2006/05/15
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ネットで『正直者は馬鹿を見る』を検索すると


こんなことが書かれているが、これでは余りにも虚しい。

しかし、組織の中にいると、多かれ少なかれ必ずこの現実を見ることになる。


例えば、仕事と直接関係なくても、工場の掃除を率先してやる者がいると思えば、ゴミを跨いで歩くことはあっても、そのゴミを拾うことはない者がいるとする。

率先してやる者は、誰それが見ているからではなく、ただ黙々とやっている。

但し、悲しいかな仕事そのものの力量は、ゴミを跨ぐ者の方が優れている。

しかし、率先して後片付けをする者は、間違いなく組織の潤滑油的な役目を果たしている。

これを、どう評価するか。




当然のように手当は残って仕事をしている者に付く。

但し、さっさと帰る者の方が仕事そのものの力量は優れていて、会社にも多くの利益をもたらしている。

況してや、手当欲しさに故意に残業する者がいるのは現実。

これは、中々表立っては見えない。

これを、どう評価するか。

同じ残業の問題だと、僅かな手当の営業マンが、後輩の営業アシスタントの残業代に負けて、手取りが逆転することも多い。

これを、どう評価するか。


先ずは、掃除の問題に代表されるような真面目な人間をただ『正直者は馬鹿を見る』ような存在にしておいていいか?、ということ。

これに似たようなことは、残念ながらうちでもあるので、時々私も悩むことがある。

解決策として、私はゴミを跨ぐタイプの人間の意識をどう変えるか、ということを考える。

しかし、理屈で人を変える、人の意識を変えるということは至難の技だし、余りにも傲慢だ。




そんな時に、一人の社員が客先から帰って来て、こんなことを言った。

「あの会社は、残業する者も帰る者も、定時になると一旦全員で掃除して、それからまたやるんですよ」

「えっ、仕事が終わる前に・・・」

大袈裟な言い方をすれば、目からから鱗が落ちたような気分になった。

仕事が完全に終わってやると、どうしても『正直者は馬鹿を見る』ようなことが多くなる。



それにしても自分の硬直した脳みそが恥ずかしい(笑)。

人を変えることばかり考えて、仕組みを変えることなど考えなかった、否、考えつかなかった。

こんな単純なことが・・・。


これは、早速実行してみよう。

提案した社員は僅かでも報奨金のようなものを出してやらないとね。



・・・ちょっと長くなったので、残業の問題は次回に。

今日は帰ります。

それではまた。





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最終更新日  2006/05/15 09:24:56 PM
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