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2019.12.27
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カテゴリ: 仕事・働く
体調が悪く、仕事でもケアレスミス。
家に帰れば、子供に怒ってばかり。
なんかもう、しんどい。

仕事に行きたくない。
家にも帰りたくない。

でも、そういうわけにはいかない。

重い気持ちを引きずって仕事へ行き、げんなりしながらお迎えに向かう。
職場と保育園と家の往復。

句読点のない日々。

タスク、タスク、タスク。

時間内に仕事を終え、セカンド・シフト。
駅に着いた瞬間から子どもを寝かしつけて一緒に寝るまで、携帯を見る暇もない。
眠りの浅い子どもを、夜中に何度もあやして、寝かしつけて。
細切れの睡眠をつなげて、早起きできなければ自由になる時間はゼロ。

今だけ、だと思う。
あと数年もすれば楽になるのかもしれない。

でも、「今」、しんどいのだ。

先日、ついに臨界点を突破したと思った。
でも、お迎えにはいかないといけない。

晩御飯は、昨日の残りがある。

お迎えのデッドラインまで、30分。

―――よし。

最寄り駅に着いてから、自分に自由を許す。
日用雑貨を見て、百均を覗いて、本屋に立ち寄る。

たった30分。

やらなければいけないこと、こなさなければいけない役割、すべてから解放されている。

私は独身で一人暮らし、と考える。
ぶらぶら買い物をしても、適当に食事を済ませても、買って帰っても良い。
家に帰ったら録画しておいたバラエティを見るんだ。
お風呂はシャワーで済ませて、ネットサーフィンして、日付が変わるくらいに寝る。
休日は、朝起きてから何をするか決める。
日帰りで遠出しても、映画を見に行っても、一日ごろごろしていてもいい。

そんなときがあったことを、思い出す。
ささやかであっても、もう手が届かないもの。
今となっては、幻のような。

タイムリミットが近付く。
ぐずぐずと立ち去りがたい気持ちを切り捨てて、そのことに罪悪感を覚えながら、お迎えに向かう。

それでも、なんだろう。
120で溢れていたものが、80か90くらいには、収まっている。

すこしだけ、自分を取り戻す。

きっと、あのままお迎えに行っていたら、子供に当たり散らして、自己嫌悪に陥って、もうめちゃくちゃになっていただろう。
30分の我儘と、贅沢。

暗い道、冷たい外気。
グランドを走り回る娘に「おいてくよ!」と声をかけ、
暴れてベビーカーに乗らない息子を無理やり座らせ、
喋り続ける娘の話を聞きながら、泣き叫ぶ息子を連れて、帰路につく。

帰ったら手を洗わせて、お風呂のスイッチを入れて、炊飯器をセットして、洗濯物を取り込んで、子供をお風呂に入れて…。
30分お迎えが押せば、すべてが30分遅れる。
お腹が空いた子ども、眠たくなる子ども。
事態は悪化の一途をたどる。
自分のツケを、自分で払う。

「お母さん」であれば、当たり前?
自分で望んだこと?

確かにそうだ。

子どもたちは、かわいい。
母親であることは、大きな喜びだ。
仕事があることは、しあわせなことだ。

でも、逃げ場がない苦しさがあるのも本当だ。
いろんな人が、いろんな場所で、そういう思いをしているんだろう。

「甘えるな」
「幸せなことだよ」
「頑張れ」
「自分で選んだことでしょう」
「我儘だ」

誰かの声が、聞こえてくる。自分の中から。
だから、だめだと思ってしまう。

自分を大事にすること。優先すること。我儘を許すこと。甘やかすこと。

本当は、その人が一番そうしなきゃいけないのに。
誰かを守る、庇護する、世話するなら。
その人が倒れたら、病んだら、おしまいだ。

しっかりしなきゃ。がんばらなきゃ。

そうやって歯を食いしばるのをやめて、肩の力を抜く。
愚痴も弱音も、吐いていい。
あなたが一番大事だ。

30分、好きなことをしよう。
カフェでお茶しよう。本を読もう。カラオケで歌おう。
甘いものを買って帰ろう。お惣菜で済ませよう。

笑顔を作る気力すらない時。

そうして、少しだけ、重荷を下ろそう。
溢れそうなコップから、水を少しだけ減らして。

また、笑えるように。

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自己擁護と、自己弁護。
何かで、大人には自分で自分をごきげんにしておく義務がある、と読んだ。
ごきげんになる方法を、たくさん用意しておかなくちゃ。
年末年始、九連休。
ご飯づくりと子供の世話で、考えただけでげんなりしてしまう。
不機嫌になる前に、その状況から逃げよう。





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最終更新日  2020.09.12 06:33:39
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