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御多分に洩れず今年も、ちゃっかりのってしまった。本場のクリスマスの迎え方はもっと質素で静かなもの、なんだろうけど会社員を辞めた日から私にとっては、忘年会の代わりの「お疲れさん会」みたいなものだし。ダンナと家で飲んだり食べたりしながら過ごすのが、1年分の疲れを溜めた心と体を癒すのに欠かせなくなってるのは、間違いない。こーゆー「何でも受け容れてしまう日本人」てすっごく愚かだな~と嘆きながらも何もしないでいるのも惜しい気がして、結局毎年、そわそわいそいそしてしまい、そして今年も買い出しに行き、クリスマスで盛り上がる街をそれなりに楽しんでしまった。とは言っても、年々その日の過ごし方はシンプルになっていく。飾りつけも全くしなくなったし、大きなケーキもプレゼントもない。ただ、美味しいワインとそれに合う少しの料理と小さなケーキ……なんかがあれば高価なプレゼントや夜景の見えるレストランディナーや賑やかなパーティーなんかなくっても、充分心は温まる。そんなささやかだけど温かいふたりきりのイヴは、お気に入りのワインショップ http://company.enoteca.co.jp/ で、日頃飲み慣れてる“モンテス” の超お買い得ワインを手に入れて乾杯。個人的にフランス産が大好きなんだが、エノテカで手に入るチリ産のモンテス社ワインはいつだったかダンナに薦められて、その意外なほどの美味しさに目覚めた。フランスのものに比べると、モンテス白は躍動的でキレがある、というのが私の印象。後味が尾を引かない今回の1本は、魚も肉もチーズも相性良し。今年はかなり低予算でまとめたわりにいい買い物ができて、思わぬ幸運を手に入れた気分。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「サンドウィッチマン、名前は変えた方が…」
2007.12.25
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ああ、やっぱり今年も。12月の声を聞いたとたん、1日より2日目…という具合にどんどんスピードアップして時が過ぎている。やや体調崩し気味でダラダラしてる間に、残り2週間を切ってしまったこの週末からの連休を越えてしまえば、否が応でも現実を受け容れなければならないだろう。あと数日で、今年が終わる。大晦日に悔やまないよう、今年のことは今年じゅうに済ませておかなくては。歳を重ねるたびに「何事も後回しにしない」ということを、肝に銘ずるのだが。暮れも押し迫ったこの日。「ICE」のギター担当の宮内和之氏が、亡くなったのを知った。耳下腺がんという聞き慣れない病気が、その死因らしい。まだ43歳。若かっただけに、進行が早かったのだろうか。つい先日、テレビの音楽番組でPVを久しぶりに見かけたので、「まだ消えずに頑張ってたんだー」と驚いたばかりだったのに……ちょうど彼等がデビューした頃、私は『死にかけ編集部』のイチ編集部員だった。彼等の編集担当は同僚(M君)だったので、私が直接彼等に関わる仕事をしたことはないのだが一度だけライヴで、生パフォーマンスを観た記憶がある。「ICE」と言えばどうしても女性Vo.の方の印象が強く、彼の存在は薄れがちだけど、長髪の前髪を揺らしながら寡黙にギターを弾いている姿を、今でも忘れない。そういえばM君が「ICE」を結構気に入って、同世代のアーティスト達と対談とかさせてその企画が縁で、ミュージシャン同士が仲良くなったんだよなぁ…とか、思い出すとひどく懐かしい。あれから10年以上解散せずに音楽を続けていたことを、この前のPVで知って懐かしんだばかりなのに、次に耳にしたニュースが訃報だなんて…この10月に を出したばかり。短い生涯だった彼ではあるが、最期までミュージシャンであり続けたことに、悔いはなかった、と信じたい。全然ファンとかでもなかったけれど、同じ時代にあの目まぐるしかった音楽シーンの中で、流されまいと頑張ってた人の死(ZARD坂井泉水しかり)は、なんだかとても切ない(合掌)。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「値上がりしてますなぁ。」
2007.12.19
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「私は確かに“イヌジ”を見たんです」お昼過ぎに流し観てたテレビの生番組で、トークゲストの大杉漣が半分おどけて半分本気ででもやっぱり胸に熱い何かを秘めながら、それについて語ってた。十年前の“夏を少し感じる秋”に、日本の真ん中に位置する静かな海の見える某所で映画の撮影をしていた時。休憩時間に漣さんは監督のSABUさんとふたりで“それ”を、見てしまったのだと言う。顔が犬、体が羊の謎の生物は、高床式の建物の陰からふたりをじっと見ていたそうだ。その目は“甘えるようなすがるような”好意的?なものだとも。その後現れたこれまた謎のテンガロンハットの男が、「イヌジを見たことはココだけの秘密ですよ」と、彼らに口外しないよう頼んだらしい。今までどれだけの人がイヌジと遭遇したのか、そんなことは巷で人気の都市伝説でもネット上でも全く取り上げられてる様子がないので、知る由もないが。その町或いは村に行けば、“手がかり”はあるのかもしれない。もしかして、古びたお土産屋さんの店先に『○○名物 イヌジまんじゅう』なんてのや『イヌジTシャツ』なんてのが、実際並んでるのかも…なーんて(笑)。ものすごくタイムリーなんだが、先週の仕事帰りに『いとしのヒナゴン 上巻』 を読み終えた。合併問題で揺れる小さな町で、昭和の時代に起こった“謎の類人猿騒動”が再び甦る。まだ見ぬヒナゴンに町の夢を託す少数派と、それを取り巻く多くの人々…これまでに読んだ作品に比べると、だいぶテンポがユルイ感じでそれにあまりにもファンタジー色が強いと、私の苦手分野になってしまうので何度か挫けそうになったけど、ナンとか上巻終了。個人的には、今のこところ泣けるほどの読後感はないが、たまーに登場する地方新聞の主幹論説委員のブンさんの言葉に触れる度、考えさせられることが幾つかあった。そして特にココロに響いたのは、 「四十になると、ひとはいっぺん後ろを向いたほうがええよ。自分のスタートラインいうか、原点を確かめたほうがええ」「好きでやっとることでも、疲れるときはある。人間誰だってそうよ(中略)歳をとったら、そりゃあ疲れやすうもなるわい」※以上、【いとしのヒナゴン 上巻】より拝借。※ ブンさんの発する言葉を心待ちにしながら、下巻も挫けず読み進めたい。なんとこの小説、3年前に映画化されてたとは知らなかった。配役が私のイメージとだいぶ違うなぁ。実写版で“幻のヒナゴン”(着ぐるみとかCGとかだったら…と思うと)を観る勇気がない。たとえば初恋の人に今会ってしまうと、百年の恋も一気に醒めてしまうように夢にも時には、“掴んでしまわない方がいい”ものも、ある。そう思ってしまう私には、イヌジもヒナゴンももう見えないのかなぁ。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「半田健人、ホントは何歳なのよ?」
2007.12.10
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朝から雨だった昨日は、「冷える」とお天気オネエサンが言うので、この冬初めて厚手のコートを羽織って出勤。12月なんだからこれが当たり前なんだけど、まだそんな寒さを感じない。日本海側のあの肌に刺さる寒さに比べたら、関東のなんてまだまだ…そうは言っても着々と、冬へと景色は衣替えしてるようで。会社へと続く並木道も、昨日の雨で一気に葉を散らしてしまった。必死にしがみ付いてる赤や黄色の葉っぱも、盛りを少し過ぎたけどとてもキレイで。秋色の絨毯を踏み締めながらの通勤も、悪くないなと思ったり。今年の秋を、残らず楽しんで見送ろう。ふたりの中にそんな想いもどこかにあったのか、この前の日曜日、ぷらっと鎌倉散策へ。北鎌倉の「円覚寺」は思ったとおりの賑わいで、入口前からカメラを構える人人が思い思いにシャッターを切る。それを横目で見ながら、線路沿いをグングン進む。ダウンジャケットが暑すぎる。まだ歩き始めて間もないのにもう、うっすら汗が滲む午後。 手焼き煎餅の香ばしい匂いに引き寄せられる観光客を眺めつつ、さらに歩いて、閑静な住宅街の奥に在る「海蔵寺」へ到着。鎌倉時代に“おいしい水”が湧き出たらしい井戸がいくつか集まっていることから、通称“水の寺”とも呼ばれるこのお寺。名前は知っていたのだが、いつも近くの通りを反対方向に進んでたためにこの日が初の参拝だった。こじんまりとした境内に入ると、真っ先に目に飛び込んでくるのは真っ赤な野点傘。何の目的でココに置いてあるのかは謎だが、紅葉とマッチしていい味にはなってる。敷地は広くないのだが、「紅葉を楽しめる」というのは噂どおり。手入れの行き届いた空間はとても心地よく、自然と清らかになれる気がした。拝観料はなく、寺の裏手の井戸を拝観する場合、自己申告で百円箱に入れるだけ。それを知ってか、規模に似合わず大勢の観光客が訪れていた。 参拝後は八幡様や小町通りには立ち寄らず、先ずはいつものカフェでコーヒーを味わう。新しい豆をオーダーしてみたが、またも期待以上に美味だった。身体がほんわか温まったので、若宮大路からお約束?の由比ヶ浜まで。買ってまだ日が浅いシューズを履いてたから、「今日は砂浜に下りない」と言ってたのに海に着いたら下りちゃった。日没後なせいか、波乗り人もパラパラ。浜辺の方が多かった、かも。 ※画像にふれるとコメント出ます※あっという間に辺りが暗くなり、ほんのり明かりが灯ってく。シメで立ち寄った『エキスト鎌倉』で、ジェラート休憩。レジのおねえさんが、新商品のフィナンシエ(ふたり分)を「どうぞ」だって。1個しか頼まなかったのに、なんていい人なんだ!さっきまでちょっと足が重い気がしたけど、単純だからまるっと充電された。今年は別にわざわざ行かなくてもいいと思ってた紅葉狩り。行けてよかった。焼き菓子までもらえて(そこか、やっぱり)。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「『本日のお買い得値下げ商品』、後でレシート見てガックリ。値引きされてない…さて、こんな時どうする?」
2007.12.04
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