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とある日の晩飯

洋子さんが先日テレビで砂ズリが身体に良いと聞いて買ってきた
十分な食卓ですが、さっそく串焼きにして一品追加

最後まで自分の身体を動かす
「動かなくなってきたから動かさない」
多くの人が言います
動けなくなったら操り人形になってしまいます
生活リハビリ
ケース1ー3
医師の見解
パーキンソン病によるピサ症候群
Mさんの担当医が看護師に説明した「身体の傾きはピサ症候群」
ピサの斜塔から取られたワードのようです
基本的には精神病で出てくる症状で、常に下を向くため首と腰が曲がってしまい生活に支障が出てくる恐れがあります。
自閉的スペクトラム
や ハンガー反射
と同じように ストレスを回避、消化できない
と現れるものだと理解しています
人や犬や猫も同じくマイナスのストレスで下を向いてしまうわけです
現実逃避や拒否からだと私は思っています

「それだけでしょうか?」
看護から報告を受けての私の返答です
ピサ症候群だとして、原因はパーキンソン病だからではなく、他に原因があると考えている事を看護師に話をしました
ならば治りは早い
席替えでMさんのストレスはなくなり、逃げていた(傾いている)方向と逆向きに好きなテレビがある
実は、生活習慣や環境を変えて、肩こりなどを治すものです
そこが 改善できなければ
、薬やマッサージで一時しのぎはできても 繰り返す
と言う訳です

Mさんの背骨は直立すれば真っ直ぐになるし、変形もしていない
衰えてはいるけれど筋力も柔軟性もいける
世界を広げる
ある日、座ったままのボール入れリハビリをしていると転倒しそうになった
Mさんから 「実は 昨日部屋で転んだんよ~」
と報告を受けた
これは急がなければ骨折してしまう
傾いて反対側を見ることが出来なくなると 世界が限られてしまう
事が起きてくる
意識して姿勢を変えても傾いた方向へ身体が引き戻されるので大変です
Mさんは右側の世界で生活をしているので左の世界を開拓して行く事にしました
テーブルに テープ
を貼って作業はその中で行うようお願いします
ティッシュ
や コップ
は 上ラインの上側に置く
Mさんにとっては 腰をひねる運動を日に何度もすることになる
効果は抜群で傾斜が緩やかになっています

脳の中身を書き換える!思い込みを覆していく
縮もうとする筋肉
に伸びる機会を与えて柔軟性を取り戻す
伸ばされている筋肉
にはフラットな状態から縮む働きを取り戻してもらう
姿勢が良いときは、とにかく褒める
良い状態が分からず違和感や苦痛がある
ので、教えてあげる必要があります
周りの人と 「Mさんを見て~ 傾いてないよね。スゴイね~」
と掛け合う
取り組んで二ヶ月目の効果としては、期待以上のものを得ることが出来ていると思います
つづく
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