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2021.11.11
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テーマ: 読書(8283)
本のタイトル・作者


【普及版】あした死んでもいい暮らしかた [ ごんおばんちゃま ]

本の目次・あらすじ

第1章 身辺整理をする。
第2章 片づけは頑張らない、ほどほどに。
第3章 暮らしはゆっくり整える。
第4章 食べ物は小さく、食べ切れるサイズで。
第5章 お金のやりくり。
第6章 時間は大切。
付録 あした死んでもいい暮らしかたチェックリスト!

引用


それを子供たちには処分してもらえればと思います。
残すものは姉妹喧嘩もできないぐらいのほんの少しのお金と、たくさんの思い出。


感想

2021年265冊目
★★


なのだけど、具体的な方法というよりは、暮らしかたの考え方なんかを綴ったエッセイ的な内容。

内容にジェネレーションギャップを感じた…。
なんだろうな。
私はきっと永遠に、夫を「旦那様」とは呼ばないだろうな。
それは、夫のことを尊重していないとか、大切に思っていないということではなく。
そして私は「奥様」にはなれないのだろうな、ずっと。
そんなことを、思った。
(著者は長いこと主婦をされているけど、別に働くことを否定しているわけじゃない。)

すくない荷物で生きていきたい。
著者は、判断基準は常に「使うか使わないか」だという。
使わないもの、使っているけど気に入っていない、使いにくいもの。

けれどそれはいっぽうで、何かを排除していることになるのではないかと怯える。

断捨離、ミニマリストの人はこわい、と書いてある本を何冊か読んだことがある。
何気ない文脈の中で、「この人は人から貰ったお土産も捨てちゃうんだろうな」というのが怖いのだ、とあった。
自分の人生のあわいの部分、交わる汽水域のようなものがない。
そういうところを、持っていない。

けれどそれで、いいのだろうか、とミニマリストを標榜しながら、絶え間なく手放しながら、思う。
昔で言う縁側のような、「あちら」と「こちら」、「外」と「内」の間の部分がないと、それはそれで、しんどいのかもしれない。

それに、「必要かどうか」という視点でいうと、「そこまで必要じゃないのでは」という問いかけが常に付いて回る。
たとえば私は、英語のテキスト一つ買うのに、ものすごく躊躇する。
何かを所持することが怖くなっている。
「古本で売れるし」「電子書籍ならかさばらないし」と言い訳して買って、そのとき「私はいったい何に許しを請うているのだろう?」と思う。
自分の手帳、ノート類なんかは、処分する未来を考えると何も書きたくなくなってしまう。
それって、本末転倒だよな。

今を生きる、今を生きている。
今この時を、よく生きること。
そのために、減らし始めた。
そのために、手放した。
暮らしやすくしたい。
身軽に生きたいと願った。
しがらみから解き離れたいと思った。
けれど結局、別の鎖を巻き付けている。

死の先に、何も持って行けはしない。
けれどその時までは、楽しく生きよう。
自分が決めたルールに従う意味を、今一度考える。




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最終更新日  2023.01.01 17:32:21
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