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ピリピリと太陽が肌に刺さる土曜日。そんなつもりじゃなかったのに、ランチしたそのままの勢いで結構な距離を歩いてしまい、途中乗り物移動にも一部頼りつつ、私の思いつきで江の島に辿り着く。前にいつ来たか忘れたくらい久しいが、なんとなくいつも来てるような気がしてならない。海岸に近づくと海水浴場に、大勢の人人人! 風も波もあったから、ウインドやヨットの数もいつも以上に目立つ。なかなか梅雨が明けないし、悪天候続きだったから、この日は待ちに待った夏らしい日と言ったところか。若い兄ちゃん達の真っ赤に日焼けした背中も、どこか誇らしげに輝く。その人混みとは反対方向の、橋の向こう側(江の島)へと進む人達も多い。ぞろぞろとその波に乗り仲見世に辿り着くと、いつもの活気ある雰囲気にホッとする。様々な誘惑の香りや呼び込みに負けそうになりながら、なんとか赤い鳥居をくぐる。今まで正面から階段を上り、神社参拝を済ませてから遊んでいたのだが、この日はなぜか右手のルートに引き寄せられる。今まで何年も前から通っていた島なのに、このルートを歩くのは初めてのこと。一体どこに続くのか全く判らないまま、たまに上から下りて来る人達とすれ違いながら、ぶらぶらと山道を奥へと進む。ちょうど神社の裏側に当たる場所、岩屋洞窟の裏手の海へと直接続く道だった。毎回アップダウンを繰り返しながら島の奥まで歩いていたけれど、このルートはラクチンだ。ちょっとまた、江の島に詳しくなった気分。うふ。岩屋洞窟前の海に着くと、前に来た時より波が激しく岩にアタックしてた。ちょっとした冒険心が子供のように湧いてくる。できるだけ近くに…と前進する人続出。私達も鬼の洗濯板みたいな岩盤をひょいひょいと歩き、荒波のそばへと近づく。空と海と風を全身で受け止めとけあううち、髪も肌も塩でベタベタに(苦笑)。気の済むまで海辺遊びを愉しんだ後、今度は急な階段を体育会系よろしくグングンと上る。日頃使わない脚の筋肉が、悲鳴をあげてるのが分かる。長歩きには慣れてるし自信もあるが、階段をひたすら上るだけの運動はしないから、これは効く。しかもこの炎天下だ。いつもの休憩所で倒れないように用心して水分補給。日頃閑散としたレストハウスも、暑さのお蔭かかなり繁盛していた。生き返ったら再びコースに戻る。陽が少し陰ってきたせいか、あちこちに島猫発見!! うほ~♪あまりに大量すぎて、興奮して撮るのをだいぶ忘れる。今回は撮るより彼らとのコミュニケーションに熱中してしまった。猫達の視線に合わせて、穏やかに声かけながら歩み寄る。猫達も慣れたもんで、「ちょっとぐらいならいいわよ」的な視線をチラリと向ける。そして優しく撫ぜ撫ぜ。ああ、なんて幸せなひととき……たっぷりめの猫との触れ合いに満足して、夕暮れ時、島を出る。最後の最後まで香ばしい焼きイカの誘惑に迷う。次こそは! 待ってろ、浜焼き!※画像にふれるとコメント出ます※ ★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「突然の雷雨で約2時間半の大停電。アロマキャンドルが大活躍した夜。」
2007.07.30
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さぁそろそろ今日も、夕飯を作らねばなりませぬ。このところ毎日ぶらぶら過ごしてる身とは言え、この作業だけは休むこともできず。もともと料理が得意でなかった私には、日々のメニューを考えるのが時々苦痛になったりも。作れるメニューに限りがあるので、その中でやり繰りするのはタイヘン。これでも結婚前の料理コンプレックスを抱えまくりの頃に比べれば、随分進歩した方。人が口にできるモノになった。ダンナに「美味しい!」「また作って」と喜ばれる回数が増えた。結婚前、高い学費払ってクッキングスクールに通った甲斐があったってもんだ。でも一番私を成長させたのは、グルメな舌を持つ男(=ダンナ)に日々鍛えられたお蔭。もともと「褒められれば(おだてれば)伸びる」子(笑)なので、周りに認められると張り切る。誰かが食事を楽しみにしててくれると、いっちょ頑張ってみるか!と単純だから思うのだ。この前九州に帰った時、伯母に「(出身地で)味の違いがあるけど、ふたりは大丈夫なの?」と聞かれたが、今の私達には好みの違いがほとんどない。モチロン付き合ってる頃は、雪国育ちのダンナの味覚と南国育ちの私の味覚には、多少の開きがあったように思う。けれどどちらも食いしん坊であまり嫌いなモノがなく、とりあえず何でも食べちゃうからお互いのお気に入りやオススメを紹介しながら色んなモノを一緒に食べてるうち、だんだんその差が縮まった気がする。そして今では味の好みや好物がほぼ揃ってきたとゆー。だからまぁ、家でご飯を作るにしても、私がその日の気分で決めたメニューについて彼が文句言ったりはしない。余談だが、ついこの前テレビで、“熟年離婚に悩む奥さんが夫に言われて傷ついた理由”に夕飯時にいきなり「ナンだ、こんなもん食えるか!(今日はこんな気分じゃない)」ってのがあって。デリカシーないよなぁ。奥さんを家政婦程度にしか見てないのが、無性に腹立たしかった。そんなこと言うダンナじゃなくて、ホント助かった。あんな男だったら私の腕も磨けない。家族の「ご馳走様」というひとことが聞きたくて、世の奥さん達は毎日頑張ってるのにね。前置きが長くなりまして。我が家の私なりのルールというか、ご飯の基本は「一汁三菜」。これを頭に入れて、毎日の献立を考えるわけで。汁物は子供の頃から大好きで、好きなので作ってるといつも具沢山になってしまう。こうゆー暑い時にこそ、温かいモノを食べる。食事中、冷たいモノを流し込むより温かい汁物を食べる方が、体にはいいらしい。昨夜の晩ごはんでは、久々に鰯団子を活かしてつみれ汁にした。味付けはものすごく簡単。素材頼みのクイックメニュー。ちなみにこの汁物のほかは、鰆のハーブ風味焼き、サラダ、霧島らっきょう甘酢漬(=激うま!我が家のハマリモノ)。鮮魚市場で激安で買った鰆が、想像以上美味しかった。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「ヒグラシが鳴いてます。」
2007.07.27
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旅も無事終わり、やっとフツーの生活に戻った。自分でも気付かないうちに、心身ともに疲労してたようだ。数日微熱が続いてしまった。それもようやく治まり、今日は溜まっていた家事に専念。植物に水遣りしようとバルコニーに出たら、真っ赤なミニバラがポツポツと花を咲かせてた。しゃがんでよく見ると、新たな蕾も開花待機中。帰京した私達を出迎えてくれるように、時期を合わせて咲くなんて…(涙)。嬉しくなってちょっと念入りにお手入れしてあげた。案の定またアブラムシご一行様が、花の真下に行列を作ってる。この駆除が面倒なのだが、このままにしておくとせっかく咲きかけてる花も、明日には枯れてしまう。バラの栄養とゆー栄養を吸い取るのか、被害に遭った後のバラはまるでドラキュラに血を吸われて干からびたように悲惨。この赤いバラは最近までうどん粉病とアブラムシに襲われ、丸裸になっていた。そこから今の状態に復活するとは夢にも思わなかっただけに、この開花は奇跡的。同じ失敗を繰り返さないよう、今度こそしっかり護らねば。梅雨はまだ終わってないようで、突然悪天候になったりするので困りものだが、なんとかこの時期を、植物それぞれがベストコンディションで迎えられている模様。バラってなんとなく英国のイメージだし、日本では5月に見頃なのが一般的なので、まさかこんな真夏日に花を拝めるとは思ってなかったんだけど…燦々と照り輝く太陽とくっきりとした青空の下、セミの鳴き声を聞きながら眺めるのも悪いもんじゃないな。ちなみに玄関ポーチのミニバラも、すくすく成長中。今は黄色の変わりミニバラ?が我が家の訪問客をお出迎え。この間買ったピンクの方は花が散ってしまったけれど、葉が狂ったように光を求めて上昇中。この夏の私の課題は、大きなプランターに何鉢かを植え替えること。ホントはゴールデンウィークの課題だったんだけど。細かいことは置いといて。 ★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「FLY!フライパンダが遊泳中のペンギンに見える…」
2007.07.25
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あんな出来事が降りかかる1ヶ月くらい前。今回のことを予期してたかのように、私の故郷への里帰りを、ダンナが思いつく。ホントは違う所に小さな旅でもしようかと、色々お得プランを調べてたのだ。それが「いや、そんなことする前に、帰省しなきゃだ!」と、いきなりダンナ。振り出しに戻り、今度は我が町へと帰る旅の計画を立て始める。そしてひとつのお得セットプランを見つけた。実家になかなか帰れなくなったのは、ダンナがなかなか有給や連休を取れなかったり、引っ越しやその他モロモロ幾つもの理由もあったが、一番ネックになってたのは、航空チケット代である。帰れるのはせいぜい1泊2日がいいところなのに、大人ふたりで飛行機に乗ったら往復代金が10万はかかる。これじゃ、どこかその辺の異国にでも飛んだ方がマシ。そう思うと、毎日が新居維持に必死のケチケチ夫婦には、少しの勇気がもてなかった。そんなこんなで5年が経った。こんなに時が流れるとは思わなかったが。放置してると何事も、あれよあれよという間に流れて去ってしまう。恐ろしいことだ。で。今回運よく利用できたのが、航空券と提携ホテルがセットになったプラン。なんと、航空券往復代ふたり分より3万近く安い。どーゆー仕組みだか知らないが助かる。親も年老いてるので、突然の訪問にあまり負担をかけたくないし、こういうのがあれば来客準備もする必要がないから、向こうも大助かりなはず。勝手にそう満足して、いよいよ飛び立つ時が来た!!土曜日。興奮気味に早朝に起き、羽田に到着。5年ぶりに乗る飛行機にふたりして些か緊張してしまったが、揺れもなく無事に故郷の空港に着陸。まっ、まぶしい…東京を出た時は、今にも雨が降りそうな曇天だったのに、ここは南国。暑過ぎる。空港の外に出ると、いきなり目の覚めるよな青空と肌を焼くような太陽が歓迎の舞。そう。これこそが我がふるさとの夏だ。じわじわと記憶が蘇ってきて胸が弾む。バスに乗り海岸線を走ってるうちに、だんだん曇り空になり、辺り一面ガスってきた。楽しみにしてた山並みも海も霞んでしまい、せっかくの絶景を拝めずじまい。終点のバス停には、弟が待っていた。仕事の休み時間、わざわざ抜けてきてくれたらしい。5年でオッサンになったな(苦笑)。彼も色々苦労してるんだろう。姉想いなのは変わらず。ホテルに着き、部屋に案内される。おおっ、目の前に! 晴れてたら最高だったのになぁ。そんなことを話しながら、緑茶で一服。そして遂に我が家へと向かう。5年の間に父も母も持病や手術もあったりでだいぶ年老いたはずなので、急に老け込んだりしてたら私はショックを受けてしまいそうで…正直会うのが怖かった。家には、母がひとり。父は仕事でいない。思ったより肌ツヤも良く、元気そうでホッとした。でも大病を患ってしまったせいか、若さが自慢の母もいよいよ年相応に老けてきた。みんなが揃う夕方までしばらく時間があったので、外を散歩することにした。「びー。の母校に行きたい」というダンナのリクエストに応え、以前歩いたルートと同じ道をぶらぶら。前と大して変わらないが、また少し田んぼが潰されて家やマンションが増えた。それでも山ではウグイスが鳴き、短い電車がゴトゴト走り、花や緑や土の匂いが漂う。この辺りを歩くと、今私達が住むエリアと同じ匂いを感じるから安心してしまう。それを知ってかダンナは、この道を歩きたがるのだ。私の高校は私が卒業した後、大規模リニューアルして、見た目がだいぶ変わってしまった。でもグラウンドや自転車置き場や裏庭を見れば、懐かしさがこみ上げてくる。女子生徒の制服姿も、私の頃よりスカート丈が幾分短くなったものの、あの頃のまま。いい学生生活を過ごさせてもらった。それを今この歳でまた感じることができるなんて。懐かしさに浸っていたら、急に小雨がポツポツ…学校の正門近くに、オシャレなカフェができていたので、そこで雨宿りすることに。コーヒーは普通の味だったが(笑)、素朴な味わいの手作りスコーンが、疲れを癒してくれた。店を出る頃には、晴れ間が広がる。再び来た道をのんびりと歩きながら家へと戻る。その夜はみんなでお寿司とビールと母の手料理で乾杯。例の問題を、なんとか解決しつつある前祝いを兼ねて。父は前よりいい顔色になっていた。食後もいい話し合いができた。ドッと肩の荷が下りたので、1日めはホテルで早々と爆睡。日曜日。ホテルからの眺めは昨日よりいい。ただ、よく晴れてるわりに、山や海の霞は取れず。チェックアウト済ませた後、家へ向けて歩き出す。ブランチのため、途中ファミレスに入る。おなかを満たして再び歩き出す。クマゼミも大量に鳴いていて、すっかり夏休み気分。この日は色々とお世話になってる親戚の家に挨拶に行く。伯父伯母に会うのは、私達の結婚披露パーティ以来だから8年ぶり?か。最近は電話や年賀状ぐらいの付き合いだが、こんなに月日が流れたとは自分でもびっくり。伯父も伯母も歳なりに老いたが、でも気持ちが若い人達であることは、全然変わりない。「歳を取りたくないわぁ~。今からでも若返りたい」と伯母さんは言ったけど、想像してたよりもはるかに若々しかった。私達も「ふたりとも若いわ~」と褒められ?、かなり調子に乗る。いい気分のまま御いとま。一旦家に戻り、父と母に見送られ、弟の車で空港バスステーションに。バスに乗り込む間際に「家のこと、よろしくたのむよ」と肩を叩き、弟に託す。滅多に帰らない身勝手な姉だが、いつでも家族を想ってる気持ちは伝わったかな。バスから見た弟の背中はまだどこか頼りないけれど、きっと立派に務めてくれると祈りつつ。出発前、空港レストランで郷土料理の定食を食べた。とり天もだんご汁も懐かしくて泣けた。それなのに、羽田からシャトルバスに乗り、みなとみらいの夜景が見えた瞬間、ホッとした。地元の駅に着いたらさらに安心してしまった。実家で過ごした時間より、こちらの歴史が長くなった私のふるさとは一体どこなのだろう。 ※画像にふれるとコメント出ます※★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「その時にだけ電話してくるのは…。」
2007.07.23
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思いがけない出来事が起きた。正確に言えば私達にではなく、私の実家に…なのだが。結婚8周年を翌日に控えた火曜日。そのことでお祝い気分は吹っ飛んでしまった(でもちゃっかりワインは飲んだ(爆)。それから毎日のよに親とあーだこーだと話し合い。家族仲が非常に良好な我が家だが、私が子供の頃から結構とんでもない事に遭遇する率が多いっていうか。父も母も器用な人達ではないから、でも真っ正直なところが良い所でもあり悪い所でもあるんだけども…なんてゆーか、得してるより損してることが多い人達かも。いやでも得する時は奇跡かと思うくらい超超ラッキー☆をワシヅカミなので、まー彼らの人生、損なことばかりってこともない。お蔭で?彼らそして娘(私)息子(弟)は、何か起きる度に死に物狂いで手を取り合い幾つもの荒波を乗り越えて、家族の絆をガッチリ強めてきた。そして今ウン年ぶりに、家族が一致団結しなくてはならない局面に立たされている。ダンナとは血縁関係のない私の家族の問題である。けど私には黙っておくなんてできなくて。私の変化に関してのみ妙に勘の鋭いダンナには、案の定すぐにバレてしまう。彼は私を落ち着かせるためか、少しも驚かずに平然と私の目を見て話を聞いてくれた。ただ夜は色々考えすぎて、なかなか寝つけなかったようだ。遠く離れた家族なので、結婚して頻繁に里帰りできるわけじゃない。もう5年も帰れてない。だからこれまでのダンナと私の家族は、最初に出会った頃のまま、お互い精一杯良い所しか見せ合ってなかった。ダンナも父も外面は無口なので、男同士だけで会話なんてのも皆無。それが皮肉?にも今回の突然の出来事で、一気に距離が縮まった。母と私、父と私、母とダンナ、父とダンナそして私達ふたりでも。繰り返し話し合ううち、次第に解きほぐれてく絡み合った無数の糸。腹を割るってまさにこういうことを言うのだ。傷つけたり傷つくのを覚悟で互いの考えを素直にぶつけ合い、それを実感したこの数日。問題が全て解決するには暫く時間がかかりそうだが、きっと良い方向に導かれると願う。8年も結婚生活やってると、ホント予期せぬ出来事が次々とまぁ、起こるもんだ。私達夫婦も両親に負けず?結婚前からいろーーーーーんな困難を潜り抜けて今があるのだが、あの頃イヤっちゅーぐらい高いハードルをふたり苦しさに号泣しながらも越えてきたお蔭で、随分強くなったし、かなり大人になったという手応えがある。それでもまだまだ子供だなぁと情けなくなることもしばしば。世間的には、子供をもち親となった時に大人としての自覚が芽生えるものだろうが、子育てという教科書が私達にない分、互いの親や兄弟や会社という取り巻く環境の中で沢山の人生勉強を繰り返しつつ、その度に迷い悩み助け合い……だからこれからも、一生をかけて何重ものハードルを越えてくことになるだろう(イヤ杉)。けど夫婦って、家族って、その絆を作るには、こういうハードめの経験の積み重ねがあってこそ実は形成されるものだと、結婚してみてやっと解かった。最初から最期まで順風満帆な人生なんて無味乾燥。人としてちっとも魅力を感じない。記念日の午後。まだスッキリとはしない気分のまま、都内の美容院へ。「声が沈んでいるから、体でも悪いのかと思ったよ~」と心配顔のOさん。私のテンションが低い理由をそれ以上は聞かないでいてくれたけど、彼はいつもどーりポツポツと話を絶えず続けてくれ、私が楽しくなるように気遣ってくれたみたい。しかも仕上げのシャンプーの時、ものすごーく丁寧に時間をかけて洗髪をして、それから珍しく頭と肩をポンポンと叩きながら、マッサージしてくれた。その間何も言葉はなかったけれど、手に込められた力に“あったかい”モノを感じてた。彼は彼なりに元気ない私を癒してくれようとしてくれたのが嬉しくて、心の中で感謝した。20年以上の付き合いだもん。程好い距離を保つ兄のような存在と、勝手に慕い助われてる。そのOさんもいよいよ、念願だった自分の店を開けることに。今は仮契約という段階。「今はもぉドタバタですよ?」とおどけたようにポソッと呟く彼の声には、どこか安堵の色が見て取れた。20数年勤めた大手の美容室を辞めてから早8ヶ月。築いてきた多くのモノを奪われてからの出直しは、たとえ実力と実績のある彼でも不安なことも多々あっただろう。そんな我慢の時期を自力で越えて、ようやく夢の扉まで辿り着いたわけだ。ここからまた新たな問題や心配事が起こるかもしれないが、芯をぶらさず冷静に物事を考えられるOさんだから、きっと迷いはないだろう。そんなトラブルさえ楽しめる余裕が今の彼にはある気がする。私ももう子供じゃないんだから、何に直面しても彼のようにドーン!と構えてなくちゃ。どんなことが目の前で起きても、慌てず騒がず凹まず投げ遣りにならず冷静に!そのピンチがあったからこそ、さらに心の深くて広い人間になれるのだと信じて。ドッチボールの様に 君と私生活ぶつけあっても真っ白な教科書に 年号刻み付け合おうそう 正しく何か 育み愛したい 『ファミリーチャイム』 yasuyuki okamura ★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「使うかどうか分らない物は、入れない方向で。」
2007.07.20
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三連休最終日。ご近所ランチを済ませた後、「ちょっと散歩してく?」と電車でぷらっと北鎌倉へ。周辺で軽くぶらぶらするつもりが、緑のみずみずしい香りを思いきり肺に吸い込み前進して、調子に乗って建長寺を通り越し、鶴岡八幡宮まで一気に辿り着いてしまう。初めてこのルートを徒歩で向かった数年前の八幡宮は、遠い所に在る印象だったのに今ではどんどん北鎌と近づいてる気がする(笑)。いつものルートで参拝をしたら源氏池で休憩。この前葉を茂らせた蓮が間もなく開花しそう。神社併設の幼稚園は、屋根の改修工事中。園児は既に夏休みに入ったのだろうか。池の前で散歩中ワンコ三匹に遭遇。彼らに会うのも何回目かな。すっかり見慣れた顔である。八幡宮から緑の木々が涼しい若宮大路を奥まで進み、これまたいつもの海辺へ到着。材木座海岸でしばらくぶらぶらして、由比ヶ浜へと移動。台風の後だからか東京のお盆後だからか、海で泳ぐものはほとんどおらず浜辺も人がいるにはいるが、材木座側は妙に静かな印象。由比ヶ浜は海の家とか色々季節モノの建物(出張コンビニも!)に、若者が群れ集う。管理棟から5時の遊泳監視終了の放送が流れたとたん、海辺の雰囲気は一変。わらわらとボードを抱えた波乗り人が、老若男女荒波に次々引き寄せられて入ってく。嵐で荒れた波と格闘する者操る者…あっという間に海上はボディスーツで埋め尽くされた。その後姿を見送ったら、我ら散歩チームは海とさよなら。「今日はうんまいコーヒーが飲みたい!」というダンナの強い希望もあり、前々から気になってた店に意を決して入る。感じのいいお姉さんの笑顔に迎えられ、「お好きな所へどうぞ」と言われたので店内を見回し、遠慮がちに入口近くの丸テーブル席に腰掛ける。奥では学生風のグループが、何かの話で楽しく笑い合う。店には聞き覚えのある洋楽ナンバーが流れてる。外の景色はこれといって期待できないが、この空間は悪くない。頼んだケーキセットと、それぞれ種類の違うコーヒーも。特に私の選んだコーヒーは、かなり満足できる味だった。学生達は勘定を済ませ、店の前で記念写真を撮った後(旅行中だろうか)、笑い声を響かせてどこかへ消えた。店の中に客は私とダンナだけ。10年くらい前にFMで街中でかかりまくりの懐かしいナンバーは、さらに懐かしさを増す。商店街を歩く人人が、あちこちで折り畳みの傘を広げる。どうやら雨も本降りに。ゆっくりとした時間の中、充分にクールダウンできたので、店を後にする。美味しい一杯だった。程好く疲労した後のコーヒーは、微かな酸味を感じるくらいが心地好い。この先、湘南散歩の“新しいゴール”になる予定。居心地の点でも申し分なし。思い掛けない収穫にホクホクしつつ、雑貨屋とKINOKUNIYAでも納得の買い物をして、家路に着く。「梅雨明けたらホントにもう、夏が終わるまで海には来れないね…」ダンナは寂しそうにポツリと言ったけど、最初にそう言ってから何度こうして気まぐれにココに戻って来たことか(笑)。何をするわけでもなく、ただ馴染みのある場所をぐるぐる徘徊するだけなのだが、それでも今の私達にとっては、何よりの娯楽。穏やかに過ごせる時間を、ありがたく思う。 ※画像にふれるとコメント出ます※ 自然つながりで、昨日の中越沖地震のことを少し。震源地から遥か遠く離れた関東の我が家も、震度3程度だが、意外と長く横揺れが続いた。けど、どこかでそんなにひどい被害が出てるなんて、昼まで寝てたから知らなかった。ベッドで揺れを感じて目を覚ましたが、大して気にも留めずそのまま寝てしまった。まさかこんな大ごとになっていようとは…3年前の傷が癒えないうちに、また同じようなことが繰り返されるなんて…テレビを観て、慌てて電話するダンナ。案の定繋がらず、ケータイでやっと安否確認できた。70を越えた義母が、向こうで実家をひとりで守っている。前回の中越地震の時も彼女はひとり家に居て、暫く電話もケータイも繋がらず焦るばかりで。幸い前回も今回も震源地から離れているので、震度も心配する程の大きさじゃなく、とりあえずはホッとした。しかし、これで安心、てわけじゃない。もっと大きいのが来たら…と考えると、こんなにのん気じゃいられない。なにせもう古い家だし、高齢者の女性の独り暮らしだし……だから、ニュースで死傷者の情報が流れるたびに、他人事とは思えず、胸が痛む。地震大国日本に住んでいる以上、こういうことからは逃げられないが、自然現象により起きたこととは言え、もうこれ以上、慎ましく生きる人々が悲しい出来事を背負わなくてもいいようにと、ただひたすら祈るだけである。天変地異が起こるたび、ありふれた1日を過ごせることが、どれだけ“幸せ”なことなのか気づかされる。欲が膨らむと平凡な日常を嫌悪するから、うっかり見失いがちだが。それにしても。3年前の教訓が、個々の生活に何ひとつ活かされてないのが悔やまれる。被災地の皆さん、亡くなられた方々に、お見舞いと哀悼の意を表します。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「神木クンもついに変声期…(涙)。」
2007.07.17
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明日から三連休~。休みが続くと食事が不規則且ついい加減になりがちなので、休み前の晩ごはんはできるだけしっかり野菜を摂るように心掛けている。今夜は、届いたばかりのら○ぃっしゅぼーやの産直野菜をたっぷり使って野菜中心ヘルシーメニューに。そのうちのふたつは、こんな感じ。【かぼちゃとベーコンの簡単ソテー】我が母が毎月定期便のように送ってくれるお肉セット(=お気に入り精肉店にオーダー)に、今月はベーコンが入ってたので、それをかぼちゃと一緒に油で炒めて。このベーコンにはしっかり塩がついてたので、味付けは極力抑え目にした。いつもはにんにくのみじん切りを入れるが、↓のスープに入るのでこっちはナシに。あとは粉パセリと粒コショーをテキトーに振っておしまい。かぼちゃがホクホクと甘いけど、塩味のベーコンとの相性はバッチリ。ビールが進む一品でございー。今日はかぼちゃを切るのが途中から面倒になり、手抜きで少なめになったからダンナはパクパク食べてしまい、ちょっと物足りなかったようだ。まだ半分材料が残ってるから、休み明けにでも再挑戦するかな。どーでもいい話だが、そんなにかぼちゃって好きじゃないんだなぁ、私。だからかぼちゃが届くと、テンション下がる。けど格闘して作ったのを食べると美味しく感じるので、農家の方々に感謝しつつ頂きマス。【大根と牛肉のあっさりスープ】こっちも、同じく実家から届いた豊後牛を利用。野菜は大根としめじとモロッコいんげん。ホントは人参を入れるんだけど、冷蔵庫に残ってなくて、しめじとモロッコいんげんを投入。人参よりやや薄味な仕上がりかな。ベースのお出汁は、中華スープのモトと豊後牛のエキス。野生味の強い豊後牛ならではの美味スープになるんだけど、今回のお肉の質がいつものよりソフトめだったからか、すごく優しい味のスープになった。モチロン、こっそりとにんにくも効いております。疲れ気味の時にパワーをつけてくれるスタミナスープ、ってやつです。我が家にとって。さぁて、そろそろ寝るとします。台風の影響で、3日間大荒れになりそうですが。みなさんどうかご無事で。素敵な日々をお過ごしくださいまし~。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「細野晴臣の樹木希林化進行中。」
2007.07.13
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台風が近づいてるせいか、天気が安定しない日が続く。今日は朝から曇ってて、部屋中の湿度がやたら高い。人間にとっては不快指数高めでも、今の時期は植物達には関係ないようで。むしろ快適すぎるくらいなのだろうか。このところ成長の速度が上がりまくり。広いとは言えないバルコニーに並び、太陽に向かい大きく両手を広げるみたくのびのびぐんぐん……この1、2ヶ月くらいの間に、一気に、だ。隣り合うもの達で競い合うように、日々むくむくと成長してるのがひと目で判る。新緑に混じり、花も次々咲き始めた。万両、ミニバラ、トウガラシ、そして年中咲いてるローズマリー。玄関先に置いてあるミニバラ、シクラメン、アイビーも今が一番の成長期。バルコニーほどの日は当たらないが、順調にすくすく青葉を増やしてる。本格的な夏が待ち遠しいのは、私だけじゃないようだ。 画像にふれるとコメント出ます専門知識も持たず自己流で楽しんでることだから、そんなにお金をかけられないし、庭いじりにだけ時間を費やしてもいられないから、2年経っても庭園らしくはならなくて。やっと蕾をつけてもすぐに虫だらけになったり、急に枯れたりカビてしまったり……たったこの程度の植物を育てるだけでも、日頃の手入れは正直ラクじゃない。でも、私が水遣りをサボっても、健気に葉をつけたり花を咲かせたりするのを見ると、急に“かわいさ”が増す。百花繚乱への道のりは果てしなく遠いけれど、いつか猫の額ほどのこの場所を花と香りでいっぱいにしてみたい。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「でも、そんなの関係ねぇ~!」
2007.07.11
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半年経ったので、電車に揺られ病院へ。いつの間にか新病棟が完成して、正面玄関が全然違うとこに移動してて焦った。長年通い慣れた病院の変容を前に、何が何やら…1階ロビーでおろおろしてしまう。約束の時間には5分前に着けたので、本を取り出しとりあえず心を静めることにした。自分の番になるまで、だいぶページは進んだけど、本当は上の空。内容なんか覚えちゃない。途中。診察室から出て来た若いカップルと背中合わせになる。顔は見れない。イマドキのギャル喋りする奥さんが、診察(私の担当医じゃない男先生)の文句を大声で喋ってる。聞いてる隣の若い夫は「いや、そんなもんだろう?」と適当になだめてたが。文句言ってたかと思えば今度は彼女、「ねー、アカチャン○ンポでこれ買おうよ~!」と雑誌を見ながらいずれ出会う我が子への夢を膨らませてる。そんな明暗がツキモノの産科婦人科の待合室。新しい病棟になっても、これだけ(産科・婦人科まぜこぜ)は変わらなかった。これでも充分慣れて心も強くなったけど…弾む会話を目の前で何度も見たり聞いたりするたび、実はちょっとだけ泣きたい気分。私が健康な体なら、婦人科に来ることが、きっと“楽しい”ものになっただろうに…私がこの扉の前で待つ時は、いつも不安でいっぱいだ。「どうか悪化してませんように…」 繰り返し繰り返し…何度も何度も祈るだけ。エコー検査で子宮のチェック。術後1年くらいで新しく生まれてしまった筋腫ちゃんは、今のところ急激な成長もしておらずおとなしくしてくれてるとのことで、ひとまずホッとした。が。卵巣にやや異常あり。今日現在の私の体調のせいも影響してるかもなので、まだ何とも言えない状況らしく、3ヶ月後に再検査することに。大したことないといいなぁ。もう凹むのはコリゴリだ。忙しい先生なので、あまり長居しては迷惑だろうが、いつも「ほかに聞きたいことは?」と私が納得できるまで、ちゃんと耳を傾け解かるように説明してくれるから、先生には体だけじゃなく、心もかなり癒してもらってる。持病を抱えたあの日から、きっと心も傷付いてるハズだから、彼女は私にとってカウンセラー的存在であるのは、間違いない。いつだってノー天気に暮らしてる私だけど、この問題だけは一生付きまとうものなので。最初のうちはそんな自分を恨んでたけど、健康な人達を恨めしくも思ったけれど、少しずつ、気長に付き合っていこうという風に考え方を変えて、今は仲良く?やっている。それでもたまーに心配な症状が出たりするから、先生だけが頼りなのだ。同じ女性で歳もほとんど変わらないから、私の想いを汲み取るのがうまいのかも。今回も私の抱えた不安や疑問を、全てぶつけて答えをもらった。少しは心が晴れた、かな。病院を出る頃には、雨が本降りになっていた。この病院もその周辺も、私が住んでた町の景色は、ものすごいスピードで変化し続けている。次に行く頃には、また見違える程変わってるのかもしれないけれど、私の体のゴキゲンと先生の包み込む優しさと強さは、今のまま変わらないでいてほしい。そのまま帰るのもなんかヤで、横浜で意味もなくぶらぶらしてたら、ケータイが鳴った。「大丈夫だった?」心配性なダンナのためにも、今以上もっと、自分の中身とちゃんと付き合ってかなくちゃね。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「アジア杯、むりだな。」
2007.07.10
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今にも空が泣き出しそなギリギリ曇の七夕の日。『湘南ひらつか七夕まつり』に行く。去年「もういいや」的なことを書いたのに、懲りずにまた行ってしまった。新居に越して3年連続皆勤賞。結婚前にも行ってるから、合計4度観てることになる。根っから祭り好きなので、こういう場所に行くのは嫌いじゃない。けど、七夕飾りそのものより、違うところに“愉しみ”を見つけてしまったせい、もある。今年は少し早めに家を出て、まずはメイン会場の反対側、平塚駅の海側エリアをぶらり。松林が続く“なぎさプロムナード”をずんずん進み、正面奥に広がる“湘南ひらつかビーチパーク”をめざす。見事な防砂林の緑を通り抜けると、浜辺からFMの音楽が聞こえてきた。間もなく浜辺というところまで近づくと、周りにひまわりの大群が! どよんとした空だけど、やっぱ夏だね。最高の演出に一層胸は高鳴る。ついこの前、海開きがあったばかりの海は、さぞ盛り上がっているのだろう。そんな期待を抱きつつ… なんでしょう。この静けさは…。ラジオのDJの能天気な声が、空しく響く。海も浜辺も空も夏が終わったような色してる。さびしー。波乗り人も浜散歩人もいるにはいるが、ぼやけた景色にも負けている。ビーチバレーのコートも、何面もあるのに、ただの網目と化している。そんな中、力を持て余し気味のレスキュー隊が、右に左に黙々と何やら作業を続けてた。 ココの海について、特筆すべきものは何もなし。いい松林はある。それだけが救い。再び大通りに戻り、今度は駅の裏側へ。ひとまず七夕会場を通り越し、平塚八幡宮へ向かう。 七夕まつりの機会を利用して、この神社に参拝するということが、一番の目的だったりして。↑の輪をくぐり、本堂で参拝して、御神籤を引き短冊に願い事を書いて笹に結ぶ。そしてシメは、境内の池で鯉や亀に餌をあげる。これが何よりの楽しみだったり。無心になって餌を撒く時間は、滅私奉公とまで言えば大袈裟かもしれないが、そんな想いにも近い。もうひとつ楽しみにしてた神社猫とは、今年は会えず残念。どうか元気でいますように。そしていよいよ、七夕会場へ!いつもより少しだけ時間が早いせいか、最初のうちはのんびり見学できてた。6時を回ったとたん一気に人が増え、あっという間にスシヅメに……そんな時間帯にテレビ取材もあちこち入ってて、混雑を余計ひどくしていた。そのせいで、私達が楽しみにしてたお肉屋さん特製大和豚のハーブソーセージを、食べ損ねてしまう(泣)。あんな時間に取材陣が独占するなんてー。あんまりだー。 画像にふれるとコメント出ます後ろ髪引かれつつ、人の流れに身を任す。見上げる竹飾りはどれも、年々派手さが薄れてる。去年初めてその寂しさを感じたが、今年はもっと強く思った。57回も続いてるんだから、この祭りが将来なくなることはないだろうけど、この調子で行けば、来年どうなることやら。ひと通り見て駅に向かう頃、ちょうどライトアップされた飾りを観に集まってきた新しい集団が、駅前から長蛇の列を作ってた。その波を横目に見ながら、駅前のあの店へ。七夕祭りの後は必ず、平塚名物“弦斎カレーパン”で締め括る。出店の前に行くと、売り子のお姉さんが3人、作り置きした商品を売っていた。いつもなら奥の店で、お爺さんが揚げていたのに。今年は店のシャッターは下ろされ、あのお爺さんの姿もなかった。カレーパンの味はいつもの味だったけど、あのお爺さんの顔を見れないとなんだか、祭りが終わった気がしない。来年は会えるだろうか…会えますように。ほんの一瞬、微かに頬に当たった水滴も雨にはならずに、なんとか最後までクリア。いつもより若干駆け足だったけど、ホントは行くつもりじゃなかったけど、行けばそれなりに楽しいから、また来年も…ってことになるのかな。ちなみに今年の願い事は、ごくありふれたものになった。私のモットーとすることだから、まぁ、別にいいんだけど。いざ紙に書くとなると、若かりし頃のように大きなことは書けないものだ(苦笑)。願いって、歳とともにより現実的になっていくのかも。夢を棄てたつもりはないけど、地に足つけた現実をちゃんとしなくちゃ、と思うというか。みんなの短冊をチラリと見ると、本当に色んな願いがあって、色々と考えさせられる。他力本願なかわいすぎる夢を書いた青年の隣に飾られた小学生の、上手いとは言えない文字で綴られた『病気の人がなおりますように』という実に温かいひとことに、おばちゃん、グッときちゃった。心優しきアナタの願いが、真っ先に、どうか天に届きますように。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「1度書いたのに、いきなりメンテ突入で全部消えてた(怒)。」
2007.07.08
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7月になったとたん、世の中どこもかしこもサマーバーゲンに突入した模様。海開きのあった昨日は海側へ行くのを我慢して、ショッピングを楽しむことに。事前にお気に入りのショップからも続々と招待状が届いてたので、この機会を利用せねば。横浜に着くとデパートも地下街も駅周りの地上も、紙袋をぶら下げた人達の民族大移動状態!異様な盛り上がりのためか、空気が薄い。欲しいものがあったので、希望に近い商品を求めあちこち歩き回る。いまいちピンとこない。これ以上いても人の多さに疲れるだけなので、「いっそのこと自由が丘に行こう!」ってことになり、電車に乗って馴染み深い懐かしいあの駅へ。私は友達とデートして以来だから、1年ぶり。ダンナは2年ぶりぐらいかな?自由が丘は、東横線沿線に長年住んでた私達には、想い出の沢山詰まった街のひとつである。渋谷や横浜のような大きな街ではないが、こじんまりとした空間に上質でセンスのいいものが細々と揃ってるので、店内を見て回るだけでも充分楽しめるのが何より魅力。高級住宅地と隣接してるため、オシャレなイメージが強いけど、昔ながらのショッピングビルが街のシンボルだし、一歩路地を入れば庶民派な飲み屋やファストフード店が並び、さらに緑がいい具合に街にマッチして、程好く風が吹き抜ける。緑道のベンチには散歩途中のワンコの姿も…。気取ってそうで実はカジュアル度の高い、都内に在りながら気ままにぶらぶら歩きができるそんなゆる~い空気が、好きな理由でもある。お目当ての靴屋さんには、セールの招待を受けたらしき常連さん達が押し寄せていた。狭い店なので、品定めするにもひと苦労なんだけど、遠慮してる場合ではない。一足のつもりが、調子に乗って二足買ってしまった。けど、びっくりするくらいお得なのだ。日本の職人さんが丁寧に作り上げたココの靴は、今までに買って失敗したことがない。若い頃は見かけだけの靴ばかり選んで、軽度な外反母趾に苦しめられたこともあったが、機能性とデザインを兼ね備えたこの店の靴に出合い、足の健康を第一に考えるようになった。私はとにかくよく歩くし、今の会社では座り仕事が延々続くので、何よりまずこだわるのは、「長時間履いてても、足への負担が軽く、ラクでいられるかどうか」ってこと。その上でデザインや履いた感じが「自分らしい」と思えた時だけ、迷わず買う。もともと気前がいい方ではないので、なかなか新しいものを買わないのだが。そして今回会員価格(たぶん半額)で手に入れたのが、この二足。くったりめの本牛革のサンダル は、子供の頃に履いていた“バレエシューズ”のようなフィット感がたまらない。ヒールも安定感のある5cm程なので、夏の通勤で大活躍してくれそう。もう一足は、カッチリめの丈夫な本牛革のサンダル。 ミュールでもないしサボサンダルでもない……所謂“ツッカケ”ってゆーのが、一番しっくりくる名称なのかなぁ、このタイプって(苦笑)。靴屋を出た後、今度は服を眺めに、某ショップへ移動。こちらもセールで大賑わい。前々から狙ってたカットソーが、激安になってた。早速試着→お買いあげ~。メンズとレディースを三往復ぐらいして、とりあえず今回はこれだけで…ってことで帰りかけたら、うっかりリネンのシャツにひと目ぼれ。また試着→お買いあげ~。だって安いんだもん。定価でなんか買うのが、馬鹿らしいくらい。そんなこんなで、自由が丘を満喫しつつ、激安で夏の小道具?を買うことに成功♪ 今回は特に満足度が高い。久々にバーゲンで燃えた。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「『アキバ系メイド喫茶服』に身を包んだ白人男性と遭遇。しょっぱい。」
2007.07.02
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