ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2014年07月27日
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カテゴリ: アメリカワイン

毎日暑い日が続きますが、今回はアメリカ・コロンビア州のカベルネ・ソーヴィニヨンになります^^;
インディアン・ウェールズ・カベルネ・ソーヴィニヨン2012 。生産者はシャトー・サン・ミッシェル。その源流は1912年まで遡る、ワシントンでも屈指の古参です。ファーストリリースは1967年だそうで、以来、規模の大きさもありますがワシントンのリーダー的存在として認知されています。非常に大きな生産者ですが、農法は勿論、醸造や、瓶の回収などでも自然や環境に配慮しており、サスティナブル農法実践する作り手としての認可も得ています。また、イタリアのアンティノリ、ドイツのドクター・ローゼンなど、様々な外国の生産者とのコラボにも積極的です。
セパージュは、「カベルネ・ソーヴィニヨン」というワイン名ですが、アメリカらしくカベルネ100%ではありません。ヴィンテージにより違いますが、その他シラー、マルベック、カベルネ・フランといったブドウが混ぜられます。価格は、写真のお店で2471円。

はしっかりガーネットです。黒さの中に少し赤さ、茶色さが感じられる印象。

香り は、プラムやカシス、それに黒ベリーといったカベルネ系のフルーツ感がしっかり。また、アメリカンチェリーのようなニュアンスも。加えて、黒蜜っぽさやココア、コーヒーといった黒い要素もありますね。その他、仄かななめし革っぽさや黒い土、シナモンなど茶色いスパイスといったものも感じられたでしょうか。

味わい は、渋みのインパクトがしっかりです。舌触りにも、タンニンの質感が感じられます。果実味も、ワシントンらしいごつ過ぎないものではありますが、結構メインの要素にはなっています。酸は乳酸系。果実味に溶け込んだ印象です。ボディはフルボディですが、なめらかさ、硬質感を感じさせる質感。

食事との相性では、これはもう肉です。牛肉をゴボウなどと一緒に、砂糖や醤油を用いて炊いてみましたが、牛肉の旨みや脂にワインの渋味や質感が合いますし、それらの奥底にある旨みを、肉の旨みが引っ張り出してくれる感じもありました。また、ゴボウの香りに、ワインの黒い要素が中々マッチします。
また、焼き豚もつまんでみましたが、豚の脂に対しワインの渋味や黒い要素が、脂っこさを抑えつつうまみを引き出す感じです。ソースは今回ありませんでしたが、バルサミコ+根菜等面白いかもしれません。

果実味のインパクトはありますが、それがそこまで開けっ広げでもなく、渋みなどの要素も加わってくるところは、アメリカでも北の産地であるワシントンらしいなという印象です。
ニューワールドのカベルネ系として、価格以上の存在感はあるのかなと思います。

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最終更新日  2014年07月31日 17時16分18秒
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