2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
全1件 (1件中 1-1件目)
1
今日はオーバーホールが終わったブレーキキャリパーを取り付けました。締め付けはトルクレンチで。設定した締め付けトルクに達すると「カキン」とレンチが折れ曲がり音と振動でトルクがかかったことを知らせてくれる便利工具です。ボルト・ナットは締め付けが足りないと緩んでしまうことは想像が付くかもしれませんが、実は締めすぎても緩みやすくなってしまうんです! 最適なトルクとはその材質の持つ金属的性質や部分的な特徴を計算された上で設定されています。特に色々な方向に力がかかり、しかも熱や振動に常にさらされるブレーキ周辺のトルクは非常に大切です。「こんなもんかな~」くらいでボルト・ナットを締めている人は多いかと思いますが要注意です。ガツン!とブレーキかけた瞬間バキッ!なんて考えただけでもゾっとしますね^^;最近の軽量パーツやカーボン製品なども要注意です。おいらの身近でも最近、カーボンハンドルのステムを締めすぎで割ってしまったという話がありました。軽量パーツって高いですよね~ トルクレンチはピンきりですが、物を選べば2万円ほどで手に入るものもあります。おいらが使っているのはこちら↓ワイドレンジ東日 オートバイ/競技用自転車用トルクレンチ 5-40N・m金額は実売13000円くらいでトルクは5~40N・mまで使うことができます。自転車で多く使用するトルクはだいたい5~15N・m辺りで、高いところで40N・mなのでこのトルクレンチ1本でほとんどの所が足りることになります。・・・細かいことを言うとトルクレンチは「全体の使用量の上下1割はなるべく使わない」つまり5~40N・mであれば35N・mのキャパがありますので1割の3.5N・m、つまり有効トルクは8.5N・m~36.5N・mということになります。 なのでもし気になるようであれば0.5N・m~15N・mあたりの物をもう1本用意しても良いですね。また、長期間使用していたり間違った使い方をしてしまったり落下させたりしてしまうと校正が狂って専門の工場等で校正を行わなくてはいけなくなってしまったりと多少面倒なことがあるかもしれませんが・・・自分で高価な軽量パーツをジャンジャンメンテしたいとか、自転車をステップに今後自動車や飛行機の整備にステップアップしたいという方にはぜひぜひ手にしていただきたいですね! ↑ ちなみにこれはワイヤーロックと呼ばれるボルトの緩み止め処置。(一部シマノ製品付属のボルトとはかけ方が若干違います)お互いが締め引かれる方向にワイヤーをかけることでボルトの緩みを防止します。クルマやバイクレースをやる方や飛行機関係の方にはおなじみだと思います^^実はこれ、ピーンとキレイにかけるの結構難しかったりするんですよね~^^ ↑ワイヤーツイスターと呼ばれるこれまた変わった工具で比較的簡単にかけられるようにはなるんですけどね^^自動車・オートバイ・自転車等のメンテナンス、整備工具!KTC WTP-210 ワイヤーツイスターしかし工具って男の子心をくすぐりますよね~♪工具屋の息子の花台車でした。カテゴリー別メンテナンス記録 自転車紹介 インプレッション 走行記録 壊し物 未分類 ぜんぶ↓クリックでMTBブログがいっぱい!↓→ HIGH MOUNTAIN TOP →テーマ【マウンテンバイク◆MTB】もよろしく
2009.08.07
コメント(6)