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「行けばよかったかな・・・」という後悔をしたくないのと、ベニバナヤマシャクヤクの開花時期の短さを考えて、昨日も山へ。雨もさることながら深い霧で、樹林では方向感覚を失ってしまいそう。天然のミストシャワーを浴びていると思えなくもないのですが、ぬらぬらと濡れた葉っぱと途切れることなく沸き立つ霧がまとわりつくと、胸の中になにやら得体のしれない不安感が広がっていきます。肌寒さを感じる樹林にはきのこの姿は少なくて、歩いた範囲で群生していたのは開けた山道に出ていた不明菌だけでした。オダマキの花がやっと咲き始めていて、今年の開花は昨年より一週間ほど遅いかな。うつむき加減に咲く花、雨の影響を受けずに虫たちの来訪を待ち繁栄を続けていくための知恵でしょうか。目的としていたベニバナヤマシャクヤクには今回も逢えませんでした。深山まで行かないと出逢えなくなったベニバナヤマシャクヤクは、チャナメさんのページで観賞させていただくこととします。悪天候で撤収が早まって、早起きして拵えた「おむすび」は、帰宅してからのお昼ご飯となりました。今日は雨も上がり雲間に青空も見え気温も上がってきました。次回はきっとお花畑も見頃となって、楽しませてくれるでしょう。そろそろ夏きのこも採りたいです。
2014.06.28
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そろそろ山野草の花が咲き始める頃。先ずは透明感のあるベニバナヤマシャクヤクを観ようと先週末出かけましたが・・・咲き終わったシロバナが点在するだけ、三カ所ほど探索しましたがベニバナには出逢えませんでした。イチヤクソウも、紅花はまだ柄が立ち上がったばかり。見かけるのは白花ばかりでしたが、緑の中の白い花には清々しさを伴う可憐さがありました。控え目なササバギンラン。今年は雪が多く融けるまで時間がかかった影響なのか、林床の下草の生え方が少ないように感じました。一本見かけたイグチ・・・写真のキャプションはコガネヤマドリタケとしました。でも、じっくり見るとアメリカウラベニイロガワリにも見えて、カサ裏の色を確認してこなかった事を後悔することに・・・。場所によってはクサウラベニタケもありましたが全体的にはきのこが少なくて、乾燥した山は雨待ち状態でした。筋肉量が減ってしまった体で長時間歩き回るのは大変、時間が経つにつれて気温もじりじりと上がっていきます。毎年楽しみにしているヤマオダマキのお花畑は蕾ばかりで、クサイチゴの白い花も見当たりません。足慣らしの散策にはこれぐらいで十分と(それ以上は歩けなかったというのが正しい)、三時間半ほどで帰路につきました。自宅に帰るにはまだ早いので地元の山間部をドライブ、あるゴルフ場の敷地脇でヌメリイグチ発見。カサ裏が黄色い個体をためつすがめつ眺め「ヌメリイグチのようで、ハナイグチにも見えるよね。」と話しつつカメラを構える私達に、近くてユンボを使っていた男性が怪訝な視線を向けていました。山の表情は日々変わります。次にはどんな花が待っていてくれるか楽しみ・・・でもその前に体力作りが必要だと強く自覚、毎年同じことを言っているな~~
2014.06.22
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天神峠から見る谷川岳。後一足延ばせばたどり着けそうな近さ、黄砂の霞がかかっていましたが雄々しく美しい姿に疲れを忘れます。十数年ぶりに訪れた天神峠、中腹の天神平まではロープウェイを使い、頂上の峠までは雪道と岩場を歩いて・・。(出会う山人は、ほとんど谷川岳を目指しているようでした。)二週間前に体調不良で夜間救急・点滴治療等受けて自宅静養していた身に、ほんの三時間ほどとはいえこれは体に堪えました。疲れを癒してくれたのは、可憐な草花。雪どけ後の草原には、ショウジョウバカマの群生が。こちらは私のコンデジで撮ったアップ。写真はありませんが、カタクリの花も風に揺れていました。自己主張している葉っぱの中にちょこんと小さく咲いている花、見るたびに葉っぱと花の比率の妙に「う~ん・・・」という言葉がもれるエイレンソウです。標高を上げるにつれ、雪割草(たぶん)(モモクリさんのご教授により、イワウチワと判明しました。)の薄ピンクの花が多くなります。ハナビラの縁の切れ込み方に個体差があり、一つ一つ観賞しながらのゆっくり山登り。ひたすら山登りしている人たちにどんどん追い抜かれましたが、こんな楽しみ方もいいものです。ここにもエノキタケが・・。幹の下部にはカラカラに乾燥しているものが沢山付いていました。山の空気を味わいたくての遠出でしたが、コシアブラの新芽を見つけたらつい手が出てしまい、天婦羅で頂く分量だけ収穫。天神峠の頂上で早昼のおにぎりを頂き、下山。流石に疲れてしまい登ってきた道を下るのは大変と、リフトに揺られてゴンドラ駅まで降下。そしてロープウェイで麓まで・・。途中に咲くコブシやツツジの花も観ることが出来て満足の一日となりました。昨日からの足腰の筋肉痛も、「雪道を歩いたんだ」という満足感と心に染み込むような山の姿を思い出すきっかけになり、そう悪いものではありません。やっぱり、元気が一番です。
2014.06.01
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