ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2012年12月27日
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カテゴリ: ポルトガルワイン

ワイン会のワインも一段落で、今回はポルトガルの白です。
ムロス・アンティゴス アルヴァリーニョ2011 。ポルトガル北部、ミーニョ川の近くのヴィーニョ・ヴェルデ地方では、微発泡でフレッシュなその名もヴィーニョ・ヴェルデという白ワインが作られています。ただ、最近は発泡せず、よりしっかりしたワインが作られ出しているそうで、このワインもそんなモダンヴィーニョ・ヴェルデの一つです。生産者アンセルモ・メンデスは1987年からワインメーカーとなり、現在高い評価を得ている現代ポルトガルワインを代表する作り手で、上記のようなスタイルのヴィーニョ・ヴェルデを手掛けるのも必然かも知れませんね。
セパージュは、スペインでもよいワインが生まれているアルヴァリーニョ100%。価格は写真のお店で2079円です。

はうすいですが確かに黄色を感じる辺りはやはりよくあるヴィーニョ・ヴェルデとは違うところ。

香り は白い花を中心とするフローラルなニュアンスと、レモンやグレープフルーツ、みかん、少々のライムやスイーティといった様々な柑橘がよく感じられました。しかし、それだけでなく洋梨やリンゴ、微かな花の密、ミネラル、ハーブ、それに微かな土っぽさやスパイスといったような要素も感じられ、やはり複雑さがあるなと。

味わい は、強さのある果実味中心ですが、明るく溌剌とした酸やミネラル、旨味がよくまとまり、一体感のあるものになっています。バランスがよく、フルーティなスタイルで、ボディは量感のあるミディライトです。

食事との相性は、フレッシュなだけではないので結構広目です。
シーフードマリネやお寿司、天ぷらなど合わせてみましたが、マリネはちょっと甘味の強いスタイルだったもののワインの果実味と量感がうまく受け止めてくれます。
また、お寿司では白身やイカといったものの他、赤身やエビ、カニといった味のしっかりしたもの、或いはウニのような個性のあるものにもいけます。
天ぷらでは、油感をすっにりさせてくれるという効果以上に、食材の甘味や旨味と結び付く効果がよりしっかり感じられたように思います。

やはり、フレッシュで、ビール代わりに楽しめるようなヴィーニョ・ヴェルデとは一線を画すワインです。はっきりと白ワインだということを感じさせてくれますね。

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最終更新日  2012年12月31日 02時36分28秒
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