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結局シャフトを2本にしようと部品を集めている。本職のアルミハニカム板のカットはt:1mmの回転砥石で水をかけながら行うらしいのだが、水はともかく回転砥石は使ってみることにして準備中。CAD/CAMを見据えてベルト駆動 リニアガイド 1500mmを発注した。
2024/05/18
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ソーラーハウスの玄関にピッタリ収まるので、このところよく乗っている。ジジイになったので250ccで十分だ。車検もないし。。250ccとは言え単気筒の4バルブDOHC(?)なのでトルクも馬力もあって、乗っていて寂しくはない。これは2型なのだが、初期型から乗っている(持っているw)のでクラブマンは40年オーバーか。。初期型はツィンキャブだったので燃費も良かったと思うが、ギアシャフトの取り付け部分が弱かった。
2024/05/17
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40代女性、右下6、Per+GA、自発痛+、1回目の治療から1年後に同じ歯で別の部位のGAができた症例だ。1回目の治療とCRによる歯冠再建と2回目の根管治療と3回に分けての記事を予定している。今日はその2回目、3MIX+α-TCPによる根管充填とCRによる歯冠再建だ。前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202405150000/超音波スケーラーのエンドチップで洗浄した後は水平エアブローで水分を飛ばした後、3MIX+α-TCPの精製水練りと続いて50%クエン酸水練りで根管充填する。根尖の確保とか根管拡大とかは必要ない。根尖が開いていようがいまいが超音波洗浄だけで良い。3MIX+α-TCPの精製水練りを加圧して緊密に根管に充填する必要もない。根管口に3MIX+α-TCPを載せた後はエンドチップを上下させながら根管内部に広げるだけだ。根尖をオーバーして出血しても、排膿していてもそのままで良い。余剰水分や出血・排膿は綿球で押さえて、3MIX+α-TCPの50%クエン酸水練りをその上にディスポシリンジに入れてその上に充填する。その上はCRのボンディングシステムでカバーして根管治療は終わる。この時の留意点は辺縁漏洩がないことだ。漏洩があると失敗する。心配なら抗生剤等を処方する。3MIX+α-TCPの1回目2回目歯質をCRのボンディングシステムで完全にカバーする。象牙細管をCRでカバーしないと細管を通して漏洩する可能性が高くなる。だからこのままCRで歯冠を再建するのが最も予後が良い。アンダーカットがないのが前提の口腔外で作るインレー・クラウン(標準治療なのだが工学的には構造的な欠陥がある)は必ずセメントの接着剥がれが起こり漏洩して失敗する。完全に支台歯をCRで覆うことができれば良いが。こんなのとか。口腔内で歯冠を作る技術を多くの歯科医師は持ち合わせていないと思うが、患者のためを思えば技術を習得するべきだ。僕も根管治療に使う時間よりはるかに長い時間をこの後の歯冠再建に使っている。次回は1年後の再治療だ。つづく
2024/05/16
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40代女性、右下6、Per+GA、自発痛+、1回目の治療から1年後に同じ歯で別の部位のGAができた症例だ。1回目の治療とCRによる歯冠再建と2回目の根管治療と3回に分けての記事を予定している。僕が提唱している「虫歯の電気化学説」もそうだが、歯科治療の理論と方法論を根底から変えてしまうメソッドがある。「1回で終わる根管治療(α-TCP+3MIXによる根管充填)」」もそうだ。これはあまりにも簡単かつ効果的すぎるので簡単に神経を取ってしまうという悪用も懸念されたので一般公開は差し控えていたのだが、救われる患者が増えると思うに至ったので、最近は一般公開している。α-TCP+3MIXによる根管充填は、感染根管でも、根管充填材や破折ファイルの除去が困難な症例でも可及的に綺麗にして超音波スケーラーのエンドチップが届く範囲を洗浄するだけで、乾燥する必要もなくエアブロー程度で、そのまま根管充填することができる。緊密に充填する必要もない。隙間があっても自然に埋まる。今日は他院で10年以上前の神経を取る治療が上手くいっておらず、急発している症例で、近心根にはリーマーによるステップがついていて通常のエンド治療は困難につき、抜歯になる可能性が高いと思われる症例だ。術前のレントゲン写真冠除去前 GAができている。あえて排膿させていない。エンドチップでできる範囲を洗浄する。既存の根管充填材は全部除去できなかったが、緊密に充填されていないので、隙間から薬剤は浸透する。つづく
2024/05/15
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播種から12日目、伸びてきた。
2024/05/14
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20代女性この時の続きでやっと目鼻が付いたのでご報告。超絶困難症例だった。横向き寝が治らなかったので、歯列が乱れすれ違いがひどくなってしまった。https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202204160000/結局2年もかかってしまった。最初は上顎の4番だけのつもりだったが、56もすれ違い咬合になってしまって、下顎にもブラケットを装着することになってしまった。もちろんフルブラケットではなく部分矯正でだ。フルブラケットにする方が矯正治療としては簡単なのだがコストアップする。時系列で画像をアップしてみる。右上4が歯列からはみ出ている。2021/01/04歯列に戻したいが、舌側と口蓋が逆向きにしか歯列に引っ張り込めない。2022/05/28エナメル質の範囲で削って形を整えた。2023/10/21やっと歯列に収めた。隙間があるが、これ以上のブラケットの増設は避けたい。2024/05/12完全にはみ出ている。2022/10/15引っ張り込むには下駄を履かせるしかない2022/06/18やっと戻せた2024/05/12
2024/05/13
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ここのコメント欄でこんなのは保存不可能なので抜くしかないでしょう?というのがあったのだが、そうでもない。もうかれこれ20年も持っているという症例があったので再掲です。歯科医師の皆さん、やってみてはいかがかな?ーーーーーーーここからーーーーーーー当時30代男性、根管治療(神経を取る治療)途中、放置1年とか仮封が取れた状態で放置していると内部が虫歯で溶けてしまう。食渣とか溜まるし象牙質むき出しなので弱い。レントゲン写真では99.999%の歯医者さんは保存は無理、抜歯しかないと諦める。しかしそうでもない。α-TCPセメント+3◯IX+CRで、もう18年もっている。時々再治療はしている。直近は去年2021年の8月だった。その時の画像もアップしよう。諦めるのはまだまだ早い。レントゲン写真のbefore/after からbefore2004/05/07after2020/07/282004/05/07、18年前の処置。α-TCPはナノHAそのものなので、虫歯が再硬化するし、穴があっても歯質と同じ成分なので、生体はちょっと柔らかい歯として認識するようだ。何も考えずに直覆して問題ない。ただポストコアを立てて、クラウンを作ることはできない。その場でCRで直接歯冠修復ができる技術がないと成立しない保存修復法だ。この時点でほとんどの歯科医師は諦める。歯科医師は歯を作れない。学生の頃から外注する気満々で、歯の形を勉強する歯牙解剖学の実習、歯型彫刻をおざなりにしているからだ。以下は直近の修復で2021/08/17の画像だ。CRが欠けたというので、内部もついでに開けてみた。歯質がなく、軟組織が直接見えているところが何箇所もあるが、そのままα-TCPで直覆してる。まだまだいけるだろう
2024/05/12
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HS-400の定電流マルチ駆動のシステムで聴いている。うちのシステムではこれが一番音の鮮度が良い。聴いているCDは Wolfgang Stockmeier のバッハ オルガン全集古いので、イソプロピルアルコールでカビを拭き取りながらだw
2024/05/12
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前回のつづきというか、4年ぶりの来院。コロナ禍で来れなかったとか。リンクは遡って見てください。・・予約の電話で、「驚かないでね、、❤️」と言ったとかwイヤ、驚かんけどwもう50歳になった頃か。。この時の最後の画像から4年後の画像だ。どうしようか考え中。こっちも高齢化で体力は落ちている。やっぱり口腔内で歯冠を再建するしかないかな。。通常治療で保存治療は無理だし、抜いて入れ歯も面倒だ。意外に他院で入れたと思われる前装冠は外れてご飯と一緒に飲み込んだらしいのだが、口腔内で残根上に直接CRで再建した歯冠は残っているw4年前の最後の画像もアップしておこう。これでも一応修復後なのだが。。多分つづく
2024/05/12
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播種から9日目、芽が出て来ました。
2024/05/11
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40代女性、右下7、自発痛++、外傷性咬合前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202405080000/まず、この症例のような非細菌性の歯髄炎をどう考えるかということを抑えておかねばならない。天蓋を除去してみても出血するだけで腐敗臭はしない。細菌感染するような漏洩も見当たらない。多くの歯髄が壊死するケースを見ていると根部歯髄はまだ生きているが冠部歯髄が溶けていることが多いことに気がつく。よく言われているように歯根尖から細菌感染が起こり始める上行性の歯髄炎というのは見当たらない。考えてみれば中枢側(根尖側)から感染で歯髄が壊死したら抹消側の冠部歯髄も同時に壊死するはずだ。上行性歯髄炎というのは歯科界だけで通用する都市伝説に過ぎない。非細菌性に壊死しているのは毛細血管の抹消にあたる冠部歯髄が多い。この部分に塞栓症が起こっていることを示唆している。脳梗塞や心筋梗塞と同じで血栓等によりその血管の支配領域が壊死する。外傷性咬合の場合も強すぎる咬合力により根尖付近の血管が圧迫されて冠部歯髄の血流が滞ったり、血管が損傷して血栓やデブリ等が冠部歯髄の毛細血管に詰まることにより歯髄梗塞が起こりうる。この症例でも冠部歯髄の一部が壊死していたが、壊死している部分は溶けているのでエアタービンの水で飛ばされる。飛ばされた後は炎症性に赤くなった歯髄が見える。これに触れると出血するが、ボスミン液で止血後、そのまま3MIX+α-TCPで直覆すれば痛みは治る。治療の詳細はここにアップしている。https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/17000/このようにここではいわゆる根管治療(神経を取って根管を緊密に充填する)と直覆との区別はない。生きている歯髄は保存可能だからだ。不確実性の高い根管治療はする必要性は全くない。生きているところまで超音波スケーラーのエンドチップで洗浄し、出血すればそれ以上触る必要はない(リーマー・ファイルの使用も根管内の乾燥もしなくて良い)止血して3MIX+α-TCPで根管をゆるゆるで良いので充填するだけで勝手に根管(天蓋)は自然閉塞(閉鎖)する。出血しても慌てずにボスミン液で止血する。麻酔拔髄する必要はない。この時までもこれ以後も麻酔は使わない。なぜなら健全歯質を削る時は痛いので麻酔を使わざるを得ないのだ。虫歯は削っても痛くはない。MIのためには麻酔は使ってはならない。遠心の天蓋も開けてみたが歯髄は生きているようだったので、深く追及せずそのまま3MIX+α-TCPで直覆(根管充填)するこの後はCRで修復する。インレーやクラウンでの修復は辺縁封鎖性が悪く予後不良となるので考えない。意図的に冠部歯髄だけ取り根部歯髄だけを残すことも可能だが、歯質切削量が多く歯髄症状の出やすいジルコニアクラウンを入れたいばかりに、悪用しないようにw破折片は見当たらなかったので追求していない。ストリップスなしでCR修復したデンタルフロスが入ることを確認
2024/05/10
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前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202405090000/10Hz〜48kHzまで測定可能になったので、実際にHS-10000とHS-400のf特を測ってみた。HS-10000音響中心0.25m低域は部屋の影響を受けにくくなるが、高域はツイーター軸上から外れるので落ちてくるツイーター軸上30kHzまで伸びている。スーパーツイーターは使っていないが使うと90kHzまで伸びるそうだ。2k〜5kHz付近のうねりはマイクが音響中心ではないからだ音響中心1m、高域はよくなるが、低域は部屋の影響を受けやすくなるHS-400音響中心0.25m400Hz付近のディップはMH-35のfoが経年によりそのfoキャンセラー回路の設計値から外れているからと思われ、エージングをすれば改善する。30kHzにピーク(第一次共振峰)がある。ここまではピストン振動をしている証拠だ。ツイーター軸上、20kHzまではフラットに伸びている
2024/05/10
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つづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202404300000/USBオーディオインターフェースBehringer UMC202HDのドライバーを入れ換えて、入出力を直結してTrueRTAで校正をかけてみた。f特は10Hz〜48kHzまでフラットになったようだ。
2024/05/09
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40代女性、右下7、自発痛++、咬合性外傷2、3日前、夜も眠れないほど痛くて、うちが休診日だったので救急センターに行ったが、痛み止めと化膿止めをくれただけだったとか。ま、良かった、神経を取られなくて。。レントゲンを撮ってみたが、なんか破折片が見える。咬合性外傷か。。破折片と痛みが関係があるのかないのか分からないのだが、天蓋を開けてみた。あ、麻酔は使っていません!大出血!(大して痛くない)つづく
2024/05/08
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臨床系の記事もめんどくさい長文になりそうなネタしかないし。はっきり言って歯医者家業も飽きたし。今日はHS-400のデジタルチャンネルデバイダーによる定電流マルチアンプ駆動システムで70年代のスリーブラインドマイスのジャズを聴いている。このシステムは24bit/48kHzまでのデジタル音源しか再生できないので聴取できるのはCDだけなのだが、元々濁りのないピュアな音を目指しているシステムなので、そういう鮮烈な音を聴きたい時には楽しめる。
2024/05/07
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切ってみたけれど、これがなかなか厳しい。歪みます。刃を2枚にするとか、ワークに押されないようにしないとまた横方向に切れないのでリニアシャフトを2本にしようかと検討中
2024/05/07
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刃物の取り付け部位の調整が難しくなかなかカットに踏み切れない。フライス盤のようにシャフトを2本にしないとだめなのかもしれない。超音波カッターの最適振幅や最適ワット数というのもわからない。試しに振幅MAXに設定したところ薄長刃が折れて飛んでいった。やってみるしかない。
2024/05/06
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20代男性、左上4、 遠心隣接面カリエス、自発痛-ミュータンス連鎖球菌が多く唾液も少ない。カリエスリスクは高い子だ。食いしばりもある。同じ歯でも遠心(奥の方)が酸素濃度が低く虫歯になりやすいのは電気化学的には酸素濃度差電池を形成しマイナス極になるからだ。トンネリング技法を使うにはエナメル質が薄すぎて無理だった。ストリップ無しでの隣接面修復だ。麻酔は使わない。痛みが出たら健全歯質なのでそれ以上削る必要がないからだ。3MIX+α-TCPは使っている。では時系列でどうぞ
2024/05/05
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下地がガラスやアクリル板ではそりやうねりなど平行度が保てないので、t:8mmのA5052(アルミ板)を使ってみることにした。これでも平行度は怪しい。でクランプで平行度の補正をしている。この連休中にアルミハニカム振動板の切り出しにこぎつきたいのだが
2024/05/04
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モードレススピーカを作り始めて、さまざまな部品が増えて、電子部品だけで机の上が埋まってしまった。で、小引き出しがたくさん付いた卓上キャビネットを買った。連休中に部品を整理して収納したいのだが
2024/05/04
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この時の続きでhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202212310000/1年半も放置していて、連休中に復帰しようとしてるのだが、内容をすっかり忘れていた。回路図や主要部品のデータシートを眺めることからやっている。TC4013BPでオルタネートスイッチを形成し、AC250V、25AのソリッドステートリレーAQA411VLで商用電源とDC/ACインバータ出力を切り替える仕組み。なんとなく高信頼性とかゼロクロスとかに惹かれてソリッドステートリレーを使おうと始めたが、作るのがかなり大変だった。AQA411VLを両切りで4個使うハメになり大きくなりすぎたし、手持ちのパワーMOSFETで自作した方が良かったかもしれない。それより通常のパワーリレーを使った方が安くて小さくて簡単だったかもしれない。アホや。。wとりあえず、7個完成しているので、動作テストして実装してみたいと思う。
2024/05/04
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育て始めて17年目です。昨日種まきしました。収穫まで6ヶ月ほどかかります。最初の頃は毎日水やりします。
2024/05/04
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震電くらいしか見るところがなかった。。ま、いいけど
2024/05/04
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前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202404290000/埋没時にクラスプの先端部分を連結するのを忘れたw少し浮きがあるが、通常の即時重合レジンで修正可能だ。beforeafter
2024/05/03
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TA-4650は1976年発売のV-FET(J18/K60) 搭載機でYAMAHA SIT(V-FET)機B-I、B-2、B-3のSONY版です。その後TA-N88という今でいうデジタルアンプの走りであるPWM制御器も話題になりここにもV-FETが使用されています。ディプレッションモードなので回路的に使いにくいということで消えてしましました。MOS-FET陣営によると思われるディスり事件もありましたし。この個体はコンデンサーは新しいものに交換されており整備済み品です。回路的にはYAMAHAと比べるとあまりパッとしません。音ももっさり系です。もっとエージングすればマシになるかもしれません。
2024/05/03
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250ccくらいなら軽いので日常の足として乗れるかな?と思ってソーラーハウスの玄関に入れた。これは購入して40年近く経過している。CB1300Fも23年経過している。我ながらしつこいというか物持ちが良いというか。人生、あっという間だったというべきか。。
2024/05/02
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寄る年波で体力も落ちて大型バイクは厳しくなってきた。欲しい人が現れたのでお譲りしようかと思ってバイク屋さんに取りに来てもらった。
2024/05/02
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80代女性、上顎義歯前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202404250000/口腔内のセットの様子だが、特に難しい調整は必要ない。クラスプ部分のアンダーカットが強すぎればそこを削るし、弱くて外れやすい場合は盛り足して調整すれば良い。咬合面から平行にアンダーカットを覗き込みながら調整する。破損しても修理は非常に簡単だ。ただ、鈎歯の歯茎部には通気口を開けた方が良い。酸素濃度が低くなると虫歯になりやすい。これを通気差腐食という。
2024/05/02
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70代女性、左下3、遠心カリエス、自発痛-他院で神経を取って被せるしかないと言われたそうだが、実際にはそのようなことをする必要はない。100年前ならそうなのだが、抗菌剤と辺縁封鎖性に数れたCRが使える今日、まだそんなことをやっていること自体不思議なことだ。型取りして口腔外で作る補綴物には長期的な辺縁封鎖性はない。単にセメントが崩壊しても細菌感染しても長く持ち堪えているだけだ。そのために神経を取ると考えれば良い。ここでは3MIXという3種類の抗菌剤を使っている。これを使う目的は歯髄に感染しているもしくはその可能性のある細菌を死滅させることにある。またα-TCP(ハイドロキシアパタイト)も使っているが、これは歯や骨の主成分でこれらの修復に使う。α-TCPを軟化象牙質(虫歯)に塗ると再結晶化して硬くなる(虫歯が治る)。また2次象牙質も素早くできる。レントゲン写真を見てみると虫歯がほとんど歯髄近くまで達しており、痛くなっているか痛くなる寸前だという診断になる。通常の診断では神経を取る治療をして冠を被せ、さらに義歯のクラスプ(バネ)が掛かっているので義歯も作り替える必要も出てくるとなる。多大な通院回数と時間、費用も莫大となる可能性が出てくる。これが歯科医師の仕事というわけだ。もうお分かりだと思うが、歯科医師はここでしている一回で終わる治療をするわけにはいかない。歯科医院の経営が成り立たないからだ。これをするには通常の歯科医師の仕事はしないと心に決めるしかない。この歯にはステンレス製のクラスプがかかっている。歯よりイオン化傾向の小さな金属に接している部分は虫歯になりやすい、これを異種金属接触腐食という。歯のイオン化傾向はステンレスよりもかなり大きい。充填は辺縁封鎖性に優れたCRボンディングシステムを使うので、1mm幅の接着マージンを確保するためにマージン部分は新鮮歯質を確保しておく必要がある。処置中は麻酔は使わない。虫歯を除去していて痛くなれば虫歯ではなく、新鮮歯質だということがわかるので、それ以上削る必要はない。非常に簡単で分かりやすい。逆に麻酔をするということは健全歯質を削るためにあると言っても良い。露髄させてまで虫歯を全部取る必要はない。α-TCPで虫歯は治るからだ。出血しなかったとしても仮性露髄の可能性もあるので念のためにα-TCPには3MIXを添加している。薬剤にアレルギーがあれば添加しなくても良い。CRは何回かに分けて積層して充填するクラスプが適合するように調整して終わる
2024/05/02
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