いフルーツ、ベリーのジャムといった濃さのあるニュアンスを感じます。また、バルサミコ酢や土といった黒っぽい印象も。その他、茶色いスパイス各種(この国らしいコリアンダーっぽさがあります)、乾燥ハーブ、それに少々の焼き芋といったものも感じられたでしょうか。

味わいは、やはり暖かいドウロらしい豊かな果実味が印象的。また、タンニンもまだまだ元気で、渋味を感じるのみならず、後口にかけて舌触りもしっかりありますね。酸は、乳酸系のしっとりしたものが果実やタンニンの後ろで下支えしているタイプ。ボディは柔らかなフルボディで、最初の口当たりは割と滑らか。少し暗い印象も。

まだまだ若さがあり、果実やタンニンがはっきり出ているので、食事に合わせるならしっかりした味わいのものがいいでしょう。
やはり肉料理とはよく合いますが、相性の幅は広いです。煮豚や角煮は鉄板で、バルサミコ酢を少したらして食べるとよく合います。また、鳥肉なら照り焼きや焼き鳥のモモやフライドチキンにも合いますし、一方でラム肉のソテーや牛肉(脂の多い和牛にもいい感じ)のステーキなど赤身肉にもいけます。チョコレートソースやベリーソースなど、あまりしっかりした黒いソースを持ってくるとちょっと厳しいかもしれませんが。

ポルトガルの赤は、安いものでも若いうちは手強いものが多く、5年くらいは少なくとも待ちたい印象が強いのですが、こちらは濃さ、バランスともにモダンなポルトガルのスタイルで、早飲みが出来ますし、パーカー氏のポイントが高いのも頷けます。ただ、そうは言っても、やはりもう数年寝かせても良さそうです。





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最終更新日  2010年05月23日 02時37分11秒
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