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いまだかつてないほどの貧乏生活を強いられています。なぜって、お金がないのです。仕事をしないから、お金がないのです。仕事をしてもお金にならないことがあるのに、仕事をしないから、ますますお金がないのです。なのに私は、なんで日本に来ちゃったんだろう……。日本には私を養ってくれる人がいません。それどころか、自分の食い扶持を入れなければならないので、数ヶ月前から、私は、物納というスタイルを取り入れるようになりました。先日も “重い荷物につき取り扱いに注意 (30キロ)” などと貼られたスーツケースをガラガラと引きずりながらやってきて、近所を震撼させたところでした。ちなみに今回重量があったのは、マダガスカル産チョコレートでした。今日は散歩に行きました。貧乏娯楽の王道、散歩です。おやつ代として272円使うのに、私は、非常に勇気が要りました。こう書くと私はおやつだけで生きているようですが、事実です。私の主食はおやつです。
May 30, 2005
どうもどうも。いま日本です。なにから書いたらいいのかわからないので、とりあえず、私は無事です、ということだけ書いておきます。あと、もう数時間到着が遅れたら捜索願を出されているところでした、ということも、付け足しておきます……。なぜ捜索願なのかというと、私が、マダガスカルからデンバーに戻った後、日本の家族に連絡もせずそのまま日本に向かったからです。いつもは逆に連絡をしても待っていてもらえないくらいで、玄関先で待ちぼうけを食わされたり、隣のおじいさんちで待機を余儀なくされたりという劣悪な家庭環境であるため、ナメてかかったわけですが、今回はマダガスカル、相手が悪かった。誘拐軟禁されたんじゃないかとか、いや、出国はできたが腸炎チフスでデンバーで寝込んでるに違いない、とか、滅相もない憶測が飛び交っていたようです。デンバーの家に電話するも通じず (それもそのはず、おかけになった電話番号は経費削減のためとっくのとうに使われておりません)、母など真っ青になり、おしっこをもらしそうになったといいます。旅の多い生活を送っている私は、常日頃から、私がどこかで大変なことになっても死体を輸送することだけはしないでくれ、と家族に言い聞かせています。財産もろもろの割り振り先はどこどこ、という書面も相棒に託してあります。なので一切、安心していたのですが……。ダミダコリャ。いいですか。いま一度言いますよ。死体をジェラルミンのケースに入れて空輸するのは高いですからやめてくださいよ。外務省だか海上保安庁だか自衛隊だか某大学ワンダーフォーゲル部だかに出動を要請するのも、お金がかかりますからやめてくださいよ。あと、私の場合、これ、重要なことですが、便りのないのは良い便りってことなんですから。移動中に私のPCにメールをくれても返事はできないんですから。お間違いなきようお願いしますよ。とんでもない、移動中だってなんだって返事がなきゃ困るぜ~っ、という方は、常に、ルフトハンザのビジネス以上のクラスを取ってくれるよう相棒に注文してくださいよ (←実はそれが狙い)。以上。※ それで肝心のマダガスカル旅行はどうだったのかというと、これはもう、ネタがありすぎなのでここでは書きません。※ それで相棒くんはどうしているのかと、私の留守中、戸棚に隠してあったクッキーを5袋食べ切った件でどやされ、罪滅ぼしに中華のテイクアウトレストランへ連れて行ってくれるも、油が悪質だとどやされておりましたので、今頃は、ひとり、安堵しているに違いないです。グヒヒ。
May 26, 2005
ここ数週間、マダガスカル旅行の準備に忙しい毎日を送っていました。具体的な準備は次の3点でした。1) 体力強化―――アフリカの風土病をもはねつけられる強靭な体を目指して2) 胃力強化―――アフリカのばい菌にも打ち勝つ頑強な胃を目指して3) 精神強化―――アフリカの郷土にも打ちのめされることのない強硬な精神を目指して (※ 厳密にいうとマダガスカルはアフリカ大陸ではなくインド洋の島国です)体力強化は自転車の遠乗りで、胃力強化は淹れてから数日経ったお茶を飲むことで、精神強化はニカウさんの映画を観ることで、それぞれ鍛えました。自転車は、週に数回、2~30キロ乗りました。ここデンバーは標高1600メートルの高地なので、高地トレーニングの効果とあいまって、なかなかいい具合でした。私のマウンテンバイクは旧式 (1993年製) のめちゃめちゃ重たい車体をしているので、これまた、なかなかいい筋トレになりました。タイヤのパンクというアクシデントにも見舞われましたが、これまた、いい思い出となりました (※ 詳細はいずれ)。胃強化のためのお茶は、まず、昨日入れた烏龍茶を飲んでみることから始めました。が、一晩経ったくらいではビクともしないことがわかったので、2日モノ、3日モノ、4日モノと試しました。そしてついに5日目にいやな匂いが漂ったので断念しました。そしてニカウさんですが、これは、私、図書館にあったDVDを借りてきて観たのですが、それはもう、大感激でした。ニカウさんというのは、私が子供の頃に話題になったアフリカのブッシュマンと呼ばれる部族の人で、ものすごく味のある人で、公開当時、私も、夢中になってお水の飲み方なんかを真似したものでした。ああ、これがアフリカかあ、すごいなあ、と思いながらはりきった、8歳の頃の私でした。今回は、『ミラクル・ワールド ブッシュマン』 (1980年・南アフリカ) と、その続編 『コイサンマン』 (1989年・ボツワナ) と、そして、これらを題材にしたドキュメンタリー番組の3本立てで観たわけですが、それはもう、素敵でした。ドキュメンタリーによると、映画の中でのブッシュマンの描かれ方はかなり昔の彼らの姿であり、真実ではない、とのことでしたが、それはそれ。ニカウさん、いい味出していました。と、いうわけで、体力も、胃も、心も、準備が整ったので、行ってまいりま~す!
May 8, 2005
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