ニーハオ中国

ニーハオ中国

2005/08/12
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カテゴリ: 考えごと・所感
この間、ラジオ番組で、終戦60周年にあたり、
盧溝橋にある人民抗日戦争記念館についての
インタビューを受けて、改めていろいろ考えさせられた。

小さい頃から受けてきた教育の影響もあって、
愛国精神なんて言葉、私の頭には全く存在しなかった。
戦争の反動で、日本では「愛国」って言葉が悪みたいに
捉えられて、国歌も歌わせないぐらいだったし、
日の丸(国旗)は軍国主義の象徴だとかでもめてたり、
ともかく、自分の国を誇りに思えるような教育を
全くといいほど受けてこなかったように思う。

で、戦争のこともあって、私は以前は中国や中国人に
対して、申し訳ないという気持ちを持っていた。
とりあえず、日本が悪いし、あやまらないといけない
という感じで、なんか戦争のことを持ち出されたら
頭が上がらないっていうか、何も言い訳できません
っていう気持ち。中国人と戦争の話になるのが怖かった。

それが、中国と色々かかわるようになって、変わった。
外国に来てはじめて、私はやっぱり日本人だって再認識したし、
中国が中国の立場で物を述べるのに接するうちに、
日本にも日本の立場があるって気になってきて、
気がつけば、にわか愛国主義者に(笑)。
気持ちは、
「中国人と色々話して、日本の立場も
 彼らに分かってもらいたい。」

今までは避けてた政治的話題が結構好きになり、
中国人の友人とも戦争問題について話したり、
夫にも、日中関係について、わざといろんな話題を
振ったり。中国人がそういう問題に対して、
どのように思っているかということもすごく知りたかった。

夫の政治的信条が知りたくて、
「日本人の感覚では台湾は独立した国に見えるよ」
とか
「中国は大きすぎるから、独立したいっていう地域は
 独立させたほうがいいんじゃない」
とか、夫が怒りそうなことを色々言ったりもしてみた。

夫は私よりずっと冷静で、どれに対しても怒ることはなく、
「個人と国とは別だから」って、とってもクール。
でも、今になって、その態度が一番賢いのではって
私は思っている。

そんな私の態度に変化をもたらすきっかけが。
続きは明日。





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Last updated  2005/08/13 03:58:18 PM
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